今頃大掃除?(蒲野)

毎年のことながら、年末ぎりぎりまで仕事をする僕(達)は、元日・2日が普通の土日だった今年、まったくもって正月気分がありませんでした。


その為、いつもにもまして「年賀状」「大掃除」がおざなりになっていましたが、昨年末、嫁さんが、ついに「家庭用高圧洗浄機」を導入しました。ということで、今頃、それを持ちだして家の壁についた「藻」を洗ってみました。


確かに、よく落ちました。それなりのお金を支払った満足感はあります。でも、犬が怯えてこの有り様です。


今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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タワレコで泣いた(蒲野)

JOY-U-CLUBの、9月のエンディング曲になっているW.C.カラスさんの「うどん屋で泣いた」は気に入っていただけましたか?


最近、「かっこいい曲は多いけど、ふと口ずさめる歌はあるかな?」と思っていたのですが、メーカーのサンプラーの中でこの曲を聞いた瞬間「これだ!」と思いました。しかも「うどん屋」をテーマにしたこの曲を香川で流行らせなくて、何のためのFM香川か!・・・とまで大仰に考えたわけではありませんが(笑)、皆さんの頭に「うどん屋で泣いた」のフレーズがグルグル回るのではないかと、淡く期待しております。


ところで私事ですが、去る9月4日~7日、東京に遊びに行っておりました。その事自体は半年ほど前から決まっていたのですが、なんとその間にW.C.カラスさんの、渋谷タワレコでのインストアライブが飛び込んできたのです!なんという巡り合わせ。


で、行ってまいりました。彼はなんと51歳、僕とほぼ同い年。笑顔の印象的なナイスガイでした。49歳になるまで音源を録音したことが無く、富山で林業に勤しんでいたそうです。当然、渋谷のタワレコでインストアなど初めての経験だそうです。人間、未来のことなど解りませんねぇ。


ということで、2週間ほど前に初めてサンプラーで知った彼と、こんなにも早く東京でお会いすることが出来ました。ガッツの入った味のあるブルースとバリンバリンと力強くかき鳴らすギター・・・グッときました。


CDも買ってサインも頂きましたが、エンディング決定の経緯をお話している内に、サインが「浦野さん江」になっていたのはご愛嬌ということで(泣)


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ピーター・バラカンさんに会ってきた!(蒲野)

今、僕がお送りしている番組「Music Night(土・21:30-22:00)は、タイトル通り、タップリと音楽を楽しんで頂く番組ですが、その選曲の教科書はピーター・バラカンさんの本だったりして、ピーターさんには一度お会いしたいものだと思っていました。


最近、ピーターさんは全国でDJショーを行う場合が多く、先日も大阪で行われたショーに参加してきました。


「ファンの手作りイベントには喜んで参加する」というピーターさんの言葉通り、本当にこぢんまりとしてユルユルのショーでしたが、たっぷり二時間(!)、音楽とピーターさんの柔らかなトークで楽しめましたよ。


今回のテーマは「マッスル・ショールズ」で、サザンロック・サザンソウルの聖地をクロニクルに紹介するというもの。あの人も、この人も、マッスル・ショールズに憧れてやってきてレコードを出して・・・と、一曲一曲解説してくれるのですが、この一日だけで随分視野を広げてもらった気がしました。


そして、そこに集まる「筋金入り」の音楽ファンの、レスポンスの素晴らしいこと!こういうリスナーの皆さんに「しょーもな!」と言われないように頑張ろう・・・と、気持も新たにしてきました。


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まちあるき (蒲野)

東かがわ市のまち歩きイベントに参加してきました。

白鳥神社とその周辺を、約2時間かけて歩き、ガイドから昔の様子や古い建物を案内して歩くのですが、やはり、町は時間をかけてゆっくり見て歩かないと魅力は見つからないものですね。

東かがわ市では、最近、個人宅で、週2~3日だけの営業というパン屋さんがあったり、昭和初期のモダン建築が今でも個人の家として活用されていたり、結構楽しめました。

特に白鳥神社には、宮司の曾祖母が大正の女流歌人・白蓮の養母だった縁で、白蓮縁のもの(歌や書状)が残されていました。

そういったものもありますが、僕自身の興味としては、古い看板が面白かったですね。

昔のホーローの看板はマニアが多くて、一枚ウン万円で取引されるもものあるそうです。そういうものが好きな方なら町のあちこちに残る看板類に「狂喜乱舞」することでしょう。


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この時計屋さんは、今でもちゃんとお店が営業中だそうですよ!

上には上が・・・(蒲野)

昨日は夕方からMusic Blue Festivalを見に行って、Maya Hatch Groupのグルーヴィーなジャズ・ボーカルと、本田珠也さんのスペシャルユニットの、Tony Williamsを擁した時代のMiles Bandのような演奏を、素晴らしい環境の中で楽しんだ。


もう、今日は充分いい音楽を楽しんだ・・・と思っていたのだが、その後、もう一つ驚きが待っていた。


前々からGrand Fathersの武田さんからは5月5日にFusion系のギターが好きなら絶対にオススメと言われていたのに、なかなか予定が合わずにいた「西藤ヒロノブ」さんのライブにお邪魔したのだ。


Music Blue Fesとバッティングしていたので30分ぐらい遅刻して行ったら、もう店内は立錐の余地もないほどの満席。そしてものすごい熱気だった。西藤さんのギターに、ベース・ドラム・キーボード・ラテンパーカッションの5人でドカスカと凄い音を鳴らしていたのだが、なにか一つ僕の記憶の中で例えるとしたら、松岡直也全盛期の「モントルー」収録のNoche Coriiendoのみ。


否応なく体を揺すらざるをえない、圧倒的な高揚感だ。


テクニックとか超越した変幻自在のリズムとクレイジーなとしか言いようのないギターフレーズの連発。PAも極めていい音で、あの大音響の中で小さなパーカッションの音の一つ一つまでキッチリ聴かせてくれる。全てが綺麗に組み上がった完璧なステージだと思った。


ゲストに迎えたボーカル、Arvin Homa Ayaさんのストレートでスィートな歌声はどこかで聞いたことが有ると思ったが、あとで調べると Raggae Disco Rockersの人だった。


そして、西藤さんのギターだけでなく、特製の(Koaloha?)6弦UkuleleによるTasogareも、心癒される思いがした。


ここはNYか!こんな音を高松の小さなバーで聞かせてもらえるなんて・・・と思えるほどの凄いライブ。


ちょっと褒め過ぎな気がするけど、本当にそう思いました。くそ~、もっと前から見ておけばよかった・笑

「Orange」・・・香川県民全員がみるべき!

2月17日、アルファあなぶきホール・小ホールで行われた、People Purpleの舞台「ORANGE」を見てきました。久しぶりに感動しました。いえ、感動なんて言葉も安っぽく感じられるほど打ちのめされました。


これは、20年前の阪神淡路大震災の日に活動した神戸市消防局の職員・100人に聞き取り取材を行い再構築したストーリーで、彼らは「あの日、何が出来て何が出来なかったのか」を描いた、限りなく事実に近いフィクションです。


ちなみに「ORANGE」とは、消防士の中でも、実際に現場に飛び込んで直接救助活動を行えるレスキュー隊員の防護服の色のことです。特別な訓練や試験をパスした人しか身に纏うことが出来ない、特別な色なのです。


あまりに災害の規模が大きく、ライフラインもズタズタで思うように救助・消火活動も出来ない中、自らの家族が犠牲になりながら活動する苦悩、救える命を救えなかった葛藤、家族を思う気持ちを振り切らなくてはならなかった修羅場・・・


一つ一つのエピソードは「きっと、そんなこともあったんだろうな」とは思ってはいましたが、それが圧倒的な力を持ったイメージとして迫ってきて、会場のあちこちからすすり泣く声が聞こえてきます。


しかし、あれから20年経った今、当時新人だった隊員もベテランになり、実際の震災を目の当たりにしていない若い隊員たちとは厳しい訓練をしながらも、冗談を言い合ったり、ケンカをしたり・・・笑いと涙に満ちた日常を過ごしています。


だからこそ過酷な現場とのギャップを、より鮮明なものとして浮き立たせています。


香川県は災害の少ない県です。正直言って、来るべき南海トラフ地震に対する備えも「ほとんど何もしていない」というひとが多いようです。そんな香川県民は、全員が見るべきドラマだと感じました。


「ORANGE」のオフィシャルHPはこちら


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この舞台は、最近テレビドラマ化されたそうです。もうオンデマンドで配信されていますし、ゆくゆくDVDでも見られるようになるでしょう。


ぜひ・・・いや、「必ず」見てください。

お勉強、お勉強・・・ (蒲野)

FM香川で毎週土曜日の21:30から放送している「二村敦志 AOR Breeze」という番組をご存知でしょうか?大阪出身のシンガーソングライター・二村敦志さんが、自らの音楽ルーツである様々な音楽を紹介する番組ですが、手前味噌ながら「あまり聴かない曲がかかる」ということで、音楽好きな方々からご好評を頂いていました。



しかし、6年と3ヶ月続いたこの番組も、今月末で終了することになりました。



ところでFM香川の自主制作番組として、「ビンテージ・ロック」「AOR」を扱う番組はこの二村敦志AOR Breezeが最後の砦でしたので、単純になくなってしまうのはとても残念に思っていましたが、紆余曲折あって7月からこの枠で、不肖・蒲野誠一が新しい「音楽番組」を制作することになりました。



しかし、音楽番組は単純に音楽だけ流していればいいものではありません。ある楽曲を一曲流したら、それに関連する人、話題などもご紹介して「点から線、そして面」として音楽を楽しんでいただけなければいけないと思っています。



今までは二村さんにおんぶにだっこで詳しい音楽トピックスを聴くことが出来ましたが、これからは僕が一人でご紹介していくことになります。ということで、またお勉強の日々が始まります。



Music Night、毎週土曜日の21:30から。7月5日スタートです。お楽しみに!



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頑張れ、受験生!(蒲野)

2014年も明けて、二週間も経ちました。お陰様で今年も相変わらず「ニジュウマルな放課後X」の取材で県内の中学・高校を訪ね歩くチャンスを頂いております。

大体はひとつの学校を訪ねて行くのですが、今回は「坂高・坂商合同取材」という珍しいパターンが有りました。というのも、大手カメラメーカーが行う「高校生写真サミット(1月末~2月・横浜で開催)」に、この二校が揃って出場することになったから。

全国から15校しか出場できない内の2校が、香川の、坂出の高校写真部同士という、とても凄いことなのです。ぜひ、横浜では、頂点を目指していい写真をとって来てほしいものです。

ところで、ニジュウマルな放課後Xも、ずいぶんと息が長い番組になりました2008年に、FM香川開局20周年記念番組としてスタートして以来、足掛け6年・・・街頭インタビューにいけば「昔、取材受けました!」なんて大学生に出会ったりする今日このごろ。

既に、県内の高校は全て行き尽くし、中学校も1/3は行ったんじゃないかな?と思っていますがその結果として感じたことを、新年一発目(遅!)のエントリーで書いてみます(イントロ長!)。

確かに僕らは「全国大会優勝」とか「世界へ挑戦」という、華々しい結果を出しているクラブや学校を訪ねていますが、その全員が「子供の頃からこの道一本で頑張ってきた」というわけではありません。

確かに、今、話題の新体操のように幼少の頃から英才教育を受けていないと遅い競技はありますが、大体は「高校になったら、今までやったことがないクラブがやりたい」と、敢えて中学時代とは違うジャンルに挑戦していることが多いのです。高瀬高校の「ライフル射撃部」なんて、中学にあるわけ無いですしね(笑)

「友だちに誘われた」とか「(先生に)お前、○○に向いているから来い」という感じで、別に好きでもなかったけど始めた・・・という子も多いです。でも、そんな子が結局、部長や主将を務めていたりするんです。「誘った子は?」と訊くと「辞めました(爆)」というのも案外に多いパターンですが!

それから時々、僕らよりしっかりしているんじゃないか?という中高生に出会うことも有ります。そんな子はやはり校外活動で大人と一緒に頑張っている子が殆どです。(思い出すのは、今、ガールズ競輪の期待の華・竹井史香さん 津田高校)

この二点から導き出される答えは・・・

可能性なんてどこにでも転がっているんだから、それを見つけるのが早いか遅いだけ。いろいろな人と交わって目標を見つけ、その中で自分を磨けば未来は明るいぞ!

その目標は、時に身近な大人(親)が期待することとは違うかもしれない。そんな時は情熱で(結果で)説得する、それが無理なら一切、親の援助など期待せずに自分で切り開いていく。そんな気概があればどこでだってやっていける筈。

受験シーズンまっただ中。・・・中には希望通りの大学・高校に行けない子もいるかもしれない。でも大事なのは「どこへ行くか」ではなくて「そこで何をやるのか?」ということ。

頑張れ、受験生!!

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写真は頂きものです。坂高写真部の豊嶋先生、ありがとうございました。


彗星フィーバーはまだまだ続く 蒲野

28日の夜・・・正確に言うと、29日の午前3:30ごろ、一本のFacebookメッセージの着信音で起こされました。友人曰く、「彗星観測ですか?」・・・と。

多くの人は、この日・この時間がISON彗星観測のベストポイントとお考えのようですが、そうではありません。この時間は彗星が太陽に一番近づく瞬間・・・天文ツウ的に言うと「近日点通過」というシチュエーションで、当然、強烈な太陽の光に塗りつぶされる彗星は見えないどころか、僕らアマチュアなど「見てはいけない」場面なのです。

せっかく親近感でもってメッセージを送ってくれたわけなので、そんな説明を返し、起きてしまったものは仕方がない・・・と、いろいろスマホのインターネットで情報を集め始めました。すると、一般のニュースはまだ「ISON彗星、太陽へ最接近へ」という段階。

じゃぁ・・・ということで、NASAや、太陽観測衛星SOHOのサイトを探しに行きました。インターネット時代サマサマですねぇ。NASAのHangout(Google+でのビデオキャスト)は英語でまくし立てるので、寝ぼけ頭にはキツイのでパス・・・

すると、近日点通過直後からNASAのTwitterでは「彗星が見えない」というツィートがあり、「まだチャンスは有る」「現在調査中」という不穏な雰囲気に満ちてきます。そして1時間後には「どうも、アカンかったみたいやね・・・」というツィートがあり、ついでBBCやNASAのNEWSにも「ISON彗星、崩壊」という見出しが出始めました。

当然、僕も「あ~あ」と思いつつ、いくつかを自分のFacebookにシェアして二度寝しました。

朝です・・・某TV局の、ドラマ開けで始まるワイド番組の冒頭特集は、間の悪いことに「ISON彗星を見に行こう」というものでしたが、「これか?」と思った星が彗星ではなく、しかも「ポシャったようだ」・・・ということで、爆笑の渦。

ずいぶんお騒がせな彗星でした。

ところが!午後になって出てきたNASAの別の動画では、太陽に突っ込んだ後、軌道上にISON彗星が突き抜けているではありませんか!

これが、「生き残った彗星」なのか、「蒸発しきった彗星の残骸」なのかは判りませんが、まだまだこの彗星騒動は続きそうです。

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彗星の朝 蒲野

今、空前の「彗星ラッシュ」です。

明け方の空に浮かぶ獅子座の周辺には、ラブジョイ彗星・ISON(アイソン)彗星が・・・この2つは11月中旬から12月にかけて眼視彗星(6等星以上)になって、もしかしたら雄大な尾を見せるかもしれないと期待されています。

そして、エンケ彗星が東の空低く輝く水星の近くに。これは目で見えるほどには明るくなりませんが・・・

というわけで、ここ数日、朝5時に起きては空を見上げる生活をしていましたがずっと朝方が曇り。でも今日、やっときれいな星空が見えていました。そこで、カメラを引っ張りだして約15年ぶりに星空撮影に挑戦。

きれいにしし座全景を捉えることは出来ましたが、残念ながら赤道儀もなく、それ以前に自宅前の街灯が明るく露光を長く出来ないのでこのへんが限界で、彗星らしき姿が判りません。

しかし、少なくともラブジョイ彗星はこの中の何処かに写っているはず。誰か探してください。

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寝酒 (蒲野)

やっと秋めいたとはいえ、まだまだ日中にいい天気が続くと「暑い」ですね。



この夏、本当に熱くて一晩スッキリと寝られる夜が少なかったので、本当に堪えます。それが、もう10月に入っているというのに、台風だの真夏日だのが頻発して相変わらず一晩を通して眠れず、3時か4時頃に起きてしまいます。



喉も乾くので「熱中症になったらイカン」と、台所に水やスポーツドリンクを飲みに行くのですがそうなるともういけません。ここから30分から小一時間は目が冴えてしまい、結局朝から絶不調。



そんな折、あるイベントに呼ばれて、その手土産に・・・と買っていた日本酒が、結局イベントに行けなくなって余っていましたので「ちょっと、酒の力を借りようか」と、封を開けてみました。



僕は下戸も下戸、注射の前にアルコールで消毒するだけで肌が赤くなるほどですが、ある時、あるお店で「高級ビール」を飲んでみてから多少心理的ハードルが低くなっていたので大丈夫かな・・・と、ぐい呑一杯分だけ、寝る前に飲んでみるようにしました。



相変わらず3時頃に一度は目を覚ましてしまいますが、そこからまた寝入るのもすぐで、起きて水を飲みに行くなどはしなくなりました。結果、朝からとても爽快!



酒は百薬の長といいますが、ちょっと実感しました。



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お酒は二十歳を過ぎてから / 飲んだら乗るな・乗るなら飲むな



 

夏休みのお助け (蒲野)

東かがわ市にある、鹿浦越(かぶらごし)で見られる天然記念物・ランプロファイア岩脈。昔から地学は好きだったので、一度きちんと見に行きたいと思っていたのですが、思いがけず、「かがわ東方見聞録」の取材で訪ねることができました。


大潮の時には、ランプロファイア岩脈の真下まで歩いていけるんですね。


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白い花崗岩に、黒い岩(煌斑岩・こうはんがん)が帯状に挟まれているのが見えますが、近くから見るとこれは「地層」のように時間をかけて堆積したものではなく、明らかに短時間(天文学的な時間の中では)の内に形成されたことがわかります。


もう少し専門的な話では、花崗岩の中に火山性の岩脈が入り込んでできたものと言われていますが、「岩の間に岩が入り込んだ」という現象がどうしても頭で理解できませんでした。


でも、手元で見るランプロファイアは厚さ数センチから1mくらいの帯で、それがピッタリと隙間なく、まるで貼りあわせたよう。これを見て理解できたのは、「これは花崗岩の割れ目の中に柔らかい状態の岩=マグマが流れこんでできたものなのだ」・・・ということ。


ランプロファイアが、こんな斜めのストライプになるのは珍しいというのですが、僕は以下のようなプロセスを想像しました。


1:一万年ほど前、この地で火山活動があって地上に溶岩が上がってきた。

2:花崗岩は非常に割れやすい岩なので、その割れ目の中に溶岩が流れ込み隙間を満たしていった。

3:溶岩の上昇圧力が大きかったため、花崗岩の割れ目を押し広げつつ更に侵入。


この時、いくらマグマの圧力が大きくても全体を均等に(水平に)押し上げるのは難しかったので、ある時、斜めの割れ目に染み込んだ煌斑岩が「てこ」の要領で岩を斜めに持ち上げた・・・その繰り返し。これなら斜めにストライプができたのも説明ができるのでは?

もちろん僕は地学者でもないから頓珍漢なことを言っているかもしれないけれど、こんなことをあれこれを考えること自体が楽しい時間でした。


いかがですか?お子様の「夏休みの自由研究」に・・・

ここ数年で一番の感動 (蒲野)

もう県内ではニュースになっていますし、あえて隠す必要もないのですが、FM香川では近い将来にオンエアする内容のため、とりあえず今は詳細を伏せておきます。

今日は「かがわ東方見聞録」の取材同行で、旧引田中学校に入ったとある水産加工会社に行きました。

旧引田中学校へは、2011年の3月11日、ニジュウマルな放課後Xの取材で最後の卒業式にお邪魔しました。男子生徒でさえも感極まって退場時に泣いていたのを見て、こちらも貰い泣きしたのをよく覚えています。

特にこの日、会社に帰ってすぐにあの「東日本大震災」が起こったので、色々な意味で忘れがたい一日でした。

そんな旧引田中学校に、先日、「水産加工会社」が入ったと聴いて、一瞬、心が沈みました。というのも、あの素朴で元気で人懐っこい子供たちの思い出の場所が、無残に壊されてしまうのではないか・・・と思ったからです。

そんな訳で、今日の取材は多少気が進まない思いでいたのは間違いありません。

そんな気分を隠しつつ社長さんに会って、「体育館が生簀になっているから」・・・ということで、案内して頂きました。そして、体育館の重いドアを開けようとしている横から、ガラス窓越しに信じられないものを発見したのです。

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The Last Present 「ありがとう」を届けよう・・・という、折り鶴を貼って作られた横断幕は、紛れもなく、あの日、卒業生の入退場口、つまり今この写真を撮っているドアの上に取り付けてあったものです。

一体どういうことでしょう?

実は、この会社の社長さんは引田中学校のOBで、校舎の売却時に「学校施設をそのまま残して流用する」という条件で入居したのです。

体育館の床は撤去され、ゆくゆくすべて生簀で埋め尽くされることになりますが、勿論この横断幕は残しておくということです。

僕は、一気にこの社長が大好きになりました。そして、今後の事業展開や将来に向けての夢を聞き、そのスケールの大きさにすっかり魅入られてしまいました。

残念ながら二宮金次郎の像は撤去されていましたが、この人こそ「引田中学にとっての二宮金次郎」だったのかもしれません。

★参考★ 2011年3月11日、旧引田中学校最後の卒業式の風景

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21st Keynote 130311OAリスト(三人組特集)

今月は、3月ということで、3・・・三人組特集です!
*****(Part-1)
M:Roxanne / The Police

M:Suite: Judy Blue Eyes / Crosby, Stills & Nash
M: Fire / Pointer Sisters

M:Massachusetts / BeeGees

M: White Room / Cream

*****(Part-2)

M:Dream / Blue Sky Riders

*****(Part-3)

M:In The City  / The Jam 

キーボードを捨てろ、街へ出よう! (蒲野)

最近、僕はある目標を立てました。


実現するしないは別にしても、それに向かって「役に立つか・立たないか」を、これからの行動基準にします。


そういうわけで、これから出来る限り「外へ出よう」と思います。今日もお昼は担当番組(21st Keynote)のネタ探しに商店街へ。なかなかコレというものもなく、「まぁ息抜きだから・・・」と店を出る前にもう一度「試聴コーナー」を見回しますと、「Next Break」のフライヤーがありました。


手にとって、その中のひとりの新人が気になって試聴してみると・・・「いいじゃん」ということになって、早速購入。これで、来月のネタが一つ増えました。午後からも気分よく仕事ができそうです。


これは、役に立つ。


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いごこちのいい小学校(蒲野)

取材で、塩江小学校に一日滞在しました。


全校生徒40人そこそこ、6年生はたったの8人という小さな学校です。授業風景など学校というより学習塾のようで、担任の先生が、時折、冗談で爆笑を誘いながら授業を進めるのはいい雰囲気でした。


この日、縄跳び大会があったので見せていただいたのですが、大会ものは各学年1クラスでは学級対抗は出来ないので、1年生から6年生を4グループに分けての対抗戦になります。


だから下級生は6年生がとても頼もしく見えるのでしょう。給食の時間に、下級生に「6年生のお兄ちゃん・お姉ちゃんってどんな存在?」と訊くと「すごい存在」「キラキラしてる」「あこがれ」・・・などなど、超リスペクト状態。


この子供本来の明るさ・人懐っこさに触れると、心が洗われるようです。


しかし、この居心地の良さはなんだろう・・・それだけではないぞ・・・と思って、帰る前に校内をつぶさに見ていくうちに「手作りの暖かさ」に行き着きました。


生徒たちの工作や絵画、習字、壁新聞、教室名のプレート。何もかもが手作りです。極め付きは「お鍋の家庭科室」と「ドクロの理科室」の共存。これが全てを象徴しているように、僕には思えました。


僕は小学校時代、学校をこんなにも心地よい場所とは思っていませんでした。あぁ、僕も塩江小学校に通っていたなら、もう少し違った人生を歩んでいたかもしれない・・・とまで思った一日でした。


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21st Keynote 130111OAリスト(リサイクル名盤特集)

今回は、私・蒲野のCDラックの棚卸から端を発して、今までほとんど聞かなかった80-90年代のCDを廃棄前に聴いてみて「これはもったいない」と、棚に戻したCDたちをご紹介。

(Part-1)

M: Dance With Me Slow / Beth Nielsen Chapman
M: Don't Stop / Elton John(Rumours~Fleetwood Mac Tribute)
M: Rocco / Phat Phunktion

M: Where Were You?  / Jonatha Brooke & The Story
M:Crying In My Sleep Tonight / Richard Tee

(Part-2)
M:Hold On / Arabama Shakes

(Part-3)
M:Land About  / YES

各楽曲の詳しい解説は、Facebook版をご覧ください。
CLICK HERE!

21st Keynote 130114 OAリスト(2013年 ロック界の噂) (蒲野)

今年最初の、21st Keynote、お楽しみ頂けましたか?

今日のオンエア楽曲をお知らせします。

Part-1

○Fleetwood Mac / Dreams
○The Rolling Stones / One More Shot
○Led Zeppelin / Black Dog(Celebration Day Ver.)
○Bad Finger / Without You
○The Player / Baby Come Back

Part-2
○Black Keys / Lonely Boy

Part-3
○Gary Clark Jr / Bright Litght

楽曲の詳しい解説はFacebook Pageを御覧ください。
Click

次回の放送は、2月11日(月)21:00から。
「リサイクル名盤」特集です。

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2013最初の読書モード(蒲野)

昨年末、久しぶりに大晦日~元日を含む4連休になったため、また読書でもしようか・・・と、30日あたり、途中で止まっていた平家物語の第三巻をネットで注文しました。


ところが、年末年始の物流事情は侮れません。まず、注文はすぐに受け付けられたものの、「発送しました」というお知らせが来たのが1月2日、そこから待てど暮らせどモノが届きません。


ヤキモキしていたら、9日になってやっと届きました。


某局の大河ドラマ「平家物語」は、僕にとってはとても楽しめるドラマで、平清盛という人物の、というより「平家」のイメージがガラっと変わりました。


「平家は一蓮托生」という言葉に表されるように、「家族の結びつき」をとても大事にする一門で、それは平家物語の中でも読み取ることができます。


一方で、いつも一門内で骨肉の争いが絶えない源氏・・・今の世の中、平家のあり方のほうが求められるのではないか?と感じます。


第三巻は、いよいよ安徳天皇が生まれて平家の権勢が最大になろうという所。ここからは平家没落~滅亡の悲劇を俯瞰していきます。しばらくSNSは控え目にして読書モードに入ろうと思います。


ではでは・・・

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AHNY!~ KSYS!(蒲野)

皆様、あけましておめでとうございます。いいお正月は迎えられましたでしょうか。


私は、昨年末、何の気まぐれか、「四国初の・・・」という枕詞に誘われてジルベスター・コンサートへ。クラシックなんて柄じゃないのですが、威風堂々(讃岐Ver..)をみんなで歌い、うまくカウントダウンも決まって金銀のテープが大音響とともにホールに舞い散ると「そういう演出だろうな・・・」と予め思っていても、思わず頬が緩みました。


なんとなくほのぼのした気分のまま、どこか初詣に行きたいな・・・という気になって、でもあまり人でごった返すところは嫌で・・・栗林トンネル南麓の鶴尾八幡宮に参りました。冷たい風の中でも気分良く帰ろうとしたところ、きれいな月と冬の星座が輝く中、大きな流れ星が!


2013年はいい年になる!・・・と、一人勝手に思い込みながら帰路につきました。


さて、そんなわけで今年も初日の出を見ることもなく、午後から例年通り滝宮天満宮に初詣に行き、嫁さんの実家へ行き義母にご挨拶。もうすっかり「あんもち雑煮」が恒例になって、僕もすっかり讃岐人です。


こんな年末年始を過ごした僕ですが、今風にSNSでのご挨拶のやり取りが大変です。皆さんもそうなんでしょうね。ある人から「AHNY!」・・・とだけメッセージが来たので「KSYS!」とだけ返したら「いいね」を頂きました。


読み返してみると、香川県でも随分「楽しいことを考える人」が増えてきた気がします。2013年は、「パソコンを消そう、表へ出よう」を合言葉に、ちょっとだけアクティブになろう!と決心いたしました。リアルで僕の顔を見たらどうぞ遊んでくださいね~


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アメリカの被災地救援・チャリティコンサートに思う(蒲野)

今日はニューヨークのMSGで、ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズなどなど、錚々たるメンバーが顔を揃えてハリケーン「サンディ」の被災地救済コンサートが行われました。

東日本大震災の時には、自粛ムードで、たとえ救済の為であってもコンサートを開こうという雰囲気は半年くらい起こらなかった中で、丁度来日中だったシンディ・ローパーさんが、日本でのライブを中止せずに敢行したことは新鮮に写ったのを思い出します。

思えば、あの時、「不謹慎だろう!」「いや、こんな時だからやるんだ!」「四国で落ち込んでどうする!」と、色々な意見が飛び交いました。勿論、あんな大きな災害は初めてだったこともありますが、こんな議論はそれまで無かったことを考えると、日本もチャリティーに対する意識の転換点だったのかも知れません。

被災から二ヶ月でこんなにも大きなコンサートをやってしまうアメリカのパワーを実感すると、本当はシンディ・ローパーさんの心意気を見た時に気がつくべきだったと思うのですが、あの時の「こんな時だからこそやるんだ」「被災地でないところはどんどん動いて経済を回すんだ」という意見こそが正解だったのだと判ります。

Black Fridayって「大恐慌」じゃないんですか?

人間、知っているようで知らないことは多いと、最近、思い知らされました。

今年になってよく聞く「ブラック・フライデー」という言葉があります。実際はいつ頃から使われていたかはわかりませんが、僕については、今年、21st KeynoteのFacebook ページの記事を作るために海外サイトを徘徊しているうちにあちこちで見かけました。

Black Friday・・・僕は、反射的に「大恐慌でも起きたのか?」と思いましたが、そんなニュースはありません。不思議に思いつつ放っておいたのですが、先日、四国学院大学のクリスマスイルミネーション点灯式の取材の時、学長先生のスピーチの中で「答え」が分かりました。

学長先生は「今、何もかもが商業主義に流されている」という現代を憂い、キリスト教の精神に基づき、みんなで苦も楽も分かちあう中に未来がある・・・というようなことを話されました。そして・・・「感謝祭の次の金曜日からクリスマス商戦がスタートし、商売が黒字になることから、Black Fridayと言っていますが・・・」

なんと、大恐慌どころか大盛況だったのです!

そうか、大恐慌は「Black Monday」だった・・・やっぱり、何事も広くアンテナを広げてキャッチしておかないと恥をかくなぁ、と思った年の瀬の夜でした。

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21st Keynote 121112OAリスト(ジャズ・ロック特集)

先月、Donald Fagen、Michael MacDonald、Boz Scaggsの三人によるスーパーバンド、The Duekes Of September Rythmsの特集が、ほとんどAORの誕生の歴史を紹介したような感じになっていました。そこで、秋の夜長にJazz回帰しつつある蒲野から、そのルーツたるジャズ・ロックを特集してお送りします。

Part-1(ジャズ・ロックの歴史・Jazz Meets Rock、Rock Meets Jazz)

M:The Sidewinder / Lee Morgan

M:So Far Away / The Crusaders

M:Slightly All The Time / The Soft Machine

M:You Know What I Mean(分かってくれるかい) / Jeff Beck



Part-2(ジャズにおける「ボブ・ディラン」は誰だ?)

M: Spanish Key / Miles Davis



Part-3(ジャズ・ロックの最終進化型・AORの巨匠が新作リリース)

M:Out Of The Ghetto / Donald Fagen


詳しい楽曲解説は番組Facebook page  で。



21st Keynote、次回は12月10日・月曜日、夜9時の放送です。2012年最後の放送なので、私・蒲野誠一が、今年購入したCD・レコードをご紹介いたします。お楽しみに。

備前焼小町はお料理上手・お花上手

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先日、第26代備前焼小町の水内麻友美さん(写真左)と鈴木優梨さん(写真右)がスタジオに遊びに来てくれました。

料理が得意の水内さんは「和食のお料理を盛り付けるとかっこよく決まる」、華道を嗜む鈴木さんは「花を引き立てるだけでなく、自分も主張できる二面性が魅力」と、それぞれの得意分野で備前焼の魅力を語ってくれました。

僕は、釉薬を使わない素朴な備前焼は「土を触っているようで、手に馴染む」のが魅力だと思います。

さて岡山市備前市、JR赤穂線・伊部(いんべ)駅周辺で、20日(土)、21日(日)の二日間、「第30回備前焼まつり」が行われます。40万点もの備前焼をみて選べるほか、陶友会所属のお店は全商品2割引きで買えてしまいます。

人間国宝や文化財作家の作品も入っている「かもしれない(笑)」福袋の販売、購入に応じてもらえる抽選券で、やはり有名作家の作品が当たるかもしれない抽選会、初心者でもOK・ろくろチャレンジなど、楽しいイベントが一杯です。アクセスなど、詳しくは岡山県備前焼陶友会まで。

そして、今日ご紹介した「FM香川 ステーションスポット」では、備前焼小町のお二人から「ビールの泡がきめ細かくなって美味しく飲める」備前焼のビアマグを5個、プレゼントしてくれることになりました!

「備前焼希望」と明記の上、メールはpresent@fmkagawa.co.jp、またはFAX 087-837-7870へご応募ください。締め切りは10月25日木曜日必着です。プレゼントは岡山市備前焼陶友会から発送いたしますので、予めご了承ください。

ドーナツ盤の魅力発見(蒲野)

先週、一区切りをつけた「週刊みとよほんまモンRadio」。これでレポーターの女の子たちも卒業(一部、何らかの形で繋がっていく子もいますが)しました。全くの素人から始めてヤキモキしながらの一年だったので、寂しい気がしています。

小学生の卒業式の答辞のような・・・と言ったら失礼ですが、そんななかなか泣かせる最後のナレーションパートの前に、懐かしいダニエル・ブーンのBeautiful Sundayをかけたので、思わず「を・・・」となりました。単純な曲だし、明るくてとても耳に残るので家に帰ったらどうしても聴きたくなり、引っ張りだしてきました。ドーナツ盤。

僕の部屋はアナログも聴ける環境になっているので、わりと躊躇なくアナログ盤も買ってくる方ですが、ほとんどLPばかりでドーナツ盤は殆ど聞きません。LPはその一番外周に針を落とします。また33rpmの回転もあいまって、ゆったりとした「オトナな」感じがあります。一方、ドーナツ盤はターンテーブルの真ん中あたりが外周となり、いかにも小さく、45rpmの回転がセカセカした感じで、いかにも「若い」というか、元気。

昼間に元気な曲を聞くなら「ドーナツ盤で」・・・というのもイイなぁと、またひとつマニアックなツボを発見してしまいました。


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アナマ・ジュリーに一目惚れ(蒲野)

11月3日、コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in 香川が開催される仁尾。これから仁尾の人たちと一緒に仕事をしようというのに「八朔人形祭り」を見たこと無いんじゃ話にならないので、今日はぶらっと行って来ました。

祭りも最終日、ちょっと天気もよろしくない・・・ということで、流石に人出は少なめでしたが、家ごとに飾られた雛人形・武者人形も立派だし、噂の「ジオラマ」もとても精密で見応えがありました。

もちろん、だんご馬も興味があったのですが、特に見たかったのが「青い目の人形」ことアナマ・ジュリーちゃん。普段は非公開ですが、この八朔人形祭りの間だけ金光寺で展示されると聞いたので、「これだけは見ておきたい」と思っていました。

説明を受けてはじめて知ったことが幾つかあります。まず、アナマ・ジュリーは「アメリカ生まれのセルロイド」ではありませんでした!いえ、アメリカ生まれは確かなのですが、セルロイド製ではないのです。聞けば「固めたおが屑製」なのだとか。

あの歌は大正時代のもので、アナマ・ジュリーは昭和時代・・・だいぶ差があるわけで、この点勘違いしている人は多いのではないでしょうか?

次に、「青い目の人形」が一体一体名前を持って、パスポートも持たされていたことは知っていましたが、「着替えを入れたスーツケース」を持ってきた、とは知りませんでした。しかもその着替えは、アメリカの皆さんが一つ一つ手で縫って作られたものだったそうです。

香川にやってきた108体の人形の内、戦時の排斥運動により打ち壊されたり、焼かれたり、海に流されたりして奇跡的に生き残ったのが彼女だけ。しかし、初めて見たアナマ・ジュリー・・・なんときれいな顔をしているのでしょうか?

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如何に戦時中とはいえ、こんな可愛い人形に危害を加えたような時代・・・心が痛みました。

21st Keynote 120910オンエアリスト(ブルース特集)

9月3日は、アメリカの休日「労働者の日」でした。それにちなんで、労働歌・・・Work Songから生まれた音楽「Blues」をご紹介します。

楽曲の詳しい解説は、番組Facebookページをご覧ください http://www.facebook.com/21keynote


PART-1

M: Cross Road Blues / Robert Johnson

M: Hoochie Coochie Man / Muddy Waters

M:The Under Assistant West Coast Promotion Man / The Rolling Stones

M:Memory Pain / Johnny Winter

M:They Call Me Guitar Hurricane / Stevie Vaughan



PART-2

M:Crossroads / Cream

PART-3

今日のパート3は、9/1の朝亡くなられた作詞家のハル・デヴィッドさんの楽曲をご紹介します。

ビルボードが、ハル・デヴィッドが作詞したナンバーのベスト50のベスト3は以下のとおりです。

第三位:ハーブ・アルパート This Guy's In Love With You(1968)

第二位:カーペンターズ Close To You(1970)

第一位:B.J.Thomas 雨にぬれても(1970)・・・でした。

M: Raindrops Keep Fallin' On My Head / B.J.Thomas

Hal Davidさんのご冥福をお祈りすると共に、素晴らしい音楽の数々に感謝しましょう。


次回は10月8日・月曜日、体育の日です。今、アメリカを賑わせている「The Dukes Of September Rythm Review」の来日直前ということで、そのフロントマン、Donald Fagen、Michael McDonald、Boz Scaggsの特集をお送りします。

源内さん、大好き。(蒲野)

平賀源内という人が好きです。

子供の頃(小学生低学年)、NHKで「天下御免」というドラマが放送されていました。江戸時代のお話なのに、最終回は気球にのって仲間と一緒にどこかへ飛んでいってしまう・・・という、奇想天外なお話です。もちろん、ドラマの意味など解って見ていたわけではありませんが、あの源内さんの、飄々とした生き方が今も心に残っています。

何の縁か、今やその源内さんの出身地に住んで、仕事柄、何度となく源内さんに関する取材やお話を聞くにつれて、「好き」が「愛している」に深まっています。

そんな私など、足元にも及ばない「源内Love」な人達が集まる「平賀源内シンポジウム」が、9/2(日)、志度音楽ホールで開催され、しかもそこに、天下御免で源内さんを演じた山口崇さんが来る・・・となったら、何を措いても見に行かずにおられましょうか?

香川の農村歌舞伎・祇園座による源内作の浄瑠璃「神霊矢口渡」を鑑賞し、志度高校生の溌剌とした「げんない学園」の成果発表を聴き、いよいよシンポジウムで山口崇さんが登場です。

果たして、山口さんは熱い・・・熱すぎる、灼熱の「源内Lover」でした。嬉しかったのは、あの「天下御免」というドラマのコンセプトを聞かせていただいたことです。山口さんも当時は「源内さん」の名前くらいしか知らなかったとかで、話が来た時に「どんなドラマなのか?」と、担当ディレクターに訊いたところ・・・

「このドラマは、江戸時代という設定を借りた現代劇で、平賀源内という自由人が、がんじがらめな世の中を如何に乗り越えていくかを『視聴者の皆さんにも考えて頂く』ものなんです」・・・と言われ、二つ返事でOKしたというのです。

ということであれば、当時8歳の子供(僕)が、あの飄々とした生き方に惹かれ、心に残っているということは、このディレクターさんの意図は、それなりに伝わっていた訳です。

愛媛県出身の脚本家・早坂暁さんは、そのために「持てる才能を全て叩き込む」と仰っていたとも。残念ながら当時のVTRは貴重品で、放送後はすぐに消去して使いまわしたため殆ど残っていないそうです。でも、こんな世の中だからこそ、あの「天下御免」をもう一度見てみたい・・・と、強く願いました。

そのうち、大河ドラマでリメイクしませんか?NHKさん。

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東日本大震災について、今、知ったこと(蒲野)

ニジュウマルな放課後Xの取材などで何度か会ったり、落語会にお邪魔したことがある、三豊市の中学生落語家・日向家ひかるちゃんとその仲間が、東日本大震災の被災地へ向けて「笑いの応援団」として向かうことになりました。

今回訪ねるのは、仙台市若林区沖野のみなし仮設住宅 30世帯ほどと、石巻市の日和山公園で行われる「子ども夏まつり」だそうです。

今回、はじめて聴いた言葉として「みなし仮設住宅」ということばがありました。

「みなし仮設住宅」とは、一般に僕らが言っている「仮設住宅」ができる前に避難所から一般の賃貸アパートに引っ越された方々(小さな子どもや高齢の方など避難所での生活が困難な方が多いそうです。)で、仮設の方に比べて、物資やイベントなどに極端に恵まれない状態にあるそうです。

小さな子供や恒例だからこそ、優先的に移られたと思われるんですけど、そのことが却って不利になるとは、世の中どう言う仕組みになっているのか?と思います。

みなし仮設住宅の皆さんは、いわゆる「仮設」との差別にずっと悩んでこられたそうですが、今回、やっと集会所ができて、その開所記念だそうです。現地の方々に笑いの力を届けていただきたいので、このBlogを見た方で、東北地方に縁のある方、ぜひお知らせしてあげてください

●「若松会」の集会施設開所記念行事 子ども落語会とうどん炊き出し等スケジュール

 8月18日 午後  仙台市若林区下荒井の仮設住宅

 8月19日 石巻市 日和山公園「子ども夏まつり」

        AM 11:00 ~ PM 1:00

        その後、石巻市仮設大橋団地集会所で子ども落語会

        PM 3:00 ~ 5:00


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虹が見えると・・・(蒲野)

昨日(8/1)、CD室で作業をしていると、ADが番組の進行を知るために流しっぱなしにしているラジオから、オカピがリスナーさんのメッセージを読んで「虹が出ている!」と言うのが聞こえたので、少し作業を中断して外に出てみました。すると、ピークは多分過ぎてしまったでしょうが、それでも十分綺麗なダブルレインボーが出ていました。

さっそくFacebookに書き込むと、見る見るうちに「いいね」「コメント」が寄せられましたが、その中である人が「落ち込んでいたのが元気になりました」という感じのコメントを書いてくれました。その時思いました。

「犬・猫が可愛いといっても嫌いな人はいる。音楽が楽しいといっても聞かない人もいる。でも 『虹が嫌い』 という人はいないんじゃないか?」

だれでも虹を見たら幸せな気分になるし、誰かに教えたくなる。そして写真を見るだけで落ち込んでいた人も元気になる・・・なんて虹って凄いんだ!と。

僕の記憶に残っている虹がいくつかあります。ハワイでみたスコールの後の虹。まだ僕が香川に来てすぐの頃、公渕公園の公渕池の上にかかったパーフェクトレインボー。でも、過去最高の虹はこれです。2009年6月23日、高松東高校・女子ホッケー部の取材が終って、記念撮影をしているときにかかったパーフェクトレインボー!

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まさに、「青春の1ページ!」でした。

BEST かき氷 in KAGAWA (蒲野)

真夏の候、皆様如何がお過ごしでしょうか?

こんな時は、ヤッパリかき氷が食べたくなりますね。今まで、色々なかき氷を食べてきましたが、今日は新しいお気に入りが加わったので、2012年・夏現在の、僕のお気に入りベスト3をご紹介します。

其の壱:僕が結婚当時住んでいた高松市茜町からほど近く、扇町の中に夏の間だけ開くかき氷屋さんがあります。名前は知りません。ここのかき氷は特別何か特徴があるわけではありませんが、「夏の間だけ」「古い商店街の中」「小さな神社の裏」というシチュエーションがいいのです。国分寺に引っ越してからは1-2回しか行ったことがないので、現在もやっているのかどうか判りませんが、また食べに行きたいかき氷です。

其ノ貮:勅使町・スカイファームのイチゴ味・・・コレは凄いです。真っ赤っ赤です。白いところがありません。しかもシロップはスカイファームのイチゴ。美味しくないわけがありません。

其の参:そして今回新しく加わった「フェバリットかき氷」が、引田町・讃州井筒屋敷の「和三盆かき氷」!レトロな小屋の中で作ってくれるのも雰囲気ありますが、高価な和三盆をふんだんに使ったかき氷は、店のおばちゃんいわく「全然、儲けがないの・・・」とのこと。

まず、カップすり切りくらいに氷を削り、黒蜜(精製して白くする前の液体)をヒタヒタになるまでかけ、もう一度、氷をかぶせます。そこに・・・

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茶こしで振るって、満遍なく和三盆をふりかけます。これはお好みで黒蜜にもしてもらえます。でも、これで終わりと思ったら大間違いさ!

なんと、もう一回氷をかぶせて和三盆を振るんです。これで400円・・・そりゃ、儲けもないだろ!

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お味は、和三盆の仄かでさっぱりした甘さ、そして最後の黒蜜の濃厚な味・・・う~ん、大人の味ですな。

120709 21st Keynote オンエアリスト(宇宙のファンタジー特集)

「夏は夜」と清少納言の時代からいわれております。満月のころはさらなり・・・天の川も銀河の中心方向にあたるため最も濃く見える季節で、豪華な星空が楽しめるわけですが、そんな夜にもぴったりなロックナンバーを、今日は特集してお送りします。題して「宇宙のファンタジー」を感じる曲特集、お送りした楽曲は以下のとおりです。

(Part-1)
M1: ツァラトゥストラはかく語りき / Deodato
M2:Sweet Talkin' Woman / The Electric Light Orchestra
M3:Fiderity / Todd Rungren
M4: More Than Feeling / BOSTON
M5: Starman / David Bowie


(Part-2)
M6:Expansions / Ronnie Liston Smith


(Part-3)
今日のパート3は、ちょっと珍しいんですが、日本のミュージシャンをご紹介しましょう。うら若き女子にして、スライド、ラップスティール、ドブロ・・・と弾きこなし、Bonnie RaittがFavoriteという、イマドキの事は思えない渋さ!


M: Love Has No Pride / 吉村瞳


★ LIVE INFO★

7月27日(金) @ 高松オリーブホール(Bar Space)
午後7:30開演。チケットは前売り1500円、当日2000円で全席自由、別途500円のドリンク代が必要。


*****(次回予告)*****
21st Keynote、次回は8月13日・月曜日、夜9時から。夏だから「海づくし」・・・でお送りします。お楽しみに!

21st Keynote 120611オンエアリスト(ギター特集)

先週、四国も梅雨入りしてしまいましたが、こんな時こそロックを聞いて、スカっとしましょう!といいながら、今月の特集の理由は、今ひとつ「スカっと」しなくて申し訳ありません m(_ _)m なにはともあれ、ギター特集の一曲目は、極上なアコースティックギターの音から。

楽曲の詳しい説明は、番組非公式Facebookページで御覧ください。

M1: Fire And Rain / James Taylor
M2: Cocaine / Eric Clapton
M3: Turn! Turn! Turn! / The Byrds
M4: Romeo And Juliett / Dire Straits
M5: Down To You / Bonnie Raitt



*****(Part2)

パート2でももう少し変わり種のギター、ペダルスティールをご紹介しましょう。

M6:Teach Your Children / Crosby, Stills, Nash & Young

*****(Part3)

今日のパート3は、待望の新譜、The Beach Boysの結成50周年を記念したリユニオンとニューアルバム「That's Why God Made The Radio」のご紹介です。

M7:Spring Vacation / The Beach Boys

*****

21st Keynote、次回は7月9日・月曜日、夜9時から。7月、梅雨が開けたら、天の川も綺麗に見えて夜空が賑やかな季節。それから、日食だの、金星が太陽の前を横切るだの・・・と、宇宙に関心を寄せることが多かったこともありますし、「宇宙のファンタジーに思いを寄せる特集」なんかしてみます。

お楽しみに!

心の眼を開けよ!(蒲野)

金星の太陽面通過、ご覧になりましたか?僕は出勤前のひととき、嫁さんと見ていましたが、端っこに近すぎて「そう言えば点が見えるかな?」程度でした。

元天文部員としては撮影にチャレンジしなくてはならないだろうと、デジタル一眼に200mmのレンズを付けて、さらに太陽グラスをつけて見ましたが、光学グラスではないので画像がボヤボヤになってしまい、さらに絞りも絞っているため、ゴミが写り込んで入るのかどうかも判然としません。

それでも時間的な位置と明らかなゴミとの映り方の違いを比較して「これは金星ではないのかなぁ?」と思える写真が1カットだけあったので、ゴミをレタッチしてアップしておきます。


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小豆島で醤油三昧(蒲野)

日本人でコレが嫌いな人はいないと思いますが、僕は「お醤油」が大好きです。特に煎餅の、醤油が固まったところなど、タマリマセン。

醤油といえば、名古屋の「溜まり醤油」は有名ですが、香川県・小豆島ほどの「醤油処」は全国でも珍しいのではないでしょうか?そんな小豆島の「醤油のもろみが発酵する音を録りませんか?」・・・と、「瀬戸内しまラジ」のスタッフから誘われました(というか、僕もオブザーバーという位置づけなのですが)。勿論、二つ返事でお受けしました。

まず目指すは、小規模手造り醤油にこだわる「山六醤油」さん。ドラマにでもできそうな味わいのある「もろみ蔵」へ入れていただき、ひとしきり感激。「まだまだ音はしてないよ」と、店主からは言われましたが、マイクを向けると「ピチピチッ」という泡が弾ける音が盛んに聞こえてきます。これはもろみが発酵して出したガスが弾ける音。

そして時折「ぐ~・・・・」と、重低音の唸りのような音。多分、内部でガスの圧が移動する音ではないでしょうか?

午後は、昔、大阪で産地直送の醤油を商って大繁盛したという「金両醤油」さんへ。こちらではもろみの音もさることながら、社長さんに片岡千恵蔵版の映画「獄門島」でのロケにも使われたという由緒あるお屋敷も案内していただき、「へ~」「え~」「ほ~」の連続。

お昼は「醤の郷」名物の醤丼をいただき、醤油ソフトなども賞味し・・・やっぱり「ロケ」は楽しいなぁ。

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▲ちゃんと仕事してました・・・の証拠写真。

日本の夏、節電の夏(蒲野)

全国の原子力発電所が全て停止し、その再稼働のめどが立たない中、四国電力では、伊方原発が再稼働しない場合の電力需給対策として、四国内の企業に向けて7%以上の節電目標を設定し協力を求めています。これを受けて、四国コカ・コーラボトリング株式会社では7月~9月にかけて、自主的に大規模な節電を実施するというので取材に行って来ました。

社内的には、工場・事業所は自家発電の併用や照明・エアコン・OA機器の使用制限、屋外広告ネオン看板18基を全て消灯させて消費電力の削減に取り組むそうですが、注目は、「四国内の約4万台の自動販売機においても、輪番で冷却をストップさせて15%の節電を目指すなど、トータルで、ピーク時間帯の消費電力を14%削減することを目指す」という赤字のポイント。

最近の自販機では、もともと13時から16時の間、部分的に冷却を止めるピークカット(注)を行なっていますが、それに加え、販売実績によって1時間から3時間の「完全冷却オフ」とを6つのパターンで組み合わせ、一日最大4時間から6時間の冷却停止を行うというのです。ただ、タイミングによっては冷えが甘くなることがあり、特に炭酸飲料では開栓時に中身が吹き出す可能性があります。

その為自販機には「開栓は少しまってからゆっくりと」という、注意を促すステッカーが掲示されます。

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もちろん自販機から冷えの甘い炭酸飲料が出てきたら面白くはないのですが、大きな意識改革が求められている昨今、僕達にも理解が必要です。

どうしてもキンキンに冷えたものが飲みたければ、イマドキ、ちょっと歩けばコンビニもあるのですから・・・


*****

注:ピークカットとは?

冷却装置のコンプレッサーを止めて電力消費を抑えるということでは「冷却オフ」と一緒ですが、ピークカットの場合は庫内の温度が上がって設定温度(2~4℃)を上回ると再稼働します。冷却オフでは再稼働しません。

オリーブの花(蒲野)

5月の心地よい風が吹き渡る今日この頃。この爽やかな季節が一年中続けばいいのに・・・と思ってしまいます。

そんな束の間のベストシーズンに、我が家の庭でオリーブの花が咲き始めました。

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オリーブは二種類の木がないと実を付けないというので、我が家には「ユッカ」と「マンザニロ」が一本づつ植わっていますが、花が咲いているのは一本だけ。これがどっちの種類かは、僕には判りません。

因みに、昨年は「一個だけ」実をつけました。自家製オリーブオイルが出来るには程遠いようです。


女James Brown ?(蒲野)

昨日は、タイロン橋本さんのコンサートを観に多度津町民会館へ行って来ました。

タイロン橋本さんは、ああ見えて(失礼)純粋な日本人なのですが、AORシンガーとしてデビューした頃、ちょっとしたプロモーション上の理由から「あやしい日系人的」な打ち出しをする事になって、以来そのままで通しているそうです。

伸びのある大きな声はとてもブルージーで心地よく、ギター一本とヤヒロトモヒロさんの多国籍感のあるパーカッションとあいまって聴き応えがありました。

ところで、今回タイロン橋本さんのステージは前半の30分程度で、実はメインはシアトルの「Total Experience Gospel Choir」のステージだったのですが、これが、またすごい。

ドラム・ピアノ・タンバリンを含む総勢二十名位のゴスペル合唱団ですが、迫力はあるし、体を揺らしながら、時には踊りながら歌う姿は楽しいし、ソロでは耳が痛くなるほどのハイトーン・・・

メインのシンガーはもう随分なお婆ちゃんで、僕の聞き取りが間違っていなければドラマーは「お孫さん」だとか。アメリカ先住民の長老婦人のような威厳があり、それほど太いわけではないのにローからハイまで実にスムーズに声が出る。しかも日本の歌手なら振り絞るようにして歌う所、ラクラク歌いこなしている感じ。

このお婆ちゃんがなかなかお茶目で、アンコールで「Over The Rainbow」をピアノ伴奏だけで歌ったのですが、クライマックスの歌い上げの直前・・・最前列の観客がウチワを持っているのを見つけると「暑いから貸せ」といって取り上げて(というより客の方が提供した)扇いだり、目の合った観客に手を振ったり・・・で、ひとしきり笑わせてから最高級のハイノートで締める!

これでバタッと倒れて死んだふりしたら「James Brown」じゃないか!(笑)

こんな(と違っては失礼ですが)小さなゴスペル合唱団の中に、フィービ・スノウ、ダイアナ・ロス、ジェームス・ブラウン級の歌手がゴロゴロ居るアメリカの層の厚さにビックリしました。

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21st Keynote120514OAリスト(Evergreenなスタンダード特集)

今回の21st Keynoteは、一年で最も過ごしやすい5月にふさわしい、「Evergreenなスタンダード」特集。

お送りした楽曲は以下のとおり。

(Part-1)

M:You Are The Sunshine Of My Heart / Stevie Wonder
M:After The Love Has Gone / Earth,Wind & Fire
M:Rosanna / TOTO
M:Just The Way You Are / Billy Joel
M:I Shall Be Released / Bob Dylan

実は、今回は裏テーマがあって、それは「5月生まれ」でした。
上記アーティストはみなさん5月生まれなのです。おめでとうございます!

(Part-2)

5月生まれといえば、先日なくなった元The BandのLevon Helmさんもそうでした。
2月にグラミー賞を受賞した遺作「Rumble At The Ryman」から、The Band時代の名曲を・・・

M: Ophelia / Levon Helm

(Part3)

今日のPart-3は、ジャック・ホワイト・・・ホワイトストライプス解散後、待望のソロデビューアルバム「ブランダー・バス」4月25日リリースということで、絶賛発売中!ちなみに、今年のフジロックで来日も決定しております。

M: I'm Shakin' / Jack White



詳しい楽曲解説は、こちら

商店街の自転車問題について(蒲野)

このGW中は、イベント見物や買い物で二度ほど商店街へ足を運びました。

その際、壱番街のイベントスタッフの友人と話をしていて「このGWの人出は、ここ数年では最も多いんじゃないか?」と聞きました。勿論、今年は丸亀町グリーンが出来た話題もあるにしても・・・

面白いのは、「自転車乗り入れ禁止」にしてから、客足は減るどころかガンっと増えたんだそうです。

スタート前には客足が遠のくのを心配する声や「そんなんなら、もう商店街に行かない」なんて市民の声も聞きました。でも蓋を開けてみると、確かに自転車の絶対数は減っているように見えますが、そのぶん歩行客が増えているのはボンヤリ見ているだけでも明らかです。

まさか「中国天安門広場並」と言われ、商店街をビュンビュン飛ばす自転車が歩きでやってくるお客さんを遠ざけていた・・・とまではいいませんが、「自転車で来る人の減 < 歩きで来る人の増」だとしたら、結果万々歳。それは「街に魅力があれば、なにがあっても人は来る」という証明でもありますし、第一、自転車が商店街に行くための絶対条件でもない(必要条件ですら無い)わけで、心配の声は全くの杞憂だったといえるでしょう。

それよりも、「楽しそうに話をしながら」自転車を押して歩く友達連れの表情を見ていると案外絵になるし、それも悪くないな・・・と思ったのです。

自転車王国「高松」は、また一つ成長を遂げたのかも知れません。

地球の裏と表で、同時にボサノバを聞いていた(蒲野)

街角に音楽をフェルスティバルに行って来ました。今日は、一応仕事だったので、絞りに絞って、初GWの丸亀町グリーンでの「Izaura & Sapatos」のステージだけ見てきました。

Izauraさんは仙台のボサノバシンガーで、柔らかい笑顔が印象的なスラっとした女性。そしてSapatosはギターとSaxによるボサノバデュオで、これまた大人なムードの心地よい音楽です。けやき広場に響き渡る・・・というより満ちていく柔らかい音。とても上質な空間でした。

そういえばFacebookでは、僕の友達が地球の裏側「ブラジル」に居て、あのイパネマ海岸で「イパネマの娘」を聴いて感涙に咽っていたというレポートを、ちょうど今アップしていました。地球のこちらと裏で、共に上質な音楽(ボサノバ)に包まれているなんて、不思議な感じです。

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町に伝説あり (蒲野)

先日、「まち歩き」イベントに参加してきました。

場所は、綾川町・昭和小学校の裏山である生子山(ううこやま)という場所。なんでもここに「山姥のあしあと」があるんだとかで・・・行ってみればそこは、いつも僕が空港方面~塩江にドライブに行く途中の場所。そこに生子山という名前があったなどとは全然知りませんでした。

綾川町の有志が作っている「綾川町もりあげ隊」のみなさんの主催で、30人程度の親子連れが参加し、絶好の花見日和の中、ゾロゾロと登って行きました。

上がってビックリ。古墳はあるわ、天皇ゆかりの祠はあるわ、24体の石仏が並ぶ道はあるわ、切ったら血が出たという岩はあるわ、太平洋戦争当時の「機雷」はあるわ・・・話題には事欠かない面白い場所でした。

問題は「山姥の足あと」。昔、このあたりには山姥が住んでいて、頭から火を吹きながら、生子山から周辺の火の山、十瓶山のあたりを飛び回っては人々を怖がらせた・・・という伝説があるのだそうです。その山姥が、ここ生子山で子供を産んだとか。

そして、これが、その「山姥の足あと」です。

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二畳ほどの大きさの岩の上にある窪み・・・赤丸で囲んだ所が山姥の、黄色で囲んだ小さい窪みが赤ちゃんの足あとだそうです。(写真をクリックすると拡大されます)

このあたりは良質の「土」がとれるので昔から窯業が盛んだったそうです。そういえば近くには「陶」なんて地名もありますし、火の山にも窯があってずっと煙が立ち上っていたからその名がついたとか。頭から火を吹く山姥というのも、そういう景色の中から生まれてきた伝説なのでしょう。

それにしても、この岩の窪みを見て「山姥の足あと」といってしまう昔の人の想像力は、なんと豊なのでしょうか?

歴史的名所でも、景勝地でもない、普通の「地元」にもそんな伝説が眠っている・・・町は歩けば歩くほどに面白い、と実感した一日でした。


21st keynote 120409OAリスト (パワフル女性Vo特集)

今月より、21st Keynoteオンエアリストの表示方法を変更いたします。こちらではリストのみを表示し、解説は番組Facebookページにて展開いたしますので、そちらでお楽しみ下さい。

Part-1
M1: Tell Mama / Etta James
M2: Saveing All My Love With You / Whitney Houston
M3: Chain Of Fool / Aretha Frankrin
M4: Time After Time / Cindy Lauper
M5: Rolling In The Deep / Adele

Part-2
M6:Highway Of My Life / Marilyn Scott

Part-3
M7: Ordinary Joe / Jasmine Kara ~ In The Basement / Jasmine Kara

番組Facebookページのオンエアリストはこちら
Facebookのアカウントのない方でも御覧いただけますが、コメントをする場合はアカウントが必要になります。

酒が飲めたらなぁ(蒲野)

とある送別会の二次会に、これまたとあるアイリッシュパブに連れていかれました。

高松駅近くの、さらにまたとあるビルの二階に、人目を避ける様にあるこのパブ。実は大変なお店のようです。下の写真を見て「を・・・」と思った方は、相当なビール好きですね?


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隠れ家は隠れ家としておいておくために、その理由とこれ以上の情報は申し上げません。

このオーナーは東京の方ですが、高松がアイルランドの「ゴールウェイ」という町とよく似ているのでここで店を開いたとおっしゃいます。いつもニコニコしてすごくいい感じの方なのですが、僕が「ビールが飲めない」と解ると「困ったな」というか、はっきり言って「オマエ、何しにきたんだよ!」という雰囲気がありあり。もうその先は、僕なんか視野にないのは、心地よいまでの切れ味の良さ(苦笑)

正直言って、それは寂しいものでした。でも、ここで「腹を立てる」と、僕のほうが負けなのです。だって、ここはパブなのですから。それは、マスターの、アイルランドでのお話を聞くとよく解ります

曰く・・・

アイルランドでパブに行くでしょ?もう日本人というだけで・・・いや、向こうにとっては日本人も中国人も韓国人も、みんな「アジア人」で一括りですから、一斉に僕を見て「ん?このアジア人は何飲むんだ?」という、値踏みするような目で見てるわけですよ。そこで、ギネスを頼んで、飲んで、「あ~、美味い!」といえば、それで向こうはニヤ~ッと笑って、肩なんか抱いてきて「そうだろ~?」・・・って感じ。でもって、「ここのも美味いけど、あの店のも美味いぜ・・・」なんて風に話が弾んでいくんですよ・・・と。

高橋優さんは「世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔」と歌いましたが、「大人の世界の共通言語は笑顔に加えてアルコール」なんですね。共通言語を持たない僕に、マスターが「オマエ、何しにきたんだよ」という眼を向けるのは当然なのです。

お酒を飲めないというのは、世界の半分を楽しめないと言うことなのですね。幸い、全く飲めない体ではありませんから、これからでも、ちょっとずつ飲めるようになりたいものです。


2012年最初の読書モード

僕の場合、放っておけばついついネット依存の寝不足・眼精疲労になってしまうので、時々自分を「読書モード」に入れて体と目を休めてやります。

最近の読書モードは、主に塩野七生さんの「ローマ人の物語」の文庫本シリーズで、コンプリートするのに数年を要しました。なにせ、最後の数巻は単行本に追いついてしまって、一年づつ待たされましたから。でも、この本のお陰で「世界史」の面白さにのめり込みました。

一方、司馬遼太郎・藤沢周平・池波正太郎・佐伯泰英・宮部みゆきと言った人たちの作品によって、戦国時代から江戸、明治にかけての時代も、非常に面白いと気が付きました。そういう流れの中に降って湧いてきたのが・・・そう、他局の話で申し訳ありませんが「平清盛」です。

もともと、理科・数学よりは国語・英語が好きな文系人間で、「古典」には興味がありました。また、「琴平どれじゃ~ハンティング」の甲山さんとも「金刀比羅宮の歴史の面白さ」を話しあっているうちに、崇徳上皇の悲劇は、ここ香川県で終結していることなどで盛り上がり、「屋島というハイライトの土地にいながら、平家物語を読んでいないのは勿体ない!」という事に落ち着いたところだったので、まさにドンピシャなタイミングでした。

残念ながら、ドラマの方は様々な要因であまり盛り上がっていないようですが僕は非常にハマっています。これまで「悪者」としてしか見て来なかった平清盛も、よくよく調べてみると非常に魅力のある人物だということも判ってきました。マツケンの平清盛は、多少三枚目な感じですが、案外にこんな人だったのかも知れません。

そんな訳で、ついに、2012年最初の読書モードは「平家物語」に決定!中でも原文・現代語訳・解説が充実しているという「講談社学術文庫」版・全12巻に狙いを定めて、きのうネットで1巻を発注しました!

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届くのが楽しみです!

Studying English is still goes on (Gamano)

何が目的、ということもなく、あえて言うなら自己満足の為に「今年は秋にTOEICを受けるぞ!」と心に決めた僕なわけですが、取り敢えずやっていることといえば、相変わらず音楽関連の記事和訳。お陰で、読む方はそれ程苦労しなくても、ザッと見れば大方の意味はわかるようになって来ました。

そして最近ハマっているのがハワイやロンドンのFMを聞くこと。ビンテージロック専門局だと僕好みの曲ばかり流れてすこぶる心地よいので、いつまでも聴いていられます。こちらもパラパラと聞き取れる単語が増えてくると「あ、今は〇〇の話だな?」とか「これは△△のCMだな?」という見当がつくようになって来ました。

でも、まだ英語耳の「堰」は切れないようで、なかなかスルスルと耳に入ってくる段階には来ていません。そこで、このほど「ネイチャー同士が語学の添削をし合うSNS」とやらに参加してみることにしました。

Lang-8というSNSで、例えば僕が英語で日記を書けば、英語を母国語にしている人が添削してくれる。逆に、日本人じゃない人が日本語で日記を書けば、僕が添削してあげる・・・という感じ。

外国人のタドタドしい日本語を見ていると、自分の英語も、向こうでは「タドタドシイネ」なんて思われているんでしょうね。ただ、五十路も近いおっさんに人気がないのは世の常で、なかなか添削してる人はいません。若い女の子だとすぐに沢山付いているようですが・・・(笑)

それより、SNSだからポツポツと「ともだちリクエスト」が来るんだけど、大概が「私にメール頂戴、私の写真と私のもっと詳しいこと教えてア・ゲ・ル♥」的やつで、バサバサ拒否っております。フィリピンから、アフリカから、フランスから・・・

う~む、世界を相手にするというのはこういうことか。

21st Keynote120213OAリスト(ベテランたちの新譜情報)

最初に申し上げますが、この番組は録音番組ですので、日本時間の今朝行われた第54回グラミー賞の結果については一切、反映されておりません。また、5日、報道のあったホイットニー・ヒューストンさんの死去に関しても触れておりません。この二点、どうぞ予めご了承願います。

さて、今日の特集は「ベテランたちの新譜情報」です。先月の「新譜紹介」とは違って、今後の新譜情報であり、音源はないものばかりですので、こちらも予めご了承願います。

アメリカンロック界で、今、一番ホットに動いているのがブルース・スプリングスティーン。昨年夏に、彼のバンドである「E Street Band」のサックス奏者で、彼のステージを40年に亘ってエキサイティングに盛り上げてきたクラレンス・クレモンズを亡くして、ちょっと意気消沈か?と思われたんですが、1月19日のRolling Stone誌FB版に「Bruce Springsteen returns with Wild New Album」というニュースが飛び込みました。

このアルバムは、昨年ウォール・ストリートで起きたアメリカの経済政策に対する大規模なデモにインスパイアを受けて制作されており、「これまでの作品中でも最も「怒り」を感じるアルバム」になっているとのこと。ファーストシングル「We Take Care Of Own」も、「自分たちは、自分で守らなきゃ」というメッセージですが、その解釈をめぐってかなり論争も巻き起こっています。

タイトルは「Wrecking The Ball」、本国では3月6日のリリース、豪華ブックレット仕様の日本盤スペシャル・エディションはボーナストラック二曲入りで3月24日リリースです。また、本国では先行シングル「We Take Care Of Own」が発売されておりますが、彼の公式サイトで、ストリーミングにて視聴が可能です。もちろん、音源は間に合っておりませんので、彼の代表作の一つをどうぞ。

Brucespringsteen

M:Born To Run / Bruce Springsteen

では変わってスライド・ギターの女王、ボニー・レイットさん。ここ数年ぱったりと音沙汰がありませんでした。その間に、女性スライド・ギターといえば演奏スタイルもボーカルもボニーそっくりなスーザン・テデスキさんが登場し、、そろそろ女王の座も交代か?と思っていたら、今年に入ってすぐ、「4月10日、7年ぶりのアルバム「Slipstream」をリリースし、それに続く大規模なツアーをする」という発表がありました。

ボニーは、プライベート面で、パートナーや兄弟・友人の死去があって、ここ数年は表立った音楽活動からは遠ざかっていました。しかし、最近、若い世代の間で、ボニー・レイットの音楽に対する注目度が上がっているのを受けて動き出したという一面もあるようです。

例えば、最近注目のアデルも、昨年の末のライブアルバムで、アルバムLuck Of The Drawから「I Can't Make You Love Me」を取り上げていますし、今年のグラミー賞で優秀新人賞の噂も高い、Bon Iverのジャスティン・バーノンは、TV番組「Late Night With Jimmy Fallon」で、アルバム「Nick Of Time」の楽曲のメドレーを披露して拍手喝采をうけました。

彼女の公式サイトではジャケット写真や、彼女の少しハスキーで熱いボーカルもそのままの、レゲェ・ロックのファーストシングルがアップされております。お送りする曲は、ボニー・レイットのグラミー賞作品である「Luck Of The Draw」からです。

Bonnieraitt

M:Not The Only One / Bonnie Raitt 

実は4月は、Keynote的ベテランたちのリリースラッシュです。その中では、ボニー・レイットさんの様に「若いミュージシャンたちがベテランたちをリスペクトして、その遺産を引き継ごう」という動きも見逃せません。

先月も「アンタイレーベル」をご紹介しましたが、もう一つ面白いのが「ノンサッチ・レコード」というワーナー系のレーベルです。1964年に発足している古いレーベルですが、今は、ワーナーミュージックグループの再編にともなってはじき出されたミュージシャンの受け皿となっております。

そこにいるアーティストは、例えばライ・クーダーとかジョニ・ミッチェルとかランディ・ニューマンといったベテランも居るかと思えば、オルタナ系の中堅ウィルコや、今ブレイク中のThe Black Keysという若手も同居しています。当然、ここでもそんなベテランと若手の融合があるのですが、そんな中でノンサッチ・レコードから1月の半ばにリリースされたニュースが、ニュー・オリンズの怪人、Dr.Johnのニューアルバムの件。

これをプロデュースしたのが、今、アメリカで人気ナンバー1バンド、The Black KeysのVoでギタリストのダン・オーバックという男です。The Black Keysは2001年結成の二人組ロックバンドなんですが、2010年リリースのアルバム「Brothers」が全米チャート初登場3位となりまして、100万枚以上の売上で本格的なブレイクとなりました。

昨年末にリリースした新作「エル・カミノ」も好評で、ファーストシングル、The Lonely Boyは、オールドファンでさえ「カッコイイ」という大ヒットとなっておりますね。特に、ダン・オーバック自身がDr.Johnの大ファンで、彼は、2010年の暮れにDr.Johnを訪ねて、「あなたが長い間作ってきた作品の中でもベストなものを作りたい」と、熱心に口説いたんだそうです。

この時Dr.Johnは、自分の子供たちの賛成を受けて、この申し入れを受けました。この直談判のあと、去年の2011年のボナルー・ジャム(テネシー州で毎年行われる野外ロックフェス)でオーバックの仕切りによるDr.Johnとのライブが実現して、さらに今度のアルバムへと続いていきます。

アルバムの収録に向けてオーバックは、若手ミュージシャンを厳選して臨んだということで、このコラボレーションについてDr.Johnは「あれは、本当にHIPだったよ」と語っていますし、オーバック自身も「Dr.Johnはスタジオに居る一日毎に、音楽的にも精神的にもインスパイアを与えてくれた。僕はこんな機会に恵まれて、本当に光栄だ」と語っているそうです。プロデュースする方もされる方もリスペクトしまくりで、これならいいものが出来るのは疑いの余地なしです

The Black Keyのダン・オーバックプロデュースによるDr.Johnのニューアルバム、「Locked Down」は、4月3日のリリースです。今日は、台風カトリーナで大被害を受けたDr.Johnの故郷・ニューオリンズの復興がうまく進んでいない事への現状を憂いた作品「The City That care Forgotten(08)」から、エリック・クラプトンをフィーチャーしたこの曲をどうぞ。

Drjohn

M:Time For A Change / Dr.John

変わって、結構早くから話題になっていたのが、今年、結成50周年ということで、4月にリユニオン~ツアーを行うBeach Boysです。

彼らの場合、メンバーが何人かはもう亡くなっていますし、特にブライアン・ウィルソンとマイク・ラブの対立や、駆け引きなどを考えると「本当に大丈夫か?」と疑ってしまう向きも多く、Face bookの書き込みでは「カネ目当て」とか書かれたりしていましたけど、2000年以降はメンバー同士も少しずつ和解していますし、他ならぬブライアン自身が、「マイク・ラブとの共演も楽しみにしている」というメッセージも出していますから、あとは、実際に出てきた音で判断したいな、と思います。

brianwilson.com/にアクセスすると、新曲のレコーディング風景を1分程度の短い動画が見られるようになっておりますが、案外これが昔の味をしっかり保った、いい雰囲気です。メンバーの顔も、みんな和やかだし、これはきっと良いものになる気がします。

それでは今度はビーチボーイズのヒット曲をお聞きください。

Beachboys

M:Good Vibrations / The Beach Boys 

ベテランたちのニューリリース情報、最後は、ニール・ヤングさんです。

ニール・ヤングさんは気まぐれで有名で、発表していたアルバムをお蔵入りさせることは珍しくありません。また、有名なバックバンド「クレイジー・ホース」というグループがあり、彼らと沢山の名盤を作っておりますが、2000年に「Toast」というアルバムもお蔵入りにしてからは、フルメンバーを使わなかったり、ツアーの途中でメンバーを変えたり・・・と、どうも、その関係が微妙になってしまいました。

ところが、1月にユタ州のパーク・シティの映画祭で行われたイベントに登場したニール・ヤングがいきなり、「クレイジー・ホースとやる」と言ったんだそうです。その瞬間、観客からは拍手喝采が起きたということです。そして驚いたことに「もう既にレコーディングは済ませて、もう一枚も仕上げの作業に入っている」・・・って言ったんです

しかし、いくら何でもイチからアルバムを二枚も作るわけないので、もう一枚っていうのが、さっき言った、オクラ入りのToastじゃないか?って言われおります。

ただファンも心得たもので、半信半疑だったわけですけど、それから程なくして公式サイトにクレイジー・ホースと、今年に入ってから収録したっているジャム・セッションのビデオが上がったことで、俄然、信ぴょう性が高くなり、色々と盛り上がり始めております。

このビデオ、40分もある大作で、演奏そのものもカッコイイのですが、すごく謎めいております。画像は無人のスタジオの中をカメラが隅々まで舐め回すように写しているだけで、実際に彼らが演奏しているところは出て来ません。

最初は、ミキシング卓のアナログメーターとかフェーダーのつまみとか、アンプとかエフェクタとかが映し出されて、臨場感ありあり、オーディオ好きな人にはたまらない感じです。そして、演奏が進んでいくとブースの方に入っていって、古いビンテージギターやら、何やら無造作においた楽譜とかが写り込んできてきます。このあたりが、その意図を探ろうと、マニアの間でく盛り上がっている訳です。

ではニール・ヤングさんの曲は、「Ragged Glory」から・・・

Neilyoung

M:F*!#in Up / Neil Young

***Part-2***

パート1ではビーチボーイズ、結成50周年とお話ししましたが、海を渡ったイギリスでも、ビートルズがメジャーデビュー50周年を迎えております。


それで、ボール・マッカートニーが新しいアルバムを2月に発売するというニュースは、もう昨年の12月末には流れておりまして、それが先週の2月8日、予定通りリリースされました。8日の朝刊で、デカデカと広告が載っていたのはご覧になりましたか?

タイトルは「Kiss On The Bottom」で、これがまた物議を醸しました。というのも、Bottomは英語で「ゲイ」とか「おかま」とかをもっと下品な言い方にした俗語でもあり、「爵位も持っているマッカートニーがなんというタイトルをつけるんだ?」と。特に、イギリスの音楽雑誌NMEではそのニュースが出るやいなや、「史上最もダメダメなタイトル。マジでありえない」とバッサリ。

結局、タイトルは間違いなかったんですけど、ポール自身がタイトルの真意を説明しなくてはならない事態になりました。

このアルバムはポールの作曲家としてのルーツとなった、アメリカの偉大なソングライターの作品をカバーしたソングブックで、ファッツ・ウォーラーという人の「手紙でも書こう」という曲の一節から取ったのがこのタイトルだと、ポールは説明しています。

英語の文章の最後に「X」が書かれたのを見た事あるかと思いますが、これは「キスマーク」の代わりなのだそうです。つまり、Kiss On The Bottomとは、純粋に「文末のキスマーク」ということで、アルバムジャケットにも、花束を持ったポールの写真にサインが書かれて、その後にXが3つほど書かれてます。

このアルバムは、彼が子供の頃に聴き馴染んだ「Tim Pam Alley」の楽曲カバー集です。ゲストにはエリック・クラプトンとスティービー・ワンダーが迎えられ、2曲の新曲も含まれております。また、今回は長いキャリアの中でも初めて、ポールがボーカルのみの録音となり、バックはジャズの美人ピアニスト、ダイアナ・クラール。プロデューサーは、あのAOR男、Tommy LiPumaです。

評価としては、アメリカでは比較的好評ですが、イギリスでは「懐古主義・激甘」と厳し目のようです。そのあたりはご自身の耳でお確かめください。お送りしたのは、ニューアルバムKisses On The Bottomから、エリック・クラプトンが参加している楽曲です。

Paulmaccartney

M: My Valentine / Paul McCartney

この曲、アメリカンソングブックで、ジャズのダイアナ・クラールが参加しているからといって、フランク・シナトラで有名な「My Funny Valentine」ではありません。全くのポールのオリジナル新曲です・・・念のため。

ちなみに、一人の「生けるビートルズ」、リンゴ・スターも同時期、アルバムとツアーを発表しています。こちらは「リンゴ・2012」という、無難なタイトルになっています。こちらも彼の広い交友を反映して、レコーディングはLAにて。ゲスト・ミュージシャンとしてジョー・ウォルシュ(イーグルス)、ドン・ウォズ、ヴァン・ダイク・パークス、エドガー・ウィンターなど、お馴染の顔ぶれが参加しております。


***Part-3***



今日のパート3はテーマから離れて、少し面白いCDをご紹介しましょう。

Chris Stills(クリス・スティルス)という名前で、なにか思い出しませんか?そう。クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングのスティルスさん・・・スティーブン・スティルスの息子です。

実はFM香川はいま、CD室の棚卸をしていて、一枚一枚、どんなCDがあるか確かめているわけですが、その中で見つけたのが、クリス・スティルス、98年のデビューアルバム「100 Years Thing」です。もちろん日本盤で、「百年もの」という、身も蓋もない邦題がついております。

スティーブン・スティルスさんの息子さんがデビューしているという話は殆ど聞いたことがなく、半信半疑で聴いておどろきました。これは現代版Stephen Stillsです。

声がそっくりなのは当然としても、サウンドが完全に70年代の音。でもスピード感や切れ味はやはり父親より現代っぽくなってます。ライナーも読んでみると、プロデューサーはイーサン・ジョンズ・・・こちらも大プロデューサー、グリン・ジョンズの息子ですよ、すべてが納得が行きますね。

あまり日本では話題にならなかった様ですが、本国の音楽サイトAllmusicでは四つ星。Stephen Stillsが現代的な音を身につけて若返ったと思えば、拍手喝采ですね。

では、このアルバムの中で僕が一番気に入った2曲の中で、さらにお気に入りの「Razorblades」という曲をおかけしましょうか。

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M: Razorblade / Chris Stills

21st Keynote、次回は3月12日・月曜日、夜9時から。3月の雛祭りにちなんで、「女性を歌った曲」特集をお送りしましょう。可愛い女性から「がいな」女性まで、いろいろ揃えてお送りしますよ。お楽しみに。

今日の引田は・・・(蒲野)

2012年、2月8日・・・今日は、来週の特番に向けてのロケで、東かがわ市へ行ってきました。

今日は、朝から陽も差していたし、「はまちの漬け丼」食べて、天然記念物のランプロファイヤーを見て、楽勝だな~と思っていました。

ところが、引田の街並みの中のお店で漬け丼を食べて、いい気持ちで安戸池を超えていく頃からなんとなく雲行きが怪しくなって来ました。そしてランプロファイヤーのある鹿浦越岬に来てみれば、風は強いわ雪まで降るわ・・・でもう大変。

ランプロファイヤーを見ようと思ったら、浜辺まで降りなくてはならず、いつ大きな波がやってきてずぶ濡れになるか・・・とヒヤヒヤしました。

もう、気分はこんな感じ↓

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合格!岡神社の合格ステッカー、完成!

毎週木曜21時から放送中のニジュウマルな放課後Xでは、今年も2月2日と9日の2回、受験生応援企画「合格!岡神社」を実施します。

受験生の悩み、志望校合格への意気込み、仲間や家族への応援メッセージなどなど、なんでも送ってくださいね。岡神社神主「おかんぬし」が、全身全霊で受験生を応援します。

なお、「合格!岡神社」では、メッセージを頂いた中から50名様に、特製「合格ステッカー」をプレゼント。おかんぬしによる「合格」の題字と可愛い学ラン・ラジ男が、受験に望む君に大きなリラックスと安心感を与えます。

その合格ステッカーの最終デザインがこちら!

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コチラで沢山のメッセージ、お待ちしています。>20@fmkagawa.co.jp

イマドキの高校生ときたら!(蒲野)

昨日(1/29)は、今回で5回目にして最後となる丸亀市の商店街を活性化するイベント「High School 万華鏡」に、一日中張り付いていました。学校も学年も様々な高校生たちが丸亀市のイベントスペース114に集まって、ライブ有り、ダンス有り、発表会有り・・・の、様々なコンテンツがいっぱいの、文字通り「万華鏡」のようなイベントです。

ニジュウマルな放課後Xで告知していることもあって、結局5回全部を立ち会った僕からみると、ハッキリ言ってしまえば未熟な面はたくさんあります。でもそれだけでは計れない素敵な瞬間が数多くあるから侮れません。もちろん、「いくら素人企画といってもそれは・・・」という事もありました。ところが、その晩にみんなで話し合って夜遅くまでかかって立て直したのでしょう、次の日(前回までは2Daysだった)にはきちんと対策していて感心した覚えもあります。

そして今年、事前告知に彼らがやってきた段階から、ひと目でイベントがグレードアップしていたのが解りました。

東日本大震災の記録写真を撮り続けている地元出身のカメラマンを口説き落として講演会に招いたり、落語会があったり・・・と、今までの万華鏡では考えもしなかったプログラムが盛り込まれて、明らかに「積極的」なコンテンツ開発の跡が見て取れます。当日も、開会式には随分力の入った動画でこれまでのハイライトを見せてくれました。

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(写真は、カメラマン宗さんの講演会の様子)


参加スタッフの一人で、自分の出番が終わったあとに号泣している女の子が居ました。今時、運動部は別として、達成感と脱力感で泣ける高校生がどれほど居るでしょうか?「ああ、青春だなぁ」と感じました。

商店街の大人たちも、イベント終了後、口々に「僕らが成長させてもらったかもしれない」と言います。また、ある年、「頼りないなぁ」・・・と思った男子が、翌年の万華鏡で委員長になり、見違えるほどしっかりした男に成長して居たこともありました。(昨年の、F高校の3バカトリオ!オマエラのことだよ(笑))。

なぜか商店街のお歴々に混じってシメの挨拶に指名された僕は、とっさに言うことも纏まらないまま、これらの例を以って、「君たちは成長できる。そして他人を成長させることもできる。これからの人生を、自信を持って作っていって欲しい」と言いました。

そんな直後・・・

僕が、毎回、万華鏡にずっと張り付いているのは、実は3月に行う「ありがとうキャンペーン」のコメント録りのためでもあります。卒業生から学園生活でお世話になった人への「ありがとう」メッセージをたくさん集めて一挙オンエアするのです。そして毎年スタッフの子達からも半分強制的(笑)にコメントを貰います。

その中の一人で明らかに口下手な男子が居て、両親へ呼びかけることは決めたものの、なかなか思うようにコメントがとれません。そんな時は僕が「例えば・・・」と、助け舟を出すのですが・・・

「(彼は就職が決まっている)・・・『だったら、初任給でプレゼントをあげるから楽しみにしとってよ』・・・みたいな感じでもいいよ」と言ったところ、彼は急に厳しい顔になって「それは、言うことじゃありません!」と、ビシっと言ったのです。

そうだよね、思っていても言うことじゃないよね・・・僕はそういうのが精一杯。いや~、やられたやられた(笑)こんな僕も、一つ成長させて頂きました。

全く、イマドキの高校生ときたら・・・感謝するぜ!

五ヶ国親善新年会(蒲野)

昨夜は、香夢音 i-pal(毎週土曜日・17:55放送)の出演者・スタッフで新年会があり、アメリカ・イギリス・中国・韓国、そして我々日本の5カ国が一堂に揃い、居酒屋料理に舌鼓をうちました。

5カ国が参加とはいえ、別に5カ国語が乱れ飛ぶような修羅場ではなく、日本語で和気あいあいと場は進んだのであります。

僕の隣には、イギリスから来たリンジー嬢。最近、僕が「時々インターネットでBBCのRadio6 Musicを聞いているんですよ」というと、彼女も大喜び。リンジーも音楽大好きで、「BBC Radio6 Musicはイチバン好キナラジオデス、スマートフォンデ、イツモBBC聴イテマス!」

イギリスも、財政的に苦しいとの理由でBBCラジオを大リストラしようとしたことがあって、Radio6 Musicも一度廃止の方向になったのを、みんなが反対運動を起こして存続になった・・・と、自慢していました。やっぱりロック・ポップスの聖地だもん、それくらい愛着がなくちゃ!

当然、どんな音楽きくの?という話になって、リンジーはBeatles、Rolling Stonesはもちろん、Smithとかが好き。僕が「UK Folkが好きで、Fairport Convention」を聴きますよ・・・と言うと、「スゴイデスネ、イギリス人でもシラナイヒト、オオイデス、シンジラレナイ」と、いたく感激されてしまいました。Rod Stewartは日本でもイギリスでもアメリカでも、結構盛り上がりました。

日本人の音楽好きは、結構世界に誇ってもいいようです。


Studying English is goes on (Gamano)

21st KeynoteのFacebookページで、Rolling StoneやNMEの英語記事を翻訳しながら英語のお勉強は続いています。

21st Keynote



しかしまぁ、英語の「イディオム」の多彩さには驚きます。ここ数日出てきただけで・・・

(come) into the world・・・こどもが生まれる
over the moon・・・大喜びする
close to the vest・・・秘密にする

この世界に飛び込む>こどもが生まれる、月の向こうまで>大喜び、チョッキの近くに>肌身につけておく>秘密にする・・・まぁ、このあたりは想像に難く有りませんが、ビックリしたのは次・・・

for my money・・・私の考えでは

何故に、「私のお金のために」 が 「私の考えでは」・・・になるの?教えて専門家の方!

日本の「モノづくり」の復活を望む。(蒲野)

昨夜、知人から「お宝」を頂きました。

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1970年代後半にPENTAXから発売された、Auto110というカメラです。その知人のお友達のお父様がお持ちだったものが、ご本人がカメラに興味がないことで、危うく奥方に捨てられてしまうところだったのを知人が救出し、さらに僕に託されたものです。

110サイズというカートリッジ式のフィルムを使い、手のひらに乗ってしまうサイズでありながら立派な一眼レフで、レンズも交換できます。

発売当時、僕は既にPentaxの35mmの一眼レフを持っており、正直言って「バカ」にしていたものですが、手元にきたAuto110のファインダーを覗いて、その出来の良さに惚れ惚れしてしまいました。

今のデジタル一眼レフのファインダーの、特に入門機の出来が酷くなっています。センサーサイズが小さくなっているから仕方が無いのですが、黒い筒の奥を覗き込むような感じで「目の前に迫るような」迫力がありません。こんなものは、きちんとガラスプリズムと一枚レンズを入れるだけで解決するのですが・・・

「オートフォーカスだからファンダーなんて構図を決められたらいい」という考え方なのでしょうが、ほぼ素通しのファインダーは明るくはあっても、どこでピントがあっているかなんて全く分かりません。

昔のカメラのファインダーはスリガラスになっており少々暗いのですが、アウトフォーカスから被写体が浮き上がってきて、ピントがあう瞬間にキリッとするこの感覚は快感ですらあります。その暗いファインダーの見易さを損なわずにどうやって明るくするか・・・それが各社の技術の競いあいでした。

残念ながら110サイズのフィルムは生産が終わってしまい、もう使うことはできませんが、このAuto110を見ていると、この時代の日本の「モノづくり」の技術とPentaxという会社の遊び心、または「一眼レフカメラ専門メーカーとしての意地(注)」が見事にハマった製品だったことが今更ながらわかった気がします。

振り返って、いまの日本はどうでしょうか?

パソコンや家電製品は言うに及ばず、精密機械として世界に聞こえたカメラは中国・台湾・フィリピン・ベトナムなど東南アジア製です。FM香川のスタジオで使う音響機器など、日本のメーカーなのに日本語対応すらしていない機器がある現状。泣きたくなってきます。

でも、ニジュウマルな放課後Xの取材で工業系の高校に行けば、今でも「モノづくり」に熱心に取り組む若者がいます。彼らの情熱を日本国内で、きちんと受け止めてあげなくては、これからの日本はないのではないでしょうか?

注:PENTAXは、当時から大判・中判・35mmで一眼レフを作っており、110サイズが加わることでほぼ全ジャンルの一眼レフを作ったことになります)

21st keynote 120109OAリスト (ベテラン達の新譜特集)

2012年、最初の放送、年も21stKeynoteをよろしくお願いいたします。

今年は僕ら、オールドタイマーな洋楽ロックファンは大忙し。ビーチボーイズが今年結成50周年ということで、再結成~新譜とワールドツアーを4月に行うと発表していますし、ローリングストーンズもビートルズもデビュー50周年。そんな訳で、この2月にはポール・マッカートニーとリンゴ・スターが相次いでニューアルバムを発売します。

こんな洋楽ニュースを、番組Facebookページでご紹介しておりますので、ぜひそちらもあわせてご覧下さい。

21st Keynote




さて、今月の特集はベテランアーティストの新譜のご紹介。早速今日の特集の一曲目は昨年4月にリリースされましたポール・サイモンさんの5年ぶりのアルバム「So Beautiful Or So What」です。タイトル通り、本当に美しいアルバムなんですが、その後に「or So What(だからどうした?)」と続いているのが、ポール・サイモンらしく一筋縄ではいかないな・・・というところ。

このアルバムは、南アフリカのミュージシャンとコラボレートして、アフリカのリズムを取り入れたグレイスランドから25年、それに続いてブラジル音楽を取り入れた「リズム・オブ・セインツ」から21年・・・さらに自分のルーツであるアメリカのブルーグラスやゴスペルまで吸収し、高いレベルで結合させた作品として世界中から大絶賛され、ビルボードのチャートでは初登場4位を記録しました。因みに、ポール・サイモンは、御年70歳オーバーということで、それでいて衰えないクリエイティブ精神も絶賛の理由の一つです。

タイトル曲のサビで何度となく訴えかてきますが、「人生は自分で作っていくもの。それ自体は美しくて価値はあるが、価格では表せられない」という、何でもお金で解決したがる現代人への皮肉ととれるフレーズですね。全体に静かで美しい作品ですが、ここでは、躍動的なリズムで疾走する「ラブ・イズ・エターナル・セイクレッド・ライト」をお送りしましょう。

Paulsimon

M:Love Is Eternal Sacred Light / Paul Simon

ところで、ベテランの新譜といえば、面白いレーベルが一つあります。日本ではソニー系のエピックレーベルから発売されていますが、エピタフというレーベル。更にもっと言うなら、エピタフの中にある傍系レーベルのANTI(アンタイ)レーベル。

このレーベルは、昨年の5月頃に「ランブリン・ジャック・エリオット」という人のアルバム「I Stand Alone」をリリースしております。これは2006年リリースで、その年のグラミー賞にもノミネートされたというアルバムですから、厳密には「新作」でありませんが、日本では初リリースということでしたので、ここに含めてしまいます。

ところで、ランブリン・ジャック・エリオットとは誰か・・・といいますと、1940年代の大恐慌時代に活躍したウディ・ガスリーという人の弟子とでも言える人で、ボブ・ディランは、彼を「永らく行き分かれていた父親」とまで言って慕っています。50年代にはウディ・ガスリーと一緒にアメリカ中を放浪した、本物の吟遊詩人です。

勿論、ウディ・ガスリーは亡くなっていますが、ランブリン・ジャック・エリオットは、まだご存命で御年81歳。昨年、そのI Stand Aloneの国内盤を発売したのに合わせて、37年ぶりの来日があるはずでしたが、これは東日本大震災の影響で中止になってしまいました。大変残念ではありましたが、そんなバリバリ現役の人です。

アンタイは、ランブリン・ジャック・エリオットを今でも現役として扱っているのも凄いんですが、よくよくカタログを見ていると、2010年には、スティープル・シンガーズという、60年代に活躍したゴスペルグループのメンバー「メイヴィス・ステイプルズ」の新譜を出していたり、メンフィス・ソウルの重鎮「Booker T.Jones」の20年ぶりの新譜を2009年にリリースしたりと、よくもまぁ・・・という位、渋い人たちをリリースしております。

ただ、素晴らしいのはそこではなくて、それらの作品には、必ず、今の若手や中堅のミュージシャンが絡めていることで、メイヴィス・ステイプルズの場合はオルタナティブ・ロックの人気バンドWilcoのジェフ・トゥイーディーがプロデュースしていますし、Booker T. Jonesの2009年の作品には、やはりオルタナ系のバンド、Drive-by Truckersがバックバンドを務めていたりと、「古い酒袋に新しいお酒を入れる」ようなことするのが好きなレーベルなんですね。

昨年10月のTom Waitsの新譜「Bad As Me」もアンタイレーベルからのリリースですし今、21st Keynoteリスナーが最も注目すべきレーベルだと思います。

では、ここではランブリン・ジャック・エリオットのアルバムから、なんと、レッド・ホット・チリペッパーズのBass・フリーなどが参加している「ドライビング・ネイルズ・イン・マイ・コフィン」、そして、もう一曲はBooker T.Jonesの、こちらは正真正銘の新作「The Road From Memphis」から、若手ポストパンクバンド、The Nationalのマット・バーニンガーと、今のソウル界ナンバーワンシスターと言われるシャロン・ジョーンズをDuetで配するという、贅沢極まりないトラック、Representing Memphisを、2曲続けてどうぞ。因みに、Booker T. Jonesさんのアルバムは今年のグラミー賞ではBest Pop Instrumenntal Albumにノミネートしています。

Ramblinjackelliot Bookertjones

M:Driving Nails In My Coffin / Ramblin’ Jack Elliot
M:Reprsenting Memphis / Booker T. Jones

続いてご紹介するのはライ・クーダーさん。サザンロックからスワンプ系のアルバムには欠かせない、スライド・ギターの名手ですが、彼はもともと、先ほど出てきたランブリン・ジャック・エリオットの師匠、ウディ・ガスリーなど、大恐慌時代の労働者階級にスポットを当てた、古いルーツ・ミュージックをどこからともなく発掘してきて、新しい息吹を与えることに無常の喜びを感じるタイプの、渋好みのミュージシャンです。

そのライ・クーダーさんも昨年9月に新作をリリースし、こちらもグラミー賞のベスト・アメリカンアルバムに、The Bandのリヴォン・ヘルムの新作ライブ盤「Ramble at The Ryman」と共にノミネートしております。

ライ・クーダーさんは、99年にブエナ・ビスタ・ソシアルクラブでワールド・ミュージック探求の道に一区切りをつけて、2000年代にはアメリカの抱える様々な問題点を音楽を通して訴える作品を作っておりますが、今回のアルバム「Pull Up Some Dust and Sit Down」はテロや貧困、戦争など、現代のアメリカの問題をえぐるハードな内容となっております。

今回お送りする曲は、一昨年の6月、アリゾナ州で成立した不法移民の摘発を目的とした、史上最も厳しいと言われる新移民法へのプロテストソングです。外国人には登録票の常時携帯を義務付けて、怪しいと思ったら、警察はいつでも「しょっ引ける」という州法で、「人権侵害に当たる」として、オバマ大統領も裁判所に提訴する事態にまでなった法律です。

タイトルは「クイックサンド」といいますが、命からがら国境を抜けてアリゾナに着いたのに、そこはクィックサンド、泥沼みたいな所だった・・・という内容です。

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M: Quick Sand / Ry Cooder

さて、Ry Cooderさんの紹介の時に、グラミー賞のベスト・アメリカンアルバム賞のノミネートで、元The Bandのドラマー、リヴォン・ヘルムさんのライブアルバムもノミネートされてるといいましたが、実は元The Bandといえば、ギタリストだったロビー・ロバートソンさんも、4月に5枚目のソロアルバムをリリースしました。残念ながらグラミー賞ノミネートはありませんが、Rolling Stones誌が選ぶ、2011年のベストアルバム50では10位になっていました。

The Bandの中でもロビー・ロバートソンは、どっちかというと、机にかじりついてるほうが好きなタイプで、次第に他のメンバーから浮いてしまって、最後には自ら放り出すような形でThe Bandを解散してしまった人ですから、The Bandのファンの中では彼が嫌いという人も少なくないようで、さらに、彼のそういう性格が関連しているのか、宗教的・民族的な縛りがあって、堅苦しい・聞いていてつまらない・・・という感じだったのが、今回はそういうのから吹っ切れた感じで、初めて「いい」と思った・・・なんて感想も、ネットでは見られました。

それに、今回はエリック・クラプトンが共演とか楽曲提供で結構深く入り込んでいたり、若手のオルタナ系バンド「ナイン・インチ・ネイルズ」のトレント・レズナーも参加しているのが、いい方向に作用しているかもしれませんね。

では、ロビー・ロバートソンさんの新作「ハウ・トゥ・ビカム・クレヴォヤント」から、The Bandのデビューアルバム「Music From The Big Pink」に収録された、ロビー・ロバートソンの代表作「The Weight」の再来のような「When The Night Was Young」をお聞きいただきましょう。

Robbierobertson

M: When The Night Was Young / Robbie Robertson


*****(Part2)*****

今日は、最近の人の中で、私が見落としていた素晴らしいボーカリストをご紹介しましょう。

イギリスの女性歌手でAdele(アデル)。昨年1月に「21」というセカンドアルバムを出しました。このタイトルはその時点での彼女の年齢を表しています。つまり、21歳という、若いミュージシャンです。

この作品が今年のグラミー賞では主要3部門を含む6部門にノミネートされております。今日の段階でも、ビルボードのアルバムチャートは通算14週間No1ですし、2011年、もっとも売れたアルバムとして認定もされるなど、来月の放送日である2月13日はグラミー賞の授賞式の日でもありますが、もう「アデル旋風」吹きまくりなのが確実です。

そんな人を見落としていたのは、デビュー作「19」で、本国イギリスでは勿論、ヨーロッパ各国のチャートNo1を総なめで、その年のビルボードも2部門受賞・・・などと騒がれたものだから、「あぁ、またティーンズ・セクシー・セレブ系ね」と思い込んでしまったのが間違いの始まり。

それが、グラミーのノミネート状況とか、雑誌での絶賛具合を見ていて、「これは、ちょっとタダゴトじゃないぞ」と感じて、Adele21を聴いて見ました。すると、アデルが、虚仮威し無しの「生身の歌」で勝負している、ホントの歌だったと気がついたのです。

しかも、12月にライブアルバムが出ましたが、その中でアメリカのブルース・ロックの女王、ボニー・レイットさんの「Luck Of The Draw」から「I Can’t Make You Love Me」をカバーしており、ちゃんとベテランへのリスペクトを忘れていなません。

ということで、今日から僕は、Adeleも絶賛応援して参ります。

では、そのアデルのライブアルバム「ライブ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール」から、Someone Like Youという歌をお届けしましょう。

Adele

M: Someone Like You /Adele
(注:ジャケット写真は「21」のものです)


*****(Part3)*****

今日は、は21st Keynoteリスナーにこそ聴いていただきたい新人を二人、ご紹介しましょう。!

パート1からずっと言ってきているように、最近は若手ミュージシャンの間に「ベテランミュージシャンへのリスペクト」というか、原点回帰の時期が来ている様で、丹念に探していくと優れたミュージシャンが多く見つかります。

早速ご紹介していきたいんですが、まずは1月18日に日本盤がリリースされるイギリスの新鋭、エド・シーラン。本国ではデビューアルバムは1位を記録していますし、発売週にしてゴールドディスクを獲得しているという人気ぶりです。

プロフィールを見ていると「住所不定のストリート・シンガー」と、すごい触れ込みですが、要するに、彼は自作のれCDを作ってはライブ会場出て売りして、次のCD制作の資金作りをするそうで、年間300本以上のライブをこなして、殆ど家にいない・・・というのが真相のようです。それだけライブをこなしてたら実力もつくでしょうね。

そしてもう一人は、ピアノのシンプルな演奏とピュアな、真っ白なイメージの歌声・・・これは、ケイト・ブッシュを思い出す方がいらっしゃるかもしれません。この子は、Birdyという、やぱりイギリス出身のSSWです。なんと1996年生まれの15歳!

こちら、まだ日本盤の予定は未定ですが、既に輸入盤で話題になっておりまして、本国で発売中のアルバムには、さっきもブッカーTさんの所で出てきた若手ポスト・パンクバンド、The Natioinalやスマッシング・パンプキンのカバーなど、洋楽ファンが思わず唸るような玄人ごのみの楽曲が揃っているとのことです。

では、エド・シーラン、デビュー曲としては、イギリスでも最も売れたとされている「The A Team~飛べない天使たち」、そして、Birdyは、Skinny Loveです。

Edsheeran Birdy

M:The A Team ~翔べない天使たち / Ed Sheeran
M:Skinny Love / Birdy

今まで20年以上も音楽に携わってきましたが、こんなにいろんな方向で若手とベテランの融合が進んでる時期はありませんでした。2012年は始まったばかりですが、これからどんなふうになっていくか、目が離せませんね?

次回は2月13日・月曜日、グラミー賞授賞式の夜9時という、なんとも録音番組にはキツイ日のオンエアとなります。テーマは今回の続きのようですが、「2012年、ベテランシンガーは大忙し」という感じでお送りします。


お楽しみに!

21st Keynote

あけましておめでとうございます。(蒲野)

去年は年男だった私。正直なところ、何をするにも今更感があって燃えなかったのですが、それを過ぎた今年、なぜか色々なことに対する興味が湧いています。

例えば去年までコスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーンの富士山は、今年も参加すれば「10回目」を達成する訳で、自分自身、ある意味そこを目指しているような所がありましたし、他局のパーソナリティさんたちも「当然今年も来るんでしょ?」的な雰囲気がありました。

でも、今年は若手に譲ることにしました。

それは、心が折れたわけではありません。次の目標が出来たのです。

だって、今まで麓の浅間神社から五合目を1回と、三合目から五合目を8回も登ってきたんです。そろそろ山頂を目指したいじゃないですか。今時、麓から山頂までコンプリートしている人も少ないはずです。そう考えたらワクワクしませんか?

120103


英語も習慣だ・・・(蒲野)

12月に入り、受験生や受験生がいる家族では、いよいよ追い込みのムードになっていることでしょう。

私は、外国語大学を出ておきながら「英語堪能」というわけではありませんが、英語アレルギーはありません。英文があればとりあえず読んでやろう・・・という感じではありますが、大学を出てからコチラ、あまり英語を読む機会もなくどんどん「長文」が苦手になっておりました。

ところが、最近、21st KeynoteのFacebookページを作ってから、その生活が一変。何か新しい洋楽の記事を載せないといけない必要に迫られ、RollingstoneやNMEといった音楽雑誌のサイトを訪ねては、めぼしい記事を引っ張って引用しています。

ただ、シェアだけして放りっぱなしでは、折角読みに来てくださったリスナーさんが「路頭に迷う」ことになってしまうので(勿論、英語堪能な方は原文をどうぞ)、少しずつ「翻訳」をするようになりました。

最初のうちは「見出し」だけだったのが、その内に「ヘッドライン」迄訳すようになり、今で記事全体を訳すようになりました。特に英語ではIdiom(慣用句)を理解しないと、無味乾燥な「論文のような」文章になってしまうのですが、だんだんそういうものを見分ける技が付いて来ました。

例:Spill The Beans=うっかり秘密をバラしてしまう。

長文の中にいきなり「豆をばらまく」なんて出てきたら、「???」になって、そこで止まってしまいますね?最近はオンラインの口語辞典も発見して、そういうツールを使いながら翻訳の時間がずいぶん短くなって来ました。

勿論、「音楽雑誌」という、知識の下地があってこそ・・・という面もありますが、英語もやっぱり習慣なんだなぁと思いました。

21st Keynote

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ジテツウ・再開(蒲野)

もう、かれこれ1ヶ月になりますが、家でこたつのケーブルに足を引っ掛けた拍子に右足の親指がつんのめり、骨にヒビを入れてしまいました。それでなくても最近、どうも「コケやすい」。

もともとあまり歩き方が綺麗な方ではないけれど、これは歩くときにつま先が十分に上がらなくなているのに違いない・・・もっと鍛えなくては、と感じていました。

気候も十分自転車向きになってきたし、足も癒えてきたのでそろそろヤルか?ということで、自転車通勤を再開しました。

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いつもの香東川河川敷のサイクリングロードを走って行くのですが、みかん畑と五色台が綺麗だったので休憩がてら一枚。

これから、あまり時間に制約のない月曜・水曜・金曜を中心に、天気のいい日は自転車で行こうと思います。


21st keynote 111212OAリスト (2011洋楽トピック総ざらえ)

2011年もあと3週間ほど残すのみとなって来ました。そんな慌ただしい毎日の中立ち上がりました、21st KeynoteのFacebookページ(FBページ)は、もうご覧になりましたか?

洋楽専門雑誌のFBページから、この番組の常連ミュージシャンに関するニュースをピックアップしては、なるべく早い情報をお届けすべく、なれない英語を駆使しつつ頑張っておりますので、あなたのMusic Lifeの一助となれば幸いです。

さて、世間はクリスマスムートも盛り上がっておりますが、番組では、ありきたりですが2011年の洋楽トピックを総ざらえで参ります。ただ、細かいことまで全部網羅していたら時間も足りませんので、大きく5つの分野でくくって見ました。

★お騒がせトピック編

まずは、元日早々から賛否両論を巻き起こしましたこの方から。

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M:I Was Born To Love You / Queen

某カップラーメンのCMで、今年1月1日から放送されて、「フレディー、お前もか!」という怒りの声と「これは最高!」という両極端な反応が巻き起こりました。フレディー・マーキュリーは、洋楽ではジャミロクワイ、ボン・ジョヴィに続く登場で、シリーズとしては第五弾。

既に亡くなってる人ですから、ファンからしてみれば、思いも複雑でしょうし、特に2011年はフレディの没後20周年、Queenも結成40周年ということで、それまでのシリーズは概ね好評の方が多かっのですが、このバージョンはかなり賛否がわかれたのはそういう事情も有ったと思います。

その他には、結婚ネタもありました。ただしKeynote的ミュージシャンでも、ご子息・ご息女ではあまり話題になりません。勿論ご本人たちの話題です。

まずは、ポール・マッカートニーさん。2008年に再婚相手であったヘザー・ミルズという女性と離婚致しましたが、結構、たったの4年で破局した挙句、慰謝料も47億円・・・と、お金目当てと言われても仕方ない感じでした。ただし、ポールの推定資産は590億円と言われてますから、ちょっとクスグッタイ感じ程度だったでしょう。ポール自身、彼女を擁護する発言もしておりますし、紳士ですねぇ。

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ポールにとっては、3度目の結婚式は10月9日に、ロンドン市内で行われましたが、お相手は米国人女性のナンシー・シェベルさん(51)。彼女は、なかなか慎ましやかな方らしくて、なるべく目立たないように心がけて、メディアへの登場も少なめですが、彼女自身もニューイングランド・モーター・フレイトという会社の副社長の娘さんという資産家ですから、今度はお金目当てということも無さそうですね。

もう一人、Kissのジーン・シモンズさんも今年、めでたくゴール・イン・・・?しかも、初婚です。

Kiss

これは28年付き合ってきた恋人シャノン・トウィードさんとやっと入籍した・・・というお話で、2人の間には、既に長男・ニック(22歳)と長女・ソフィー(19歳)という二人のこどもが居ますから、実はそれ程ゴシップ的なネタでもありません。

事の真相は、彼が出演するアメリカのテレビ番組の人気シリーズで、本物のスターの家族の日常を赤裸々に紹介するリアリティ・シリーズ『GENE SIMMONS FAMILY JEWELS』の最終回で、「俺にはいろいろあったが、手に入れた本当の友人はお前だけだ。そして俺が愛したのも、お前ただ1人だ」と告白してプロポーズし、放送されたということですから、どちらかと言うと番組を盛り上げるためのエピソード作りだったともいえそうですね。

★来日編

今や外タレの来日というと、夏フェスのラインナップを見るのが手っ取り早いのですが、今年のフジロックに登場したのが、なんと37年ぶりの来日となるFacesでした。

Facesanodis

残念ながら、ボーカルはロッド・スチュワートではなく、元シンプリー・レッドのミック・ハックネルでしたが、相変わらず、ソウルの入った歌声で、フェイセズの代表的なナンバーを次々と披露して、オーディエンスを楽しませた様です。他のメンバーも、ローリングストーンズのギタリストでもあるロン・ウッドは勿論、キーボードのイアン・マクレガン、ドラムのケニー・ジョーンズというオリジナルメンバーですから、悪かろうわけもないのですが、アンコールでは、早くして亡くなったバンドメイトのロニー・レインやスティーブ・マリオットに捧げて、スモール・フェイセズ時代のナンバーを披露するなど、古くからのファンも大満足のステージでした。

それから、今年は4月に、奇跡の来日と騒がれた、伝説の白人ブルースマン、ジョニー・ウィンターさんのステージも有りました。

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もともと病弱な上、その治療薬が日本で使用禁止のため、20年前にもそれで来日話がご破算にっておりまして、それを克服しての今回の来日は、まさに「奇跡」。3Daysの初日は、誰も信用してなくて、チケットも残った状態だったのが、ネットで「キター」と騒ぎになり、後は一瞬で売り切れたと言われています。またジョニー・ウィンターさんは、7年ぶりの奇跡の新譜「Roots」も出していますし、Tom Waitsもやはり7年ぶりの新譜、Bad As Meをリリースしました。Tom Waitsはキース・リチャーズやRed Hot Cillipeppersのフリーも参加・・・ということが話題でした。

そして、変わって、こちらも大興奮の内に来日公演を行った、伝説のスーパー・グループも来日しました。

こちらは、クリームを解散したエリック・クラプトンが、やはり、クリームのジンジャ・ベイカー、トラフィックのスティーブ・ウィンウッドらと組んだ、スーパー・グループ「ブラインド・フェイス」です。あくまで今回はクラプトンとスティーブ・ウィンウッドのジョイントで来日という形ですが、事実上のブラインド・フェイス再結成でしたね。

FBページには、広島公演を観に行った、考田さんからレポートを頂きました。

「本日、広島公演に行って来ました。初めてのエリック・クラプトン様でした。MCは、「Thank You」を4~5回言っただけで、あとはずっと歌っておられました。すごいパワーで圧倒されました。大した感想がかけず申し訳ありませんが、とにかく感動しっぱなしライブで、本当に行ってよかったです」

短いですが、孝田さんの感動がヒシヒシと伝わって来ますね。有難うございました。そのほか、エリック・クラプトンとジェフ・ベックが2009年に来日した時の詳細なレポートも寄せられましたが、こちらは、なんと、21st Keynote先々代のパーソナリティ、三好さんから。こちらも有難うございました。

Blindfaith

M:Presense Of The Lord / Blind Faith

★ベテランミュージシャンの新譜編

まずは、キャロル・キングさん。彼女の初めての「クリスマス・アルバム」が発売されました。・・・タイトルも、ズバリ、A Holiday Caroleです。これは、キャロル・キングのキャロルとクリスマス・キャロルのキャロルを引っ掛けてあるわけですね。わかりやすいメロディーと、アットホームな雰囲気。さすが、キャロル・キングさんという一曲をお送りしました。

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M:Christmas In The Air / Carole King

また、Stand By Meでお馴染みのBen E.Kingさんも、坂本九さんの名曲、海外では「Sukiyaki Song」として有名な「上を向いて歩こう」の、しかも日本語カバーを出して驚かせました。

Ben E.Kingさんは、大の親日家で、東日本大震災への応援的な意味合いで録音したんでしょう。先日も来日してあちこちのTV番組で出演していましたのでご覧になった方も多いかもしれません。

★訃報編

21stKeynoteでご紹介するミュージシャンといえば、60-70年代に活躍した人やバンドがメインですから、それから4-50年経った今、どんなに早熟な人だったとしても、今は60-70歳になってるはずです。そういう事で、今年も本当に色々な方がパタパタっとお亡くなりになりました。

◎2月:アイルランドのギタリスト、ゲイリー・ムーアさんが、休暇で滞在中のスペインで急死(58歳)。

◎4月:ソウルフルで暖かいSSW、フィービ・スノウさんが、脳溢血のため死去(58歳)

◎5月:スタッフの活躍で有名なギタリスト、コーネル・デュプリーさん肺気腫により死去(68歳)
◎6月:70年代ウェストコーストロックを支えたSSW、アンドリュー・ゴールドさん心臓発作で死去(59歳)

いずれも、早すぎる逝去と、残念なお話でしたが、7月23日に飛び込んできた訃報は、とびきり衝撃的でした。

「エイミー・ワインハウス」さん死去・享年27歳。

彼女は、今時珍しい破滅型のミュージシャンで、私生活もかなり大変でしたから、もともと賛否両論有りましたが、歳に似合わない、図太い歌声はインパクト有りましたが、不世出のシンガーだったことには間違い有りません。あの時は、FMでも朝から晩までそのニュースで持ちきりでしたね。

キャロル・キングのカバーバージョンでも有名な「Will You Still Love Me Tomorrow」を、切ない雰囲気でカバーしたナンバーがよく流れていて改めて彼女の魅力を感じましたが、いよいよその音源を収録した、遺作となる未発表曲集「ライオネス:HiddeenTreasures」が、12月14日リリースされました。

Amywinehouse

ここでは、個人的には、大好きなシンガーだっただけに非常に寂しかった「Phoebe Snow」さんのヒット曲、ポエトリー・マンをお送りしましょう。

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M: Poetry Man / Phoebe Snow

★来年へ期待の集まるミュージシャン編

先日、11月29日は、Beatlesのジョージ・ハリスンが亡くなって、ちょうど10年ということで、マーティン・スコセッシ監督が製作したジョージの伝記映画「Living In The Material World」が話題になっていました。すでに東京では上映延長がでるなど、大ヒットしております。香川では、なかなか回って来ませんが、12/23にDVD、ブルーレイが発売されますから、それを待つのがよさそうです。

また、ジョージのお姉さんが、ジョージとビートルズの裏側を本にする、なんてニュースがありましたが、くだらない暴露本にならないことを祈るばかりです。

話は、最初にリンクしてきますが、ジョージが没後10年なら、今年はクィーンのフレディ・マーキュリーが没後20年、クィーン結成からも40周年ということで、今、フレディ・マーキュリーの自伝映画の製作も進んでいます。主演は、サシャ・バロン・コーエンという俳優なんですが、なかなかフレディ・マーキュリーに似ていて、本人もやる気満々ということですから、楽しみですね。

それから、今年、The Bossこと、ブルース・スプリング・スティーンにも悲しいニュースがありました。

彼のレギュラーバンドである「Eバンド」のSAX奏者で、ボスのステージには欠かせない存在だったクラレンス・クレモンズが脳卒中のため急逝し、ボスはもちろん、ファンも大ショックでしたが、Bossは、このほど、来年に向けてニューアルバムのレコーディングと、そのツアーを行うとアナウンスしました。ボスといえば、アメリカンロックの代表選手ですから、大事なメンバーをなくしても前向きに行く姿が、似合いますよね。

というように、悲しいニュースもたくさんありましたが、いなくなった人を忘れないというのが、一番の供養ですからね、逝ってしまった人たちの足あとをしっかりと心に刻みながら、新しい1年に向けて突き進んでいきましょう。・・・ということで、ここでは、ブルース・スプリング・スティーンの「Born To Run(明日なき暴走)」を。
 

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M:Born To Run / Bruce Springsteen


****Part-2****

パート1は、洋楽界の2011年を振り返りましたから、パート2では、私、蒲野誠一のCD棚の2011年を振り返ってみようと思います。こうして、一年に買ったCDを眺めてみると、今年、自分が興味をもったジャンルがわかって面白いんですが、初めてこの特集をした昨年は「スワンプ」でした。

一方、今年は「UK」でした。ビンテージ・アメリカンロックの番組なのに・・・今年4月に初めてイギリスのSSW特集をやって、あまりに深いので一回で終わらなくて、5月にももう一回アイルランドのSSW特集をやりました。その結果、今年購入したCDの約半分が「UKもの」という結果になりました。

例えば、イギリス人なのにスワンプ志向が強い人ということで、Andy Roberts & The Great Stampede・・・これなど、ジャケットからして、ホコリっぽいアメリカンな感じでしたし、ロッド・スチュワートが加入してFacesになる前の「Small Faces」もそうですね。

このあたりは、まだ昨年の「スワンプ」の影響を引きずってる部分もありましたが、突発的に広がった世界は、UKの中でも「トラッド」・・・つまり「伝統音楽」、UKでいうならケルト系ということになるでしょうか?中でも「フェアポート・コンベンション」。彼らはデビュー当時はスワンプ志向の強いバンドでしたが、ボーカルがサンディ・デニーさんに代わってから、強くトラッド志向をうち出すようになりました。

そして先月、そのサンディ・デニーさんの、Fairport Convention脱退後初のソロアルバムを買いましたが、これが実に良い感じの一枚でして、一気に愛聴盤になりました。「The North Star Grassman And Ravens」・・・ジャケット写真も秀逸なこのアルバム、以外にトラッド色は薄く、かえってアメリカンロック志向のあるアルバムですが、この中から、ボブ・ディランの楽曲のカバーナンバーをお送りしましょう。

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M:Down In The Flood / Sandy Denny

****Part-3****



パート3、今日は21stKeynote Face bookページ、スタート記念としてFace bookから頂いた「リクエスト」をお送りしましょう。

11月は、「プログレッシブ・ロック」特集をお送りしましたが、番組FBページを立ち上げるまでは私のFacebookにリンクしていたのですが、その際に私をお友達になってくださっている、ここでは「高松市のK」さんという方がコメントを書きこんでくださいました。「続編があるなら、ぜひFOCUSをお願いします」・・・ということで、早速お答えしましょう。


先月のプログレ特集の最後でも言いましたが、プログレってイギリスが発祥で、勿論アメリカにも伝わっているんですが、それ以外にもヨーロッパ各国や日本にも、果てはブラジルにまで波及していて、結構、凄いムーブメントでした。そして、私はプログレといえばELPとピンク・フロイド位しか聴いたことがなかったので、当然「FOCUS」なるグループは知らなかったので、調べましたよ。

FOCUSというのは、実はオランダのグループで、1970年デビューということなので、本家イギリス以外では一番最初にヒットしたバンドとされている様です。ファーストアルバム発売後に、4人メンバーの一人が脱退して別のバンドを作りまして、更に、もう一人バンドから引き抜いてきて、しかもそっちが新しくFOCUSを名乗ってしまったものだからややこしい!

ともあれ、その、新生FOCUSによる1971年のセカンドアルバムでブレイクして、日本でも大ヒットしたのが、「Hocus Pocus」という曲。ヨーデルみたいなボーカルがFOCUSの一つの特徴で、ヨーロッパの様々な音楽的要素が混在しています。。これを受け入れられるか否かが彼らのファンになるかどうかの踏み絵なんですが、それをクリアして曲をじっくり聞くと、なんとサウンドがメチャクチャカッコイイ。カシオペアなど日本のフュージョンが好きな人にはグサッと刺さるのではないでしょうか?

ということで、今日はFacebookで、「高松市のK」さんからのリクエスト、FOCUSのサードアルバムから、これまた超絶テクニックが炸裂する「Sylvia」をお送りしましょう!

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M: Sylvia / FOCUS


次回は2012年1月9日・月曜日、成人の日のオンエアです。テーマは、今日のパート1でも出てきましたが、今ベテランアーティストが次々に良いアルバムを発売しております。ということで、来月は「ベテラン・アーティストの新譜特集」でお送りします。お楽しみに & 良いお年を!

21st Keynote

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雨と自転車(蒲野誠一)

今日は、朝から冷たい雨がシトシト・・・こういう天気になると「あぁ、冬が来たなぁ」と感じます。

ところで、通勤路上に、最近、あちこちでよく見る「無料廃品回収所」があるのですが、ここに気になるものがあるんです。

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懐かしい、往年の名車「ブリヂストン・ロードマン」じゃありませんか。他にも、上級機種のユーラシアや、ライバルのミヤタ・カリフォルニアロードも。

高校時代、僕はこのロードマンの新車を買ってもらって、雨の日も風の日も、夏も、冬の雪の日さえも通っていたんです。それにひきかえ、今日のような雨だったり、寒かったり、暑かったり・・・で、なかなか自転車通勤が続かない僕の、なんとヘタレなことよ・・・と、雨に濡れる廃品ロードマンを横目で見ながら感じたのでした。

まぁ、今にして思えば、実家から地下鉄の駅までたかだか2Km程度だったので、現在のジテツウ・片道13Kmとは全くレベルが違うのですが・・・それに、若かったしね。

と、朝から言い訳。


遠方より友来る、また愉しからずや(蒲野)

先週末の土日、名古屋から友達が遊びに来ました。初香川ではないものの、車で来るというので張り切って県内を連れ回りました。

初日:昼頃高松に到着。

うどん1:まずは軽く「中西」で一玉づつ。

うどん2:ぐっと山の中まで走って、「三嶋製麺所」で、釜玉大

もう一軒行きたかったけど、15時も過ぎてしまったので一旦切り上げ。高松へ帰ってきて、夕食は骨付鳥。これで、初日は終了!

二日目:朝10時出発。

まずは、道の駅・滝宮でお土産タイム

続いて、坂出の話題のお店で「卵かけご飯」をブランチに・・・

そのまま旧国道を香西まで走り、根来寺方面から五色台へ上がり、五色台スカイラインの絶景を楽しんだ後、休暇村・五色台でコーヒータイム

なんと、ここから塩江に走り、行基庵さんで本格的なお蕎麦を。

本当は大窪寺の紅葉を見に行きたかったのですが、彼の帰路を考えるとここでタイムアップ。

これだけ走って食べても、まだ紹介しきれなかった。琴平のにんにくお好み焼き、大窪寺のしっぽくうどんなどなど・・・いやぁ、香川もいいところいっぱいだ。

Photo

写真は三嶋製麺所の釜玉大

21st KeynoteのFacebookページができました(蒲野)

21st Keynote

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これまで、私が唯一担当している音楽番組「21st Keynote」は、きちんとした番組HPはもちろん、ブログさえもありませんでした。

これでは、せっかく一生懸命作っている番組なのにもったいないということで、いま流行りの「Facebook」を使ってHPを作って見ました。

試験運用ですが、色々な人に見ていただきたいし、12月からはドコモやiPhoneでJFN系列のFM曲の番組を全国どこからでも聞けるサービスが始まるということで、あらゆる方法を試して「いいね」を増やしてみようと思います。

もしあなたもFacebookアカウントをお持ちなら、「いいね」をお願いいたします。

21st keynote 111114OAリスト (プログレ特集)

いやいや、本当に寒くなりました。室内での活動が多くなる時期ですが、こんな時はレコード鑑賞で新しいジャンル開拓に励んでみてはいかがでしょうか?僕は、今回「プログレッシブ・ロック」に挑戦してみました。

先月の頭に、「ピンクフロイドのリマスター盤」がワールドワイドで復刻記念キャンペーン敢行中という話題を紹介したことでテーマにしたんですが、結構、期待するコメントを頂いたりして、軽くプレッシャーがかかっております。結構、プログレ好きの人って多いことに驚きました。

しかし、プログレ=長尺という事実もあって、今日は「プログレ四天王」と言われる4つのグループの代表作から一曲づつという、「ド定番」で終始することをお許しください。

そもそもプログレというのは、1960年代後半にイギリスから始まったロックの形態の一つで、ピンクフロイドの1970年作品「原子心母」の日本盤帯に記された「ピンクフロイドの道はプログレッシブロックの道」・・・というコピーが、世界で初めて使われた例だと言われています。

日本発の言葉でありますが、今は世界中で使われています。今なお、細分化が進んで、非常に捉えにくいジャンルですが、プログレ黎明期の最も重要なバンドがキング・クリムゾンです。この怪しげなジャケットで有名な1969年のデビュー作、「クリムゾン・キングの宮殿」から、オープニングを飾る「21世紀のスキゾイドマン」でスタートです。

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M: 21st Century Schizoid Man / King Crimson

千津ちゃんのように、「あ~、この曲聴いたことある!」と思った方も多いでしょう。プログレは大仰なテーマを持ったドラマティックな楽曲が多いので、テレビのバラエティやラジオ番組の、ちょっとフザケタ感じのBGMなんかでよく使われますね?因みに桑田佳祐さんの「やさしい夜遊び」の番宣では原子心母が使われています。

プログレッシブロックは、それまでのロックを基に、より多彩な表現を求めて実験的に生み出されてきたもので、それが進歩的=プログレッシブと呼ばれる所以ですが、特に芸術性を高めてクラシック音楽の方法論やオーケストラとの共演などを打ち出してきた事に共通点が見られます。EL&P(エマーソン・レイク&パーマー)の「展覧会の絵(ムソルグスキー)」など、一番有名な例でしょう。クラシックのような組曲になっていたり、一曲にも起承転結をハッキリつけて行くために、長くなるのは必然です。

先出の「プログレ四天王」の基本ベースもこういうところですが、それぞれに少しずつ方向性が違っています。先ほどのキング・クリムゾンはシンセサイザーやメロトロンといった、当時最先端の電子楽器を駆使して、テクニカルな方向性を打ち出したバンド。一方、これもプログレの大きな特徴の一つですが、「アルバム全体をひとつのコンセプトとして纏める」傾向にあります。

ロックの世界で、アルバムのトータルコンセプトを打ち出した最初のアルバムはビートルズの「Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band」と言われていますが、今考えると、あれは「『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』」という架空のバンドのライブ~レコードというシチュエーションを統一した」・・・というトコロ止まりだったと思っています。

プログレのそれは、全体をひとつの物語でまとめたり、一つのテーマでまとめたり・・・という、もう少し踏み込んだものになります。特にその傾向が強いのが、ピンクフロイドです。「人間社会への批判を動物に例えたロック版鳥獣戯画・アニマルズ」とか、「あらゆる物と物の間にある壁・ウォール」・・・と言った感じ。

なかでも最も重要なアルバムが、ロック史上屈指の名盤と呼ばれる「The Dark Side Of The Moon」。これは「人間の中に潜む狂気」をテーマとした作品で、これ以後ピンクフロイドは人間社会や精神世界を深くえぐるようなトータルコンセプトの作品を作るように方向が変わっていきます。

このアルバム「狂気」は、ピンク・フロイドにとっては初の全米1位獲得となったほか、ビルボードの200位以内に15年間(741週)に渡ってランクイン。さらにカタログチャートでは30年以上(1,600週以上)に渡ってランクインすると
いうロングセラーのギネス記録を打ち立てた歴史的なアルバムです。そして、今またリマスター盤が今絶賛発売中ということで、まだまだ売れるんでしょうね、きっと・・・

何はともあれピンクフロイド「狂気」から、全米でも13位を記録した「Money」をお送りしましょう。

Pinkfloyd

M:Money / Pink Floyd

 

さて、ピンクフロイドがアルバム一枚のトータルコンセプトを重視したバンドだったのに対して、『バンド自体がトータルコンセプトを表現する媒体』であったYESをご紹介しましょう。

YESは、John Andersonの考える世界を実現するかしないか・・・が第一義的ですからメンバーチェンジも非常に激しくて、非常に不安定なバンドでした。John Anderson自身も3回脱退しているらしいです(笑)。ここでは、キーボードがトニー・ケイに変わって、マルチ・キーボーディストのリック・ウェイクマンの加入で、より多彩でドラマティックな構成の楽曲が実現し、一つのピークを迎えたとされる名作「フラジャイル・邦題:こわれもの」から、Round Aboutをお送りしましょう。

Yes

M: Round About / YES

YESといえば、40代の僕らでは、83年の大ヒット曲「Owner Of A Lonely Heart」が思い出されます。当時もプログレの「恐竜バンド」が復活!みたいな言われ方していた覚えがありますが、一聴するとハードでヘビーで、大仰な音作りなのに、コーラス部分はいかにもUKっぽくて美しくもある。もともと、ハードなサウンド+ダイナミックなボーカルというのがコンセプトだったので、昔からのファンも納得の楽曲だったわけですね。

さて、ではプログレ四天王、最後のグループは、ELPこと、エマーソン・レイク&パーマー・・・彼らは、プログレの一つの特徴であるクラシック志向が一番強いバンドです。ELPはギタリストがいないバンドで、キーボード奏者のキース・エマーソンがキーマンだったせいで、そういう方向になったのかもしれません。

本当はELPといえば、「タルカス」か「恐怖の頭脳改革」から選曲するのが定番ということになりますが、今回は「四部作」という最後期のアルバムをご紹介します。このアルバムはもう三人が気分的には分裂していて、それぞれのソロ作品を作っていた頃ですが、それをレコード1面づつ収録して、さらにELPとしての作品1面分(2曲)を加えたLP二枚組の大作でした。この中の「庶民のファンファーレ」がたまらなくカッコイイし、もう一曲グレッグ・レイクの朗々としたボーカルが魅力的な海賊・・・これもドラマティックな展開が魅力的な楽曲です。

Elp

M:Pitates / Emerson, Lake & Palmer

今回、プログレにこんなにしっかり向かい合ったのは初めてでしたが、素直にカッコイイと思いました。

プログレを調べると、本家イギリスとアメリカはモチロン、イタリアとかドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、果てはブラジルまで、ありとあらゆる国でバンドが存在しますが、それだけ奥が深いジャンルといえるのではないでしょうか?


☆★Part-2★☆

第一部では「プログレ」の、様式の特徴の一つは、ロックとクラシックの融合・・・ということをご紹介しました。

何かと何かの融合というのはロックとクラシックに限らず、ロックとジャズ、ブルースとロックと色々ありますが、中には、「相性の良い悪い」はあると思います。「音楽にチカラを借りた愚痴・ブルース」とクラシックも、なかなかに融け合わない組み合わせです。プログレバンドのメンバー選びにも、そんな逸話がありました。

プログレは、実験の要素が強いせいか、結構どのバンドもメンバーの入れ替えが多くて、その都度「バンドメンバー募集」と相成るわけですが、ここで登場するのは「キング・クリムゾン」です。

キング・クリムゾンがデビューに向けてバンドメンバー募集を行ったときに応募してきた中に、のちに有名になる二人の男がいました。それがなんとエルトン・ジョンとブライアン・フェリーです。

エルトン・ジョンも確かにクラシックへの親和性はありそうな気はしますが、ここでは残念ながら「キング・クリムゾンには合わない」ということで、落選してしまいます。後に彼はポップス路線で大成功しますから、これは単なる相性・イメージの問題だったのでしょう。

そして、もう一人のブライアン・フェリー。この人も後に「Roxy Music」を組む有名な人ですが、この当時は女子校の美術講師をしながら制作活動を行う陶芸家でした。で、彼もこのオーディションでは落選してしまいます。ただ、当落の差は僅差だったようで、彼はキング・クリムゾンの事務所「EG」にかなり気に入られて「非常に惜しい人材だ」と絶賛されます。

結局、ブライアン・フェリーが当時組んでいたバンドのライブを見たEG関係者がマネージメント契約を取り付け、Roxy Musicとしてデビューを飾るわけですから、落選したとは言え、いいプロモーションにはなったようです。このロキシー・ミュージックも大変面白いバンドで、紹介しようとするとかなり時間を要しますので、またいつか違う形でご紹介しましょう。

プログレ周辺のバンドの御多分にもれずメンバーチェンジの多い「ロキシー・ミュージック」ですが、活動全体を通して一番評価の高いアルバム「AVALON」の中から、大ヒット曲「More Than This」をお送りしましょう。

Roxymusic

M:More Than This / Roxy Music



☆★Part-3★☆



さて、パート3、先月はトニー・ベネットのニューアルバムをご紹介しましたところ、「ディスコ特集だと思ったら、最後、ジャズになったのでびっくりした」というご意見を、さる方面から頂きました。

この番組は三部構成になっております。第一部はその月の特集のメインパートで、第二部は本来、私のレコード棚から名盤・珍盤をご紹介するコーナーでしたが、いつの間にか第一部の続編的な扱いになっております。
そして、このパート3は新譜を紹介するコーナーで、その月の特集とは関係ない雰囲気になっている場合が多くなっています。

確かに先月はディスコからジャズ・・・と、ちょっと飛びすぎましたかねぇ・・・と反省しております。が、しかし、今月もちょっと異質なコラボレーションをご紹介します。実はまたジャズなんですが、コラボレーションの一方がエリック・クラプトンなら許していただけますか?

そのコラボのお相手は、現代ジャズ最高のトランペッターの一人、ウィントン・マルサリスです。彼のお父さんはピアニストで、お兄さんのサックス奏者、ブランフォード・マルサリスはスティングとの共演でロック畑の人にも有名な方です。そして、弟にはトロンボーン奏者のデルフィーヨ、更にドラマーのジェイソン・・・と、言ってみれば、ジャズ界のビーチ・ボーイズかテイラー兄弟という、いわゆるサラブレッド。

特にウィントンはデビュー直後からクラシックとジャズの融合に熱心で、今ではクラシックの演奏者としても有名なほどです。考えてみれば「クラシックと融合」というのは、今日のテーマのプログレとも共通しますね。

今回ご紹介するアルバムは、今年の4月にNYのリンカーン・センターで開催されたコンサートのライブ収録で、エリック・クラプトンがブルースやジャズの名曲を取り上げて、ウィントン・マルサリスがアレンジを施したものだということです。

このアルバム「Play The Bluesには廉価版のCDもありますが、21stKeynoteとしてはDVDがセットになったバージョンをお勧めします。今回のライブは二人共かなりリラックスして、音楽を楽しんでいる様子がありありと聞き取れますが、逆に音だけでは「ゆるすぎるんじゃないの?」という散漫な印象になってしまいます。その点DVDになると二人の表情が見て取れて、「ギターの神様」とか、「ジャズの巨匠」なんて肩書きも関係なく、ただ音楽に身をゆだねる二人の男・・・という感じがよく伝わります。

ご紹介するのは、ご存知「レイラ」なんですが、これもクラプトンは最初ヤルつもりがなかったけど、ウィントン側のメンバーの強いリクエストで実現したってエピソードも、微笑ましいですね。

Wmec

M: Layla / Wynton Marsalis & Eric Clapton

ということで、今夜も21stKeynote、お楽しみ頂けましたか?あなたも「このアーティストを特集して欲しい」なんてリクエストがあればどしどしお寄せ下さい!

宛先は、お葉書の場合は郵便番号760-8584、FM香川、FAXの場合は087-837-7870、e-mailは、webmaster@fmkagawa.co.jpまで

次回は12月12日・月曜日、夜9時にお会いしましょう。次回のテーマは、年末らしく「2011年洋楽トピックス総ざらい」です。お楽しみに!

21st Keynote

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しっかりしろ! (蒲野)

光学機器メーカーの名門・OLYMPUSが粉飾決算に揺れています。OLYMPUSといえば、僕らが子供の頃、たいていどこの家にもあったハーフサイズカメラ「PEN」でお馴染み。

しかも、そのPENと、70年代・重厚長大が当たり前の一眼レフを「小型軽量」にした名作OMシリーズを設計した米谷美久(まいたに・よしひさ)さんは香川県観音寺市出身の方。

カメラの設計者で世界的に名前が知られているのは「オスカー・バルナック」と「米谷美久」しかいないほどの凄い人なのだ。

米谷さんも、草葉の陰で泣いてるよ。まったく。

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ついでに昭和30年製の、僕のOlympusflexも・・・


遂に自転車で「島」上陸!(蒲野)

本当は、GW辺りから、友人と「小豆島に自転車でツーリングしましょう」と話していたのですが、今年の長雨・台風・猛暑、そしてイベントに阻まれて延び延びになっていました。

「行く行く詐欺」も、もう終わり。ついに、昨日、溜まりに溜まった振替休日をとり、番組「香夢音 i-pal」で仲良くなったアメリカ人・ジェレミーを加えて、三人で「小豆島Touring」に行って来ました!

一緒に行こうと言ってた友人とは、実は「樹木医」の資格を持った方。その希望により、今回のTouringのコンセプトは「樹木医と行く、小豆島3大巨木を見に行くTouring」に決定。

土庄港に降り立ち、まずは銚子渓方面へ走り、宝生院の樹齢1500年のシンパクを訪ね、中山農村歌舞伎舞台から小豆島町方面に下り、小豆島ふるさと村の先の誓願寺にある、樹齢1000年以上という巨大ソテツを見る。そして、土庄に戻り、この春、スペイン・アンダルシアから千軒のヘルシーランドに移植されたという推定樹齢1000年のオリーブに会う・・・

総延長約30KmのTouringは、アップダウンも多く、ジェレミーを除く初心者にはめっちゃ厳しいコースでしたが、これで音を上げていたら何処にもいけないし・・・っていうんで頑張って走って来ました。

1000年オリーブは、まだ訪ねる人も少なくひっそりと立っていましたが、その凛とした品のある姿で僕達を迎えてくれました。合計3500年分の歴史を訪ねる、有意義な旅はとてつもない達成感を与えてくれました。

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21st keynote 111010OAリスト (Disco Music特集)

連休最終日、いかがお過ごしでしょうか?

今年の10月は順調に冷え込んで来まして、「10月ってこんなに寒かったっけ?」と思わず思ってしまいます。っていうか、これが本来の秋なんですが・・・。日中の直射日光の暑さに惑わされて、うっかり夕方まで半袖でいたりすると風邪を引いてしまいますのでお気をつけ下さい。

・・・という今日は10月10日・体育の日ということで、寒さもダンスで吹き飛ばそう!とばかりに、自然に体が動いちゃいそうな「Dance Music=Disco特集」で Let's Fever!

Saturdaynightfeverost

M:You Should Be Dancing / The Bee Gees

僕らの世代(アラフォー)で最初に音楽で踊るという事を知ったのが、映画「サタデーナイトフィーバー」というのに異論を挟む人は少ないでしょう。この映画は78年に日本で公開されたましたから、僕らは小学~中学校くらいだった筈です。この映画のサントラは、『あの』ビージーズがディスコサウンドになったと、びっくりしたファンも多かったと思いますが、僕らには、あれが「ビージーズ」なんですね(笑)。

二枚組で、ビージーズ、KC&The SunshineBand、Kool&TheGang MFSB等々今やディスコクラシックといっていいナンバーが目白押しの大名盤です。そして、「フィーバー」という言葉も、この映画から一般的になったと記憶しています。いろんな意味でエポックメイキングな映画でした。

しかし、この当時は僕らは中学生で、ディスコなんてまだ足も踏み込めない頃だったわけですが、この番組のメインのリスナーになるであろう、僕らの親世代は・・・というと、60年代からのゴーゴーなんてなんて音楽で踊りまくっていたんでしょうね。

生バンドで・・・ミニスカートにブーツでセクシーダンスを踊っている若き頃の母親・・・さすがにその頃のダンスミュージックまではこの番組ではカバーしませんけど。

それが小屋の方でも生バンドまで賄いきれなくなって、レコードをガンガンかけるようになったのが、70年代に入った第一次ディスコブームですね。この頃の中心のジャンルは、ソウル・・・そのブームを代表するのが、Van MacCoy & The Stylistic Orchestraの「ハッスル」や、The Stylistics「愛がすべて」です。

Nanmccoy Stylistics

M:The Hustle / Van ManCoy & The Stylistic Orchestra
M:Can't Give You Anything (But My Love) / The Stylistics

こんな風に、The Hustleがかかっている間はシートでお酒でも飲んでたものを、あの大仰なトランペットのイントロを聴いた瞬間に「イェ~イ!」って、フロアに飛び出していったお父さん・お母さん、手をあげなさい!!

ジャケット写真は、特にVan MacCoyは今やコンピものかベストしかなくて雰囲気が出ませんので、敢えて日本盤EPのジャケットを使ってみました(笑)

Abba

M:Dancing Queen / ABBA

ちょっと、チークタイム的に選んでみました。

スェーデンのポップ・グループABBA・・・1976年の世界的な大ヒットナンバー・Dancing Queen・・・今聞くと、ノスタルジックな感じさえある、「ちょっとダンサブルなポップチューン」なんですが、ABBAの、ヨーロッパやオーストラリア出の人気は凄まじい物があるようで、今の、LadyGAGAやマドンナにも大きな影響を与えているという意味でもとても重要なグループです。

この当時は、まだ「プロモーションビデオ」なんてものはなく、Youtubeで探しても、ABBAの演奏に合わせてオーディエンスが踊っている姿を捉えた「ライブ映像」くらいしか出て来ません。でも、このゆったりとしたコーラスに小刻みなシャッフルリズムがとても心地良いですね~

はい、この曲で見つめ合いながらゆったり踊ったお父さん・お母さん・・・出てきなさい!

Quincyjones

M:Ai No Corrida / Quincy Jones

さて、ハッスルとかスタイリスティックスの頃が、第一次ディスコブームというのは大体定着していますが、70年代後半に起きた、いわゆるディスコフィーバーを第二次とするかどうかはちょっと意見が分かれるところで、ウィキペディアではこれをひとつのムーブメントとしてまとめています。でも、私は大きな違いがあると思っています。下手したらジャンルさえ変わってる感じです。

例えば、70年代後半に、ABBAのダンシング・クィーンと同時期から現れたドナ・サマーは、初代ディスコ・クィーンという位置づけになっていて、ここから洋楽ポップ=ダンスミュージックという流れになってきたような気がします。そう、それまでは「踊る曲」と「聴く曲」は違っていたのです。

で、そんな流れを決定づけたのが、やっぱりマイコー(Michael Jackson)でしょう。マイケルとプロデューサーのクインシー・ジョーンズが初めて組んだ「Off The Wall」、続くスリラーが、完全に洋楽の方向性を変えました。すべての音楽は踊れるものだ・・・って。あの頃ヒットした曲って、みんなディスコナンバーでしたよね?デビッド・ボウイもイエスもホール&オーツもですよ!

・・・で、この頃がダンスミュージックというよりも、音楽全体の爛熟期だったような気がします。そのあと、90年代に入ったらユーロビートとヒップホップになってしまって、もうこの番組もお呼びじゃありませんから。

では、体育の日に因んで、体を動かすダンスミュージック特集・・・第一部は、いま出てきた二人の代表作をもう一曲づつノンストップでお送りして一旦締めましょう。

Donnasummer Michaeljackson

M:Hot Staff / Donna Summer
M:Don't Stop 'till You Get Enough / Michael Jackson


☆Part-2☆

BGM:Venus / Mananarama

Bananarama

お~っと、バナナラマのビーナス!!まだまだ続きますね?

80年代バブル期を象徴するといえば(第三次?)ディスコブーム・・・そのディスコブームを象徴するアイコンが、このバナナラマ。お世話になったひと、多いですよね。この頃になると同世代になりますが・・・

私もこのバージョンのビーナスは嫌いじゃないし、当時も訳もなく盛り上がりたいときには、このイントロが聞きたくなったものですが・・・とはいえ、21stKeynoteリスナー的には「バナナラマだとぉ~(怒)」という向きが多いでしょうから、早速話は本題に入っていきたいと思います。

イギリスのダンスポップユニット、バナナラマ。デビューのきっかけがセックスピストルズのメンバーが使っていたリハーサルスタジオの二階に彼女たちが住んでいたから、そのレコーディングにも引っ張り出されていたため・・・なんて、骨太なエピソードもあるとは、今回調べて初めて知りましたが、この曲には「ポップソング」とバカに出来ない魅力があります。

まず、この耳に残るイントロ!これは、これまた80年代始めに大ヒットしたオランダのパロディ集団、スターズ・オン45によるショッキング・ビートルズのブレイクにも使われていて、いかにインパクトのあるサウンドか・・・という証拠ですね。

Starson45

BGM:Shocking Beatles / Stars On45

もちろん、この番組のリスナーであれば、このVenusという楽曲が、70年代に「ショッキング・ブルー」というバンドの全米No1ヒットナンバーのカバー曲ということはご存知かと思います。ショッキング・ブルー自体、オランダのバンドで本国やアメリカではそこそこヒット曲を飛ばしていますが、日本では限りなく「ビーナス」の一発屋に近い扱いですが・・・

ただ、このビーナスという曲、イントロもさることながら、メロディやリズム面でももともと魅力的な楽曲だったと思います。それが証拠に、バナナラマのバージョンは、サウンドこそディスコ調になってますが、基本的な部分は驚くほどショッキング・ブルーのオリジナルに忠実で、それだけ元々の完成度が高かったということでしょう。

この番組は元々「ロック」の番組ですから、バナナラマで始まるのもいいんですけど、やっぱりオリジナルのロックチューンを紹介しなくちゃ・・・ということで、1970年に全米No.1ヒットとなったショッキング・ブルーのバージョンをお楽しみいただきましょう。

Shockingblue

M: Venus / Shocking Blue

おまけ・・・Shocking Blueのビジュアル。時代がかってますな(笑)

Shockingblue2


☆Part-3☆

パート3は届いたばかりの新譜をご紹介しましょう。アメリカ・ポップス界の重鎮で、フランク・シナトラ亡き今、最高のエンターテイナーとして名高い、Tony Bennettさんの、10月5日にリリースされたばかりのアルバム、「Duets II」です。

Tony Bennettといえば、古くは60年代に「霧のサンフランシスコ」という世界的大ヒットを持っていまして、1926年生まれということですから、御年85歳。イタリア系の人らしく、朗々と歌い上げる声と、細やかな表情を歌い分ける歌唱力の高さから、大先輩のフランク・シナトラからも「金を払って聴きたいのはトニー・ベネットの歌だけだ」と言わしめたという逸話もありますし、SONY MUSICの公式ページでは「100枚以上のアルバム、グラミー生涯業績賞を含む、15のグラミー賞受賞で『宇宙一権威のある歌手』だそうです。

恥ずかしながら、私は「グラミー生涯業績賞」なんてものがあるとは今の今まで知りませんでした(笑い)

そんなTony Bennett90年代に入ってからはクラプトンやベイビー・フェイスなどのアンプラグドブームを作ったMTVにも進出して、若者世代にも食い込むみます。90年代といっても、60歳半ばですから、そのバイタリティには驚かされます・・・が、そんな程度で驚いちゃいけません。

2006年には80歳を記念する「デュエッツ:アメリカン・クラシックス」をリリースします。これはタイトル通り、彼の広い交友関係を生かしたデュエットをコンパイルしたアルバムで、共演者はバーブラ・ストライザンド、ポール・マッカートニー、ジェームス・テイラー、エルビス・コステロ、スティング・エルトン・ジョンなどなど。Tony Bennettがフェイスブックやってたら、お友達も凄いことになってる気がしますが・・・

そして、このほど発売されたのがその第二弾「Duets II」。今度はどんな人とデュエットしているか?といえば、シェリル・クロウ、k.d.ラング、ウィリー・ネルソン、といった、2003年のDuetアルバム「With My Friends」でも共演した人とか、アレサ・フランクリン、ナタリー・コール、マライア・キャリーといった、「さもありなん」という人・・・そして、なんといっても、冒頭からレディ・ガガ!

初回ボーナスDVDでこのデュエット模様をスペシャルライブで収録していますが、ガガ様も当然出演しておりますよ。まさか、あのセクシーな衣装では登場しませんでしたが、アダルティーなドレス姿に髪は緑色でしたね~

そして、もうひとつの目玉は、先日惜しくも亡くなってしまったエイミー・ワインハウスとの共演。これは文字通り彼女の最後の演奏となりまして、彼女もこの共演については大喜びしたというニュースも有りましたから、余計に悲しくなります

では・・・どっち聞きますか?といわれたら、やっぱりここは、ガガ様でしょう。

Tonybenett

M: The Lady Is A Trump / Tony Bennett With Lady GAGA
BGM: Body And Soul / Tony Bennett With Amy Winehouse

いや~、エンターテイメントですねぇ。GAGA様も凄いですねぇ。言われなかったら、ジャズの大物歌手ですよ。やっぱり、彼女は単なるキワモノじゃなくて、超一流のエンターテイナーであることも証明されましたね。

ちなみに、このアルバム、既にアメリカでは発売されていて、ビルボードのアルバム・チャート初登場1位獲得!60年以上の活動の中でトニーにとって初のNo.1獲得となり、【史上最高齢全米No.1】獲得記録を樹立!同時に今聴いているシングルのエイミー・ワインハウスとの「ボディ&ソウル」もHot100にチャートインし、【史上最高齢全米シングルチャート・チャートイン】です。

さらには【チャート在位の最長記録】も獲得してます。トニー・ベネットの作品がチャートインした週をトータルすると53年2ヶ月も在位しているというスゴイ記録!アメリカの音楽界の層の厚さとか、懐の深さを感じますね。

因みに、このアルバムリリースに向けて、Tonyがインタビューに答えた言葉。

『いい音楽は生き永らえる。長持ちするんだ。そこに誠意がある。刺激的なものは売れるかも知れないが、だからといって正しい訳ではないからね。6ヶ月後、6年後には、みんなこう言うよ。「あれはそんなによくなかったね」って。誠実なものは生き残るのさ。』

因みにこのアルバム、今年のグラミーノミネートに間に合っていますから、来年は「85歳をグラミー賞で祝う」なんてシーンがあるかも知れません。

さて、来月の21stKeynoteは、11月14日(月)21:00から放送。

次回は、今、全世界的にリマスター盤の発売で話題になっているPink Floydに因んで「プログレッシブロック」特集やっちゃいます。お楽しみに。


侮れない!高校の備品(蒲野)

毎週木曜日・夜9時から絶好調放送中のニジュウマルな放課後X。メインコーナー「学校ウォーカー」は、パーソナリティの岡加依子が、阿藤快さんばりに県内の中学・高校をぶら~り一人旅。

明日は、先週に引き続き、坂出工業高校の「自動車部」を訪ねます。「女子より車」という、CRAZY LOVEな自動車野郎どもの熱き魂を聴いてやって下さい。

さて、街の小さな自動車整備工場と変わらない整備場の一角でお宝発見!う~ん、侮れない高校の備品。

110928jaguar

岡加依子は全然興味ないと思われるので、こちらで拾っておきます。何がお宝か・・・解るかな~?

中秋の名月 Encore (蒲野)

110912fullmoon

夜空を見る余裕がなかった方へ・・・

21st keynote 110912OAリスト (ロックで残暑お見舞い?)

いやいや、先日の台風12号はすごかったですね。あの晩は、僕も夜中まで台風対応してましたけど、一度雨が弱まったときに夜食を買いに出たら、香東川の水が、郷東橋の1mか2m下まで増水していてゾッとしました。今回も高潮警報が出てましたから、海に近いところの人は怖かったと思います。実際、香川県でも犠牲になった方も出ていますし、勿論、和歌山とか、三重県にも大きな被害が出ています。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

ただ、台風が過ぎたと同時に朝晩が急に寒くなりました。一日の寒暖の差が激しいので体調管理には気を付けてください。それでは今夜も、夏の終わり・秋の始まり」にふさわしいロックの名曲をお楽しみ下さい。

ロックで残暑お見舞い・・・オープニングは定番、グレン・フライ「The Heat Is On」から・・・

Glennfley

M: The Heat Is On / Glenn Frey

さて、夏の間賑わった海ですが、お盆を過ぎたところから急速にシーズンオフという感じになっていきますね。また、陽が落ちるのも早くなって、夕暮れの海岸で人がいないとホントに寂しい感じがします。特に瀬戸内海じゃサーファーもいませんから。

その点、ハワイへ行くと9月でもサーファーどころか普通にみんな泳いでます。夕暮れになっても夜になっても賑やかなものですが、湿気が少ないだけに涼しい風なんか吹いたりして、いい感じです。そのハワイを代表するミュージシャン、セシリオ & カポノの、クールダウンしたナンバーをお送りしましょう。お送りする曲は、モチロン、彼らの出世作である、3rdアルバムからタイトルナンバー「ナイト・ミュージック」です。

Ceciliokapono Chrisrea

M: Night Music / Cecilio & Kapono
M: On The Beach / Chris Rea

セシリオ&カポノはジャケットも有名なもので、二人が立っているのは、海が見える展望スペースでしょうか?オレンジ色の夕暮れから夜の空まで、グラデーションが美しいです。手前には真っ赤なアンセリウムが浮かび上がって、これだけで華やかな感じがしますね。ハワイでは夕暮れの海辺っていっても、日本のような寂しさは微塵もありませんが、同じ浜辺でも、イギリスのミュージジャン、クリス・レアさんの手にかかるとガラっと雰囲気が変わります。

クリス・レアさんは、御年ちょうど60歳。もともと、ジョー・ウォルシュの歌を聞いてミュージシャンをここドざしたそうですが、1978年にデビューした当時はエルビス・コステロやブルース・スプリングスティーンと一緒にグラミー賞の新人賞で話題に上ったらしいです。こんな声だとCWニコルみたいなアウトドアなオジサンぽいですが、 実は、線の細いイイ男だったりするんですけが、今もきっと、ちょい悪オヤジなんでしょうね。

実は、クリス・レアという人も、なかなか苦労した人で、最初はさっきも言ったとおり、アメリカのグラミー賞で騒がれるスマッシュヒットだったんですけど、本国イギリスでは今ひとつパッとしなかったんですよね。で、当時人気絶好調だったビリー・ジョエルの二番煎じ路線を強制させられそうになって、レコード会社との関係も冷えていきます。で、5枚目のアルバムなんかはデモテープを、ほぼそのままリリースされちゃうくらいまで険悪なムードだったのですが、これがアイルランドとヨーロッパ大陸で大ブレイクします。数カ月で50万枚!特にシングル「ハートビート」はヒットチャート20位まで上がりました。

それでやっと本国イギリスでも火がついて、86年にこの名曲、On The Beachを含むアルバム「On The Beach」がリリースされるわけです。このOn The Beachという曲も、今世間一般によく聞くのは88年に全英12位のヒットとなったポップなバージョンですが、86年のオリジナルバージョンのほうが誰もいない浜辺で、一夏の恋を振り返る染み染みとした味がありますね。

秋の海辺で、過ぎた夏の恋を振り返るという図式は事の洋邦を問わないんですね。

Marlenashaw Ewf


M:You Tought Me How to Speak In Love / Marlena Shaw
M:After The Love Is Gone / Earth Wind & Fire

さて、夏といえば日本ではTube、山下達郎、サザン・オールスターズ・・・と相場が決まっていますが、今おかけした楽曲の内、先にかけた曲はサザンの「いとしのエリー」か?と思った方はいませんか?

これは、マリーナ・ショウという人の有名なアルバムで、「Who Is This Bitch, Anyway」から、「You Tought Me How to Speak In Love」という、オトナっぽいムードの曲です。ついでにアルバムタイトルの直訳しておくと「で、誰よ、このアマ?」と、あまり柄がいいタイトルじゃありませんが、姉御肌でカッコイイ彼女のことをよく表してるタイトルかな?と思います。

1974年の作品で、いとしのエリーは1979年のヒット曲ですから、桑田さんの「パクリ」と言われても仕方ありませんが、マリーナ・ショウというミュージシャンが、当時も今も、知る人ぞ知るミュージシャンだったことを考えたら、桑田佳祐さんが、彼女の曲をここまでリスペクトしていたという事の方を感心するべきじゃないでしょうか?

夏バンド・サザンですが、こういった「過ぎ去った夏の恋」の代名詞でもありますし、その元ネタとして有名な一曲をお送りしてみました。そしてもう一曲はアース・ウィンド・アンド・ファイア、アルバム「I am」から、名曲「After The Love Is Gone」という、サザンに通じる「燃え尽きた夏の恋」を思わせる名曲でした。

この曲には明確な季節は出て来ないんですが、デビッド・フォスターの美しいピアノとストリングス、それにアースの、黒人らしいエモーショナルなコーラスに押さえ気味なホーンが相まって、そこはかとない寂寥感は、正しく秋の雰囲気じゃないでしょうか。

デビッド・フォスターも今やスーパープロデユーサーの名前を欲しいままにしておりますが、このアルバムが出た1979年当時は全く無名の新人。でも、楽曲の良さ、構成の良さ、全てが完璧で、アースの中でも最高傑作と挙げる人が多いのも頷けますね。そして、この曲もこのアルバムのハイライトを飾る永遠の名曲です。

Neddoheny

M:Postcards From Hollywood / Ned Doheny

パート1最後の一曲は、これまた、秋の夜にぴったりな曲。こちらAORの名盤「Hard Candy」でおなじみのNed Dohenyさんです。

覚えていますか?1991年の映画「波の数だけ抱きしめて」で、主人公たちのミニFMが絶好調な頃のシーンで流れましたね?ネッドさんの曲・・・つまり、夏真っ盛りな感じでした。ただ、ネッド・ドヒニーさんは、日本ではあのちょっと翳りのある歌声が人気でしたが、本国では全然パッとしなくて、三枚目はお蔵入りするという憂き目にあっております。

日本では、さっきの「波の数だけ抱きしめて」で、AOR人気が再燃して・・・特に、ネッド・ドヒニーに対するラブコールが大きかったもので、日本独自企画のオリジナルアルバムを数枚リリースしました。その中でもとりわけ人気が高かった一曲、Postcards From Hollywoodという曲のアコースティックバージョンをお送りしました。

歌の季節は、ちょうど今頃から冬の頃だと思いますが、ハリウッドに居る、別れた彼女から届いた絵葉書・・・「コモエスタ(これは、スペイン語で「元気?」ってかんじですね)・・・こちらは、海が素敵よ」「私のこと、まだ思っていてくれているかしら?私、また貴方のもとに戻りたいの・・・」という事が書かれているんです。

秋はひと夏の恋が終わって、寂しげな季節かと思ったら、昔の恋がまた戻ってくる・・・な~んて話も、似合う季節なんですね。

☆Part-2☆

(BGM:Summer Brreeze / Seals & Crofts)

Sealscrofts

すっかり「一夏の恋の終わり」特集になっておりますが、パート2では、まずBGMにシールズ&クロフツというデュオのヒット曲でありますSummer Breeze、「思い出のサマーブリーズ」という曲をお聞きしております。

これまた過ぎ去った夏の風を感じている曲か?思いきや、元々この曲は7月頃の事を歌った歌で、サビは「夏の風は心地いいね。ジャスミンの香りを運んでくるから・・・」という感じで、全然、残暑の歌じゃないじゃありません。それどころか「夏の夕暮れに仕事から帰ると、キッチンで君がご飯を作りながら僕を迎えてくれる」・・・という幸せの絶頂な歌ですね。

なのに、「思い出のサマーブリーズ」なのは、マイナーコードの曲調が「あぁ、あの頃は幸せだったのに」というムードを醸すからでしょうか?因みに、この曲はアイズレー・ブラザーズのバージョンもありますが、こちらは暑さ3割増くらいで、別れの危機がすぐそこまで来てる感じ・・・それは、また夏真っ盛りに聞きましょう。

ここでお聞かせしたいのは、この曲はろいろとカバーバージョンがありますが、その内のひとつ、2007年にリリースされた、ジョージ・ベンソンとアル・ジャロウの、ぐっとジャズテイストに生まれ変わったバージョンです。オリジナルバージョンは、ちょっと蒸し暑い感じがするけど、こちらのバージョンはよりクールな感じで、残暑というよりも、しっかり秋の夜という感じになっております。

Gbaj

M: Summer Breeze / George Benson & Al Jarreau


☆Part-3☆

さて、パート3ですが、今日は、熱心な21stKeynoteリスナーの皆さんに、とても嬉しい新譜をご紹介。

この4月「奇跡の来日」を果たした、全ての白人Bluesギタリストのアニキ、ジョニー・ウィンターさん、7年ぶりの・・・これまた奇跡の新作が9月28日にリリースになります。

ジョニー・ウィンターさんは、テキサス生まれの67歳!でも今まで来日しなかったのは、お年のせいだけじゃないんです。彼は生まれつき体に色素がなく、虚弱体質。でも彼は伝説のシカゴ・ブルースの重鎮、マディ・ウォーターズにわが子のように可愛がられた人で、トレードマークのギター、巨大なボディのFirebirdをかき鳴らしつつ、そんじょそこらの黒人ブルースマンなんか裸足で逃げるガッツと焼け付くような熱いボーカル・・・これで何も感じない奴は、ブルースは無理!という程の、真のブルースマンです。

じゃぁ、若い内に来日したら良かったのに・・・と思いますが、体の治療に使う薬が日本に持ち込めないものだったからだ・・・と言われており、そのお陰で1990年に一度、来日話もありましたが、直前でキャンセルになったというエピソードもあります。最近は椅子に座ったまま演奏するそうですし、第一ステージそのものが何年もなくて、「もうファイアーバードが持てないくらい弱ってる」って話も伝わってきたくらいです。

こんな訳で、熱心なファンでさえも来日話に半信半疑で、ステージは4月13-15の3Daysで、Zepp東京だったんですが、初日はインターネットでも「本当に来たよ!」という驚きの声が飛び交ったかと思うと、翌日から話題騒然で、最終日はソールドアウトという状態。そこまで疑うか?まったく・・・

ステージの方はアンコールで遂にファイアーバードが飛び出して、観客の方も「もう最後かもしれない」という思いが相まって異様な盛り上がりだったそうで、ジョニー自身も「日本のファンは大人しいと聴いてたけど、びっくりしたよ。ロックンロールをわかってるんだね、嬉しいよ」・・・というコメントを残して行きました。

それでいよいよニューアルバムのおはなしになりますが、アルバムは「ルーツ」と言うタイトルで、もうブルースのクラシックといいますか、スタンダードばかり12曲と日本版のみのボーナストラックで、83年に収録したライブ音源が2曲収録されています。

手に唾吐きかけてから「ヨッシャ」って気合入れてから演奏はじめたんちゃうか?ってくらい熱い演奏のオンパレードです。しかも、一曲一曲ゲストがいて、それがまた豪華。

弟のサックス奏者、エドガー・ウィンターは順当としても、88年、ジョン・ハイアットの初来日に連れてこられて、ライ・クーダーが来るとばかり思っていた日本のファンの度肝を抜いたスライドギターの名手、サニー・ランドレス。オールマン・ブラザーズ・バンドのブッチ・トラックスの甥っ子で、今、若手で最も重要なブルースギタリストと言われるデレク・トラックスそして彼の奥さんで、ボニー・レイットの再来と言われるスーザン・テデスキ、などなど・・・

とにかく本人が「ずっとこんなアルバムが作りたかったんだ」っていう位、パワフルで、楽しい演奏が息もつかせぬ勢いで飛び出しますよ。では、この中からデレク・トラックスとの共演「ダスト・マイ・ブルーム」をどうぞ。

Johnnywinter

M: Dust My Bloom / Johnny Winter Feat. Derek Trucks

ということで、最後はまた残暑がぶり返したような熱いアルバムをご紹介しましたが、今日の21stKeynote、お楽しみいただけましたか?次回は10月10日月曜日、体育の日のオンエア。

体育の日・・・ということで、心地良く体を動かせる、ファンキーでダンサブルな楽曲を集めてお送りします。お楽しみに!


コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in 香川 開催決定!(蒲野)

いよいよ、今年もコスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in 香川の開催が決定しました。

日時は10月16日(日)9:00から。今年の清掃場所は、源平合戦の舞台となった、義経ゆかりの「屋島」周辺の海岸です。

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遠くから見ればとてもきれいな屋島ですが、実は瀬戸内海の海流に付き出した形になっており、その西側の海岸には常に漂着ごみがいっぱい。さらに春日川河口の春日浜や大崎の鼻は奥まったところにあり、不法投棄も少なくありません。是非みんなの力で、歴史舞台・屋島をキレイにしましょう!

そして、清掃終了後は五色台オレンジパークへ移動して「りんご狩り」をお楽しみください。

詳しくはこちら


富士山だより 2011 Vol-2(蒲野)

早いもので、今年のコスモ アースコンシャスアクト クリーン・キャンペーン in Mt.Fujiから3週間が過ぎてしまいました。そんなこんなしている内に、秋のクリーン・キャンペーン in 香川の清掃場所を探して申請書を書いたり、慌ただしく時間は過ぎ、記憶が遠のく前にまとめておかねば・・・

さて、前日の桧丸尾キャンプ場での不法投棄との戦いを終えて、二日目はおまちかねのエコトレッキング。朝6時に宿を出発し、ガイドの富士山クラブの皆さんを拾って3合目へ・・・

今年、香川隊の所属するグループを率いるのは、なんと香川から富士山クラブスタッフとして参加している「チョーさん」。まずは、昔バスターミナルだった広場で富士山の歴史などを簡単にレクチャーを受けて、準備運動を済ませたら、いざ出発。

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9回目参加の僕は、すっかり「門前の小僧、習わぬ経を読む」状態で、先頭のチョーさんの代わりに、殿軍(しんがり)でリカちゃん親子にガイドのようなことをしておりました(笑)。

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僕が、富士山の自然の中で一番好きな現象が「倒木更新」です。そもそも川がない富士山でどうしてこんなに豊かな森が育つのか?それは、倒木にむした「苔」のおかげ。

苔は地面を広く覆っていきますが、台風などで倒れた木にも別け隔てなくむしてゆきます。実は、この苔が保水剤の役目をなすわけです。ここに上から木の種子が降ってくるのですが、同じ苔の上でも、倒木の上に落ちた種子のほうが日当たりが良くなって、より育ちやすい状況になります。そして、いつしか大きく育った木は、倒木が苔の水分によって朽ちて、崩れて、肥料になるおかげて更に大きく育つことが出来ます。

富士山の森の中の巨木には、大きく根が盛り上がって空洞を抱えたものが少なくありませんが、この盛り上がった所が、以前倒木のあった空間です。この見事な命の連携プレーを知ると、今まで「終末」の象徴だった苔が「始まり」の象徴に思えてくるから不思議です。

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もう一つ覚えておくといいのが、上の写真でリカちゃんが手にしているもの。

富士山の森の中では、樹の枝から蜘蛛の巣が絡んだようなものが引っかかってとても汚く見える場面があります。これはサルオガセという地衣類で、菌類と藻類がメリットを分けあいながら生きている(共生)姿なのです。大気汚染に非常に弱いので、サルオガセがあるということは、そこが非常に空気がいいという証拠ですから、「不気味」「汚い」なんて言わないでくださいね。

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▲サルオガセ 注:画像は、こちらのサイトからお借りしました。

この時期は、色々な花が咲く富士山ですが、特に美しく、芳しいのが「シャクナゲ」です。四合目あたりからたくさん咲いています。

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小学生のリカちゃんには、まだ富士山の自然の素晴らしさと危うさについてはピンとは来ていない模様。でもいいんです。「しんどい思いをして、沢山の大人に混じって、お父さんと富士山の森の中を歩いた」という記憶さえ残っていれば。お父さんと富士山の思い出を語る内に、いつか「いい体験だった」と思える時が来るでしょう。

ところで、富士山クラブの皆さんは、色々なアイデアで参加者を楽しませようとしてくれますが、今回チョーさんが持ってきてくれたのは「思い出の窓」という白い紙の枠。これを通して覗いた風景を心のキャンバスとして覚えておいてくださいね・・・ということで、リカちゃんは野口健さんと一緒に窓に収まりました(笑)

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更に進むと、深い森の木が、急に人の背丈程度に低くなるポイントがあります。

木は、富士山の火山活動で素っ裸になってしまった山肌を、倒木更新を繰り返しながら少しずつ上へ上へと登って行きます。しかし、この標高になると寒さと風に阻まれてなかなか大きく育てないのです。ここまで来ればもうすぐ五合目・・・残念ながら、昨日の素晴らしいお天気と打って変わって、この日は深い霧の中を進むような感じで、快適な涼しさだったものの、富士山の頂は見ることが出来ませんでした。

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さて、僕は・・・といえば、富士山に参加するようになって、今年で10年(一回、台風で中止になったので、回数としては9回)目ともなると、さすがに体力の低下も馬鹿になりません。途中で拾った手頃な朽木の枝を杖にして、今回も無事五合目までたどり着きました。

Mystaff

勿論、富士山にあるものを勝手に持ち帰るのは厳禁ということで、五合目に到着する直前で森の中にお返ししました。

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五合目のレストランで、カレーライスを食べたら慌ただしく閉会式が行われ、しんどくて、楽しかった二日間も終りとなります。参加した人たちの(特に某局のワンパク坊主!)の感想を聞いても、いかにこの富士山が印象的だったかがよく解ります。リカちゃんは、このことを夏休み明けの壁新聞の記事にしてくれるそうです。一体どんなことを買いてくれるんでしょうか?是非見てみたいな。

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お父さん、少々疲れ気味ですが、リカちゃんと思い出深い夏休みになってヨカッタですね。さぁ、来年は貴方もご一緒に!

その前に、今年の秋のクリーン・キャンペーン in 香川でお会いしましょう!

21st keynote 110808OAリスト (ブラジル・MPB)

夏真っ盛りですが、いかがお過ごしですか?暑い時の過ごし方は暑い国の人に倣え・・・ということで、今夜はブラジル特集。ただし、ありふれたボサノバ特集では、耳の超えた21stKeynoteリスナーの皆さんは納得しないでしょうから、今夜はムジカ・ポプラーレ・ブラジレイラ、つまり「ブラジルのポピュラーミュージック」を特集してお送りします。

まずは、ブラジルのお勉強。地球の真裏・・・日本から一番遠い国である「ブラジル」という国は、かつて南アメリカ大陸の中の貧しい国でした。失政に失政を重ねて、95年代後半には2500%をというハイパーインフレに陥って、安ホテル一泊が1億クルゼイロ、もうお札の枚数で数えることが出来なくて、札束の重さで買い物したなんて時代もあったそうです。

それが今では「BRICs」といわれる「新興経済国群」の一員で、GDPも上から数えたほうが早いくらいにまでなっています。まぁ、勿論、都市部と内陸部の貧富の差の問題は未だに根深くて、全体的に見れば決していい国じゃありませんが、今やブラジルは世界の優等生です。

ブラジルといえば、やっぱり華麗な個人技で魅せる「サッカー」王国。2014年にはワールドカップも行われます。そして音楽では「ボサノバ」・・・ボサノバ、ポルトガル語のBossa=波、Novaは新しい・・・ということで、英語で言えば「New Wave」。サンバとかショーロという伝統音楽に対する新しい波です。1950年代にアントニオ・カルロス・ジョビンを始めとして、若手のミュージシャンが日夜カフェやバーで音楽談義を繰り広げながら創り上げてきた音楽様式で、囁やくような歌と、さざ波のような緩やかなビートが特徴で、瞬く間に人気になりまして、アメリカのジャズマンさえも、60年代に入ってマイルス・デイビスらのモードジャズに乗り遅れた人たちがこぞって取り入れたものですから、世界に広がって行きました。

ところが、70年代に入る頃になると、かつてのニュー・ウェイブはすでに「オールド・ウェーブ」になって、若い人達はアメリカからロックを輸入するようになるわけです。それが、ムジカ・ポプラーレ・ブラジレイラ、通称「MPB」なんです。では、前置きが長くなりましたが、早速MPBの代表選手「Djavan」の出世作、「Luz」から、スティービー・ワンダーのハーモニカをフィーチャーした「Samurai」からスタートです。

Djavan

M: Samurai / Djavan

これは82年の作品で、これこそがMPBを世界に知らしめた名盤と言われています。Samuraiもスティービー・ワンダーの参加に興味は集まりましたが、その他にもハービー・メイスン、アーニー・ワッツ、ヒューバート・ロウズという、ジャズやフュージョンの方面で有名なスタジオミュージシャンが多数参加して、「Djaban・・・誰?」っていう人でも、クレジット買して、聞いてみたら驚いたって人が多かったんじゃないでしょうか?

ところで、今日のキーワードにしているMPBは、実は非常に曖昧な言葉です。単純に訳したら「ブラジルのポピュラーミュージック」であり、ボサノバ以降に現れてきたブラジルのロックもポップスも何もかもひっくるめてMPBですからね。そういうことで、もう少しミクロ的に時代を追って行きますと、一つ、重要なムーブメントがあることに気が付きます。それが「トロピカリズモ」。

60年代~70年代は、学生運動を経て次第にアメリカナイズされていくブラジルの文化や芸術を守ろうとする動きがありましたが、これがもう過激なほどの閉鎖性とマンネリでどうしようもない状態でした。この頃のブラジルは軍事政権がブラジルを牛耳っている時代ですから、滅多なことも言えなかったのでしょう。で、それに対するカウンターカルチャーとして盛り上がったのが「トロピカリズモ」で、その立役者は、いまでは「ブラジルの粋な男」と言うだけ
で通じるカエターノ・ヴェローソと、その親友、ジルベルト・ジルという二人です。

彼らが、1968年にリリースしたアルバム「トロピカリア」は、ビートルズのSgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Bandに影響を受けたコンセプトアルバムで、発売から3ヶ月で2万枚以上を売り上げたヒット作になって、その後のMPBを随分変えることになるんですが、この時点では、ことはそんなに上手く運びません。

ここに参加していたアーティスト達が反政府的な活動を始めたため、軍に睨まれてその年の冬には二人は逮捕されて、国外追放。それによってせっかく盛り上がったムーブメントもあっさり萎んでしまいました。ところが、軍事政権も終わって、今や女性大統領も誕生して経済成長も著しいブラジルにあって、90年代に入っるとトロピカリズモが最評価されます。93年にはカエターノ・ベローソとジルベルト・ジルが再び組んで「トロピカリア・2(ドイス)」をリリースします。では、この中からヘビーなビートがカッコイイ「as coisas」、そして、カエターノ・ベローソと並ぶMPBのスタイリスト、マルコス・ヴァーリが、2003年、イギリスのクラブ系レーベル・ファーアウトに残した作品、「Nova Bossa Nova」から、非常にクールなインストナンバー「フレイオ・エアロダイナミコ」をお送りしましょう。

Tropicalia2 Marcosvalle

M:as coisas / カエターノ・ヴェローゾ&ジルベルト・ジル
M:Freio Aerodaynamico / Marcos Valle

さて、MPB界には女性アーティストにも重要人物が多くいますが、一番初期の頃に人気だったのがエリス・レジーナ。彼女は、アントニオ・カルロス・ジョビンとの共演作もあったりして、ボサノバ歌手というイメージもありますが、ジルベルト・ジルやカエターノ・ヴェローソ、ミルトン・ナシメントといったトロピカリズモの面々とのレコーディングも多く、その一員としても重要な位置を占めている人です。

69年のインタビューでは堂々と「ブラジルはゴリラに支配されている」などと言い放っってしまう、いわゆる女傑ですが、1982年、36歳の若さで亡くなってしまいます。その晩年のエリス・レジーナに楽曲を取り上げられて、コンポーザーとして頭角を表してきた女性アーティストがJOYCEという人です。彼女は勿論70年代から音楽活動をしていましたが、彼女が注目を浴びたのは1980年にリリースした「フェミニーナ」というアルバムでした。

だいたい軍事政権が牛耳っているような国では人権侵害はありますし、女性の地位は低くて当たり前みたいな所がありますが、そんな時代に置いて、「女性が女性の立場で、女性を歌う」なんて、画期的と言わずして、なんと言いましょう。では、そのジョイスの出世作「フェミニーナ」から、力強いギターに煽られるようなスキャットが印象的なタイトル曲「フェミニーナ」、そしてもう一組女性ボーカルをフィーチャーしたOs Novos Bianosの名盤、アカボウ・ショラーレ(1972年作品)から、「チニンド・トリンカンド」をお送りしましょう。

Joyce Osnovosbianos

M:Feminina / Joyce
M:Tinido Trincando / Os NovosBaianos

Os Novos Bianosというバンド名は「新しいバイーア人」という意味です。これは、マルコス・ヴァーリやジルベルト・ジルが国外追放されたあとを同じバイーア州出身の彼らが引き継ぐという意思が込められた名前のようです。相手は軍事独裁政権で、下手したら消されてしまう危険もあるのに、ブラジルの人たちは随分気骨にあふれています。

なにより、このOs Novos Baianosは、ライナーによりますと、軍事政権下の警察の追及を逃れながら音楽は勿論、NovosBaianosフットボールクラブというチームも作ってサッカーまで楽しんでいたっていうんだから、見上げたもの。ボーカルもなかなかキュートな女性の声でしたが、こちらはバンドの歌姫、ベイビー・コンスエロという人でした。彼らは90年代後半に再結成して、元気に音楽活動を続けていると聞くと、本当に嬉しくなりますね。

ブラジル特集、Part-1、そろそろ最後の曲をご紹介しましょうか。

ブラジルという国の音楽は、サンバやボサノバ、ジャズを貪欲に取り込みながら多種多様な発展を遂げて、芳醇な音楽を育んできましたが、中でも、いま私がハマってしまったのが、ブラジルのアース・ウィンド・アンド・ファイアと言われる「Banda Black Rio」です。

1976年結成のファンクバンドですが、3枚のアルバムを出した絶頂期の84年、リーダーが事故死してしまうという悲劇に見舞われましたが、15年後、その息子が意思を引き継いで復活するという、ものすごい「タフ」なバンドです。エッジが効いたカッコイイブラスが心地いいバンドですが、最後におかけするのは、新生Banda Black Rio、2001年の作品「Ribirth」から、ちょっとメロウで、いかにもブラジルのEW&Fという感じの「Sexta-Feila Carioca」をお聞きください。

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M:Sexta-Feila Carioca / Banda Black Rio

いま、本家のEW&Fはモーリス・ホワイトがプロデューサーに退いて、方向性も変わってきていますから、このブラジル版EW&F、Banda Black Rioはブラス・ファンク・ソウルがお好きな方にはぜひ注目していただきたいバンドです。そして、Banda Black Rio、この7月にちょうど8年ぶりの新作、「Super Nova Samba Funk」がリリースされたばかりですのでこちらも要チェックです。

☆Part-2☆

そういえば、あまり「ブラジル、嫌い」って人は聞きません。実際ブラジルという国の好感度は、BBCの調査でもびっくりされるほど急上昇していて、2011年版国別好感度調査では、なんと2010年から9ポジション上げて、予めピックアップした25カ国中7位。因みに日本は5位、アメリカは8位です。

そんな資料も参考にしつつ、音楽の世界でもブラジル大好きな人は枚挙がなく、AORのマイケル・フランクスとか、ジャズのスタン・ゲッツ、ギターのパット・メセニー、リー・リトナー、日本でも坂本龍一などなど、ブラジルに乗り込んでレコーディングしてきちゃった人も目白押しですし、ブラジルフレーバーを散りばめた音楽って言ったら、数えきれないほどです。
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そんな中で、現在のMPBの中では最も重要なアーティストと言われているのがIvan Linsというシンガーソングライターです。1971年にデビューして既にその頃から、楽曲がエリス・レジーナやガル・コスタといった、大御所に取り上げられるなど、ローカルな範囲で注目されていましたが、本格的に彼が知られるようになったのは1980年代に入ってから・・・クィンシー・ジョーンズがアメリカで彼を紹介したのがきっかけと言われています。

Ivan Linsの楽曲は、心地良く流れていくメロディーを支えるコード進行がものすごく複雑。ジャズの素養もある人だから、分数コードやら、不協和音もガンガン使っていて、コピーなんかしようと思ったら大変らしいんですが、彼自身も、インタビューでは「コードに関してはトコトン検討する」というようなことを語っています。そういう、表立って見えないところにコダワルっていうのは、クィンシーとかリー・リトナーといったプロデューサーとしてのスキルが高い人から見たら「いい仕事しまんなぁ」って感じなのでしょう。

Ivan Linsの大ファンというミュージシャンも多いんですが、そんな人達が、「トリビュート・アルバム」を作ってしまいました。Ivan Linsは今もバリバリの現役ですから、さしずめ、「生ける伝説」ってやつですね。その中でも、スティングがカバーした「She Walks This Eatrh」・・・この曲で、スティングは2000年のグラミー賞を受賞していますが、まるで、スティングの自作曲のような完成度の高さにぜひ注目していただきたいと思います。

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M:She Walks This Earth / Sting

☆Part-3☆

さてパート3は、またまた訃報です。当代イギリスのソウル・クィーンだったといって間違いないAmy Winehouse
さん。享年27歳。彼女はかなり破天荒で破滅的な生き方をしていましたから、その死因というのも案の定、「ドラッグ」と言われておりますが、世界は、またドラッグによって大切な才能を奪われてしまいましたね・・・

エイミー・ワインハウスは、2003年にアルバム『フランク』でデビューしましたが、これが、イギリスで67万枚を超えるヒットとなり、一躍トップスターとなりました。60年代初期のソウルミュージックを思わせる生演奏のバンドと、太くてハスキーな歌声がトレードマークです。2006年にリリースされた『バック・トゥ・ブラック』は、全英で1位・全米では7位を記録します。

ブリット・アウォーズでは最優秀女性ソロ・アーティスト。2007年に全英で最も売れたアルバムとなったわけですが、一方で、ドラッグやアルコール依存症などのスキャンダルも多くて、一番良くないのは人種差別的な発言でした。日本もその対象に入っていたから、彼女の音楽性はともあれ、「人間的には大嫌い!」という方も多いのは致し方無いところでしょう。

たしかに彼女は10代から酒と男に溺れて荒れた生活をしていましたが、ドラッグに手を出したのは、結婚相手の影響で、エイミーが人種差別的な替え歌を歌ったのも、彼がエイミーをドラッグで自失状態にさせて歌わせたものでした。エイミー自身も、後に離婚して、そのことについては謝罪しています。そういう「人間性のダメ」さと「音楽性の素晴らしさ」で賛否の分かれる人ですが、2008年のグラミーで年間最優秀楽曲賞など、5部門を受けた「リハブ」の迫力はいつまでも色褪せない名曲です。

あとは、時間が彼女の評価を決めてくれることでしょう。

Amywinehouse

M:Rehab / Amy Winehouse

今、Youtubeに上がっていますが、彼女の歌う「Will You Really Love Me Tomorrow」・・・これは、本当に切ないブルース調になっていて、これがまた泣かせるんです。本当は彼女も寂しい人だったのかも知れませんね。因みに、27歳で死去・・・といえば、ブライアン・ジョーンズ、ジム・モリソン、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックスもみんなそうで、「27歳Club」なんて言葉もあるらしいです。因縁めいていますね。

Amy Winehouseさんのご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

と言う事で、次回は9月12日月曜日、夜9時にお会いしましょう。次回のテーマは「ロックで残暑お見舞い申し上げます」です。リクエストもお待ちしています>webmaster@fmkagawa.co.jpまでどうぞ。

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Special Thanks:今回のMPB特集におきましては、貴重なCDをご提供くださった Mr.Kubo、Mr.Okauchiに感謝申し上げます。m(_ _)m

おまけ:本日のBGMとして使ったCD

Sivuca

Ain't No Sunshine / Sivuca

Elistomjpg

3月の水 / Elis Regina & (A.C.) Tom Jobim

Ivanlins

Love Dance / Ivan Lins

ほか


富士山だより 2011 Vol-1 (蒲野)

今年も、コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.Fujiが、先週の7/23-24の二日間開催されました。

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直前に台風6号が来てヤキモキしましたが、関東は南海上を通り過ぎた関係で、北からの寒気が覆い寒いほどでした。でも、そのお陰で当日は富士山クラブの皆さんが驚くほどのいい天気。富士山がくっきり見えました。

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過去10回の内、9回という過去最多出場を誇る(?)私と一緒に香川から参加したのは、「あんどん」さんとリカちゃん(小6)親子。いつでもどこでもペッタリくっついていて本当に仲がよく、周りのパーソナリティやリスナーさんが思わず目を細めるほど・・・

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今年の会場は、ここ3年間同じ、山梨県富士吉田市の檜丸尾キャンプ場入り口です。富士山レーダードーム記念館がある道の駅・富士吉田で食事を済ませ、徒歩で現地入り。そしていつものようにアルピニスト・野口健さんの「ゴミをやっつけるぞ~!」という掛け声のもと、全国から集まったパーソナリティ・リスナー約100人が樹海の中に入っていきます。

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3年目ともなると、さすがに目立ったゴミはないか・・・と思うのは、まだ早い。樹海の中では、ゴミの上に落ち葉が積もって土に変わる・・・というプロセスでどんどん埋まっていき、その上を緑が覆う結果、一見何もない様に見えるだけです。不法投棄をするような輩は、目立たないように土に埋める、なんて慎ましいことはしません。

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土にシャベルを入れて掘り返すと出るわ出るわ・・・家電製品は言うに及ばず、タイヤ、家具、衣類。僕らの掘っていた場所は、建築資材のトタン板などが大量に出てきました。リカちゃんは、主に種類別に袋詰めする係で頑張ってくれました。

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何度も言いますが、ここは既に3回目のチャレンジということになりますが、未だにこんなに出てくるんです。

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今年のクリーン・キャンペーンは東日本大震災の支援プログラムとして、全国のクリーン・キャンペーンで収容したゴミ、1リッターにつき10円としてJFNヒューマンコンシャス募金を通して義援金を送る事になっています。後日、富士山クラブから最終的な集計が出ましたが、それによりますと、今年の富士山では25,110リットルが回収され、その結果25万1100円が義援金となりました。

☆おまけ☆
ゴミが捨てられているとはいえ、富士山は自然豊か。清掃活動の合間にも色々な生き物に出会うこともあります。今回掃除を終えて、道の駅・富士吉田に戻って、お手洗いを済ませて、ドリンクでも買おうか・・・とバッグを開けた途端にこんにちは・・・

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参考:左に写っている手帳の横幅が約10cmです。

(続く)


富士山から帰った日に待っていたのはオオカミ男だった(蒲野)

富士山から帰ってきて、今日は通常営業。

今日は、午前中にミュージシャンゲストが有ったのですが、やって​きたのはこんな人、いや、こんなケダモノ。Man With A Mission(MWAM)のギター・ボーカル、Jean-Ke​n Jhonny(ジャンケン・ジョニー)さん。

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なんと、MWAMは、19XX年に、マッド・サイエンティスト、​ジミー・ヘンドリックスによって作られた、顔は狼・体は人間とい​う未知の生命体「5匹組」のバンド。南極の氷に閉じ込められてい​たが、最近の温暖化により氷が溶けて、2010年、ついに蘇って​しまった彼ら。

いつでもどこでもこの格好なんですか?と聞けば「アタリマエデス​、コレガスガオデスカラ」と、平然と答えます。狼と人間が融合し​た未知の生命体にしては、タドタドしくも古風な日本語を操り、時​にツッコミ、礼儀正しい。そして受け答えがイチイチ爆笑でかなり​ノリがいいオオカミ野郎です。

全米ツアーでエアロスミスのスティーブン・タイラーが「クール!​」と叫んだのはポスターを見たビジュアルについてですが、実際に​圧倒的なパフォーマンスは世界的に話題になっている模様。MWA​Mは、8/20-21のモンスターバッシュ、二日目のアサイチに​登場!ガウガウと野生の血で暴れまくる彼らに乞うご期待!

PVはこちら

この後は松山プロモーションだったようですが、当然「素顔のまま​」JRに乗り込んだんでしょうね(笑)

来社から打ち合わせ、収録、帰りのタクシーもこのまま乗り込んで​帰って行きました。向こうの歩道で子供たちに見つかり、「なんだ​アレは!」「オオカミ男だ!」と指を指されていましたが、彼らに​向かって何時までも手をふっている後ろ姿も印象的でした(笑)

う~ん、いいオオカミだ。


21st keynote 110711OAリスト (ウェストコーストロック)

今週の放送では、天気予報では「梅雨明けしてない」筈だったのに、先週末に開けてしまい、番宣がとても間抜けになってしまいました。さすがに今日の番宣は差し替えましたけど・・・やっぱり録音番組で天気の話はダメですね。

さて今月の21stKeynoteでは、青空が眩しいこの時期にふさわしく、また先日お亡くなりになった西海岸のシンガー・ソング・ライター(SSW)、Andrew Goldさんへの追悼も込めて「West Coast Rock」特集でございます。

その前にお話しする必要がありますが、今年の春から初夏にかけて、アメリカ音楽界は次々と偉大なミュージシャンを亡くしております。

まず4月26日に、ソウルフルでありながら都会的なセンスを感じさせる女性SSW、フィービ・スノウさんが享年58歳。5月8日には、R&Bやソウル系のギタリストで、70年代スタッフのメンバーとして大人気を誇ったコーネル・デュプリーさん、彼は享年68歳。そして、先月6月3日アンドリュー・ゴールドさんがガンの為亡くなりました。彼は享年59歳です。

この皆さんは、70年代から今まで、素敵な音楽で僕達を楽しませてくれた人たちですから・・・冥福をお祈りするのは勿論ですが、感謝という言葉を送りたいと思います。

ということで、今日はAndrew Goldさんの最大のヒット曲、1976年セカンドアルバム「自画像」から、全米7位のヒット曲「Lonely Boy」からスタートです。

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M:Lonely Boy / Andrew Gold

このアルバムは、ジャケットが「間違い探し」になっています。ただ、雑誌によくあるようなものではなくて、このジャケットの絵そのものがオカシイんです。因みにアルバムの原題は「What’s Wrong With This Picture?」で、「この絵の何がオカシイでしょうか?」ということになりますね。

最初、このタイトルの意味さえわからなくて、山弦の番組を担当していた当時、ギタリストの佐橋佳幸さんに訊いてやっとその意味が分かりました。(また、エライ人に聞きましたねぇ)。いくつか判りやすい答えを書いておきますと・・・

1:二つある窓の向こうに見える海の水平線の高さが違う
2:閉じた右の窓のカーテンが風になびいて、左は開いてるのになびいてない
3:手前のエレキギターのケーブルが、後ろにある電話機とつながってる

などなど、32箇所もおかしなポイントがあるらしいのですが、これ以上は本当に難しいです。特にCDでは見つけにくいので、アナログ盤でチャレンジするのがいいでしょう。答えはずっと非公開でしたが、2005年の本国での再発時に彼自身が正解を公開しているので、「間違い探しが気になって音楽が落ち着いて楽しめない」という人はこちらでお確かめください。

さて、ここで彼の簡単な経歴をご紹介しておきますが、実は彼は音楽的にはサラブレッドとも言える家庭環境に育っています。

Andrew Goldさんは1951年の8月、バーバンク生まれです。バーバンクといえばワーナー・ブラザーズのお膝元の「映画の街」ということで、ご両親共に映画音楽の仕事をしていました。お父さんは音楽作家のアーネスト・ゴールドというひと、お母さんは、映画マイ・フェア・レディのオードリー・ヘップバーンなど、当時全盛のミュージカル映画で、主役が歌うシーンの吹き替えをほとんど一手に引き受けていたという大物歌手、マーニー・ニクソンという人です。

彼は60年代終わりにロサンジェルスのフォーク・シーンに身を置いて、ウェンディ・ウォルドマン、カーラ・ボノフ、ケニー・エドワーズとの4人でブリンドルというバンドを組みますが、これは色々あってお蔵入りしてしまいました。しかし、このメンバー達はその後のウェストコーストロックの重要なミュージシャンになっていきます。

中でもアンドリューさんはギター・ドラム・キーボードなどなど、何でも自分でこなすマルチプレーヤーであり、1976年には既にあちこちのセッションに呼ばれて、結構な大物歌手のバックにクレジットされています。続いて、そんな2曲をお聴き頂きましょう。

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M:Vaudeville Man / Maria Muldaur
M:You’re No Good / Linda Ronstadt

アコースティック・エレクトリックギターは勿論の事、ウクレレ・ピアノ・ドラム・・タンバリン・バックボーカル・・・たまにハーモニカも吹く、という感じで、そのマルチプレーヤーぶりがロサンザルス界隈でのレコーディングで重宝がられたのが、彼の新人時代の姿です。ただ、概してそういう人って器用貧乏になってしまって、自分のことは疎かという場合が多いのですが、彼はやはり「運」がありました。

さっきご紹介したブリンドルというバンドの仲間だったケニー・エドワーズがリンダ・ロンシュタットのレコーディングに参加することになって、アンドリューやカーラ・ボノフといったバンドメイトを推薦したのです。リンダ・ロンシュタットとケニー・エドワーズは下積み時代を共にした仲間だったという縁ですが、アンドリューさんにとっては、ここが大きなターニングポイントになりました。やっぱり持つべきものは友・・・ですね。

その作品こそが、リンダがキャピトルからアサイラムに移籍する前後にリリースした「Heart Like A Wheel」です。この中で彼は、あらゆる楽器の演奏をこなす、まさに八面六臂の大活躍をします。特に、彼がオールディーズ大好きだったこともあって、この作品の中でエバリー・ブラザーズの楽曲を一曲カバーし、それまでカントリー系の楽曲が中心だったリンダのレパートリーにオールディーズのカバーという新しい「売り」を確立させます。更にそれが、後に「It’s So Easy」という大ヒットに繋がっていきました。

リンダの絶対的な信頼を得て、ここから「悲しみのプリズナー」「風にさらわれた恋」「Simple Dreame(夢はひとつだけ)」と、彼女の黄金時代といえる作品群に絡んでゆき、ついでにリンダとの恋の浮名も流しちゃう・・・という、まさに順風満帆です。

リンダ・ロンシュタットといえばロスの「女ボス」的な存在だけに集まるスタッフも一流で、そんな中からスティーブン・ビショップやJDサウザーとの交流も深まっていきました。勿論、ブリンドルのカーラ・ボノフも、リンダのお気に入りのライターになっていきますが、彼女のデビュー作にも当然、アンドリューさんは殆どの楽曲に絡んでいます。

では、その中から彼のエレクトリックピアノが、なんともAORという雰囲気を醸し出す「Isn’t It Always Love(恋じゃないかい?)」、続いて、西海岸のSSWの中ではトップクラスの人気を誇るスティーブン・ビショップ、不朽の名作「Careless」から、これまたAORの極め付きの名作「On And On」をお送りしましょう。

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M:Isn’t It Always Love/ Karla Bonoff
M:On And On / Stephen Bishop

On And Onでは、エレクトリックギターで参加したアンドリューさんですが、スティーブン・ビショップさん自身もギターの名手ですから、ちょっとここでは地味なサポートに徹しております。彼はそういう「縁の下の力持ち」的な存在の時にすごく光る人です。だから、正直言って彼のリーダー作というのは、ちょっと地味・・・最初にご紹介したセカンドアルバム、「自画像」からのヒット曲、Lonely Boyが全米7位になったにもかかわらず、アルバムは95位、一番売れたアルバムは次の作品で、それでさえ最高81位までしか上がっておりません。

一方、裏方に回った作品では、リンダ・ロンシュタットの一連のアルバムは軒並み全米No1~3を記録していますし、あの矢沢永吉さんがアメリカ進出したときのプロデューサーがアンドリューさんだったというのは、有名なお話です。

そんなアンドリューさんですが、そのソロアルバムには、大好きなオールディーズや映画音楽から影響を受けた親しみやすくて叙情的な佳曲ぞろいで、彼もまたAORの代表的SSWです。

最後にそのデビューアルバムから、一曲目を飾るおもいっきりメロウでロマンティックな作品をお送りしましょう。That’s Why I Love You、直訳では「あなたを愛する理由(わけ)」、邦題「そよ風のきみ」です。

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M:That’s Why I Love You(そよ風のきみ) / Andrew Gold

おまけ:本日のBGMは、定形部分を除いてすべてAndrew Goldさんが携わった作品を使用しています。

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J.D.Souther/ Carly Simon / Art Garfunkel


☆Part-2☆



さて、先日お亡くなりになったアンドリュー・ゴールドさんの追悼の意を込めてウェストコーストロック特集をお送りしております、本日の21st Keynoteですが、Part2でも、もう少しアンドリュー・ゴールドさんに関連したアルバムを取り上げましょう。

「自分が全面に出るよりもバックアップに回ったほうが光る」アンドリューさんらしく、彼の携わった仕事を追うだけで、ウェストコーストロックを網羅出来てしまうのですが、そんな広い交友関係の中から面白いことに発展したのは、I’m Not In Loveで有名なUKのバンド、10c.c.との仕事です。

アンドリューさんは80年代に入ると人気が低迷し、アサイラムから契約を切られてしまいます。そこで流れを変えようと思ったのか、10c.c.のグラハム・グールドマンをコンビを組んで「Wax」というバンドを結成しますが、音的にはいかにも80年代のUKポップという感じなので、ここでは紹介しません。

それよりも、90年代のに入ってからの作品ということでPart-1では遠慮した作品をここでご紹介しましょう。勿論、あの、幻のバンド「ブリンドル」です。

1970年、アンドリュー・ゴールドさんはこのバンドからキャリアをスタートさせていますが、その時のバンドメンバーが、リンダ・ロンシュタットのバンド「Stone Poneys」で一緒だったベーシスト、ケニー・エドワーズと、清楚でいてかつ芯の強い女性SSW・カーラ・ボノフ、そしてマリア・マルダーやランディ・マイズナーへの楽曲提供で知られる女性ソングライター、ウェンディ・ウォルドマンの4人です。彼らは後にLAの音楽シーンで重要な位置を占めていく人たちであり、当時からの力量もありましたから、ロスの一流ライブハウス「トルバドール」での演奏が話題になっていきましたが、契約のゴタゴタでシングルを一枚出したきりで解散してしまいます。

そんなこんなで苦い思い出のブリンドルですが、それぞれがシンガーやソングライター、プロデューサーとして成功を収めて、90年代に入ったある日、4人がアンドリューさんの自宅で集まって「もう一回やろうよ」ということになりました。

特にプロデューサーで成功したりすると、つい「当時の感覚を今のテクノロジーで再現したら・・・」なんて言いたくなりますが、95年に製作された「デビュー・アルバム」は、うかうかと聴いてたら「幻のデビューアルバムの音源が発掘されたか?」という位、実にノビノビとした「70年代サウンド」を展開しております。お互いにビッグネーム同士ですから、儲けも気にする必要はなかったからでしょうか?

特にウェンディのボーカルによる一曲目のタイトルがいいです。「Take Me In」・・・もし私があなたの家の懐かしい玄関に立っていたら、あなたはまた昔みたいに迎えてくれるかしら・・・なんという奥ゆかしさ!キュンと来ますね。

またこのバンドはパーマネントな活動を念頭においたもので、その後セカンドアルバムも作られています。来日もしましたが、残念ながら昨年8月にケニー・エドワーズさんが亡くなって、今年アンドリュー・ゴールドさんも亡くなってしまったので、このハートウォーミングなバンドの新作がもう作られないのはとても残念です。では、この25年目のデビューアルバムBryndleからWe Walked This Roadをどうぞ。

Bryndle

M:We Walked This Road / Bryndle

「僕たちはこの道を歩んできたんだ・・・」このタイトルも再結成に向けた彼らの想いを表しているようで、いいですね。



☆Part-3☆

今月は新譜のご紹介をお休みして、先月決定したEric ClaptonとSteve Winwoodのジョイント来日公演をご紹介しましょう。

クラプトンはもう説明しませんが、スティーブ・ウィンウッドはトラフィックというイギリスのバンドのギタリストです。雑誌・Rollong Stoneが選ぶ市場最も偉大な100人のシンガー」で33位という人でもあります。

スティーブ・ウィンウッドさんは、1964年・15歳の時に兄と一緒に「スペンサー・デイビス・グループ」に参加して「Keep On Running」というシングルで全英No1を獲得。スペンサー・デイビス・グループに3年ほど在籍した後、クラプトンと同様にアメリカ南部志向のブルースギタリスト、デイブ・メイスンらと「Traffic」を結成します。さらに1969年には、クリームを解散したクラプトンが結成した「Blind Faith」に参加・・・この時にも既に「大物同士の顔合わせ」としてかなりの話題になっていたわけですから、42年もたって、未だに騒がれるというのは凄いことですね。

さて、この二人・・・今回が初めての再会ではなく、2007年7月に、クラプトンの主催で行われたクロスロード・ギター・フェスティバルで再会し、Blind Faith時代の3曲を披露したほか、2008年2月にはNYのマジソン・スクエア・ガーデンでジョイントライブをしていますから、今回のライブはその流れを汲んだ物と言えそうです。今年5月には、ロンドンのロイヤル・アルバータ・ホールで5daysの公演をしておりますから、ついにそれが日本上陸!ということですね。何とこの二人での来日は初めてです。

多分最初で最後となるこの二人のジョイント来日は、11月17日の札幌を皮切りに12月2-3-6-7という東京・4daysまで、横浜・大阪・名古屋・福岡・広島・金沢と全12公演。チケット代もビッグで、S席12000円、A席1万円です。詳しくは、UDO音楽事務所のホームページをお確かめください。

では、エリック・クラプトンとスティーブ・ウィンウッドが、マジソン・スクエア・ガーデンで行ったライブ盤からPresence Of The Lord をお送りしましょう。

Ericclapton

M:Presence Of The Lord / Eric Clapton & Steve Winwood


  
次回は、夏休み・音楽で遠出しちゃおう!企画としてブラジル特集・・・「夏だからボサノバ」なんて在り来たりの特集じゃなくて「ムジカ・ポプラーレ・ブラジレイラ」、俗にいうMPB・・・つまり、ブラジルのポピュラーミュージックをご紹介します。

放送は年8月8日月曜日、夜9時です。お楽しみに!

夜な夜なタイムスリップ(蒲野)

といっても、我が家にドラえもんが現れたわけではありません。そのタイムマシンとは「文庫本」。

これまでも古代ローマや幕末・明治時代と色々行ってきましたが、今はもっぱら江戸時代。藤沢周平の用心棒日月抄シリーズにはまっております。

誠実で剣の腕も立つ好青年・青江又八郎が訳あって脱藩し、江戸でしがない用心棒稼業で糊口を凌ぐというバックグラウンド。1stシリーズでは忠臣蔵のアウトサイドストーリーが絡み、2ndシリーズでは藩の秘密を持ち逃げした男を探すうちに、やはり藩の弱みを探す公儀隠密(注)との対決を余儀なくされるストーリー。

1stシリーズトから「犬の用心棒」という意表を付いたスタートで、明日をも知れない用心棒の緊張した毎日の中にそこはかとないペーソスの隠し味。登場人物たちの会話のテンポ、斬り合いの臨場感。まさに「引き込まれる」面白さ。

特に、サイドキャラがいい味を出している。ガサツだが憎めない相棒、細谷源太夫・律儀だが抜け目ない口入れ屋、相模屋吉蔵。2ndシリーズでは、ボーッとしているようでいつも要点は衝いてくる二人目の相棒、米坂八内・美しく有能な忍びの女、佐知・・・

頭の中に自由に配役やセットを組めるし、見たいときに見たいだけ見られる「脳内劇場」。一冊読了したら、またすぐに彼らに会いたくなって、夕べも3冊目を入手・・・いや~、止まりませんな。

注:公儀隠密とは幕府のスパイという感じの者たち。幕府は、中央集権を揺るぎないものにするための「見せしめ」を探して常に諸藩を見はり、取り潰すチャンスを伺っているのです。

今日から僕は「リナ専」になろう、と思った(蒲野)

約2年前、当時話題だったNet Bookを買ったのは、「会社と同じ番組編集環境を、出先で再現できるか?」ということがテーマだった。それは「Steinberg社のWavelab5」というソフトが使えるかどうか・・・ということにほかならない。


会社の編集用PCのOSはWindowsXPで、Net Bookはちょうど出始めのWindows7。基本は同じだろうとタカをくくっていたらインストール~立ち上げまではできるものの編集作業後に出来上がったファイル(=番組)を保存しようとするとフリーズして落ちてしまうという不適合が出てしまい、その計画は頓挫したまま今に至っていた。


ところが、先日、気まぐれで「Ubuntu(=Linux)をUSBメモリーにインストールしてみよう」と思い立ち、二日ほど格闘した末に「WINE」という、「Linux上でWindowsソフトを走らせるためのツールがある」ということが判明。中にはWavelabを実際に動かしたという人の報告まであったのだ!


ということで、更に一日格闘して、今朝、ついに我がNet BookでWavelabを走らせることに成功しました!しかも意外や会社のデスクトップよりサクサク動く!これで出張先でもどこでも編集作業ができる・・・って、それはいいことなのか?


ともあれ、軽くて無料のOS、Ubuntu(Linux)の可能性は大きいので、今日からしばらく、僕は「Linux専門(リナ専)」になろうと思ったのです。

21st keynote 110613OAリスト (ザ・アメリカンサウンド)

しかし5月にはもう四国でも梅雨入りてしまいましたし、台風はいきなりやってくるし・・・で、何という気候になってきたんでしょうね?日本も・・・というわけで、今日はジメジメした季節を吹き飛ばす、カラッカラに乾いたアメリカンな音を聴いていただきましょう。

では今日の一曲目・・・ヨレヨレのGジャンとリーゼント、古いギブソンのギターを掻き鳴らす・・・という、いかにもアメリカンな「お方」、Steve Forbertのデビューアルバムから一曲お送りしましょう。

Steve Forbertは、ミシシッピ出身のSSWで10代の頃から自動車部品を配達する仕事をやりながら音楽をしていましたが、会社の倒産をきっかけにニューヨークへ出てきました。この辺りの経歴も、いかにもアメリカンですね。書きためた歌のノート一冊と古びたギター1本で出てきて、ストリートミュージシャンの聖地であるグリニッッチ・ビレッジのコーヒーハウスで歌っていたような雰囲気をそのままパッケージした様なファーストアルバムは、発売当時から渋好みの間で話題になり、名盤の誉れ高い作品です。

ただ、セカンドアルバムから「ロミオの歌」という、全米20位となるヒット曲が出て、「Next Bob Dylan」とまで言われますが、その次からの人気が低迷しましてメジャーからは遠い存在に甘んじています。が、今でも地道にライブ活動を続けていまして、そういう活動を応援する根強いファンも多い様です。

Steveforbert

M: You Can not Win If You Do Not Play / Steve Forbert

続いてお聴きいただくのは、ボブ・ディランとJames Taylor。どちらもお馴染み・・・アメリカン・サウンドの顔みたいな人ですね。

ボブ・ディランは、アメリカの大恐慌時代に全国を放浪したシンガー、ウディ・ガスリーから強い影響を受けて、反体制的な詩を多数書いて強い支持を受けました。本人はひどく嫌っていますが、「フォークの神様」・・・なんて言われ方もしたくらいです。後にビートルズなどのイギリス勢が猛威を振るった「ブリティッシュ・インヴェイジョン」の影響を受けてエレクトリックを導入して賛否両論を巻き起こしますが、土埃の立ちそうなこの音は、自由と開拓の精神に満ちた歌詞共々、まさにアメリカンです。

このアメリカンサウンドがUKに渡り、イギリスのスコットランド地方を中心にフォーク・ロックのムーブメントが巻き起こるわけで、この結果、「アメリカだ、イギリスだ」っていう色分けがあまり意味のないことになってしまいました。

そしてもう一人、「偉大なるテイラー家」の次男坊、James Taylorですが、彼もまた、70年代から80年代のアメリカの世相と共に歌を歌ってきた、まさに「アメリカン」な男です。

彼のデビュー作はイギリスのアップルレコードからだったというのは何度かご紹介しましたが、売れ行きはさっぱりで、早々にプロデューサーのピーター・アッシャーと共に帰国します。そして、ワーナーから出直した「Sweet Baby James」というアルバム・・・特に、Fire And Rainという、精神療養所時代のガールフレンドの死を歌った曲が大ヒットして、一気にアメリカ全土にシンガー・ソングライターという存在を認知せしめた「歴史的名盤」と言われております。ここではもう一曲のヒット曲、カントリー・ロードをお送りします。

Bobdylan
M:Like A Rolling Stone / Bob Dylan

Jamestaylor
M:Country Road / James Taylor

さて、いかにもアメリカ的なサウンド・人・・・といえば、他に沢山いますが、中でもBob DylanさんとJames Taylorさんを選んだのには、実は訳があります。

ここで英語のお勉強ですが、英語には日本語にはない「冠詞(a/The)」というものがありますね?

a、又は母音から始まる名詞ではanになりますが、これは不定冠詞ですから、a 〇〇・・・といえば、「一つの〇〇」又は「〇〇というもの全般」となります。一方、定冠詞「The」がついて「The 〇〇」になるとどうでしょうか。「〇〇というものは一杯あるけど、その中で、特にこの〇〇」という感じになります。またThe Beatlesなど、世界に一つしかないと認定されている場合もTheがつきます。

ところが、「Band」だったり「Rhythm Section」なんて一般名詞にTheを付けてしまって、特に自分たちで名乗ったとしたら、「世界にバンドは色々あるけど、単にバンドって言ったら、俺達だろ?」なんて、相当不遜な言い方になってしまいますね?これは、よほど周りが認めてないと名乗れないものですが、なんと、この二人のバックバンドはそれを名乗ってしまったんです!しかもアメリカ人どころか今や世界の人が認めてしまっている・・・というから仕方ありません。まぁ、それだけBob Dylan、James Taylorが偉大な・・・とも言えるわけです。

ではここではBob Dylanのバックバンドから独立した「The Band」のデビュー作「Music From Big Pink」からThe Weight、そしてJames TaylorやCarol Kingの親友にして、西海岸のSSW達を支える「鉄壁のRhythm Section」と言われた、ダニー・クーチ(g)、クレイグ・ターギー(Key)、リー・スクラー(B)、ラス・カンケル(Ds)・・・この内、ダニー・クーチのリーダー作「クーチ」から、For Sentimental Reasonsをお送りしましょう。

Theband
M:The Wight / The Band

Kootch
M:For Sentimental Reasons / Danny Kootch

The Bandはもう説明の必要もありませんが、ボブ・ディランがバイク事故で隠遁生活をしている間に、田舎の納屋で日々セッションして腕を磨いた連中が作ったバンドです。アメリカのカントリー、フォーク、R&Bといったルーツ的な要素を取り込んだ音楽性が高く評価されて、アメリカどころか、イギリスからでも強い憧れの対象となりました。ただ、そんなThe Bandのメンバー5人のうち、実に4人までがカナダ人という面白さがあります。

一方、「クーチ」ことダニー・クーチマーの方は、「リズムセクションだからThe Rhythm Section」と言ってしまうと、アメリカではMiles Davisのバンドを指してしまうからでしょうか、単にThe Sectionと呼ばれました。マイルス・デイビスはジャズの帝王ですし、しかも50年代に既にThe Rhythm Sectionと言われてましたから、遠慮しなくちゃイケマセンね。

かれらは、もともとThe Sectionを自称していたわけではありませんが、後に「The Section」名義でアルバムを出しています。こちらはJames TaylorやCarol Kingなど、歌物のバックバンドではものたらなくて「思いっきり演奏したい」という欲求から作ったCDなのでインストものでありまして、フュージョン・クロスオーバー的作品だったりします。

☆閑話休題☆

さて、ここまではフォークやSinger Song Writerというアメリカを代表する「ジャンル」での頂点をご紹介しましたが、「アメリカ最高のバンドは」・・・というと、これはなかなか決めにくいですね。そこで、USA Todayという雑誌が2005年に発表した、「The Greatest American Rock Band Of All Time」つまり、「歴代最高のアメリカンロックバンド」のチャートを見てみることにしました。

オールジャンルということで、一体どんな基準で選んでるのかというと、これがなかなか面白くて、「人気」「レコード売り上げ(と、その継続性)」「影響力」「liveパフォーマンス」「ミュージシャンシップ」まで含んだ投票を読者に対して行なった結果なんです。この内「ミュージシャンシップ」とは、常に最高の音を求めて自分たちの音楽を「Reshape」する姿勢を持ち続けてるか?・・・ということらしいです。

その上位はどんなバンドが入っているかといえば、トップは「Pearl Jam」、2位が「Aerosmith」、3位が「Van Halen」・・・と、今、アメリカンサウンドというと、HM/HRかオルタナティブを指すような状況ですから、コレは頷けます。

4位がイーグルス・・・ただ、ちょっとありきたりかな?

5位はジャーニー、6位はガンズアンドローゼスと、80~90年代が香ります。そこで7位に登場したこのバンドに注目しました。そのバンドとは?

ジェリー・ガルシア率いる「Greatful Dead」。デッド・ヘッドという熱狂的なファンが居ることで有名なバンドですが、バンド名もさることながら、トレードマークのドクロがどうにもサイケな感じを醸していて、これだけで敬遠している人も多いのではないでしょうか?では、一体アメリカ人は何が気に入ってるのかといえば、選定理由のコメントとしては「グレートフル・デッドはライブに真髄がある」ということらしいです。

彼らもまたフォーク・ブルーズ・カントリーなどルーツミュージックをベースにして、非常に即興的なライブを行うバンドとして有名なんです。なんと、調子がいいときは一曲数十分、数時間のステージを2部構成で行って、最長8時間くらいやるらしいです。それに彼らは自分たちのライブの撮影・録音とその流通を「奨励」しました。勿論、それを無料交換すること・・・など、色々条件はありますけど、それのおかげでよりライブの動員が増えたといいます。

では、パート1最後はGrateful Deadの6作目「American Beauty」から、後に、彼らのライブの「クロージングナンバー」として定番となりましたシュガー・マグノリアをお送りしましょう。

Gratefuldead
M:Sugar Magnolia / Grateful Dead

因みに、グレートフル・デッドというバンド名は「尊い死」でも「尊厳死」でもありません。

尊いという意味のグレートは「g-r-e-a-t」ですけど、彼らのグレートは「g-r-a-t-e」なんです。これだと、意味は「感謝にあふれた死」ということになりますね。これは、「借金などで逃げるように放浪して野垂れ死にした人に葬式を出してやるとその後、ラッキーに恵まれる」という言い伝えがあって、それがすなわち「感謝のある死=Grateful Dead」ということらしいです。四国巡礼でも似たような話があるし、けっこう親近感が沸きますね。僕も、これを機会にGrateful Deadも追いかけてみようと思います。



☆Part-2☆

おもいっきりアメリカンな特集をお送りしている、今月の21stKeynoteですが、ここでは、ちょっと変化球をお送りします。5月まで二ヶ月連続でUKとその周辺の特集をしていたら、時々、「イギリスのアメリカ」という言葉がでてきました。つまり、イギリス人なのに「アメリカンな音」を志向する人達の事です。

そこで取り出しましたのがこちら、Unicornというバンド。1960年代前半から活動を始めたイギリスのカントリー&フォークロックバンドですが、トラフィックやローリングストーンズがアメリカのルーツ音楽を取り入れた作品を発表し始めるのが60年代後半ということを考えると、なかなか取っ付きが早かったバンドと言えます。ただ、1971年にようやくデビューアルバム「Uphill All The Way」を発表していますから、取り掛かりは早かったけど、結果として「二番煎じ」になってしまったのが痛かったでしょうか。

でも、1974年のセカンドと76年のサードではピンク・フロイドのデイブ・ギルモアのプロデュースに、アルバムジャケットもピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンで有名なデザイン集団「ヒプノシス」が担当するなど、無名の新人バンドとしては破格の扱いだったんですが、商業的な成功は得られませんでした。そんなわけで、長らく「幻のバンド」的な扱いでしたが、しばらく前にデイブ・ギルモア・プロデュース時代の音源を集めたベストが出てから再評価され、今では全部のアルバムが手に入るようになっています。

では、そんな「イギリスのアメリカ」的バンドUnicornですが、どんな感じにアメリカンなのか・・・聴いて判断頂きましょう。

Unicorn
M: 115 Bar Joy / Unicorn

流麗なコーラスワークには、ザ・アメリカンサウンドの代表「CSN」の影響を多分にうけております。とはいえ、サウンドメイキングそのものはイギリス風なポップ感覚に溢れていまして、「ビートルズの四人がCSNをやったらこうなりました」みたいな感じで面白いです。




☆Part-3☆

さて、このところ、順調に新譜をしているパート3ですが、今回もテーマにぴったりのアメリカンな新譜が届きました。こちらは5月に発売された「The Decemberists(ディセンバリスツ)」というグループの最新アルバムです。

この変わったバンド名は、かれらのバイオグラフィーによりますと、1825年にロシアで起こった「デカブリストの乱」に由来しています。その反乱がロシア語の12月・デカーブリに起きたことから、武装蜂起の中心であった貴族将校たちをデカブリスト(12月党)と呼びました。で、その「デカブリスト」を英語風に言い換えると「Decemberists」となるわけですが、彼らにそういう政治的思想があるとか、ロシアに憧れがあるとか、全くそういう事は分かりません。

The Decemberistsは、2000年にモンタナ州でバンド活動をしていた「コリン・メロイ」という男が、オレゴン州・ポートランドにやってきて組んだバンドです。ギター・アコーディオンの他に、「コードハープ」「ブズーキ」などの民族楽器を弾きこなすマルチプレイヤー達です。今回はインディーズ・メジャー併せて6枚目のアルバムとなる「The King Is Dead」をご紹介しましょう。

彼らは60年代後半のブリティッシュ・トラッド・・・それこそ先月までの特集でご紹介したフェアポート・コンベンションやペンタングルなどの影響と、80年代アメリカのカレッジレディオ的なポップさを文学性の高いリリックでまとめたバンドとして、デビュー以来高い評価を受けています。特に、80年代前後に輩出したオルタナティブロックの中でも最も重要なバンドと言われいるREMからの影響は顕著で、ライブでも良くカバーをしているそうです。また今回は、カントリー系の女性ミュージシャンとして非常にカリスマ性のあるギリアン・ウェルチという人を全11曲中7曲までフィーチャーしているという点も注目されています。

今日は、ギリアン・ウェルチと、そのパートナーであり彼女と共に演奏活動をしているデビッド・ロウリングが共にバックボーカルで参加しているナンバー「June Hymn(ジューン・ヒム / 6月の聖歌)」をお送りしました。

Decemberists
M: June Hymn / The Decemberists

なんだか、懐かしい感じすらする、フォークナンバーで、ボブ・ディランやニール・ヤングが歌っていてもおかしくない感じですが、とても美しいナンバーでした。歌詞の内容も、彼らの本拠地であるオレゴン州・ポートランドの初夏の美しい風景を歌ったものです。

西海岸の、カリフォルニア州の北にあるのがオレゴンですが、その最大の都市で「アメリカで最も住みやすい街」と言われているのがポートランドなんだそうです。計画的に作られた街は至る所に森があって、この歌でも歌われた6月は「ばら祭」があるそうですね。う~ん、行ってみたい!!



さて、7月はまだまだ不安定な天候が続いていそうなので、「青空が恋しい頃」・・・ということで、ウエストコースト・ロックを特集しましょう。特に、先日、6月6日、70年代「Lonely Boy」などのヒット曲で知られる西海岸の名シンガー・ソングライター、アンドリュー・ゴールドさんが、ガンのため59歳で死去・・・という、悲しいニュースもありましたので、彼の追悼もしてみたいと思います。

放送は7月11日月曜日、夜9時です。




男木島ビーチコーミング (蒲野)

6/5は、男木島の海岸清掃(ビーチコーミング)に参加しました。FM香川の「アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン」では人を迎える方で、殆どゴミ拾いに参加することができないのですが、自分が参加する方になってみて、なかなか新鮮な体験でした。

このビーチコーミングでは5人程度のグループに分かれ、「何を、いくつ拾ったかグループリーダーに報告しながら」拾います。すると「コレは一体何に使うんだろう?」「コレはなんの部品だろう?」「なんでこんなところにあるんだろう?」と考えながら拾うことになります。手当たりしだいガッツリ拾うのも楽しいのですが、チマチマと拾うのもまた楽しいものでした。

110605ogi

清掃が済んでからちょっとしたゴミのことを勉強します。

瀬戸内海に面した地域に住んでいる人が3000万人と推計して、瀬戸内海に集まるゴミの量は年間にして一人当たり120グラムに過ぎないそうです。その程度ならちょっと気を付けたらセーブできるし、こうしたイベントに参加したらすぐ拾うことができる・・・なるほど、そういう考え方も出来るか!と、ちょっと目からウロコ。

清掃活動が終わってからは散策道を歩いて、男木島のぐるりを一周して帰ってきました。屋島・八栗を真北から見る珍しいアングルも見たし、迷路のように入り組んだ路地で道に迷っていたら地元のおばちゃんが遠回りして案内してくれたり・・・

その他、数年前に「ひしおうどん」で取材した「円(まどか)」さんで食事したり(覚えていてくださって感謝!)、ピンホールカメラで男木島の日常を切り取った写真展を見に行ったり(受付のボランティアのお姉さんが写真好きの素敵な方でした)・・・と、なかなか充実した一日でした。


とさ日記 (蒲野)

先日、知人にドライブに誘われました。

最初、「伊予西条でモータースポーツの草レースがあるから観に行こう」ということだったので、家にも「愛媛に行ってくる」と言い残して朝から出発しました。

ひとしきり観戦した跡、昼過ぎにはレース場を離れ「ラーメン食いに行くか?」ということになったので、一も二もなく賛成。・・・ところが、そこからが大変。

国道11号を加茂川で「いの方面」に折れ、国道194号に入ると、車はどんどん山の中へ入っていく。チロルの森(跡)を過ぎ、寒風山トンネルを過ぎ、道の駅・木の香を過ぎ、道の駅・633美の里を過ぎ・・・延々1時間以上走り続けて到着したのは「自由軒」という山小屋のようなラーメン店。ここで昔懐かしい味の「醤油ラーメン」をいただく。

そして知人曰く。「さて、もう一軒いこか」・・・って、ここは高知県伊野町。もう一回、伊予西条に戻るんですか?

車は、さらに国道194号を南下すること1時間強・・・着いた場所は「須崎市」。ここで、B級グルメでおなじみの「鍋焼きラーメン」をいただく・・・一日にラーメンを二杯も食べたのは初めてです。

さて実は、ここまでは長いイントロで、今日書きたかったのは、この「ぼっちり」というお店のカウンターに並べられた「鯖寿司」について。

Photo

さすがに高知らしく、豪快にもドンと添えられた鯖の頭にもぎっしり酢飯が詰め込まれている。

知人と、「これ、頭も食べるんですかね?」「さすがに固いだろ」「塩江のアマゴ寿司は頭も食べましたけどね・・・」と話した結果「高知だから、食べるかも知れない」ということで落ち着いた。

とはいえ、どうにも府に落ちなかったので、帰り際にお姉さんに「これ、高知じゃ頭も食べるんですか?」と訊いてみた。

「それは固いから食べません。」「でも頭にご飯詰めてますよね?どうやって食べるんです?」「箸で穿って食べます」「ですよね~猫じゃないんだし(お互いに乾いた笑い)」

高知の人は「香川県人はムチャ言うわ」と思ったことでしょうが、訊かなかったら「高知県人は鯖の頭もバリバリ食べるんで~」と、大嘘つくとこでした。

その後、道の駅・かわうその里で買った「カツオのたたき」を土産に渡された家人は、かなり訝しげな顔をしておりました・・・とさ。


侮れない!中学校の備品 (蒲野)

先日、ニジュウマルな放課後Xの取材で、Okapiと一緒に某中学校にお邪魔してきました。

学校内を行くと生徒たちの挨拶も大きな声でかけてくれるし、生徒会のみんなの元気さ、大人顔負けのしっかり加減も素晴らしい。というわけで中学生ながら侮れない某中学校ですが、「合唱部」を訪ねて音楽室に入って驚きました。

Tannoy

音楽室の備品のスピーカーがTannoyだって!?

全日本合唱コンクールで全国大会も常連・・・という実力は伊達じゃないな。

マニアネタで失礼しましたm(_ _)m

21stKeynote 110509OAリスト(アイルランドのSSW)

GWもあっという間に終わってしまいましたが、あなたは有意義に過ごすことができましたか?

さて、今日の特集は先月からの続き・・・UKのミュージシャンの続き・アイルランド特集ということになります。

前回ご紹介したように、イギリスは4つの王国の連合国家でそれぞれに文化や方向性に違いがあります。より自分たちのルーツであるケルト音楽に向かうスコットランドと、より外へ外へ・・・つまりアメリカへと向かっていって、モッズに代表される若者文化を形成していくイングランドのミュージシャンまでご紹介したところで、前回は時間が来てしまいました。残りは、北アイルランドとウェールズになりますが、この内ウェールズは後でご紹介しますので、Part-1では北アイルランド、それから元々は同じ国であるアイルランド共和国の音楽を纏めてご紹介していきます。

ということでスタートは、アイルランドと言って、この方を差し置いて話を進めるわけにもいかないという、孤高のシンガーソングライター、VanMorrison、1972年の作品、「セント・ドミニクの予言」から、レッドウッド・ツリーです。

Vanmorrison

M: Redwood Tree / Van Morrison

アイリッシュというよりは、ジャズ・R&Bっぽい感じでしたね?彼は北アイルランドのベルファストという街の出身で、60年代、「アイルランドで最初に成功したロックバンド」The Themで名を上げます。しかしすぐそこを辞めて、Themのプロデューサーだったアメリカ人、バート・バーンズの招きで米国に渡って以来、もともと志向していたジャズやR&Bと自分のルーツであるケルティックな要素を融合させながら独自の音楽を作り続けています。

それだけ長い期間やっているといろんなテイストのアルバムがあります。大きく分けて、ポップで分かりやすい作品と、精神性が高くて取っ付きにくいアルバムがありますが、このセント・ドミニクの予言は両方がうまくブレンドされて、Van Morrisonの取り掛かりのツーステップ目にはいい感じです。


イントロとして一曲紹介したところで、アイルランドもちょっとややこしい場所ですので、少しだけ地理のお勉強を・・・

アイルランドはイギリスのグレート・ブリテン島の西側にある北海道位の大きさの島ですが、北部の1/3程が北アイルランドで、今ではUKに組み込まれています。古くからケルト人が住んでいたこの島がノルマン人に侵略されるようになったのが12世紀中頃で、19世紀に入ってすぐイギリスの完全支配下になります。で、それも20世紀に入って、第一次世界大戦後、アイルランド独立戦争が勃発してその結果、経済的に豊かなイギリスに残りたいという北アイルランドと、今のアイルランド共和国に分離しました。

ただ、イギリスに残った北アイルランドですが、それでもイギリスに残るのを嫌う人たちとか、カトリックとプロテスタントという宗教上の対立がからみ合ってドロドロの内戦が勃発し、首都のベルファストは「毎日がテロ」という、そんな時代もありました。勿論、今ではそんな事ないですけど、Van Morrisonさんは、まさにそんな時代のベルファスト出身で、それだけに深い悲しみや怒りを込めた歌が作ることができたのでしょう。

さて、そういう歴史を持つアイルランドは、「熱い魂」を持った人が多い土地柄ですが、続いて、そんな人達をご紹介しましょうか。

RorygallagherHothouseflowers

M: Tattoo’d Lady / Rory Gallagher
M: Find The Time / Hothouse Flowers

まず、Rory Gallagherさんは、アイルランド北部のアルスターという地方でイギリスに加わらなかった3つの州の内、一番西にあるドニゴールという州の出身のブルース・ギタリストです。パッと聞き流すと、初期(クリーム時代など)のEric Claptonとも通じるような雰囲気を感じましたが、私はRory Gallagherさんのほうが、より開放的なイメージを受けました。

このスタジオ録音盤でもかなりギターを弾きまくっていたロリー・ギャラガーさんですが、実はライブ盤のほうが有名で、ヨーロッパツアーとかアイリッシュツアーの模様がそれぞれ大ヒットを記録しています。ちなみに、先ほどクリーム時代のクラプトンに雰囲気が似ていると書きましたが、実際に70年代初期に自身が結成していたテイストというバンドがクリームの解散コンサートの前座をしていたり、その後クラプトンが結成したスーパーバンド「ブラインド・フェイス」のアメリカツアーに同行したり・・・と、浅からぬ関係はあったようです。

ただ、彼はお酒もメチャクチャ飲んだらしく、そのせいで肝臓を壊し、1995年、47才の若さで亡くなってしまいました。ジョン・レノンも彼の才能を絶賛しましたし、ストーンズやディープ・パープルへの参加の誘いが有ったの無かったの・・・と噂もありますし、長生きして、更に米国に渡ったりなんかしていたら、クラプトンと同等かそれ以上のギタリストになってたかも知れません。惜しいことです。

もう一曲のホットハウス・フラワーズ。こちらはアイルランド共和国の首都・ダブリン出身のバンドで、リーダー、リアム・オメンリーのソウルフルなボーカルと、トラッド音楽に根ざした深い音楽性が話題になって、ダブリンでの人気は大したものだった様ですが、そんな彼らを見出してバックアップしたのが、すでに世界的バンドであったU2です。そのおかげもあって、1988年のデビューアルバム「People」のレコ発で早くも来日公演も果たしています。ただ、3rdアルバムを出したところでリアム・オメンリーのお父さんが亡くなって、それをきっかけに5年間活動を休止しまして、さきほどご紹介した曲は復帰第一弾となった1998年の作品「Born」からお送りしました。

何を隠そう、私はホットハウス・フラワーズを、岡山で、生で見ました。ロックやソウルだけじゃなくてトラッドの要素もいっぱいで、ブズーキとかバウロンっていって、巨大なタンバリンの様な楽器とか持ち出してきて、トラッドなダンスナンバーを始めたときには度肝を抜かれましたね。

BTW・・・

イギリスの人たちに似て、アイルランドの人たちも新大陸・アメリカへの憧れは強く、アイルランドにもボブ・ディランのようなフォークソングやポップスを逆輸入したフォーク・ロック系の人たちも数多く居ます。今度はそんなサウンドを二曲ご紹介しましょう。

GilbertosullivanTirnanog

M:Get Down / Gilbert O’sullivan
M:Down Day / Tir Na Nog

ギルバート・オサリバンといえば、私も単にイギリスのミュージシャンと思っていたのですが、Family NameのO’sullivanは典型的なアイルランドの名前です。

O'sullivanの「O'」はゲール語由来のもので、誰々の孫、子孫・・・という意味です。つまりは「サリバン家の子孫」ていうことでしょうか?O'nielle(オニール)さんとか、O'conner(オコナー)さんとかいますよね?勿論、ホットハウス・フラワーズのオメンリィさんもです。余談ながら、MacDonald(マクドナルド)さんのように、Macが付く人も同じ意味だそうです。だからビートルズのPaul MacCartneyさんも祖先はアイルランド系なのかも知れませんね。


本題に戻って、ギルバート・オサリバンといえば、アロン・アゲイン、クレアという本当に美しいナンバーをたくさん作っていますが、これもキャロル・キング/ジェリー・ゴフィン、バリー・マン/シンシア・ウェイルというソングライターへの憧れの影響と言われています。

そして、もう一曲は、Tir Na Nog(ティア・ナ・ノグ)という、アイルランド中部の街、カーロー出身のレオ・オケリーと同じく中部のウィックロー出身のソニー・コンデルの二人が組んだフォーク・ロックDuoのセカンドアルバム「A Tears And A Smile」からお送りしました。

とても美しいギターの音をお楽しみいただけましたが、、イギリス・アイルランド系のフォークロックグループのギターの音は、どれも独特のしっとり感と深みがあります。アメリカのフォーク・ロックに憧れても、どこか影があったり、潤いがあって、どうしてもイギリスの音になってしまう・・・その「なりきれなさ」が魅力なのだと思います。


さて、アイルランドといえば、本当はクラナド(エンヤのお姉さんのバンド)やチーフタンズなど、トラッドバンドを紹介しないわけにはいきませんが、スコットランドの「Fairport Convention」よりもっと民族音楽に近い感じになってきて、さすがに番組全体では浮いてしまうので、あえて避けました。かと言って、全く紹介しないわけにもいかないので、パート1最後では「ケルトの音楽をパンクのハートで演奏する」・・・と言われた「ポーグス」の不朽の名作、「ニューヨークの夢」をご紹介しておきましょう。

The Poguesは、リーダーのシェイン・ムガワン自身が荒くれ者だったり、クラッシュのJoe Strumarとのコラボレーションがあったりしてパンキッシュと言われる所以ですが、この曲の美しさは格別です。

Pogues

M:Fairlytale of New York / The Pogues

この曲は、二人の男女が、ニューヨークにやってきた若い頃の、夢と現実のギャップに幻滅して荒んだ日々を回想している歌なんですが、アイルランド人達が、極度の貧困の中から海外に渡って行った歴史を思うと、涙なくして聞けない名曲です。

映画タイタニックを見るとわかりますが、タイタニック号が建造されたのがベルファストの街で、つまりアイルランドの人が作ったわけです。そして米国に渡るために、その貧しいアイルランド人がなけなしのお金をはたいて、たくさん三等客室に乗っていたのですが、沈むときにはほとんどが助けてもらえなかった事実があります。

夜な夜な、客たちがアイルランドの伝統的なダンスミュージックであるジグとかリールで楽しんでいるシーンなんて、あとの悲劇を知っているとすごく悲しく見えましたよね?それ以外にも、アイルランド人の祖先は、常にイングランドやノルマン人に侵略された歴史があって、それでも音楽を心の糧に頑張ってきた国民性のせいでしょうか?哀愁があって、抗いきれない魅力に満ちています。

☆Part-2☆

ここではイギリスとアイルランドを紹介し終わって、残りの「ウェールズ」出身の方をご紹介します。

ウェールズはUKを構成する王国の国旗を組み合わせて作った「Union Jack」にも反映されていないなど、どうしても陰が薄いのですが、その理由はここでも歴史のお勉強をする必要があります。

最初にイングランドとスコットランドが連合したのが17世紀初め、北アイルランドが加わって今の形になったのが19世紀初めですが、ウェールズ地方はすでに13世紀末にはイングランドに組み込まれていて、「独立国家であった」事自体が忘れられがちです。

そんな歴史の上に、面積的にも小さいウェールズ(四国民はなんだか親近感がわきますね・笑)ですので、なかなか有名なミュージシャンがいませんが、ひとり、いらっしゃいました。ビートルズのアップルレコードからポール・マッカートニーの肝いりで大々的に売りだされた歌姫、メリー・ホプキンさんです。

デビュー曲からポールのプロデュースを得て全英No.1を獲得しますが、3作目に、ドリス・ディで有名な「ケ・セラ・セラ」を、ポールが腕によりをかけて上質なポップナンバーに仕上げたものの、「気に入らない」・・・と発売に対してNoと言ってしまったんです。

当然ポールも怒りまして、それ以後、彼女のバックアップをしなくなってしまったとのですが、後に結婚することになるトニー・ビスコンティのプロデュースで制作した、Appleでの二作目、トラッド色の強いアルバム「大地の歌」が彼女なりの理想的な音楽だったと話しています。ポール・マッカートニーを敵に回してまで自分の音楽にコダワルとは、なかなか骨のある女性ですね。

そのメリー・ホプキンのアルバム「大地の歌」から、アメリカでのシングルカット曲「Street Of London」をお送りしました。

Maryhopkin

M:Street Of London / Mary Hopkin

☆Part-3☆

今日はお誂え向きにイギリスからの新譜をご紹介します。

昨年の10月に本国イギリスでデビューして、チャートは初登場で3位。日本でも輸入盤で大層話題になっていましたが、3月に正式日本デビュー。そして、ファーストシングル「Slow」がヒットしておりました、「Rumer(ルーマー)」という女性シンガーです。

あのバート・バカラックが「無駄な装飾やディーバ・トリックを使わずに素直に歌うのは素晴らしい。ルーマーは、聞く人に何かを届けられるシンガーだ」と・・・べた褒めですし、イギリスの新聞「ガーディアン」はキャロル・キングや
カレン・カーペンターを引き合いに出して、彼女たちを彷彿とさせる・・・と。早速レコード室から引っ張りだしてきて聞いてみたところ、これらの言葉には嘘はありませんでした。

ともあれ、途中のフリューゲルホーンの入り方も、絶対にカーペンターズを意識しているはずと思わせる、3rdシングル「Am I Forgiven」をお聴き頂きましょう。

Rumer

Rumer/Seasons Of My Soul

WarnerMusicJapan:WPCR-13994
2011.3.9.リリース
Warner Music Japanによる公式サイト


ということで、今夜も21stKeynote、お楽しみ頂けましたか?

次回は年5月9日月曜日、夜9時にお会いしましょう。暫くイギリス系の音楽が続きましたし、梅雨を前に、6月はカラッカラに乾いたアメリカンロックをお送りします。お楽しみに


お前は、単なる「パーツ」でいいのかよっ!?(蒲野)

いいんです。

2

5月3日、丸亀お城まつりで行われた、東日本大震災を応援するためのイベント、人文字に参加してきました。

1200人を集める予定が、結局1300人ほどになって、立派な人文字ができました。私は「ガ」の頭の角を作る重要な位置を頂きました。

この写真を貼った丸亀うちわが被災地の人の心にも涼しい風を送りますように。


菜の花サイクリング(蒲野)

昨日の日曜日は、ポカポカ陽気に誘われて自転車で滝宮まで散歩に出かけました。

実は、事前に道の駅滝宮の支配人Nさんから、滝宮神社で、一年に一度の「十一面観音像」の公開があるという話を聞いていたので、それを見に・・・というのが大きな目的。藤原時代の素朴な観音像で、とても癒されました。Nさん、いい情報をありがとうございました。

そして、道の駅滝宮のすぐ下、綾川に面した休耕田では菜の花が満開。鯉のぼりの風にはためいて、いかにも日本の原風景という感じです。おいしい「ヨーグルトソフトクリーム」をイタダキつつ、至福の時間を過ごしました。

Nanohanacycling

ところで、実は僕は高血圧を宣言されておりまして、薬による治療も続けております。でもなかなか下がらないのが現状なのですが、通勤などに自転車を使った翌日は必ず「ちょっと高いかな?」レベルまで下がります。

最初のうちは「翌日、効果が現れるなんて」とか「家の血圧計なんて、所詮おもちゃのような物だから」と信用していませんでしたが、1ヶ月以上続けていると、ほぼ相関関係は間違いなさそう。雨で自転車に乗れない日が続くと直ぐに元に戻ってしまうんですが、「適度な運動が高血圧にいい」ということは、身をもって知りました。


桜サイクリング (蒲野)

自転車通勤、週三回を第一目標に頑張っています。

今日は、明らかに耳に触れる風が柔らかくなっていました。いよいよ今が一番自転車にいい季節です。

しかもサイクリングロードには桜も満開状態。

110413cherryblossom

体のみならず、心までも健康になれそうです。


21st Keynote 110411 OAリスト(UKのSSW特集)

今日で、東日本大震災からちょうど一ヶ月が経ちました。未だに大きな余震が続いたり、原発問題も長期戦の様相を呈しておりますが、それぞれがそれぞれ精一杯出来ることを全うしながら、強い一歩を踏み出して行きましょう。僕たちは、精一杯Nice Musicを紹介し続けます。

さて、最近、蒲野がよく利用する通販のCDショップが、熱く「UKのシンガーソングライター(SSW)」を紹介してきます。で、またそれが良いものだから、ついつい買いすぎて、いつも懐具合がピーピー言っているわけです。

が、それを番組に使えばこそ甲斐があるというもので、今月は勝手ながらUK SSW(フォーク・ロック)特集を致します(笑)。

ちなみにショップの名前は番組の中では敢えて申し上げておりません。関東のとあるショップとだけ申し上げておきましょう。色々理由はありますが、好漁場はご自分で探すことが「中古レコード道」の醍醐味ですから。

まずはUKフォーク・ロックを語る上ではどうしても避けて通れないこのバンドからスタート致しましょう。イギリスのトラッド音楽とエレクトリックを融合したバンドの先駆けとして有名なフェアポート・コンベンション、LAの名門ライブハウス「トルバドール」で収録されたアルバム「House Full」からトス・ザ・フェザースです。

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M:Toss The Feathers / Fairport Convention

白熱のライブ演奏ですが、「フィドル」の音がなんともイギリスっぽいですね。このフェアポート・コンベンションも、元々はアメリカのカントリー志向が強いバンドでしたが、そこに三作目から、神々しいまでに厳粛でクリアな声の持ち主であるサンディ・デニーという女性トラッド歌手を迎えてから、こうしたトラッド志向のバンドに変わりました。ただ、サンディ・デニーは短い期間在籍しただけでバンドを離れます。

彼女がいなくなって、あまりの彼女の大きさに後釜をさがすのを諦め、開き直ってハジけた演奏をしていた頃のライブ演奏で、皮肉なことに、ここからさらにフェアポート・コンベンションは新しいステージに入っていくのでした。

さて、イギリスという国は意外とややこしい国です。正式には「グレートブリテン アンド 北アイルランド連合王国」といいまして、イングランド、ウェールズ、スコットランド、そして北アイルランドという4つの国が集まってできています。Englishというのはもちろんロンドンを中心とした「イングランド人」の事であって、ウェールズやスコットランドの人に「イングリッシュ」っていうのは大変失礼なことになるらしいですから気をつけましょう。

予習はこの辺にして、次にはスコットランド地方のミュージシャンをご紹介します。

まずは、87年に全英No.1ヒットとなる「Perfect」という曲で有名なフェアグラウンド・アトラクション。まずは、そのボーカリスト、エディ・リーダーの2007年のソロアルバム「ピースタイム」から「マディウォーター」をお送りしましょう。

Eddireaderpeacetime
M:Muddy Water / Eddi Reader

エディ・リーダーは、スコットランド地方の中核市・グラスゴー出身です。フェアグラウンド・アトラクションで大成功を収めますが、それがもたらしたものは彼女の望んでいたものではなかったらしく、1枚だけのアルバムを残して突然、解散してしまいます。

以後数枚のソロアルバムを出しますが、スコットランドの詩人で、卒業式の定番曲「蛍の光」を発掘したことで有名なロバート・バーンズへのトリビュートアルバムを制作して以来、自身のルーツであるケルト音楽に根ざした作品を作るようになりました。エディ・リーダーのクリアな声と静謐なギターサウンド、そして物悲しいホィッスルの音が心にしみますね。

そしてもう一曲は、スコットランドの夫婦デュオ「John & Beverly Martyn」のサードアルバム「Stormbringer!」から、「Go Out And Get It」でした。

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M:Go Out And Get It / John And Bevery Martyn

一聴して判るように、このアルバムには「スコットランド」のテイストが薄く、むしろアメリカ的な音です。彼らは、スコットランドのルーツを目指すよりはアメリカのルーツを志向しており、このアルバムについてはニューヨークのウッドストックでレコーディングされました。ドラムにはThe Bandのリヴォン・ヘルムが参加しているほか、曲によってはジョン・サイモンがハープシコードを弾いております。

とは言いながら、ギターの弾き方とかコーラスの入れ方に仄かなイギリスっぽさが残っていて、アメリカナイズが完成されていないところにこのアルバムの魅力があるのではないでしょうか?

では、今度は再びイングランド代表ですが、その前に、60年代から70年代のイギリスの音楽事情を説明しておきましょう。

イギリスのミュージシャンには多かれ少なかれアメリカに対する憧れがありますが、スコットランド地方では、Bob Dylanなどフォークミュージックに惹かれ、更に自分たちのルーツであるケルト音楽に繋がっていきます。一方でロンドンを中心としたイングランド地方は外へ外へと興味が向いていきます。その現れが「モッズ」というムーブメントです。

モッズ野郎達にとって大事なことは「クール(カッコイイ)」こと。だから、三つボタンのスーツをビシッと決めて(ミリタリージャケットという流れもあり)、ゴテゴテと飾り立てたVespaで街を闊歩しました。その文化の音楽的興味はJazz・R&B・Soulなどなど・・・

そのモッズ文化の中心地・ロンドンのフラミンゴクラブで、ハモンドB3をブリブリ言わせながら熱狂的なステージを繰り広げていたのが、今からご紹介するジョージィ・フェイムです。では、彼の初期の演奏を集めたコンピレーション盤「20 Beat Classic」から、James Brownのナンバー「Papa's Got A Brand New Bag」をお送りしましょう。

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M:Papa's Got A Brand New Bag / Georgie Fame

さて、アメリカへアメリカへ・・・と、憧れを深めていったイングランドのミュージシャンたちですが、ジャズやR&Bへの傾倒もさることながら、アメリカ南部のスワンプに憧れて言った人達も多いのはこれまでなんども紹介してきました。その代表がエリック・クラプトンやロッド・スチュワートです。

パート1最後は、例のショップ曰く「UKとスワンプの完璧な融合」と言い切る、アンディ・ロバーツ、73年リリースのアルバム、「Andy Roberts & The Great Stampede」からご紹介しましょう。そのアナログ盤は権利の関係で1500枚くらいしか出なかったという幻の一枚らしいのですが、一体、だれが、そんなレアモノを聞いてたんでしょうね?恐るべし音楽マニア。

Andyrobertsandthegreatstampede
M:High Time / Andy Roberts And The Great Stampede

全くアメリカンなサウンドでしたが、ブレイクのところで、イーグルスの「駆け足の人生(Life In The Fast Lane)」のイントロが出てきたのには笑ってしまいました。「いくらアメリカへの憧れがあるからって、これはずいぶんアカラサマなパクリだな~」・・・って、思いきや、このアルバムは1973年リリース、そしてイーグルスのLife In The Fast Laneが収録されたHotel Californiaは1976年リリース。ということは、イーグルスのほうがパクッちゃったって事になりますよね。

確かめたわけじゃありませんから、事の真偽はわかりませんが「偶然似ちゃいました (^_^;) 」というレベルではなく、興味深いことです。まぁイーグルスからパクられたら本望でしょうね?アンディさんも・・・

☆Part2☆

パート1の冒頭でおかけした「フェアポート・コンベンション」っていうのはイギリスのフォークロックを語る上では、本当に重要なバンドだったというのは、この特集をやって、しみじみ感じているところです。そして、このパート2では、そのフェアポート・コンベンションの初代ボーカリストの一人、「イアン・マシューズ」を取り上げます。

もともと、フェアポート・コンベンションにはジュディ・ダイブルとイアン・マシューズという二人のボーカルを擁していましたが、まず、ジュディ・ダイブルが抜けて、サンディ・デニーというトラッド歌手を迎えてから劇的に音が変わったという話を致しました。そしてその後、イアン・マシューズもフェアポート・コンベンションを去ることになります。彼もまた、トラッドよりも「アメリカ音楽」へのあこがれの方が強い人だったのです。

脱退後は「マシューズ・サザン・コンフォート」というカントリー色の強いバンドを組んだり、さっきのアンディ・ロバーツさんと「プレインソング」というバンドを組んだりしています。特に、マシューズ・サザン・コンフォートでは、ジョニ・ミッチェル作で、CSN&Yで有名な「Woodstock」を、アメリカとは又違う、ドリーミーなアプローチでカバーして、全英No.1ヒットさせました。

ところで、ここで持ってきたのが、アメリカSSWの草分けと言われる「ジェームス・テイラー」のファーストアルバムです。このアルバムは、実はイギリス録音、それも、あのアップルレーベルがビートルズ以外に契約した初めてのミュージシャンとして大々的に打ち出された曰くつきの作品です。

イアン・マシューズは・・・といいますと、先ほど出たように、Joni MitchellのWoodstockをカバーするなど、センスのいい曲を選ぶことで有名な人です。そして、マシューズ・サザンコンフォートの「セカンドスプリング」というアルバムでは、ジェームス・テイラーのファーストに収められた「Something In The Way She Moves」をカバーしているということで、それを聴き比べてみましょう。

JamestaylorMatthewssoutherncomfortsecondspring
M:Something In The Way She Moves / James Taylor
M:Something In The Way She Moves / Matthews Southern Comfort

イギリス人がプロデュースしたアメリカのSSWの曲を、アメリカに憧れるイギリス人がカバーするとどうなるか・・・なかなか興味深い聴き比べだったかと思いますが、わざと位相を逆にしたような、実験的でちょっと耳障りな位の音作りがイギリス・・・というより「アップルだなぁ」という感じのジェームス・テイラーと、オーソドックスなアプローチでありながら、サビの美しい味付けはいかにもアメリカンな感じのイアン・マシューズ。

これは、「アメリカ人でない者がアメリカを目指そう」という訳で、より「アメリカらしく見せるための方法」っていうのが見えやすいという事なのではないでしょうか?

☆Part3☆

今回は、ちょっとUKでリキを入れすぎましたので、パート3ではテーマから離れて「まるっきりアメリカン」な新譜のご紹介を致します。

今月もちょっとジャズ絡みですが、カントリーの大御所「ウィリー・ネルソン」がジャズトランペッターのウィントン・マルサリス、同じくジャズの歌姫、ノラ・ジョーンズと組んでR&Bの帝王レイ・チャールズに捧げたライブアルバム「Here Go Again ~ Live In NY」です。

ウィリー・ネルソンもノラ・ジョーンズも、それぞれカントリーやジャズといった保守的なジャンルの出身でありながら、ロック・ポップスやらヒップポップやら・・・との他流試合は数知れない人たちだし、トランペットのウィントン・マルサリスにしてもジャズとクラシックの融合で大きな成果を上げてきた人です。

またウィリー・ネルソン ~ ウィントン・マルサリス ~ ノラ・ジョーンズといえば、もう、おじいちゃん・お父さん・孫娘・・・位の世代間ギャップがあるわけで、それらがNYのリンカーンセンターに一同に集まってライブしてしまうという、アメリカのミュージシャンのそれぞれのキャパシティの広さっては半端じゃないなと感じざるを得ません。

ここでは、ゆったりした雰囲気が心地良いタイトルナンバー「Here We Go Again」をお送りしました。

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M: Here We Go Again / Willie Nelson・Norah Jpnes・Wynton Marsalis

次回は年5月9日月曜日、夜9時から、今月のUKのSSW特集を引き継いで「アイルランドのSSW」をご紹介します。お楽しみに!


「想い」を手に入れる (蒲野)

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先日、とある高松市内の雑貨屋さんのBlogに、とある商品の入荷が載っていました。「とある商品」とは、昨年お亡くなりになったセルロイドペン職人による作品のデッドストック万年筆・数本。そのうちの一本が非常に良い感じの「茶縞」だったので、一目惚れです。

いま手帳用に使っている万年筆もずいぶん長くなり、そろそろ新しいのが欲しいなぁと思っていたところなので、昨日、お休みを利用して買いに行きました。ただ、如何せんこのお店は全国にファンのいる人気のお店だし、ペンそのものも数が少ないので残っているかどうか不安でした。

噂に違わぬ落ち着いた雰囲気の店内に入りペンを探すと二本だけ残っていました。10数本入った内の残り二本・・・なんと、この中に一目惚れしたあの「茶縞」が残っているじゃないですか!

一も二もなく購入し、店主とその事をしばし歓談。すると店主は少し驚いたように、そして嬉しそうにこう言ったのです。

うちの店の商品って、結構『渡るべき人に渡る』ことが多いんですよ!

なんだかこちらもペンに選んでもらったようで、とても嬉しくなりました。

職人が「普段使い」のために手頃な価格で手作りした作品、そしてそれをセレクトする店主の想いを両方手に入れた様でHappyな一日でした。

故郷の風 (蒲野)

東日本大震災以来、思うことあってちょっとネット(特にTwitter)から遠ざかっていた僕。そんな中でネットから嬉しい情報が一つ。

IPサイマルラジオこと「Radiko」に、今日から中京地区のFM/AM局が参加したのです。早速様子を見てみると、FM愛知・Zip-FM、CBC、SF・・・がリストアップされ、CBCでは名古屋のカリスマDJ・つボイノリオの「きけばきくほど」を聞くことができました。

名古屋を出てから早30年近くが過ぎ去りましたが、受験の友として楽しみに聞いていた「FMバラエティ」「今夜もシャララ」「ミッドナイト東海」が脳裏に蘇ります。

あの頃聞いていたパーソナリティの皆さんは現役の人もいれば引退状態の人もいる。でも、その人たちの一言一言や番組構成が、今の僕の番組制作の土台になっているのは間違いありません。

ただ、今Radikoが香川県で聴けるのは「災害対応」なので、本来僕が個人的な楽しみのために解放されているわけではありません。だから故郷の風を「ふ」と感じただけでRadikoを切りました。(こういうことを理解していない人が多いのもネットから遠ざかっていた理由の一つ)。

ただ、Lismo Wave(by au)のお陰で全国どこでも好きな地域のFM局を聞ける時代になりました。これは正式サービスなので誰に遠慮も要りません。

これから4月になって香川から遠くへ離れていく方も多いことでしょう。そんな人達に、ささやかな「風」をお届けできるFM香川でありたいと、思ったのでした。

21st Keynote 110314 OAリスト(男の歌うラブソング特集)

3月11日に発生した東日本大地震で被災された地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。遠い香川県にいる私たちにできることは限られていますが、いつも通りの生活・活動を行っていくことが、回りまわって早い復興を促すという事を信じて、今日も素晴らしい音楽をお届けします。

さて、先回の放送では、2月14日・・・バレンタインデーなんてことをすっかり忘れておりましたが、どういう巡りあわせか、今月も同じく14日、ホワイトデーでありますね。FM香川では「義理チョコ」なんて去年辺りからやらなくなりましたから、返す方も少なくていいから楽ですけれども。

そんなわけで、今日はホワイトデーに因みまして「男の歌うラブソング」特集・・・っていっても、世の中の歌のほとんどはある意味ラブソングですから、その中からよりすぐって21stKeynote風のラブソングをお送りします。

まずは、Three Dog Nightのカバーでもおなじみの「Old Fashioned Love Song」、原作者のPaul Williamsのデビュー作からどうぞ。「古臭いラブソング」なんて、確かにこの番組にはぴったりですね。

Paulwilliams

M:Old Fashioned Love Song / Paul Williams

このPaul Williamsは自ら歌うシンガーソングライターであることは勿論ですが、このアルバムに収録された「愛のプレリュード(We’ve Only Just Begun)」「あなたの影になりたい(Let Me Be The One)」の2曲はカーペンターズのヒット曲として有名ですね。それから、セルジオ・メンデスのブラジル77でカバーした「Gone Forever」も収録されるなど、Paul Williamsのライターとしての素晴らしさを証明しています。

そんな彼は、元々マーロン・ブランドとも共演するほどの俳優で、作曲家は片手間。俳優活動の間に借り物のギターでコードを覚えて作曲していった・・・とライナーにあります。才能ってどこに隠れているかわかりませんね。でも彼が本当にラッキーだったのはロジャー・ニコルスという人に出会ったことです。

以前、Roger Nichols & The Small Circle Of The Friendsという、ハーモニーの美しいポップスグループを紹介しましたが、さっき言ったカーペンターズのヒット曲は、作詞Paul Williams/作曲ロジャー・ニコルスによる作品で、これ以後この二人による作品は様々な人に歌われています。この二人はキャロル・キングとジェリー・ゴフィン、バート・バカラックとハル・デヴィッドに匹敵するソングライターチームといえるでしょうね。

変わっては、星の数ほどあるラブソングの中で普遍的な人気を持つ楽曲をご紹介しましょう

EltonjohnBeatles

M:Your Song / Elton John
M:In My Life / The Beatles

「君の贈りたいものは沢山あるけど、僕にはお金もないし、精一杯のものといえばこの歌だけ・・・」という、ラブソングの原点のような曲です。エルトン・ジョンの代表作・Your Song、そして人類を代表すると言ってもいいビートルズの名ラブソング「In My Life」を2曲続けて聞いていただきました。

エルトン・ジョンのユア・ソングは文句ない代表曲ですが、ビートルズは「一曲だけベストのラブソングを選べ」と言われたら困りますけど、これは根拠があります。

去年のバレンタインデー関連の企画として、ビートルズの発売元である、EMI(日本)が、数あるビートルズのラブソングから30曲を厳選して、その中から更にインターネットで人気投票を行った結果「No1ラブソング」に選ばれたのがIn My Lifeです。「大切な思い出の場所も人も、あなたの前では色あせてしまう」というスィートなラブソングです。

エルトン・ジョンもビートルズも、「いやぁ、若いっていいなぁ」・・・といいますか、聴いているこちらがちょっと恥ずかしくなってしまうようなスィートさですが、続いてはちょっとビターなラブソングを2曲続けて聞いていただきましょうか?

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M:Change The World / Eric Clapton
M:Two Lovely Woman / Rick Roberts

まずはお馴染み、Eric ClaptonのChange The World、そして、もう一曲はRick Roberts(Ex:Flying Burrit Brothers)ソロ第一弾アルバム「ウィンドミルズ」から Two Lovely Womanでした。

Change The Worldは、ウィノナ・ジャッドというカントリー歌手が歌っていた曲を、96年、ベイビーフェイスのプロデュースのもと、エリック・クラプトンがカバーして大ヒットした楽曲です。「もし星に手が届くなら、その一つを取ってきて、君が真実を見られるように君のハートの上で輝かせよう。僕の中の愛がすべてだと思えたとしても、今はまだそれは僕の夢のなかだけの話なんだ。あぁ、世界を変えることができたらなぁ・・・」という、切ない片思いの歌でした。

もう一曲はかなりハッピーな感じでした。今、主人公の男の前には二人の魅力的な女性がいるわけですが、この二人が全くもって正反対の性格。

○一人は僕を興奮させてくれる、もう一人は満ち足りた気持ちにさせてくれる
○一人は僕を傷めつけるけど、もう一人は優しくしてくれる
○一人は、彼女の気の向いた時だけ、僕をそのスィートな腕に抱いてくれるけど、一人はチェスナット色の髪と目でいつも微笑んでいる

もちろん、「どっちにするべきか」なんて決まってんですが、「友人はこっちの悪女はお前の為にならないから別れろ」っていうんだけど、あ~あ、どっちにしたらいいんだろ・・・て、思い悩む歌です。まぁ、一言で言うなら・・・

「勝・っ・手・に・し・ろ!」 ですよね~

Johnhiatt

M:Have A Little Faith In Me / John Hiatt

 

最後は渋い大人の男のラブソングで、ロック・ロバーツの歌う「優柔不断男」とはエライちがいです。こちらはジョン・ハイアットさんの最高傑作との誉れ高い「Bring The Family」から、「Have A Little Faith In Me(僕を信じて)という曲。「道が暗くなってきて、景色がよく見えなくなってきた時は、少し、僕を信じておくれ。君が追い詰められても僕がいるから」という、実に大人の深い愛がにじみ出た楽曲になっています。彼自身のピアノによる弾き語りっていうシンプルな作りのため、より感情が伝わってきますね。

ジョン・ハイアットさんは、いまでこそアメリカンロックの重鎮とされていますが、楽曲提供ではヒットソングを飛ばしながら、本人の作品は鳴かず飛ばず。ついにレーベルから放出されて、アメリカ各地のドサ回り、その間に奥さんが自殺、幼い娘を抱えて途方に暮れるという、絵に書いたような下積み生活があったからこそ、この包容力のある歌声が作られたと言っていいでしょう。

当時、定期的に活動していたサンタモニカのライブハウスのスタッフだったジョン・チェルーという人が彼のパフォーマンスを高く評価していて、彼を何とかしたい・・・とつねづね考えていました。ジョン・ハイアット自身も映画音楽の分野で仕事をしている間にライ・クーダーさんとお友達になっていたこともあって、二番目のレーベル「ゲフィン」からも放出されるに至って、チェルーさんが「お前、ライ・クーダーと一緒にアルバム作れ」・・・と言いました。

「ドラムはライ・クーダーのベストパートナー、ジム・ケルトナー。ベースは誰かいい奴を呼んできて、面倒なことは一切しないで10曲作れ」・・・というわけで、結局、ベースは、ゲフィン時代にアルバムのプロデュースをしてくれた「ニック・ロウ」という人をロンドンから呼び寄せました。

この4人だけで4日間ひたすらスタジオに缶詰になって、「ほぼ一発どり」で作った10曲は、本当に心のこもった素晴らしい作品で、イギリスでチャートインという初のヒット作となりました。因みにこのアルバム・・・日本ではライ・クーダーの参加で話題になっていたんですが、そのレコ発で来日したときにはライ・クーダーではなくて「サニー・ランドレス」という新人ギタリストを連れてきて、その豪快なスライド・ギターで観客の度肝を抜いた・・・というエピソードもあります。

☆Part-2☆

パート1の最後におかけしたジョン・ハイアットさんの紹介の中で、ロンドンから呼ばれた「ニック・ロウ」という人の名前が出てきましたが、この人は、昨年末に一度ご紹介した、イギリスの「パブロック」というジャンルの中で有名な人です。

70年代から80年代・・・だんだんと巨大化してきたロックに対抗して、小さな酒場で、こじんまりと・・・でも気軽にロックを楽しもうという動きがありました。今で言うなら「ライブハウス」っていうことろですが、そういう酒場をイギリスでは「パブ」と呼ぶことから彼らのことを「パブロック」といいます。

そんなパブロックの中で人気が突出していたブリンズレー・シュワルツというバンドでソングライティングをしていたのが「ニック・ロウ」さん。そのパブロックの中で、もう数人重要な人をあげるとすれば「エルビズ・コステロ」、そして、もう一人、カルトな人気を誇る人が、「イアン・デューリー」さんです。

彼は、幼い時に小児麻痺にかかりまして、左半身が麻痺しているため、当然、一人ではしっかり歩けませんから、ステージにはスタッフに寄りかかって出てきますし、歌う時もマイクスタンドにしがみつくように歌うわけです。そういう経緯から、母親の勧めで美術学校の先生になるんですけど、その学校で生徒と一緒にロックに熱中しすぎてクビになるというほどのロックマニアでした。

で、彼をバックアップする「ブロックヘッズ」というバンドがこれまた凄くて、ヘビーでグルーブのあるサウンド、それに汚らしい格好のイアン・デューリーがコックニー訛りの癖のあるボーカルを聞かせるという、まぁ、インパクトのあるバンドです。

ただ、このバンドときたら、分類上はパブロックですが、歌詞の内容は結構、過激だったりして、パンクバンドと言ってもおかしくないくらい。大体「ブロックヘッズ」って、「馬鹿野郎ども」って感じですからね。そんなパンキッシュなイアン・デューリーさんのデビューアルバムにして、本人すら「あれ以上の作品は作れない」と言い放ったNew Boots And Panties!!から、Wake Up And Make Love With Me をどうぞ。とてもカッコイイ一曲ですが、歌詞の内容はまだ宵の口なので勘弁して下さい。

Iandury

M:Wake Up And Make Love With Me / Ian Dury

Ian Duryさんは、2000年にガンのために亡くなりましたが、今ではYoutubeで、そのインパクトの有る演奏が沢山見られますから、一度ご覧ください。

☆Part-3☆



実は、男が歌うラブソング・・・というと、あのハスキーな声を絞り出すように歌うロッド・スチュアートは落とせないと思っていたんです。ところが、なんと今年のグラミー賞では、ロッドが「最優秀トラディショナル・ポップボーカルアルバム賞」にノミネートされたり、来週(3/23)には、全世界で2000万枚のセールスを上げた「グレート・アメリカン・ソングブック」シリーズのベスト盤が再来週発売される、とかで、新譜紹介として取り上げることにしました。


この「グレート・アメリカン・ソングブック」シリーズっていうのは、ロッドの「ジャズアルバム」で、すでに5作が出ております。もちろん、イギリス人のロッドさんですけど、元々アメリカのスワンプ志向が強くて、ついには米国に渡ってスーパースターにまで上り詰めます。

一方で、アメリカのミュージシャンは、キャリアを登りつめるとジャズをやりたがる傾向があります。ボズ・スキャッグスしかり、リンダ・ロンシュタットしかり。・・・で、ロッドさんもついにジャズに手を出したわけなんですが、これがまたイイから困っちゃうんですね。これで、ロッドさんも本当にアメリカのミュージシャンになったってことでしょうか?

ということで、今日のラストは2月23日リリースの「The Best Of The Great American Songbook」から、新曲「You'll Never Know」をおかけしましょう。

Rodstewart

M: You'll Never Know / Rod Stewart


さて、4月はの特集をご紹介しましょう。実は、最近、贔屓にしている中古CDショップが有るんですけが、ここのサイトがやたら熱く「UKシンガーソングライター」を押すんですよ。本当に渋い作品が多くてつい手が出てしまうので、来月はUKシンガーソングライター特集をしてみようかな?と、思っています。お楽しみに。


もっとお話を聴きたくなる人 (蒲野)

先日、宇多津に本社を置く製麺機メーカー「大和製作所」さんの新社屋完成説明会に参加してきました。

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大和製作所さんは、元々航空機の設計技術者だった藤井薫社長が始めた会社で、現在は製麺機を売ることよりも、麺類店の開業サポートをするための学校と自社製造の半生うどんの販売に力を入れています。

味と無添加にこだわる藤井社長が必ず実食で品質管理を行い、そこでNoがでたら実店舗が臨時休業するほどのこだわり。そして、半生麺製造プラントでは「スピードよりも味」にこだわって、最終工程は熱風乾燥ではなく「冷風乾燥」で一昼夜かけて乾かすそうです。だから、機械の端から出来上がったうどんがバラバラ落ちてくるイメージとは全く違うスローな風景に驚きました。楽天市場では7年連続でグルメ大賞を受賞するのも頷けるお話です。

ところで、この大和製作所の、麺製品販売部門である讃商さんが開催している「学校」に、今回私は一番感動しました。讃商さんでは、うどん・ラーメン・蕎麦を開業する人のための「学校」を行っておりますが、ここは、「考え方そのものが」全く他とは違っていたんです。どういうことでしょうか?

特にラーメン学校ですが、普通はどこの教室も自前の(自慢の)レシピがあり、「この学校ではこういう味のラーメンを作ってください」といいますが、ここでは「あなたの理想のラーメンを実現するにはどうするか?という事を講師と一緒に考えていく」のです!

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だから、ラーメン学校に関してはほぼ「マンツーマン」で1週間ほどミッチリと・・・「その分、ウチの教室の料金は高いです!」と、担当者は言い切ります。経営姿勢から他店との差別化の仕方、オリジナル麺の開発まで教えてもらって普通の倍、ン十万!と言われても真剣に開業を目指す人が全国から引きも切らず・・・

更に驚いたのは、その卒業制作的なラーメン(もちろんうどん・そばも)を、あの藤井社長が実食評価するのです!自社製品の品質管理で食べ、教室の生徒の作品を食べ、よくもまぁ、あの細い体型が維持できるものです・・・と、いらないところに感心してしまうほど(笑)

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上はうどん教室の様子ですが、オリジナル作品に対し、講師や他の受講生たちが評価を書きこんでいきます。

その他にも海外進出のビジョンや経営哲学まで、元航空機の設計技師らしく、数字を交えながら資料も見ずに説明していくさまは、まるで「ナントカ宮殿」でも見ているよう。こんな仕事をしているといろいろな人にお会いしますが、こんなにもまたお会いしておはなしを聞きたいと思う人も珍しいです。そのお話は、改めて何かの機会で取材に伺いたいと思いました。

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ということで、最後に藤井社長とTwo Shot。


21st Keynote 110214 OAリスト(ソウルミュージック特集)

昨日は、積雪の対応に追われているうちに、こちらのオンエアリストアップができませんでした。わざわざご覧頂いた皆様、本当に申し訳ありませんでした。

おまけに、昨日はアメリカ最大の音楽賞「グラミーアワード」の授賞式があったのに、その晩の洋楽番組が一切触れられないという、非常に間の悪いタイミングもあってどうしようもありませんでした。B'zの松本孝弘さん・ピアニストの内田光子さん、上原ひろみさん・米国在住の琴演奏家、松山夕貴子さんおめでとうございます。

それに、ミック・ジャガー、ボブ・ディランも圧巻のパフォーマンスを見せるなど、おじいちゃんたち大活躍・・・いやぁ、嬉しいですね。

あと、番組の冒頭で「週末は寒かったけど・・・」なんて、のんきな事を言っておりましたが、周知のとおりこの番組は録音ですので、さすがに月曜日が積雪であんな大パニックになるなど・・・やはり天気のお話は禁物ですね。

と、ひと通りお詫びしたところで、今月の「ソウル・ミュージック特集」の解説、行ってみよう!

まずは、この番組でソウルミュージックを全面に打ち出して紹介するのは初めてなので、ざっと概要をご紹介しておきましょう。ソウルとは直訳すると「心」というか、「魂」という感じでしょうかね?日本の演歌も「Japanese Soul Music」なんていいますよね?

もともと、ソウルミュージックを含む「ブラック・ミュージック」全体を表す言葉として「リズム・アンド・ブルース」という言葉がありましたが、それがサウンド的に、音楽的に発展してソウル・ミュージックがあり、さらに下るとブラック・コンテンポラリーやロックンロールなどが生まれていきます。今、アメリカでもリズム・アンド・ブルースは「R&B」なんて言われますが、ビート感的にもサウンド的にも洗練されすぎて60年代のものとは全く違うものと捉えられているようです。

さて、そろそろ本題に入りますが、まずはMarvin Gayeとともに「ニュー・ソウル」の旗手と期待されながら、79年、飛び降り自殺で33歳の若い命を自らっ絶ってしまった悲劇の人、Donny Hathawayの5枚目のアルバム「Extension Of A Man」から、"Someday We'll All Be Freeからご紹介しましょう。

Donnyhathaway

70年代半ばにディスコブームがあり、ブラック・ミュージックも一つのピークを迎えますが、これはいわば白人向け・売れ線狙いとも言える流れであって、もう一方よりルーツに向かって行こうとするファンクの方面に二分化されるわけで、ダニー・ハサウェイのような白人と黒人の両方に受け入れられる音楽は次第に居場所がなくなっていきます。その上、黒人の社会進出と、不況が重なり、黒人社会の中での貧富の差が広がっていたという社会情勢が絡んで抜き差しならない状況になり、その狭間で彼は立ちいかなくなってしまった・・・というわけです。

彼のデビューアルバムのタイトルは「ソウルの新しき光と道」というくらいで、非常に将来が期待されていました。キャロル・キングのYou've Gotta Friendや、ジョン・レノンのJearous Guyなど、白人シンガーの曲をカバーしても、暑苦しくならず、すんなりと聞かせるあたりがそれまでのブラック・ミュージシャンとは一線を画していたわけです。そんな彼がどうして若くして自殺した背景には「黒人社会自らの地位向上」が絡んでいたのは非常に皮肉なことです。

さて、ソウルミュージックも、「超」大雑把に言うとノーザン・ソウルとサザン・ソウルに分かれるわけですが、まずはよりブラック・テイストなサザン・ソウルをご紹介しましょう。

サザン・ソウルの聖地といえば、やっぱりメンフィス。そこで絶対に外せないのが「STAX」というレーベルです。 このスレーベルのことを語らせたら、山下達郎を筆頭に底なしの人が多いですから、詳しい話は省きますが、STAXレーベルとは1957年にジム・スチュアート(ST)という人と姉のエステル・アクストン(AX)の二人が設立したレーベルです。

STAXは、ブッカーT&MG'sを初め、オーティス・レディング、サム&デイブというビッグネームを数多く輩出する名門レーベルですが、ここではサム&デイブ、ソウル特集のテーマ曲のような「ソウルメン」、そしてSTAX最大のスター、オーティス・レディングの出発点と言える「These Arms Of Mine」2曲続けてお送りしました。

Sandave Otisredding

続いて、ノーザン・ソウルをご紹介しますが、単に「ノーザン・ソウル」というと、『イギリス北部のDJが好んだソウルナンバー』という意味にも取れるらしいんですが、今回はアメリカの北部、デトロイトやフィラデルフィアのソウルをご紹介します。

街の名前で言うというとなかなかピンと来ませんが、デトロイトは自動車産業の中心地・・・ということで自動車の街「モータウン」と呼ばれていました。ここで、ベリー・ゴーディJrという人物が設立した、『黒人の、黒人による、アメリカ人のためのブラック・ミュージック』をつくり続けたレーベルが、ご存知「MOTOWN」です。

シュープリームス(ダイアナ・ロス)、スモーキー・ロビンソン、ジャクソン・ファイブ(マイケル・ジャクソン)、テンプテーションズ、そして天才スティービー・ワンダーを初め、キラ星のごとくスーパースターを取り揃える名門中の名門レーベルですが、その裏にはヒッツビルUSAというスタジオに、ハウスミュージシャンが殆ど昼・夜、休みなしで音楽を作り続けていたという事実がありますし、当時の習慣として仕方が無いんですが、彼らのクレジットが無いため名前が全然知られず、その活躍に見合ったギャラも貰えないまま埋もれて言ったという、罪作りなレーベルでもありました。その辺りは、ぜひ映画「栄光のモータウン」を御覧ください。涙なくしては見られない名作です。

    そしてフィラデルフィア・・・こちらは一般に「フィリー・ソウル」という方が通りがいいようですが、甘いストリングスや熱いブラスを加えたアレンジが多くて、より都会的な雰囲気を持ったソウルミュージックが特徴です。フィリー・ソウルの立役者は「フィラデルフィア・インターナショナル・レコード」というレーベルで、そのハウスバンド的な存在がMFSB・・・これは有名な音楽ショー番組「ソウル・トレイン」のテーマ曲として聞いたことがないと思いますが、ビートの利いたリズムとカッチリしたブラスを聞けば、腰が動かないほうがオカシイでしょう?

特にこのレーベルの看板アーティスト、デディ・ペンダーグラスさんの楽曲は、そのベーストラックがドリフのヒゲダンスのテーマのモチーフとなって日本でも大ヒットしていますよ。

ここではモータウンを代表してスティービー・ワンダーの極め付きのファンクナンバー、Supersitition、そしてテディ・ペンダーグラスGet Funky Get Looseの二曲を続けてお聴き頂きました。

Steviewonder Teddypendergrass

さて、ソウル・ミュージックを本当に大雑把に特集してまいりましたが、第一部最後の曲は、いちソウルミュージックに留まらず、「人類の遺産」としてもいい程の名曲、Marvin GayeのWhat's Going Onをどうぞ。

「マーヴィン・ゲイ」もモータウンの人ですから今日の分類ではノーザン・ソウルになるわけですが、彼も最初にご紹介したDpnny Hathawayと並んで「ニュー・ソウル」の旗手・・・いや筆頭と言っていいでしょう。

それまでのブラックミュージックはヒット曲志向が強くて、あまりアルバム一枚を通してトータルコンセプトするなんて発想はなく、まして、自分の作品を自分でプロデュースする・・・なんてことは「超」がつくほど画期的なことでした。

そのMaevin Gayeも、60年代は同世代のミュージシャン同様、ヒット曲志向でやってきましたが、モータウンの歌姫でありベストパートナーだった「タミー・テレル」が脳腫瘍で亡くなった後、一度活動をやめてしまいます。しかしその後、弟がベトナム戦争から帰ってきて再会したのをきっかけに創作意欲が復活して出来上がったのが、有名な「What's Going On」というアルバムです。

Marvingaye

世界情勢、貧困問題、人種問題・・・様々な社会問題を歌ったアルバムで、内容的にはかなりヘヴィだったりもするんですが、そこはマーヴィン・ゲイの豊かで包みこむようなボーカルのお陰で、じんわりと伝わってくる作品になっています。そういう影響力がダニー・ハサウェイやスティービー・ワンダー、カーティス・メイフィールドらに伝わって、「ニュー・ソウル」という流れを作って行ったわけです。

因みにMarvin Gayeは、「ローリングストーン誌が選ぶ、歴史上最も偉大なシンガー100人」の堂々6位です。参考までに、1位-アレサ・フランクリン、2位-レイ・チャールズ、3位-エルビス・プレスリー、4位-サム・クック、5位-ジョン・レノンです。スティービー・ワンダーでさえ9位、ジェームス・ブラウンだって10位です。

70年代初頭、ベトナム戦争も泥沼、不況も降りかかっている、黒人同士でさえ貧富の差が広がっている・・・いったいこの世に何が起こっているんだ?と、呼びかけるこの歌なんですけど、今聴いても心に迫るのは、40年も経ってるのに、世界が全然平和じゃないし、豊かじゃないからでしょうか。いつか、こうしたニュー・ソウルのナンバーも単純に「いい曲だねぇ」と楽しめる時代になってほしいものです。

☆Part-2☆

黒人音楽の発展形として形作られてきたソウルミュージックですが、熱くてかっこいい音楽となれば、当然白人のミュージシャンたちも見逃しておけなくなってきて、白人ミュージシャンでも、ソウル・ミュージックを取り入れる人達が出てきました。

しかし、ソウル=魂の叫びですから、白人がチョロチョロっとブラック・ミュージックのエッセンスかじってやってんじゃねぇよ・・・という、批判もあったわけで、そんなニュアンスでよばれたのが「Blue Eyed Soul」という言葉です。 でもそれが5年・10年と続けば、あながち無視もできない連中がポロポロとで出てきます。

例えば、全員がイギリス出身の白人でありながら、本場のソウルメンたちも驚くようなブラック・フィーリングを放った「Average White Band」を初め、ヴァン・モリソン、ジョージ・マイケル、ジョー・コッカーなどなど・・・アメリカでも トッド・ラングレン、ボズ・スキャッグス、ボビー・コールドウェル、マイケル・マクドナルド・・・彼らは、AORというジャンルでもお馴染みですが、今ではブルー・アイド・ソウルはAORとほぼ同義語に語られていますね。

そのなかでもあのイーグルスに「New Kids」と歌われるほど、新鮮な驚きをもって迎えられたのがDaryl Hall & John Oates・・・一般にHall & Oatesと呼ばれるデュオです。

彼らも、80年代、モータウンサウンドを大胆に取り入れた「Maneater」でディスコブームの中で大ヒットを飛ばしましたが、ここでご紹介するのは、彼らの最も初期の作品の一つ「Abandoned Luncheonette」というアルバムです。この中からShe's Gone(追憶のメロディ)をどうぞ。

Halloates

Hall And Oatesがブレイクしたのは、この次の次・・・Sara Smileですが、このアルバム、全米33位まで上がっていますし、ご紹介したShe's Goneは、72年の発売当初こそ全米60位ですが、76年にSara Smileが全米4位のヒットになったのにつられて7位まで上がっているので、もともとポテンシャルは持っているアルバムではありました。

☆Part-3☆

パート3では久々に、発売前の新譜をご紹介しました。とはいえ、輸入盤ではもうすでにそこそこ注目されていますから胸を張れるほどではありませんが。

先日、メーカーの人・・・つまりプロモーターさんが、四人くらい固まって挨拶に来られまして、そのなかの一人が洋楽担当。中心は今の売れ線だから、「アブリル・ラヴィーンよろしく」とか、「久々にリッキー・マーティンです」という感じですが、一枚、全然力をいれてない感じで「これもよろしく・・・」と紹介してくれたのが「サラ・バレリス」というシンガー・ソングライターのセカンドアルバム。

このアルバム「カレイドスコープ・ハート」は、去年9月のリリース時には全米アルバムチャート1位。2009年、そして、今年のグラミー賞の「最優秀ポップボーカルパフォーマンス」にノミネートされておりました。どうも受賞はLady GaGaにさらわれたようですが・・・そのほか、デビューシングル「こんなはずじゃなかったラブソング」がトリプルプラチナ認定・・・ということですから、本国じゃ結構有名アーティストです。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)・アカペラコーラス部に所属していた経歴もあり、一曲目に短いアカペラが入ってますけど、ここからすでに「を」と思わせるものがありました。さらに、とっても美人なのも気に入りました。日本では今月23日リリースとなります、サラ・バレリスのセカンドアルバム「カレイドスコープ・ハート」から、1stSg「King Of Anything」をお送りしました。

Sarabareillis

かなか力のある声で、かつまたピアノが印象的なサウンド。まさに王道のテイストですね。その他にも、音符がポンポン飛び跳ねるようなピアノが印象的な曲とか、もっとボーカルの力がある楽曲とか、サラ・バレリスの実力の程がよくわかる一枚です。



   次回は年3月14日月曜日、夜9時にお会いしましょう。特集は「ホワイトデー」ということで、『男性が歌うラブソング』です。お楽しみに!



気にかかること (蒲野)

ここ3年ほど、FM香川では中高生の卒業生を対象に「ありがとうキャンペーン」を行っています。卒業シーズンの3月に、3年生からは「お世話になった誰かへのありがとう」、在校生からは「3年生の先輩卒業おめでとうございます」というメッセージを集めて40秒CMをつくり、ランダムにオンエアしていくもので、卒業シーズンを盛り上げるとともに「感謝すること」の大切さを感じてもらうという企画です。

毎年泣かせるコメントが目白押しで、今年も3月1日スタートを目指して鋭意準備中なのでご期待ください。

ところで、そこで取材に当たっていて昨年・今年と気になる傾向があります。

街頭インタビューでは断られるのはつきもので、「(ハズカシイから)ムリ!」とか「今時間がありませんから」なんて言われていちいち気に病んでいたらこの仕事はできません。でもこんな断られ方をすると「寂しい」を通り越して「悲しく」なってしまいます。

「先輩?お世話になってませんから」

帰宅部ならいざしらず、ちゃんと部活に入っていてそういう人が、去年初めて現れてビックリしましたが、今年は更に多くなりました。大きなお世話かもしれませんが、それって寂しくないのかな?「先輩の勇姿に憧れる」とか、「先輩の優しさに触れて暖かくなる」というのがナイって・・・

クラスメイトと楽しい毎日を・・・というのが横のつながり(2D)ならば、先輩後輩という縦の繋がりがあって3Dに。それに恩師やら他校との交わりが加わって学校生活は深まっていくとおもうんですけど、それって古い考え方なのかな?

Manngekyou

毎年、丸亀市の商店街を盛り上げるために高校生が企画・運営・スポンサー集めまでするイベント「High School万華鏡」に、今年もお邪魔してきました。二年前、本当に普通の高校生だったN君・S君・A君が今年は委員長他中心メンバーになって、見違えるほどしっかりと後輩たちを束ねている姿に、ちょっとホロッとなってしまいました。ここで本物の仲間を見つけられた彼らは本当に幸せだ・・・と思います。


美味しかったもの (蒲野)

昨夜、知り合いの店の閉店後に、その店の常連客が集まっての「新年会らしきもの」がありました。

持ち寄り形式なのでいろんな食べ物やら飲み物がありましたが、中でもとてもよく記憶に残ったのが「オクラの素揚げ」・・・

オクラは、あのネバネバが胃腸に良いということで、我が家でもよく茹でたものが輪切りにして食卓にあがりますが、正直言って僕は好きな食材ではありません。・・・が、このオクラの素揚げ、皮はパリパリとして香ばしく、中の種もポリンポリンといい歯ごたえ。あのネバネバ物質の味や粘り気の名残はありますが、全体には甘みさえ感じます。「これは美味い!」と、ついつい何本も食べてしまいました。

大人のオヤツでもビールのつまみ(飲まないけど)でもOK・・・油でそのまま揚げて、最後は温風で乾かすだけ、と自分でもできそうなくらい簡単な作り方。今度自分でつくってみようかな?、とレシピを探すと「横に楊枝でいくつか穴をあけないと破裂したり暴れて大変なことになる」と、注意書き・・・危ない危ない。

「ゆうべ、そんなの食べたんですよ!」と、会社の女性陣に話すと「野菜類は揚げ物にすると甘みが出ていいですよ」・・・とか。そうか、当たり前の話だったんだ。

あ、写真撮り忘れてた orz

ジテツウ・予行演習 (蒲野)

先日、通勤用自転車のタイヤを交換しました。リムテープも変えてパンクの心配も少なくなったので、休日の10日、自転車通勤の予行演習をしてみました。(会社駐輪場にて証拠写真)

110110

往路は下り坂 + 平坦地なので40分程度、帰路は一日仕事した疲れ + 上り坂・・・で、小一時間かかってしまいました。ただ、苦しかった・寒かったのは最初だけで、20分も走ると心臓も安定してきますし、背中に汗をかくほど熱くなってきます。

真冬でも十分通勤可能ということはわかりましたが、夏場は大変だろうな・・・


21st Keynote 110110オンエアリスト (蒲野)

2011年も明けまして10日もたちましたので、今更新年の挨拶どころか、「新成人の皆さんおめでとうございます」・・・っていう時期ですね(笑)

この番組でかけているのは、今や40年から50年前の音楽であり、新成人のお父さんとか、おじいちゃんが聞いてた音楽になるのか・・・と思うと感慨深いものがあります。が、先月、FM香川に職場体験の女子中学生が来たんので話をしていると、なんと「お父さんが好きだから私もロック、聞きますよ」っていうんです。まさか、中学生の女の子とストーンズで盛り上がれるとは思わなかったので少々ビックリしました。

たまたま今日は新年一回目の放送なので、そんな若いリスナーにも、「ルーツを知ってもらうにはもってこい」という特集になりますので、ぜひ楽しみにお聴きくださいね。

まずはこんなアルバムからご紹介しましょう。

Crazyhorse

まったくひどいジャケットですね。デビュー作からこれって「やる気あるのか?」って感じですが、これはあのニール・ヤングさんが絶大なる信頼と愛情を注いだバンドとして有名なCrazy Horceのファーストアルバムです。クレイジーホースでこのジャケット・・・全くクレイジーですねぇ。でもファンキーで荒々しい演奏スタイルは、当時「アメリカン・ローリング・ストーンズ」なんて呼ばれていました。

この中から元気溌剌なオープニングナンバー、「Gone Dead Train」をお送りしました。

クレイジー・ホースとニール・ヤングさんは、1969年に共演して以来のお付き合いです。あの有名な作品「After The Goldrush」でも共演していますし、ニール・ヤングさんの重要な作品のバックには必ず彼らがいるという感じですが、バンドのギター・ボーカルだったダニー・ウィッテンが亡くなったときには、悲しみのあまり酒で泥酔しながら録音した「今宵その夜」なんて作品もあったりして、いろんな意味で因縁浅からぬバンドです。

続いて、デビューにしては渋い作品を二曲お送りしました。まずは、クレイジー・ホースのアルバムにもゲスト参加してた、当時からスライドギターの名手、ライ・クーダーさんのデビュー・アルバム、「Ry Cooder」から、冒頭の一曲目「Alimoniy」をお送りしました。

Rycooder

ライ・クーダーは、古きよきアメリカのルーツミュージックをどこからともなく発掘してきて紹介するセンスに長けた人ですが、このデビューアルバムでも、早速ウディ・ガスリーとかの西部開拓時代をテーマにしたような楽曲が並んでいて、とても新人の作品とは思えません。大体、デビューアルバムの一曲目が「Alimony(慰謝料)」で、「慰謝料で首がまわらないぜ。1953年以来、ポケットに金なんて入れたことがないんだぜ」なんて曲、普通の新人はえらびませんよね?

という感じでいきなり大物の風格をもつRy Cooderですが、彼の大物ぶりを示すエピソードはまだありまして・・・1969年にはストーンズの「Let It Breed」に参加した際も、キース・リチャードが彼のギターフレーズをパクっただの、その他にもクラプトンが嫉妬しただのと、いろいろ噂されています。

また、このデビューアルバムでは、大物プロデューサーのVan Dyke Parksがプロデュースしていますが、せっかく彼が施した流麗なストリングスのアレンジが気に入らないといって、次の作品ではシンプル極まりないサウンドにしてしまったという、全く可愛くない新人でありました。でも、このころのスワンプやサザンロック系のアルバムには、ほとんどその名前がクレジットされているという腕利きですから、誰も文句言えません(笑)

Mariamuldaur

続けておかけした曲はマリア・マルダー・1973年のデビューアルバム、これまたセルフアルバムで、邦題「Old Time Lady」から、有名曲「Midnight At The Oasis」でした。このアルバムにも、もちろん、Ry Cooderさん、クレジットされています。

彼女も早くからアマチュアとしてクラブでのライブはこなしてきましたし、「ジム・クェスキン・ジャグ・バンド」の一員として活躍した後、旦那のジェフ・マルダーと二枚のアルバムを出したあとのソロデビューアルバムがこの作品です。ジャケットの写真には、後に歌手としてデビューするジェニー・マルダーちゃんも登場していますが、この当時でも小学校高学年くらいには見えますから、マリア・マルダーも「若くてピチピチという新人」ではありませんでした・・・というのはどうでもいいお話です(笑)。

Andrewgold

さて、変わってはずいぶん洗練された感じになりました。こちらはAORの代表的ミュージシャンのひとりAndrew Gold・1975年のデビュー作「アンドリュー・ゴールド・デビュー」から、That's Why I Love Youをお送りしました。

彼は、このデビュー作を出す前からリンダ・ロンシュタットやアート・ガーファンクルに楽曲提供する人気ソングライターでしたから、「満を持して」というデビュー作だったわけです。そのお陰で、このアルバムにはリンダ・ロンシュタットも参加しているという、豪華なクレジットもお見逃しなく。

Steelydan

そしてもう一曲、後のAORグループとして不動の人気を得ることになるスティーリー・ダンのデビューアルバム「Can't Buy A Thrill」から、Brooklynをお送りしました。

この番組の熱心なリスナーなら周知のことですが、スティーリー・ダンが「AORの神様」的な扱いを受けているのは、解散前の二枚・・・つまり「Aja(エイジャ)」と「ガウチョ」だけのことで、それ以前の彼らはかなり普通のロックバンドでした。ただ、中心のドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの偏屈に耐え切れなくてバンドメンバーがひとり抜け、二人抜け・・・で、最後にたどり着いたのがあの二枚・・・という所ですから、ファーストアルバムからかなり変態性は発揮しております。

まず、このジャケット・・・ストリートに立ち並ぶ女性達(多分Hot House(18禁ワード)でしょう)とか、真っ赤な口紅の女性のリップとか、裸の中年のオッサンとか、やっぱり裸の女性がうずくまっている所とかが「これでもか!」とコラージュされております。

およそ、新人グループのデビューアルバムらしからぬ雰囲気ですが、デビュー曲(Do It Again)にしても、いきなりラテンリズムで、居並ぶどうせ大バンドの中では異彩を放っております。そんな中で、おかけしたブルックリンという曲はカントリーフレーバーさえ香る雛びた雰囲気の中に、音使い・美メロなど・・・素晴らしい初期の名作です。

実は、スティーリー・ダンはデビュー前の音源が結構たくさん出回っていて、デビュー当時の彼らは「相当、下手くそだった」というのは有名なことで、このころはドナルド・フェイゲンもボーカルを取るのが嫌で、他のバンドメンバー、デヴィッド・パーマーに歌わせております。

後に、錚々たる大物ギタリスト達のソロを簡単にボツにして「コレはないだろ?」と、メイキングビデオで言い放っちゃう二人とは信じられない程の小物ぶりです(笑)

Jamestaylor

「デビュー作特集」、パート1最後の一曲は、70年代を代表するシンガーソングライター(SSW)、James Taylorのデビュー作から、思い出のキャロライナという曲をお送りしました。

これは、1964年に「愛なき世界」で全米No.1ヒットを飛ばした「ピーター&ゴードン」のピーターさんことピーター・アッシャーとともにイギリスに渡りまして、そのプロデュースのもと、ビートルズのアップルレコードの第一弾契約アーティストとしてリリースされた作品です。

その点では話題になったものの、それが売上には全然繋がらず、アップルとの仕事はコレ一作のみ・・・ベースにポール・マッカートニーが参加しながら、まったくもって売れなかったJames Taylorのファーストアルバムですが、失意のままピーターさんと共にアメリカに帰って、1970年同じタッグでワーナーからリリースした「Sweet Baby James」で大ブレイクし、その後のキャロル・キングらとの大活躍は言うまでもありません。



★Part2★

新年一回目の放送ということで、デビューアルバムを特集しておりますが、パート2ではデビューアルバム=ラストアルバム・・・という作品をご紹介しましょう。とはいえ、いわゆる「一発屋」ではありません。

つまり、「ビックネームが揃い踏みして」、「発売当時も大いに話題になったし」、「本人たちもやる気満々」でしたが、結局様々な理由で二作目が出せなかった・・・ということで、「二作目以降は出しても話題にならなかった」というのとは本質的に違います。

60年代終わりから70年代初めには、大物バンドを解散したビッグネームが離合集散して新しいバンドを組むという話がよくあったんですけど、有名なのがザ・バーズのデビッド・クロスビー、バッファロー・スプリングフィールドのステファン・スティスル、それにホリーズのグレアム・ナッシュのいわゆるCSN・・・さらに同じくバッファロー・スプリングフィールドのニール・ヤングが加わったCSN&Y。

そして、今回ご紹介するのは、イギリスのバンド、クリームのエリック・クラプトンとジンジャー・ベイカー、それにトラフィックのスティーブ・ウィンウッドが組んで出来た「Blind Faith(盲目的な信心)」というバンドです。

クラプトンが、スティーブ・ウィンウッドと組みたかったという所からスタートしたプロジェクトです。

元々、我の張りあいで崩壊したクリームから二人も入っている段階で長続きしそうもないのは眼に見えておりましたが、とりあえず一枚、「ブラインド・フェイス」というアルバムを出します。因みに、邦題は「スーパー・ジャイアンツ」という、センスの欠片もないタイトルであります。とはいえ、このアルバムの歴史的重要さをいささかも毀損するものではありません。

Blindfath

ともあれ彼らはこのアルバムでミリオン・セラーを記録し、その勢いのままアメリカのツアーに旅だったわけでが、数本ライブを行ったあと、すぐにメンバーは「帰りたい」と言い出して、そのまま自然崩壊してしまいます。クラプトンはまだ続けたかったとコメントしているものの、先に米国に渡って南部・スワンプ系のミュージシャンに溶け込んだ活動をしているデラニー・アンド・ボニーのツアーに参加してそのまま全米をめぐるようになっていますから、それが結果的だったのか、実はクラプトン自身の心も離れていたのかは定かではありません。

そんなBlind Faith唯一のアルバムから、「Presence Of The Road」をお送りしました。


★Part3★

パート3ではリクエストをご紹介しましょう。これは冒頭でお話しした女子中学生と思われる方から、Blogのオンエアリストへのコメントという形で頂きました。今日はまるでその子のための放送の様になっていますが、そうやってリアクションをしてくれた方のために、私は頑張ります!

奏(そう)さんから「来月の21st keynote では、ぜひ、「ザ・ローリングストーンズ」の「love is Strong」をかけてください!」ということで、将来有望なリスナーのために。しっかりフルコーラスでお聴きいただきました。

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このアルバムはVoodoo Loungeという、94年の作品で、残念ながら「Love Is Strong」は、アメリカではヒットせず、マイナーなアルバムとなっています。でも、お聴きいただいたとおり、ちょっと現代風になっているものの、しっかり「ストーンズ節」の聴き応えのあるサウンドだと思います。ストーンズ=Jumping Jack Flushなんて、古臭い頭の僕からすると、やっぱり若いリスナーの柔軟さはさすがですね。

奏さん、またリクエストお待ちしています。

ということで、今夜も21stKeynote、お楽しみ頂けましたか?次回は年2月14日月曜日の放送。一年で最も寒い季節ですから、音楽だってじんわり・ほんのりと暖かくなれるものが聞きたくなりますよね?・・・というわけで、次回は「熱いソウルナンバー」を集めてお送りします。お楽しみに!



ジョージ・ナカシマとマーティンギター(蒲野)

ジョージ・ナカシマとマーティンギターと聞いてピンとくる人はかなりの「ツウ」でしょう。正直言って、僕も昨年の秋まではピンと来ませんでした。

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ジョージ・ナカシマとはアメリカの日系人で、世界的に有名な木工家具デザイナーです。またマーティンはギブソンとならぶ、世界最高峰のアコースティックギターメーカーです。そして、ジョージ・ナカシマはペンシルベニア州のニューホープという小さな街でデザインから製造まで一貫した家具作りをする一方、マーティンの木材を切り出し・管理も行っていたのです。

さて、ここで二人の香川県の男が登場します。高松市牟礼町の家具工房・桜製作所の永見宏介社長(下写真左)。そしてもう一人は高松出身のギタリスト小倉博和さん(下写真・右)です。

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桜製作所は、その加工技術の高さから生前のジョージ・ナカシマから世界で唯一ライセンス生産を任された工房です。一方、小倉さんはもちろんマーティンギターの愛用者でもありました。そして高松市内で家具店の息子として育った小倉さんは永見さんとは小学生・中学生の同級生・・・つまり、ジョージ・ナカシマ→桜製作所→永見社長→小倉さん→マーティンギターは一本の線としてつながるのです。

ジョージ・ナカシマが亡くなってから10年後の2000年、マーティンギター社は、彼への感謝とその功績を称えるために「コメモラティブ・エディション」という特別なギターを100本だけ製作しました。ここで先程のラインはひとつの見事なサークルになったわけです。上記の事情を考えれば、これが「香川県でのみ起こり得るミラクル」だったことがよくわかると思います。

さて、2010年10月11日、なんと桜製作所に併設された「ジョージ・ナカシマ記念館」で、小倉さんがそのスペシャルギターを弾くという素晴らしい企画が実施されました。FM香川では、このライブの模様を収録し、さらに小倉さん・永見さんのトークセッションを交えて、ジョージ・ナカシマ、家具、ギターについて語り尽す特別番組を制作しました。

その番組「FM香川・ニューイヤーSP 小倉博和 木と音」として、明日1月2日(日)19:00から放送します。香川県のアートと音楽の底力がわかる番組です。ぜひお聴き逃しなく。

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ただし、この番組を聞いてマーティンのギター、もしくはジョージ・ナカシマの家具が欲しくなっても、FM香川はお止めしません。


<おまけ>
ジョージ・ナカシマ記念館の中は、この日のために急遽増産したコノイドチェアが林立する、ファンから見れば垂涎の風景です。

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これが、ジョージ・ナカシマ Commemorative Edition 2000年モデル。スプルーストップに、ジョージ・ナカシマが愛用したウォールナットをサイドに配した美しい姿ですが、見た目だけではなく、美しい音を響かせるための知恵が満載なのです。

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ヘッドにはジョージ・ナカシマの家紋がインレイであしらわれ・・・

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バックにはジョージ・ナカシマが木の割れ止めに使った「契(ちぎり)」があしらわれており、これを見ればマーティンギターのスタッフがどれほど彼を慕っていたかを感じ取ることができますね。

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このギターはすでに市場ではほとんど流通しておらず、今回はジョージ・ナカシマの長女・ミラさんに託された1/100号機(プロトタイプ)を、永見さんご自身が受け取りに行ったそうです。

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狼少年、ついに動く・・・か? (蒲野)

ジテツウ(自転車通勤)始めます!と宣言し、入門用ロードバイクを購入してから早二年。しかし、いまだに実際にスタートせず、完全に狼少年状態になっておりました。なぜかというと、会社の駐輪場に停めるとすぐに傷だらけになってしまいそうで躊躇しているからです。格好重視でサイドスタンドもつけていないからなお更・・・

とはいうものの体力低下は年々著しくなり、日ごろの運動不足も輪をかけるばかり。「コレではイカン」と、通勤用のセカンドバイクを求めておりましたが、新車をもう一台買い増す財力もないし、それでは上記の理由と照らして意味が無い。というわけで、実家で眠っている筈の「高校通学SP・ロードマン」を復活させようか・・・と画策。

しかし、これも今のパーツを組み付けるには非現実的なほど規格が変わって、復活には新車購入以上のお金がかかる。第一、実家に問い合わせたら「とうの昔に廃棄」されていたorz...

そこで、もう少し新しいロードバイクを某オークションサイトで落札してまいりました。これが意外とコンディションがよく、「通勤快速」のベースとしては最適と、行きつけのショップでもお墨付きをもらいました。


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今でも走れる状態なのですが、安全のためいくつかの手入れをして、来年の1月~2月には実戦投入の予定です!


21st Keynote 101213オンエアリスト (蒲野)

今朝、仕事の電話にでると、相手から開口一番「蒲ちゃん、体、大丈夫?」といわれました。「?」と思っていると「いや、凄いしんどそうな声だったから」・・・と。なるほど、keynoteの番宣のことだなとピンと来たのですが、要するに今月のkeynoteの番宣で、僕が激しく鼻声だったので心配してくれていたのでした。

21stKeynoteは月一回の放送だから、収録も月一回・・・番宣も同じときに収録するので、このときに風邪なんかひいていると、その後一ヶ月は鼻声になってしまうわけですね。本当にプロとしてあるまじき失態・・・申し訳ございませんが、もう今月は大丈夫ですのでご心配なく (←誰も心配してね~よ!)

さて、今月は2010年も最後の放送ということで、私・蒲野が今年購入したアルバムから未紹介のものを放出してみました。決して安易な特集ではありませんのでお楽しみくださいね。

今年、この番組のオンエアリストをblogで発信するようになったので、僕がどんな方向性でもってCDを買っていたかが俯瞰できてなかなか面白いものがあります。特に、今年は「スワンプ系」に目覚めた年でした。

そんな中で見つけたのが、60,000,000BuffaloというバンドのNevada Jukeboxというアルバム。そのボーカルは白人女性としてBluesに挑戦したパイオニアとして知られるJudy Roderickさんで、実は彼女のことは前から知っていました。彼女が60,000,000Buffalo結成に先立ってセカンドソロアルバムとして1965年にリリースした「Woman Blue」の美しい横顔は早くからネットで見かけていたためで、スワンプ特集のときに二枚一緒に買ってしまいました。思ったより渋い声で、Blues+Jazz+Folkが渾然一体となった深いアルバムはあまりに渋すぎてこの番組ですらすぐにご紹介することが出来ませんでしたが、今回めでたく初お目見えです。

場末のちっちゃなバーの片隅でお酒をチビチビやりながら聞きたい音楽・・・これは、スワンプの原型ともいえる音楽ではないでしょうか?この中から「Country Girl Blues」でした。


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さて、5月にはさわやかな初夏ということでアコースティックな音楽を特集しました。その中で「アコースティック・ソウル」という名目で「Booker T.」さんと「Bill Withers」さんのアルバムを一枚ずつ買いました。Booker Tはグルーヴィーなオルガン奏者ですし、Bill Withersは「Lovely Day」で有名な、知的な感じのするソウルシンシンガーです。

今時ならFree Soulというジャンルになって、オサレなCafeのBGMとしておなじみですが、そんな流れで、某全国チェーンの古本屋さんのCDコーナーから半額セールでゲットしたCurtis Mayfieldさんのデビューアルバム、Curtis。この中から名曲「Move On Up」を・・・
Curtismayfield Billypreston

続いて聴いていただいたのは、ビートルズ/Let It Beでのレコーディングやプロデュースでおなじみの「Billy Preston」さん。Booker Tさんと同じくアメリカのオルガン奏者ですが、なぜかストーンズなど、アメリカ音楽にあこがれるUKミュージシャンに縁が深い人です。確かに「Get Back / Beatles」で聴かれるオルガンソロなどを聴くと、アメリカンな泥臭さよりもヨーロピアンなスマートさを感じますので、スワンプを目指すUKミュージシャンにとっては絶好の「接着剤」的存在だったのでしょう。そのApple Recordからリリースされた「Encouraging Words」から、Right Nowでした。
Johnnywinter Nicklowe

この二枚は、僕がこの番組でかけた後に購入したアーティストです。

まずは、先月の「冬ソング特集」でご紹介したJohnny Wintereさん。白人ブルースギターの名人にして、ミシシッピ・ブルースの重鎮マディ・ウォータースさんから息子のようにかわいがられた彼。特集では90年代に入ってからの音源でご紹介しましたが、そのガッツのある歌声とパワフルなギターにノックアウト。すぐにデビュー直後のイキのいい時代にリリースされたセカンドアルバム「Second Winter」から、Miss Ann、そして、「お酒特集」で「イギリスのパブロック」をご紹介した折に見つけたNick Loweさん、そのソロデビューアルバム「Jesus Of Cool」から、シングルナンバー、So It Goesでした。

Nick Loweさんは、パブ・ロックの最重要バンド、ブリンズレー・シュワルツのソングライターで、シニカルな支店の歌詞をポップなメロディーに載せるのが得意な人。一枚通して聴くと、ビートルズと相通じながら一味違うUKPopsの真髄を教えてくれる名盤です。

****Part 2****

パート2では久しぶりにアナログレコードから音源をお送りしました。よく聴くとスクラッチノイズが聞こえますね?

先日、久しぶりに「中古CDショップ」を二件回りましたがめぼしいモノが無く、久しぶりに「中古レコード店・マッシュルームレコード」さんにお邪魔しました。ここは、僕の見立てでは、扱う商品の99%がアナログのため、「中古レコード店」としか呼びようの無い、いまや貴重なお店です。

あまりにマニアックな品揃えに、いつもジャケ買いしか出来ない僕ですが、今回も結局そうなりました(涙)

Melanieという、60年代に彗星のごとく現れたニュー・フォークの歌姫。ハスキーな声ながら少し舌足らずな発音がキュートさを醸して、その美しい姿とあいまって随分人気を博したそうです。また彼女のアルバムはどれもジャケットが素敵で、ぜひとも30cm角のLPジャケットで眺めたいものです。
Melanie

数枚あったうちから一番美しいこのアルバム「Candle In The Rain(邦題 レイ・ダウン)」から、エドウィン・ホーキンス・シンガーズというコーラスグループをフィーチャーし、ゴスペルフィーリングたっぷりのヒット曲「Lay Down」をお送りしました。

余談ですが、マッシュルーム・レコードの店長は、70年代から抜け出してきたような「大瀧詠一」そっくりな人。その"大瀧詠一"が、支払いのとき、袋に入れながら「お~、久しぶりにメラニー、売れたなぁ~」とうれしそうに言いました。こういう所もアナログチックで大好きです。

****Part 3****

さて、最後は新譜から・・・これも大きな意味では「今年ゲットした一枚」でしょう。老いてなお盛ん、熱いラテンロックの雄「サンタナ」、なんと63歳のニューアルバムは60年代・70年代のロッククラシックにトリビュートしたカバーアルバム。

レッド・ツェペリン/ホール・ロッタ・ラブ、クリーム/サンシャイン・ユア・ラブ、ディープ・パープル/スモーク・オン・ザ・ウォーター、ジミ・ヘン/リトル・ウィング、そのほか、AC/DC、ドアーズ、バン・ヘイレンなどなど、過去の名曲てんこ盛り。そのべたべた加減が嫌気されてか、アメリカの音楽データベースサイト、allmusicでも評価は5つ星中1.5と相当厳しいことになっておりますが、そんなことお構いなしに、その熱さ・存在感をご堪能ください。

ビートルズの名曲「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」ではクラブ系のインディア・アリーとクラシックのチェリスト、ヨーヨー・マをフィーチャーするなど、奇想天外ぶりも衰えることなしのサンタナさん・・・サウンドガーデン、ストーンテンプルパイロッツ、マッチボックストウェンティなどなど、若手のイキのいいバンドからゲストを招いて、最後にゃ日本代表で、浅井健一までご登場しての痛快無比なニューアルバム「Guitar Heaven」から、Rolling Stonesの名曲、Can't Hear Me Knockingを、Feat.Scot Wayland from StoneTemple Pilotsでどうぞ。

Santana

さて、まさに今日(12/13)、奏さんからストーンズのリクエストをいただきました。今日はサンタナのカバーバージョンでお送りしましたが、これもいい感じでしょう?

来月の放送は1月10日(成人の日)・・・新年一回目の放送ということで、「デビューアルバム・ソロデビューアルバム:を特集してお送りします。お楽しみに!


コレ、ホシイデス!(蒲野)

僕はモータースポーツ好きを標榜してきましたが、ラリーやF1からメジャーワークスが次々に手を引くのを見て「いつまで内燃エンジンでレースやってるの?」と思っていました。ハイブリッドカーさえも過渡期の技術でしかなく、一刻も早く脱化石燃料を果たすために「電動自動車・電動バイク」でレースをやって、一般車両に技術をフィードバックするべきだと考えています。


そんな僕は、通勤手段として100ccのソフトバイクを利用しています。これだと維持費は安いし、省エネだし、街に出たときも駐車場代も要らない・・・といい事づくめ。せいぜいデメリットと言えば、雨の日・厳冬期と酷暑期が辛いというくらいでしょうか?


ただ、100ccのバイクですから二酸化炭素の排出量など車に比べたら知れたものですが「0」ではない・・・ということで、前々から「電動バイクが20万円くらいで手に入るようになったら喜んで乗り換える」と、本気で考えています。そんな中で、今日届いたばかりのNational Geographic誌の特集で見たこのバイクに目をむきました。


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アメリカ・Brammo社製・エナーシャ・・・
来年リリースされる新型「エンパルス」では、時速160Km、航続距離も160Kmだとか。


動画はこちら


一台70万円~130万円(本国・アメリカではEV減税を適用して60万円くらいらしいですが、それでも・・・)と、とても手が出るものではありませんが、コレ、ホシイデス!


21st Keynote 101108オンエアリスト (蒲野)

いやいや、今月は収録直前に風邪をひいてしまって、もう大変。パソコンはクラッシュするしイベントの準備もあるし・・・で全く仕事がはかどらず、死にそうでした。本当に12月の末でなくて不幸中の幸いですよ。

皆様も、風邪とパソコンのクラッシュにはお気をつけあそばせ。

さて、今月のテーマはといいますと、昨日11月7日が「立冬」だったということで、「体感的には一足早く」・・・のつもりでしたが、すっかり冬めいてきて丁度いいくらいになったかな?でも、まだ蚊が出るしなぁ・・・ブツブツ。

まぁ、細かい事は置いておいて、さっそく今日のオンエア曲をご紹介していきましょう。

なんでも、今年はラニーニャ現象のおかげで「厳冬」になるとか。とはいいながら、まだまだ晴れた日には汗ばむ今頃にはぴったりでしょうか?元イーグルスのバーニー・リードンとマイケル・ジョージアデスのユニット「Bernie Leadon-Michael Georgiades Band」の唯一のアルバム「Natural Progression」から、「Tropical Winter」です。

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Birnie Leadonさんは、すでに「Monster」となりつつあったイーグルスを最初に脱退した人で、初期イーグルスの「カントリー・フィーリング」は彼あってのものでした。だから、彼の初のソロアルバムはカントリーアルバムになるのでは?と予想されたのを裏切り、L.A.での「ご近所さん」で親友のMichael Georgiadesさんと組んで、非常にリラックスしたアコースティックでフォーキーな作品に仕上げてきて、みんなを驚かせました。非常に地味な一枚ですが、その分とてもリラクゼーションあふれる名盤としてロックファンに愛されております。

トロピカル・ウィンター・・・私が12月に訪れたハワイでは空港を降りたとたんに襲ってくる湿気のある空気と派手なクリスマスデコレーションが違和感ありあり。でもこんな「開放的な冬」もいいものでした。地球温暖化の候、もしかしたら高知辺りでは近いうちに「Tropical Winter」が楽しめますかねぇ?

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続いて、オシャレなサウンドが流れてまいりました。こちら、私・蒲野が常々申し上げております、「AOR黄金のトライアングル」の一角をなすスーパー・プロデューサー、Tommy LiPumaの手による、AORの大・代表作の内の一枚でございます。

「下手なのか、味があるのか」分からない、力の抜けたボーカルはMichael Franksさん。そのメジャーデビューアルバム「Art Of Tea」から「Popsicle Toe」。

Popsicle Toeとは「アイスキャンデーのように冷たい爪先」ということで、冷え性の女性の歌。ジャジーな雰囲気をまとった歌詞の世界は「18禁」ものですから、子供には聴かせてはイケマセヌ(笑)

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そして「冬につきもの」の楽曲としてもう一曲「John Hiatt」さんのセカンドアルバムから「Overcoats」をお送りしました。

John Hiattさんは元々は職業ライターでしたが、鳴かず飛ばずの時代が長く、次第にアルコールに溺れて奥様も自殺してしまいます。ブレイクしたのは80年代にRy Cooder等とのコラボレーションを始めてから。特にRy繋がりで発掘した若きスライド・ギターの名手、サニー・ランドレスを連れての日本公演では大いに話題になりました。

今でこそ、シンプルで深みのある歌で有名なJohn Hiattさんですが、このアルバム当時はまさに「冬の時代」・・・でもそれが選曲の理由じゃないですからね(笑)

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ちょっとボサノバっぽい、心地のいい音が聞こえてきました。こちら、当時も今もほとんど素性がわからない不思議なミュージシャン、Hirth Martinezのアルバム「Hirth From The Earth」から、「Winter Again」。

人生の「夏」を待ちわびながら一生懸命生きる主人公ですが、結局、年老いた今でも「夏」は来ない。それでもやはり一生懸命に生きていくという、涙ぐましい歌です。でも、だからこそ時折やってくる小春日和のような暖かい日が身にしみる・・・そんな「北の国から」の黒板五郎さん(By 田中邦衛)を思い出させるような一曲でした。

なぁんてこと言っておりましたら、全くの偶然ですが、夕方のTVで「北の国から」の制作秘話を田中邦衛さんと中島朋子さんが語っておりました。いや~何度見ても泣けますなぁ「北の国から」は。

一方、Carole Kingの「It’s Going To Take Some Times」 。こちらも悲しい失恋の歌ですが、主人公は「しなやかな冬の若木のような強さを身につけたい」と願います。

やっぱり、冬は厳しくあるべきで、だからこそ人間は成長していけるんじゃないか?と思えますね。地球温暖化はいけません、やっぱり。

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ちなみに、この曲は不朽の名作「Tapestry」の次に、同じ路線で録音されたおかげで、いまひとつ注目されにくい「隠れた名作」・・・「ミュージック」から。これはカーペンターズの歌で有名かもしれませんね。カーペンターズ・バージョンには邦題も付いていて「小さな愛の願い」。なかなかいじましいタイトルであります。

さて「一足早い冬特集 パート1」、そろそろ最後の一曲です。まさしく「冬」のジャケット写真をご紹介します。

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「ダメジャケット、でも中身は絶品」という類の一枚。CSN&Yの「S」さんことStephen Stillsさんのソロデビューアルバムですが、何というダサいジャケットでしょうか!

雪のベンチに腰掛けてギターを弾いていますが、これはちょっと「ナイ」シチュエーションでしょう。こんな状態でギターなんか弾いたら、指が血だらけですよ!

しかも、両腕、腕まくりしてるし・・・ただ、アメリカ人ってその辺すごくて、真冬の飛騨高山でTシャツ姿でガハガハいいながら歩いてる人も見たことありますから、これは普通なのかも・・・っていうより、この傍らの赤いキリンのおもちゃ・・・しかも水玉・・・シュールですね。

では、このなかから名曲中の名曲、「愛の賛歌 / Love The One You’re With」でじんわり暖かくなっていただきましょう。

******(Part2)

さて、一足早い冬ソング特集をお送りしております今月の21stKeynoteですが、Part2では最近定番の「強引・こじつけ編」でいってみましょうか。

ええ、冬は英語で言うと「ウィンター」・・・ということで、今日は「100万ドルのギタリスト」、ジョニー・ウィンターさんです。オルガン奏者のエドガー・ウィンターさんは実の弟だったりします。

しかし、「100万ドルのギタリスト」なんて香港の夜景みたいなベタな感じがしますけど、これはジョニー・ウィンターさんが60年代にCBSがらメジャーデビューしたときの有名なキャッチコピーです。今なら、100万ドルなんていうと「1億円程度」の価値になっちゃって、東京の高級マンションだったら不動産会社から「またおいで」って言われそうな金額ですが、このころの価値で言えば15億円位になるらしいですね。

で、当時のレッド・ツェッペリンがアトランティックからもらった契約金が20万ドルということを考えると、破格の待遇だったことが良く分かりますね。しかもあちらグループで、こちら一人ですからね。

さてジョニー・ウィンターさんはブルース一筋の熱い男で、かのシカゴ・ブルースのカリスマ、マディ・ウォータースからはまるで息子のようにかわいがられたというから、その実力は折り紙つきですね。

で、この人、実は白人なんですが、アルビノといって、生まれつき色素のない体質。だから髪は真っ白だし、肌も毛細血管が透けちゃうほど白く、子供のころから種類は違えど差別にさらされてきたのは想像に難くありません。そのあたりが、ブルースの根底にある「被差別への怒り・悲しみ」のようなものが共有できたお陰で、黒人たちとの心の交流が可能だったのでしょう。

ただ、この人、レコード会社の理解には恵まれず、意に反してロック色強い作品を作らされたりして、なかなか思うような制作活動ができなかったらしいのですが、90年台初頭にやっとめぐり合った理想のレーベル「ポイントブランク」からリリースされた名作「レット・ミー・イン」からYou Lie Too Muchという曲をお送りしましょう。

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「You Lie Too Much(お前の話は嘘ばっかりだ!)」って、なかなかブルースしてますね。久しぶりに『自分の好きなメンバーで自分の好きな音楽を、自分の好きなプロデュース方法でやっていいよ』って言われたおかげか非常にリラックスしていて、ガツンとくるパワーはないですが、その分とても気持ちのいいブルースが満喫できる一枚です。

*****(Part3)

さて、パート3では新譜を一枚ご紹介しましょう。

今回ご紹介するのはノラ・ジョーンズさん。2000年に名門レーベル「BlueNote」からスモーキー・ボイスの美人ピアニストでボーカリストという、ジャンルを超えた人気を博した人ですが、そのエキゾティックなスタイルはお父さんがシタール奏者のラビ・シャンカールということでも話題になりましたし、本人が「ジャズ以外の音楽と競演することが何よりのストレス解消なの・・・ 」というくらいで、幅の広い音楽性が人気の秘密でもありましたね。

で、今回紹介するのは新譜ではありますが、新録音盤ではありません。過去10年間の、彼女の幅広い音楽遍歴のキャリアからいろいろおいしいところをピックアップしてきたオムニバス盤で、ちょっと見ただけでもライアン・アダムス、レイ・チャールズ、フーファイターズ、ハービー・ハンコック、ギリアン・ウェルチなどなど、R&B、ジャズ、オルタナティブロック、ヒップホップまで、本当に幅広い人と競演しております。

もちろん、彼女の出自や美貌からすれば、競演するほうにも話題性があって、やりやすいって側面もあると思います。とはいえ根底は「音楽」ですから、これだけの音楽を幅広く網羅しているのはやっぱり才能です。

ということで、11月3日に発売されたノラ・ジョーンズのニューアルバム「Featuring Norah Jones(ノラジョーンズの自由時間)」から、カントリーの大御所、ウィリー・ネルソンと競演した冬をテーマにした作品、「Baby, It’s Cold Outside」外は寒いよ・・・という曲をお送りしました。

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次回は、2010年を締めくくるにふさわしく(?)、私・蒲野誠一が今年購入した名盤のなかから、タイミングが合わずにご紹介しそびれていた作品を中心にご紹介します。

では、12月日13日月曜日の夜9時にお会いしましょう。

一目惚れ (蒲野)

先日、東かがわニューツーリズム協会の方が挨拶に来られ、10月23日(土)・24日(日)に引田町・井筒屋敷で行われるフィールドミュージアム SA・NU・KI 2010のご紹介に来られました。

フィールドミュージアムとは、単なるクラフト作家による野外展示即売会ではなく、アトリエを野外に持ち出した・・・というコンセプト。井筒屋敷の庭に出展した作家達は互いがライバルとして切磋琢磨するのです。

お客さんは創造の現場を見て、その姿勢を見たり、こだわりを聴いた上で、その魂を買う・・・という、こちらも作家との真剣勝負の場と心得たいモノです。とはいえ、そんなギスギスしたものではありませんが(笑)

切磋琢磨は、なにもぶつかり合うだけではありません。時には融合を生むこともあります。いわゆるコラボレーションというものですね。

その中で陶芸家の中西申幸(写真)さんが持ってきて下さったこちらの作品に「一目惚れ」してしまいました。

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この可愛らしい「家」・・・なんだと思いますか?手にしている中西さんは陶芸家です・・・ハテ。

答えは「茶器セット」でした。モチロン、湯飲み・急須が中西さんの作品です。
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木工作家の奥田芳樹さんとのコラボレーションになるこの「茶器セット」、家は白無垢の板に窓や扉が色の違う木材がはめ込まれ、非常に手の込んだ作り。

そして、このセットが展開されていくと、その心遣いにまで驚きます。

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まず、屋根となるクロスを外し、取っ手を兼ねた「梁」を外します。

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次に、湯飲みと急須が当たって壊れないための緩衝材を兼ねていた木の板を外して・・・

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湯飲み・急須、そして茶匙立てを配置すると、この通り。

もう一度、完成図。
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僕が持つには少し「乙女チック」に過ぎますが、この意匠・作りは納得の作品です。

ダイニングのテーブルに置かれてもピクニックに持っていってもピッタリの逸品・・・少々値は張りますが、値段を聴けば、それは絶対に「安い」と感じるはず。ぜひ、会場でお確かめ下さい。

現在、屋内バージョンの「コラボレーション展」も井筒屋敷内で開催中です。(詳しくはこちら

21st Keynote 101011オンエアリスト

みなさん、音楽の秋を満喫していますか?私はこの三日間「素敵な音楽」漬けですよ。

9日・10日はサンポートで瀬戸内国際芸術祭関連のイベント、そして今日はあるスペシャルなライブ。「山弦」小倉さんが大貫妙子さんほかと登場したMusic Blue(9日)、念願のアン・サリーさん登場のSong of Love(10日)。大貫さんの唯一無二の歌声さすがです。アン・サリーもこれまた絶品の声。その上、何という選曲の渋さ・・・それにしても地元勢も全くひけを取らないクォリティ、こちらも素晴らしい。主婦シンガー「れおん」さんが、変拍子ジャズ風の「一合まいた」を歌って楽しませてくれましたが、「讃岐・高松芸どころ、どの街通ってもツンチンツンツンツーン」って本当だったんですね(笑)

そして今日は、「山弦」小倉さんが、世界的家具ビルダー・ジョージナカシマ特製ギターを、「あの」桜製作所で弾くというライブ・・・ふふふ、なんと「収録」に行くんですよ!楽しみ。

そんな素敵な音楽の友はやっぱり「お酒」。大吟醸酒しか体が受け付けない、アルコール耐性の弱い蒲野がおおくりする「名酒特集」お楽しみに~

■PART-1

Jdsouther

まずはロックンロールな感じで、軽く一杯。こちら・・・一般にはJ.D.Southerとして有名な人ですが、「You’re Only Lonely」の一発屋としても一般には有名です。どちらかっていうと、シンガーじゃなくて、ソングライターとしての活躍の方が多く、イーグルスなどへの楽曲提供やサポートが有名で「もう一人のイーグルス」とまで言われていました。

メガヒット曲「You're Only Lonely」に隠れて目立ちませんが、このアルバムの中には佳曲が一杯。その中から「バーが焼け落ちるまで」・・・という勇ましいナンバー Till The Bar Burn Downでした。

Eagles

そのイーグルス繋がりで、お酒の名曲・・・といえば2曲思いつきますが、一曲は歴史的名曲Hotel California。バーテンダーに「お酒くれ」っていったら、「その手のスピリット(酒)は、1969年以来切らしておりまして」とうやうやしく断られる話。この1969年というのは、ヒッピーカルチャーの終焉を意味しているといわれています。

で、さすがにそんな歌じゃ、「いい感じによって」下さいなんて言えないので、ここでは名盤「Desperado」に収められた「Tequila Sunrise」を。

テキーラ・サンライズは説明も要らない有名曲ですが、一応簡単に説明しておきますと、テキーラはメキシコのアルコールの強いお酒です。そのテキーラのカクテルで一番有名なのが、このテキーラ・サンライズ。オレンジを夜明けの空に見立てて、底に沈んだグレナデン・シロップが太陽というきれいなカクテルですが1972年にローリング・ストーンズのミック・ジャガーがメキシコ公演中の滞在中に毎日飲んでいたという逸話があって、そこからワールドワイドに広まったとされていますね。

Rupertholmes

そしてもう一曲、AOR系のミュージシャン・Rupert HolmesのEscape(Pina Colada Song)。こちらは全米No1ヒットとなりました。ピニャ・コラーダはラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを、クラッシュアイスと混ぜてシェイクしたもの。ちなみに、ピニャ・コラーダっていうのは「裏ごししたパイナップル」という意味のスペイン語だそうですよ。

では、今度はシャンパンでも開けますか?

Nicolettelarson

最初の「ポン」というシャンパンの栓を開ける音が印象的ですが、こちらはNicolette LarsonのRhumba Girl。直接お酒には関係ない歌詞ですが、幼馴染に「昔と一緒でルンバを踊ってっるのよ。パーティーで一緒に踊りましょ」と誘っている曲ですから、そこにお酒があるのは自然な話かな?


Champaign

続いて、81年にデビューした白人・黒人の混合グループ・Champaignのデビューアルバム「How ‘bout Us」から、「Can You Fined The Time?」

昔、マンハッタンズというスィート・ソウルなバンドがありましたが、そのプロデューサーの「レオ・グラハム」という人が発掘したイリノイの7人組が、このシャンペーンですが、とってもスムースで芳醇な薫りのするアルバムです。ただ、このアルバムからはビルボードのR&Bチャートで4位を記録するヒットソング「How ‘bout Us」が出た後は、小ヒットがポツポツと出ただけで、3枚のアルバムを残して自然消滅してしまったんですけどね。

さて、最初は「バーが焼け落ちるまで」なんて息巻いておりましたが、やはりもう最近はいい加減の所で切り上げておかないと後が大変・・・というお年になってまいりました。という訳で、パート1最後のナンバーは、ロッド・スチュワートが在籍した「Faces」最大のヒット作「馬の耳に念仏」というアルバムから一曲・・・

Faces

原題は、「A Nod Is As Good As a Wink to a Blind Hors(目の見えない馬には、頷くのが、ウィンクするのと同じくらいいい)」と、訳ワカンナイタイトルですが、目の見えない馬ですから、頷くのもウィンクするのと同じくらい役に立たい・・・という故事成語かも知れませんね。それにしてもストレートすぎる。

ま、タイトルの話はおいといて、この中から「Last Orders Please」という曲で、一次会をお開きにしましょうか。

■PART-2

さて、お酒ソングを特集している今夜の21stkeynoteですが、ここパート2では、ちょっと変わったジャンルを掘り起こしてみましょうか。

お酒を飲む店というと、すぐに思い出すのは「バー」ですけど、それはアメリカ式・・・イギリスでは、パブ何て言います。パブリック・ハウスの略なんですが、70年代、そういう小さなお店で歌うロックバンドがはやって、そう言う連中は「パブ・ロック」なんてジャンルで呼ばれています。(注:オンエアでは80年代と言ってますが、単なる言い間違いです・陳謝)

ビートルズ以降、イギリスのロックも、ハードロックやプログレ・・・と、どんどん巨大化していきましたけど、それに対抗して小さなパブで、酒臭い雰囲気と、手を出せば届きそうな距離感の中で演奏をするのが好きな連中も居たわけですね。「ライブハウス」よりもっと気軽な感じでしょうか?

さて、そんなパブロックの中で人気があったのが、ブリンズレー・シュワルツというバンドで、そこにいたNick Loweという人のソングライティングがとても良いと言うことで、ソロになってからもなかなかの人気を博しておりました。

ブリンズレー・シュワルツも「楽しい感じ」の曲が多かったんですけど、パブで陽気に騒ぐときにはこういう音楽が良かったんでしょうね。そこで、今日はそのニック・ロウさんが1990年にリリースした「Party of One」と言うアルバムから、YouGot The Look I Likeという曲をお送りしました。(注:日本盤はジャケットデザインが違います)

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パブロックといえば、クラッシュのジョー・ストラマーもパブロック出身といえますし、後のパンクにも影響を残していったバンド達ということで、地味ですけど重要なジャンルですね。

■PART-3


さて、パート3ではまたまた新譜をご紹介しましょうね。お酒に合う音楽といえば、飲み方にもよると思いますけど、ハデに騒ぐならロックもありだし、静かにチビチビのむなら・・・演歌(By 千津)?確かにそれも悪くないけど、ここはJazzと言ってほしい。

で、アメリカのミュージシャンは一通り成功を収めると、どうしてもジャズがやりたくなるモノらしいですねぇ。サザンロックからAORで名を馳せた「ボズ・スキャッグス」さんを始めイギリスからアメリカにやってきたロッド・スチュワートでさえもジャズのスタンダードものをやりました

まぁ、リンダ・ロンシュタットの様な例外を除いて、結構日本人からするとベトベト・ドロドロで聞けたモノじゃないのが多いんですが。なんとエリック・クラプトンまでが、ジャズアルバムを「出しやがり」まして・・・エリック・クラプトンの、ソロ・デビュー40年目の記念するアルバム、「クラプトン」から、ジャズ・・・というより、元々はシャンソンの名曲をマイルス・デイビスがジャズスタンダードにしてしまったあの曲・・・「枯葉」です。

実は、怖くて収録時まで聴いていなかったんですが、思ったより地味な仕上がりで安心しました。訥々として、場末のバーで背中を丸めながら弾いている感じで、「名酒特集」を締めくくるにも悪くない一曲でした。彼が歌うと「フランス語っぽい」感じだから不思議でしたね。

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クラプトンさん、アンタはブルース・マンなんですから、フランク・シナトラなんかにならなくていいんですよ。

さて、次回の放送は11月8日(月)夜9時から。7日が立冬ということで、体感的には一足早くになってしまいますが「冬」をキーワードにお送りします。お楽しみに。

 

偏執性凝縮愛好症候群 (蒲野)

突然ですが、僕は「小さな筐体に極限まで機能を押し込んだ道具」が大好きです。

車で言えば、1400ccの大衆車(カローラ)に1600ccのDOHCエンジンを積み込んだスポーツモデル、TE-27(レビン・トレノ)。外車で言えば1600ccのファミリーハッチバック車に2000cc+ターボ+4WDを突っ込んだLancia Delta HF Integrale・・・ということになります。

腕時計もクォーツなんかより、断然、機械式クロノグラフ。永久時計はやりすぎとしても、アナログ式計算尺まで搭載したブライトリングのNavitimerに、更に宇宙飛行士向けの24時間時計バージョンCosmonauteなど、堪りませんなぁ・・・

カメラも銀塩一眼レフ・・・しかも、後付のモータードライブ仕様なんて持ってこられたひにゃ!

そして、今ハマっております「あるモノ」にはどれだけ機能が凝縮されているって、以下列挙。

インターネット・電卓・ミュージックプレーヤー・カメラ・目覚まし時計・メール・スケジュール帳・電話・・・そう、「あるモノ」とは携帯電話です。しかし、いま列挙した程度なら普通の携帯ですよね?でも、今、僕が使っている携帯はその上に・・・

カーナビ・GPSロガー・ウクレレコード帳・チューナー・メトロノーム・英単語帳・漢字辞典・自動翻訳機・血圧記録帳・薬辞典・年齢早見表・西暦早見表・乗り換え案内・為替レート計算機・郵便番号検索・郵便局検索・宅配便追跡・道路情報・色見本帳・ ロープの結び方辞典・月齢表示・日めくり・天気予報・写真加工ソフト・メジャー・ボイスレコーダー・時間計算機・付箋・手書きメモ帳・コンパス・星座早見盤・フラッシュライト・・・まだまだ数え切れないほどの機能が、手当たり次第放り込んであります。

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「スマートフォン」・・・ぶったまげました。

収穫の秋 (蒲野)

この程、家の庭に植えてあるオリーブに初めて実が付きました。

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全部で3個しかないので収穫して塩漬けに・・・って訳にもいきませんが、個人的にクサる事が最近多かったので、小さなHappyが身にしみますねぃ。

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9月も中盤を迎え、朝晩の冷え込みがだいぶ秋らしくなってきましたね。夏の間やかましく鳴いていた鈴虫も最近全然鳴かないな~と思ったら、いつの間にかメスだけに・・・。そんな、何もかもが遠くへ去っていくような気がする9月といえば「中秋の名月」。

今年は22日がその日なんですが、満月ではないそうです。天体の動きは自然のモノ・暦は人間が決めたモノですからそう言うことも起こるのですね。

ということで、今月は「お月様ソング」特集。ありがちで御免。

最初は、心静かな気持ちでお月様を眺めたい・・・という気持ちを込めてゆるゆるとスタート。Larsen/Feiten Bandの2ndアルバム「Full Moon」から「Twilight Moon」という一曲から。

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オルガン奏者のNeil LarsenとギターでボーカルのBuzz Feitenの双頭バンドですが、2人とも「パネェほどのイケメン」ですので女性にもファンが多い彼等。AOR界のスーパープロデューサー Tommy LiPuma の手によるジャジーでスムース、非常にセンスの良いサウンドで人気を博しました。

ところが、このNeil LarsenとBuzz Feitenはもともと「Full Moon」というバンドを組んでメジャーでビューしていたのですが、こちらは残念ながら一枚きりで解散してしまいました。その後Larsenは先ほどのTommy LiPumaとのタッグでフュージョン色の強いソロアルバムで成功し、一方のBuzz Feitenはドラッグ中毒で70年代を棒に振った後カムバックし、再び手を組んだのがLarsen Feiten Band。そのセカンドアルバムが満を持して「Full Moon」とか・・・ややこしいですね。

バンドとしてのFull Moonはゴリゴリのロック色もありつつ、後のAOR路線の芽生えも感じさせる「Blue Eyed Soul」の先駆けといわれた名盤の一つですので、こちらもお聞きあれ。

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変わって、グッとパワフルな「お月様ソング」をお聞き頂きました。まずは、Janis Joplinの遺作となるPearlから、オーリアンズのJohn Hallによる「Half Moon」をカバーした一曲。

Buzz Feitenは幸運にもドラッグから立ち直りましたが、Janisはこのアルバムの収録中にドラッグで命を落としてしまいます。この中にはアカペラの「ベンツが欲しい」とインスト楽曲の「生きたままブルースに葬られ」が一曲ずつ収められていますが、前者はリハーサル音源、後者は歌入れ前の「カラオケ」で、いずれも途中でJanisが亡くなってしまったための産物。人恋しい秋の夜には涙なしでは聞けない一枚ですね。

もう一曲はアイルランドの孤高のシンガーソングライター(SSW)、Van Morrisonの3rdアルバム「Moondance」からタイトル曲のMoondanceを。「今夜は君と一緒に、また月の光の中で踊ろう」というロマンチックな内容ですが、スィンギーなジャズテイストにシャウト気味のボーカルで、とてもそう言う雰囲気ではありませんね(笑)

Van Morrisonは偏屈者で大の飛行機嫌い。あまり海外に出ないため「来日していない最後の大物」と言われて久しいのですが、1964年にThemでデビューして以来46年、御歳65歳。もうこのまま来日しない方がカリスマティックでいいんじゃないでしょうか。

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またまた雰囲気はガラッと変わって、クールなサウンドに・・・

先ほど出てきたスーパープロデューサー Tommy LiPuma、レコーディングエンジニアの Al Schmidt、そしてストリングスアレンジの Nick DeCaro、私、蒲野はこの三人を勝手に「AORの黄金のトライアングル」と呼んでおりますが、アルバムのクレジットにこの誰かが載っていたら「買い」といっても過言ではありません。勿論、三人揃っていたらリーダー名義が誰であれ買うべきというくらいの人達です。

もちろん、このアルバム「Italian Graffiti」は3人が揃い踏みどころかリーダーが Nick DeCaro・・・という、まさにLight & Mellow、AORのお手本のようなアルバムです。この中から中性的なNick DeCaroのボーカルも冷ややかな「Under The Jamaican Moon」。

因みにこの曲はStephen BishopとLeah Kunkel(LAの名ドラマー Luss Kunkelの妹)の共作で、Leah Kunkel自身もセルフカバーしておりますが、こちらはもっと「熱帯夜的」で、怪しい仕上がりであります。そちらはまた何処かの機会にお聴かせ致しましょう。

★★

そしてもう一曲はフォーキーなナンバーでしたが、これは東海岸の名バンド Fifth Avenue Bandのボーカル Peter Gallwayのソロによるセルフタイトルアルバムからの一曲。

この曲に直接「月」や「月の光」の描写はありませんが、深夜のベッドで、横に眠る彼女の白い肌を見ながら幻想的な思いにふける男の歌。ここに月光が降り注いでいない訳はありませんね?タイトルも「Moonsong」だし。

このアルバム、アルバムジャケットのイメージからでしょうか?とても「木のぬくもり」を感じる楽曲が多く収録されています。静かに目を閉じて聞いていると、薪ストーブの上のヤカンが「シュンシュン」と湯気を立てている景色が浮かぶような・・・だから、とても寒い冬の夜に聞きたくなる一枚です。

そしてPart-1 最後の一曲は、タイトルにも歌詞にも何も月は関係ありませんが、ジャケット繋がりで選んできました。Barry Mannと言う人の「Survivor」というアルバムです。Barry Mannは古き良きアメリカンポップス時代の作曲家です。作詞家で奥様のCynthia Weilとのおしどり夫婦ぶりも有名で、Carole King / Gerry Goffinと並ぶアメリカ最強の作曲家チームであり、このアルバムでも殆どの楽曲が2人の共作です。

Carole Kingと同様に、70年代は自らもアルバムを制作するSSWとして活躍しましたが、如何せん地味に過ぎたのか近年になるまであまり注目されることはありませんでした。今ほどBarry Mannが注目されるようになったのは、やはり山下達郎さんの「宣伝」が大きかったのではないかと、蒲野は考えております。

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ところで、このジャケットのイラストを見ていると、昔、美術の教科書に出ていた「アンリ・ルソー」の「眠れるジプシーの女」を思い出します。僕はこの絵がなぜか凄く好きで、Barry MannのSurvivorを初めて見たとき、強く惹かれました。

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手に入れて聴いてみると、ピアノの弾き語りを中心に、ミドルテンポで、「Blue Eyed Gospel」とも言えるようなしみじみとした楽曲が一杯詰まっていました。「真夜中、犬だけを観客に人生の悲喜交々を歌う」・・・まさにジャケットのイメージそのままのアルバムでした。

曲は「Taking The Long Way Home」・・・遠回りの家路(人生のメタファーです)を、深い声で朗々と歌うBarry Manの声を聴いていると、なんだかその頭上には、満月が煌々と光り輝いている風景が浮かびませんか?

「月がとっても青いから、遠回りして帰ろう~♪」ってな感じ・・・

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パート2は、お得意の「連想ゲーム」パターン。決してネタ不足をごまかす方便じゃありませんからね。

お月様といえば、「団子」「芋煮会」・・・とは、千津ちゃんの連想。喰いモンばっかりやがな!お月様といえば、オオカミ・ヴァンパイア、そしてゾンビでしょうが!

そしてゾンビといえば、Michael Jackson・・・ NO !

21st Keynoto的にゾンビ・・・といえば、このアルバムです。
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ゾンビ・・・というよりは狼男という感じですな。

このアルバムは、Creedence Clearwater Revival(CCR)のボーカルだったJohn Fogertyさんのソロアルバム「Eyes Of The Zombie」です。86年の作品で、流石に今から聴くとシンセの音がチープでイタダケませんがそれだけにあまり評価が高いアルバムではありません。

John FogertyはLA生まれですが、南部・スワンプミュージックを思わせるような、熱いボーカルが売り物ですが、実はこのアルバムも、どっちかというとオーソドックスなロックナンバーが一杯で、そんなに悪いアルバムじゃないんですよ。

残念ながらタイトルナンバーは「負け組(笑)」の方だったので、「お月様繋がり」はアルバム全体・・・ということにして、「夜通し起きてて頭ガンガン。新聞にゃどでかい事件が載ってて滅茶苦茶な一日が始まりそうだぜ」という、如何にもロックなナンバー Headlines をどうぞ。

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Part-3では、私が一緒に仕事をしている大阪のSSW・Nさんが「今年のベストアルバム(9月現在)」と言い放ったアルバムをご紹介しましょう。

Lee Ritenourというと、80年代フュージョン全盛期に「ギターの貴公子」と言われた人で、Steely DanやCrusadersで有名なLarry Carltonと人気を二分したギタリストです。ただ、テクニックに走る嫌いがあって、「おれたちゃ、こんなに凄いことが出来るんだゼ」みたいな所が鼻につくと言って苦手な人も多いのは事実。そして、件のNさんもその一人。

そんな彼が「今年のベスト」と持ってきたのが、なんとそのLee Ritenourの最新アルバムと来たら驚かない訳にはいかないんですが、内容を聞けば納得しました。

アルバムのタイトルは「6 Strings Theory」ということで、ギターをキーワードに、ジャズ・ロック・ハードロック・ソウル・ブルース・・・と、あらゆるジャンルのアーティストを共演させ、自らを接着剤に結びつけてしまったその手腕に脱帽・・・ということでした。

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クレジットをざっとみてみても、ジョージ・ベンソン/ジョン・スコフィールド/パット・マルティーノ/スティーブ・ルカサー/ニール・ショーン/スラッシュ/BBキング/ロバート・クレイ/タジ・マハル/ヴィンス・ギル/ジョー・ボナモッサなどなど・・・なんと、日本代表(そんな位置づけなのかな?)としては布袋寅泰も参加している、と。よくもまぁ、それだけ集めたものだと感心します。

果たして、その仕上がりたるや、Nさんの言うとおり、格好良くて、渋くて、素晴らしいアルバムになっていました。勿論、こういったオールスター・オムニバスものにありがちな「ソコソコ感」を感じる人もいるでしょうが、それでもレベルはかなり高いところにあります。

少なくとも、同時期に出たLarry Calton & Tak Matsumotoよりは断然聴き応えがあるはずですよ。

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今月の21stKeynote、如何でしたか?
来月は「実りの秋、お酒が美味しい季節」ということで、酒の飲めない蒲野がお酒にまつわる名曲を集めてお送りします。

放送は、10月11日(月・体育の日)、21:00~ お楽しみに!!

知事さん (蒲野)

3期12年の任期満了に伴って真鍋武紀知事が引退し、浜田恵造知事に今日バトンタッチしました。こんな仕事をしていると、知事にインタビューをしたこともありますし、記者会見などでその人柄を間近で見ることも沢山ありました。

なんの予備知識もなしに真鍋知事の姿を見ていると、如何にも香川県民らしい「温厚なのが取り柄」的な人に感じますが、近くで見ると結構冗談も言うし、「中央にもモノを言う人」だった気がします。

公務員の不祥事が表に出るたびに「各県の状況」が一覧で新聞に出たりしますが、香川県は案外と「進んだ県」だったことも見て取れました。つまり、結構「身内にも厳しい知事」だった訳ですが、私が記者クラブに出向いたここ5年ほど、ついぞ、真鍋知事のことを批判する人には会いませんでした。

厳しい人でした」という声も多かったのですが、県外向け広報誌「さぬき野」編集員の女性職員は「お茶目な人」といい、秘書室長は愛情を込めて「オヤジ」と呼んでいました。勿論、すべて順風満帆だった訳でもないはずですが、そんな人柄を惜しむように、3日行われた退任挨拶では「拍手鳴りやまず」の状態だったそうです。

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真鍋知事の任期は20日迄ですが、実際の仕事は3日で終わり、今日から浜田新知事が登庁しました。さて浜田知事は、退任の日にこんな手作りの「武紀くん人形」を贈られるような「知事さん」になるのでしょうか?

お願いしますよ、「県の知事」は「県民の父」なんですから・・・

明日から、コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in 香川の受付が始まります

早いモノで、もう明日から9月。・・・そう聞くだけでどこか秋めいて感じるんですが、今年の残暑はまだまだ厳しそうということで、どうぞ体調には十分ご注意を。

さて、秋・・・といえば、コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーンの季節です。

昨年は五色台でのクリーン活動とりんご狩りを行い大好評で、せっかくご応募頂いたのに抽選でお断りする方が多数出ましたので、今年こそあなたも「楽しく・美味しく」、環境保護活動にご参加下さい。
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昨日、関係各所に挨拶回りをしにいきましたが、下笠井地区から。根来寺を経由して五色台を上っていくと、途中でこんな風景に巡り会います。でもこの足下の斜面にはおびただしい量のペットボトルやドリンクの空き缶が・・・

五色台は、香川県の人なら、小学生の野外学習などで必ずお世話になる身近な存在の筈。そんな五色台が心ない人の行為で汚されているなんて、許してはいけません。

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ぜひ、あなたも「五色台清掃×りんご狩り」で楽しむコスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in 香川にご参加下さいね。申込みはこちらから・・・

絶品ざるそば(蒲野)

先日、友達とドライブで大窪寺方面へ・・・

彼とは、毎年お正月にこの山門前のおみやげ屋さんの「打ち込みうどん」を食べに行くのですが、去年・今年は都合がつかず行けずじまい。なので、今回は夏らしく「ざるそば」を食べに行ったのです。

ここの打ち込みうどんが絶品なのは有名なお話しですが、実は「ざるそば」も絶品。秋田産の特上蕎麦粉を8割使ったそばは少し平たく色白、でもしっかりした主張のある舌触りと味・・・、これを、本わさびをすり下ろして入れたツユに入れてズバズバと頂く。

ちゃんとそば湯も出してくれる本格派。ほのかに甘くて美味しいんです、ホントに。
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涼しい風が吹き抜ける座敷で、このまま寝ころんでしまいたい衝動にかられます。あぁ、幸せ。

絶品かき氷(蒲野)

世間はお盆休み・・・ということで、それぞれにのんびりとお過ごしでしょうが、私は今年、本気で「お盆休み」という言葉を忘れていました(泣)

先週末に家族で関西方面に遊びに行きましたが、その時ラジオから「お盆休みの帰省ラッシュが始まりました・・・」というアナウンスを聞いても半信半疑。どうやら今年のお盆は8~9日間の休みも当たり前で、海外旅行組も多いとか。一体、日本はどこが「不況」なんでしょうかね?

さて、台風4号が日本海を通り過ぎたあと、なんとなく「小さい秋」を感じるのですが、やっぱり暑いですよね。というわけで、先日食した「高松市勅使町・スカイファーム」さんのかき氷の画像で涼んで頂きます。

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すごいですね。白いところが全然ありません!しかもシロップは果肉感タップリで、お祭りの露店のかき氷とは次元が違いますよ。少々値は張りますが食す価値は「アリ」です。

今日もお仕事の「お仲間」さん、これで3分は頑張れますか?

21st Keynote 100809オンエアリスト(蒲野)

世間では、今年、既にお盆休みに突入していたんですね。毎年お盆なんて関係ない生活をしていますが、流石に凹みました・・・しかし、そんなことはお首にも出さず、今日は21st Keynote始まって以来の珍事「オルタナティブ・ロック」特集でお楽しみ頂きましょう。

まずは、「オルタナティブ」とはなんぞや?ということからお話しして行かなくてはなりません。

Alternative=別の・もう一つの・・・という言葉ですが、一体何に対しての「別のもの」なんでしょうか?実は、オルタナティブ・ロックが生まれた頃、80年代後半はアメリカンロックは不毛の時代・・・というのも80年代は殆どUKの時代で、僅かにマイケル・ジャクソン、マドンナ、ブルース・スプリングスティーンといった人達が気を吐いていたくらい。それが、いつの頃からか、ハードロック・ヘビメタが台頭し、音楽は更に「消費される」ものになっていました。

そんな、商業主義に走ったハードロック・ヘビメタにたいする「別のモノ」がオルタナティブなのです。但し、この頃はまだ明確なジャンルをさす言葉ではなく、その範疇はひどく曖昧なモノだったようです。

さて、そんなオルタナティブの黎明期、大きくシーンの誕生に貢献したのが「カレッジ・レディオ」でした。各大学の放送局が地元の「オルタナティブな」バンドを積極的に取り上げたことから次第に盛り上がっていきますが、その中でも筆頭格だったのが「REM」というバンド。

Rem

今からしてみると、UKギターポップの延長のような音でしたが、その文学的な詩はその後のバンド達に大きな影響を与え、「最も重要なバンド」としてその名は燦然と輝いています。
そんなREMの代表作、Out Of Timeから「Radio Song」です。

いま言ったようにREMの音は、きっとKeynoteリスナーからしてみたら「軽薄」と思われるかも知れません。しかし、初期のオルタナティブが、イギリスのポスト・パンクやニューウェイブをベースにしていたことを考えると当然なのかも知れません。

そんなオルタナティブに「重み」を付けたのが、「Nirvana」でしょう。

Nirvana


カート・コバーン以下、ボロボロのジーンズとヨレヨレのシャツという「汚い」恰好で図太いロックを聴かせた彼等の音楽は「グランジ=汚れた」と呼ばれ、オルタナティブ=グランジという図式を作り上げました。日本でも次第に人気を集めていきましが、カート・コバーンが「グランジのヒーロー」というイメージと自分自身とのギャップに悩み自殺してしまったことが、そのカリスマ性を定着させた要因の一つでもあります。衝撃的なこのジャケットと共に大ヒットとなった「Smells Like Teen Spirits」をお送りしました。

そして、カリフォルニア界隈では、ロックにラップやファンクを組み合わせた、いわゆる「ミクスチャー音楽」が人気を呈し始めています。それが、今やビッグ・ネームとして君臨しているRed Hot Chille Peppers(RHCP)。ドラッグや暴力など、内容的には非常に「アブナイ」音楽ですが、刺激的な音があっという間に世界を制しました。

Rhcp

なんと7×プラチナアルバム「Blood Sugar Sex Magic」から、「ギブルウェイ、ギブルウェイ、ギブルウェイ・・・」というラップが耳から離れない「Give It Away」でした。

しかし、そんなグランジは、90年代にも入るとすっかり「普通」になってしまいます。

反主流のDNAを持つオルタナティブロックは、当然にルーツミュージックへの回帰も内包します。RHCPの提示したミクスチャーは、更にブルースやフォークまで取り込んで、凄いことになってきました。その筆頭が、Keynoteリスナーには「デビ・キャン」として有名なストリングスアレンジャーを実父にもつ「BECK」です。

Beck

ルーズなギターリフにやる気のないボーカル・・・しかもタイトルが「Loser(負け犬)」。でも良く聞くと、とんでもない深い音楽であることがよく解ります。ある意味、天才ですね。

そして「Blind Melon」という奇妙な名前のバンド。さらにオーソドックスなロックに向かったので、Keynoteリスナーにとってはこの曲が一番聴きやすいかも知れません。No Rainという曲がビルボードの上位を席巻したとき、これがオルタナティブという言葉も知りませんでしたが、僕もすぐに大好きなバンドになりました。しかし、ボーカルのシャノン・フーンは、セカンドアルバムの音楽的充実にもかかわらずセールスが伸びず、そんな悩みの中ドラッグで亡くなってしまいます。今回は、ファーストアルバム中の隠れた名曲「Tones Of Home」を。

Blindmelon

さてさて、90年も後半に入ると、ロックもポップスもラップもワールドミュージックも、なにもかも当たり前に吸収してきた連中が台頭してきます。もうそこには「ジャンル分け」など出来ないほどに融合した音楽がありました。そんなバンドの一つが「Third Eye Blind」。

大ヒット曲「Semi Chirmed Life」・・・この超ポップなサウンドに乗って歌われる「ラップ」は、完全にメロディーとなっています。

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*****(Part 2)*****

パート2では、オルタナティブの中でも「オルタナティブ・カントリー」という独自のジャンルを開拓したバンドをご紹介しましょう。

先にも説明したとおり、非常に「ゆるい」意味合いだったオルタナティブは、商業主義でないものであれば何でもOKだったからには、色々な方法論があったはず。そんな中で、カントリーミュージックにパンクを持ち込んだバンドが、このコーナーでご紹介する「Wilco」の前身バンド「アンクル・テュペロ」です。

非常に面白い試みでしたが、セールス的には全く失敗し、中心人物だったジェフ・トゥイーディーがポップ部門を、もう一人のジェイ・ファーラーがカントリーロック部門を引き継いでそれぞれのバンドを結成します。そのジェフ・トゥイーディーのバンドがWilcoです。

ギターポップの爽快で分かり易いメロディーが人気で、今やアメリカを代表するバンドの一つに成長しました。そのセカンドアルバム「Being There」から、超ポップナンバー「Monday」を!

Wilco

*****(Part 3)*****

さて、今回は、ほとんど80年代後半から90年代後半にかけてのバンドばかりという、非常に珍しい構成でお送りしましたので、根っからのKeynoteリスナーにとってはある種「欲求不満」の残る番組ではなかったか・・・と懸念致しております。

そんな訳で、パート3は、一曲だけでも番組本来の選曲でお楽しみ頂こうと思います。とはいえ、闇雲に選んでも苦しいばかりだし、今回の話題の中からなんとか道筋を付けたいと思っていました。そこで目を付けたのが、BECKのお父さん、デビ・キャンことDavid Campbellさん。

デビッド・キャンベルは、もともとチェロなど弦モノのスタジオミュージシャンで、ストリングス・アレンジャーとしても大御所の人。そのデビッド・キャンベルが、アレンジャーとしての初仕事だったのが、70年代を代表するモンスターアルバム「Tapestry(つづれおり)/Carole King」です。

Caroleking


クレジットにはバックミュージシャンとしての名前しかありませんが、後のインタビューで、「これが自分の、アレンジャーとしての初仕事だった」と回想しています。

そんな極めつけのアルバムから極めつけの一曲「You've Got A Friend」でした。

さて、来月は早いモノで、もう「中秋の名月(9/22)」を迎えてしまいます。・・・ので、素直に「お月様」特集をお楽しみ下さい。

コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.Fuji(4)・蒲野

さて、いよいよ日程二日目・富士山エコトレッキングの日です。


ゆうべの、大盛り上がりの「懇親会」以降、一部パーソナリティ陣が二次会で轟沈する者が相次ぐ中、朝5時出発。ホテルから見た富士山は雲に隠れていましたが、3合目に着いた途端、みんなが「うわ~」と声を上げたほど見事に晴れ渡り、少し雪を残した山頂部が見えました。


香川チームが所属する1班は、最初に野口健さんと一緒にのぼり始めました。途中富士山クラブのガイドさんに説明を受けつつザクザクと土を踏みしめながら進んでいきます。途中、大きな木の廻りに集まってモモンガの巣を見たり、見事な苔の絨毯を抜けていったりしながら、富士山の自然の一つ一つに感動しながらのトレッキングです。

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歩くこと約4時間、ついに5合目の駐車場に到着!この10年の中でも最も天気が良いと思われる今回のトレッキングでしたが、僕らが到着した瞬間に雲が山頂を隠してしまいました。やっぱり今年の富士山は「隠れたがり」ですね。そして、別に山頂を極めた訳ではないのに、参加した皆さんの充実した表情はなんでしょうか?


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雲の中でも、富士山はオーラの様な存在感をヒシヒシと感じさせます。このパワーがあるからこそ、みんなが富士山に憧れ、集まり、仲間になるのでしょう。来年は、ぜひ貴方もそれを確かめに富士山に来て下さい。


その前に、まずはこの秋、コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in 香川にもお集まり下さいね。(完)

コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.Fuji(3)・蒲野

富士山クラブの発表によりますと、初日の樹海清掃で回収したゴミは4トン強だったそうです。昨年、5トンを回収し、今年もほぼ同量が回収される・・・一体このキャンプ場入り口はどうなっているんでしょう?


清掃中にキャンプ場から帰る車を何台か見ましたが、それぞれに家族連れやカップルで楽しそうですが、出口にうずたかく積まれたゴミを見てどう思ったんでしょうか。

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山の天気は変わりやすく、富士山も又然り。清掃活動中は良い天気だったのに、「発掘作業」から「運び出し作業」に移った頃から雨がポツポツ降りだして、バスが待つ駐車場に帰る間は大粒の雨にしっかり打たれてしまいました。「明日のトレッキング、大丈夫でしょうかね?」と不安になりますが、翌朝ホテルの窓から見たのがこの姿・・・

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あちゃ・・・今年の富士山はかなり「隠れたがり」かぁ。(続く)

コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.Fuji(1)・蒲野

今年も行ってきました。コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.Fuji。なんと、今年は10th Anniversaryなのです!全国からパーソナリティ・リスナー総勢200人が参加し、香川県からは、私・蒲野誠一と、丸賀さん・清岡さん・佐野さん・森さんという4名のリスナーが参加してくれました。

初日の樹海清掃は、昨年と同様山梨県の桧丸尾(ひのきまるび)キャンプ場入り口の道路脇を清掃しました。

昨年、初めてこの場所を清掃したとき、5トンものゴミを回収しましたが、あまりの多さにミッション・コンプリートはならず、今年改めての挑戦となります。さて、その顛末は如何に?

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キャンプ場入り口で、アルピニスト・野口健さんの諸注意と激励を聞いて、さっそく「現場」へ。

(続く)

Back To Roots (蒲野)

今、ステテコが脚光を浴びているそうな。


スーツのズボンは裏地がないため、夏場に汗ばむと意外と気持ち悪いものですが、ステテコを履くことによってサラッとした感触で過ごすことが出来るということで。


冬場も、女性の間では「ババシャツ」がはやる昨今、さして驚きもしない。昔ながらのものにはそれなりに理由があるし、「見てくれ」は「機能」の前には一段下になる訳だ。


で、私・蒲野のBack To Rootsは「天花粉」・・・いわゆる「ベビー・パウダー」というヤツですね。朝、出勤前に風呂の残り湯をかぶって汗を流してくるというのは前からやっていましたが、さらに「天花粉」を体にまぶしてやると、普段、バイク通勤した後は赤信号で止まるたびに噴き出す汗で気持ち悪かったのに、今日はサラッとさわやか・・・


みなさまも、一度お試しあれ。

21stKeynote 100712オンエアリスト(蒲野)

今年の梅雨は、よく降りますな。おかげでいまだに早明浦ダムは満水で、水不足は心配なさそう・・・なのか?


まぁ、おかげでまだまだジメっとした毎日が続きますが、音楽番組として、そんな季節を乗り切るには、さわやかな「Sea Breeze」を感じる楽曲で楽しんでいただこうという趣向です。私、蒲野誠一の得意分野「AOR」も紹介しつつ、お楽しみいただきましょう!


とはいえ、なるべくいつもの選曲にならないよう気を付けましたが、オープニングはこれでなくてはなりません。

Larrylee

もともとは、カントリー・ロックバンド「オザーク・マウンテン・デアデヴィル」のボーカリスト、Larry Leeさんのソロアルバム「ロンリー・フリー・ウェイ」から、ド・定番「Don't Talk」です。


なぜ、この曲でならなかったか?というと、実は僕らアラフォー・アラフィー」世代にとって大学時代ど真ん中だった1980年代頭に、湘南のミニFM局を作る大学生たちのお話「波の数だけ抱きしめて」という映画がありましたが、このほど初めてDVD化されたからなんです。当時大人気だったAORの名曲が全編を彩り、そのサントラはAORのコンピレーションアルバムとしてはかなりのスグレ物で、こちらも大ヒットとなったのでした。今回はレーベル間の権利問題も片着いたのか、ジョー・オバニオン、カラパナ(2曲)の楽曲3トラックも追加となり、うれしい再発となりました。


中山美穂・織田裕二の主演・・・というのは、この番組的にはどうでもいいことですが(笑)

さて、そのカラパナはハワイを代表するロックバンド。今回のサントラにもめでたく収録された「ワイキキの熱い砂」こと「Black Sands」が有名ですが、もう一枚彼らがサントラを担当した映画が「Many Classic Moments」という、サーフィン・ドキュメンタリー・フィルムです。

中心メンバーだったマッキ・フェアリーは脱退した後ですが、オリジナルアルバムとしても完成度は高く、ちょっとセクシーなジャケットも相まって人気の一枚です。ちなみに、裏ジャケはあえてお見せしませんが、彼女のヒップ部分がバーンと写っております。ぜひアナログ盤を手にとって見とれてください(爆)

Kalapana

そして、もう一枚ハワイ出身のバンドを。こちら、ボブ&ポーリン・ウィルソン夫妻をフロントに、ジェリー・ヘイを筆頭とした強力なホーンセクションが売り物だった「Sea Wind」です。のちにこのホーンセクションは世界中のロック・ポップスナンバーのホーンセクションで引っ張りだことなり、日本のミュージシャンもずいぶんお世話になりました。

Seawind

その彼らが、古巣のCTIレーベルを離れ、AORプロデューサーの最高峰「トミー・リピューマ」のレーベル、Hrizonの移籍して制作したのがこの「Light The Light」です。サウンドももちろんのこと、このジャケットからもSEA BREEZE、感じるでしょ?この中からファンキーなナンバー、Sound Rainbowでした。


続いてアメリカ本土に戻って、東海岸のSea Breezeを感じていただきましょう。


AORマニアで、このFar Cryを知らない人はいないでしょう。何といっても、あのSteely Danのドナルド・フェイゲンその人が、自身のアルバム「Gaucho」の制作にかかり切りのはずの1980年に、無名の二人組のために3曲もコーラスをつけていったのですから。お陰で無数にあるSteely Danフォロワーバンドの中でも断トツの人気を誇るのが彼らなんです。少しオシャレで海岸線より湾岸風景が似合いそうなアルバムです。この中から、もちろんドナルド・フェイゲンも参加した「The Hits Just Keep On Comin'」でした。


ただ、残念ながら彼らは大したヒットに恵まれず、この一枚のアルバムを残すのみで終わりましたが・・・


そして、LA出身というくらいしか詳しいプロフィールのない謎のミュージシャン「Hirth Martinez」の「Hirth From The Earth」から、Altogather Aloneでした。

Hirthmartinez

当時も国内盤がなく、輸入盤でじわじわ売れたそうですが、その理由はThe Band のロビー・ロバートソンがプロデュースしたから。裏ジャケで昆布やワカメを絡みつけたサングラスのオッサンを見たら、そんな理由もなけりゃ買う勇気はありませんよね?でも、そんな勇気を見せた甲斐のある素敵な内容の一枚でした。


そして、パート1最後の一曲は、潮騒の音もやさしいソウルの名曲、Otis Reddingの(Sitting On)The Dock Of Bay。

Otisredding

この曲は、26歳という若さで亡くなった彼の、最初で最後のNo1ソングです。この曲を途中まで録音したオーティス・レディングは「じゃ、残りは来週やろうぜ」と、ギターのスティーブ・クロッパーに言い残し週末のライブに出かけましたがその途中に飛行機事故で帰らぬ人となります。</ br>その未完成の曲を仕上げたのが、そのスティーブ・クロッパーさん。これまでLove Songばかり歌ってきたOtis Reddingにとって、初めて「人生の夕暮れ」を歌ったナンバーでした。彼の人生とこの曲を重ね合わせ、スティーブ・クロッパーさんも泣きながら仕上げたに違いありません。


パート2は、アルバムジャケットからSea Breezeを感じていただきたい。


Fire Fallといえば、コロラドのロックバンドで、本来シーブリーズなど無縁なバンドですが、セカンドアルバムはアルバムタイトルもジャケットのイラストもまさにSea Breeze・・・

Firefall

Luna Sea・・・といっても、日本のビジュアル系バンドとは全く関係ありませんよ!だれも連想してませんが・・・。ファーストがかなり埃っぽい、アメリカンロックの王道を行っておりましたが、このセカンドではかなり洗練されたアレンジで「AORアルバム」といっても十分通用する内容で、私も愛着の一枚です。


そして、パート3は、同じシーブリーズでも南米はブラジルのシーブリーズを感じていただきましょう


リオデジャネイロにある美しい海岸「イパネマ海岸」。ここに「ヴェローソ」という酒屋がありましたが、アントニオ・カルロス・ジョビンやモラエスという、ボサノバの新進気鋭達が日夜集まっては新しいアイデアを出していたのですが、そこでよく見かける美しい少女に彼らの目はくぎ付けになります。

彼女は、身長170cm、細身の近所でも有名な美しい少女でしたが、彼女は母親の煙草を買うためにしばしばこの店の前を通って行ったのですが、彼女にインスパイアされてできたのが、ボサノバの名曲の中でも極めつき「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」です。彼女の名前はエロイーザ。現在60歳近くになってもなお輝く美貌はWikipediaで「イパネマの娘」で検索あれ。


さて、ここでイパネマの娘をかけるんじゃ、どうにも芸がない・・・ということで取り出したのは、やはりボサノバ作家の大物エドゥ・ロボの奥様、ワンダ・サーという歌手のデビュー作「Vagamente」です。青い海・青い空・白い砂浜・・・そこにたたずむ鮮やかなボーダー柄のワンピースを着た女の子。ガットギターを引きずる姿もなかなか抒情的でいいジャケットです。

Wandasa

このなかから、シーブリーズにちなんで「Mar Azul(青い海)」をお送りしました。


というわけで、シーブリーズ特集はここまで。次回の放送は8月9日、「オルタナティブロック」特集をお楽しみに。

担当番組が一挙二本スタート(蒲野)

・・・といっても、僕が喋る訳じゃありませんので。


先ずは、本日のJOY-U-CLUB内の新コーナー「オリコミTV 夕方はラジオ、朝はサイトで」。


恵美友香織とオリコミTVのキャラクター・オリゾーくんが新聞の折り込みチラシの中からオススメ情報を紹介していきます。このオリゾーくんの姿が、我がFM香川のキャラクター・ラジ男にゲキ似で、実は兄弟ではないか・・・という噂も有りや無しや(笑)。一度チェックあれ。


今、一本は、京都にある「同志社女子大学PresentsVIVIっとキャンパス」。


こちらも、同じく恵美友香織がメインパーソナリティ。現役女子大生が明るく元気に頑張る姿を紹介することで、香川の女子高生には「大学へ行けばこんなにイキイキと活躍出来るんだ」という事を知って貰い、逆に香川の女子高生の今考えていることを街頭インタビューで探り、現役女子大生は当時どんなことに笑い・悩んでいたかを語ることで、進路に悩む女子高生の背中をポンと押してあげよう・・・という番組です。


お陰で、京都へ行くわ、商店街に「女子高生ハント」に行くわで大わらわ。でも前向きな女子大生や天真爛漫な女子高生と話していると、元気になれますよ!大学に関係なくても、女子高生でなくても、毎週金曜日・21:30~21:55、聞いてね!!


番組HPはこちら


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Hasta la vista, Mexico ! (蒲野)

勝てるはずはないと思いつつ、今朝3:30 Kick Offの、ワールドカップ決勝トーナメント、メキシコ × アルゼンチン戦を生で見てしまいました。


やはりメキシコは善戦しました。アステカの忠実な軍団長のような顔つきのサルシドが「いぶし銀」の渋いプレイを随所に見せましたし、パス回しやインターセプトも決して悪かった訳じゃありません。若手達のドリブルもアルゼンチンを翻弄しました。でも、今回のアルゼンチンは強すぎました。監督マラドーナのアクも・・・


1点目はまた「神」が降りてきましたし(笑)、二点目は痛恨のパスミスから取られました。三点目のミドルシュートは、もう文句ありません。救いは、後半に、エルナンデスの見事なシュートが見られたこと。あれがなければ、サッカーの神様に対して凄くモヤモヤした気持ちのまま終わっていたでしょう。


という訳で、4年前のアルゼンチン戦から応援してきたメキシコは、奇しくも再びアルゼンチンと闘い、敗れました。でも今回もガッツ溢れるプレイで魅せてくれましたので、引き続き応援していくつもりです。


また4年後に再会することを願って言います、Hasta la vista ! Mexico !
こうなったらマラドーナ・アルゼンチン、優勝せんかったら許さんぞ!!

起きた、観た、勝った!(蒲野)

昨夜、ニジュウマルな放課後Xの放送を終えて(実は私、裏方です)少々の用事を済ませて帰ったら丁度、ワールドカップのイタリア×スロバキア戦をやっていました。今日は日本戦があるので早く寝なくちゃ・・・と思っていたのに、結局最後まで観ちゃいました。

あのイタリアがフランス同様Grリーグ最下位で敗退するという、歴史的結果ではありましたが、あんな動きの悪いイタリアは観たくなかった。彼等もエコノミークラスで帰国するのかな?


さて問題の日本×デンマーク戦は、一応ビデオをセットし、TVの朝ワイドなど目もくれずに出勤前に観る作戦でしたが、結局3時に再び起きて観てしまいました。これもまた一つの歴史的結果でしたね。3-1でアウェーでの決勝T進出!とにかく最初から気迫充分で、「いつもこんな試合してくれよ」と言いたい気分でした。

さて、今回の2010FIFAワールドカップが我が家に与えた影響はなかなか大きくて、下の子が「サッカーやりたい」と言い始めました。


ニジュウマルな放課後の取材を通して「やっぱり男子は(勿論女子も)スポーツを経験しておくべき」と感じ始めていたし、先日、カマタマーレの試合を見に行って「のんびりサッカー観戦もいいなぁ」と思い始めたところなので、グッド・タイミング。早速、参加出来るスポ少などを探し始めたのであります。


10数年後、TVの朝ワイドで、お○ラさんから国際電話で「おめでとうございます」なんて言われるかな?・・・ああ、なんて「親バカ」、いや、「バカ親」。

「栽培」するという行為 (蒲野)

いきなり不謹慎で申し訳ありません。


「ケシの花を自宅のベランダで栽培する」というと、レッキとした犯罪ですが、新聞などでその見出しを見るたびに、私は「ふふっ」と微笑みを禁じ得ません。これは「薬物を入手する」という犯罪行為よりも、それを「栽培する」といういじらしい行為が、悪いイメージを中和して余りあるからではないでしょうか。


さて、話は先日の「父の日」に飛びます。


年頃を迎え、微妙な距離感のある娘が「カモミール栽培セット」をプレゼントしてくれました。早速準備し、水をやって窓際においたところ、二日目にして、ほんの1mmにも満たないかわいい双葉がポツポツ・・・と。


早速娘を呼び、一緒にのぞき込んで、こちらもポツポツ・・・と短い会話を交わしました。


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考えてみれば、これはなかなか優れたプレゼントです。


勿論、日用品のプレゼントもいいものですが、毎日毎日「これいいなぁ」なんて言い続ける訳にも行かず、いつしか日常の中にとけ込んでいってしまいます。その点、植物の栽培セットなら、種をまいた・芽が出た・大きくなった・花が咲いた・・・と、折々に話の種が育っていきます。第一、「ハーブを栽培する」という行為がいじらしい。


我が娘ながら、なかなか粋なプレゼントを選ぶものだ、と感心しました。

メキシコ戦、頼みますよ~ (蒲野)

2010FIFAワールドカップ、みなさんお楽しみですか?


いくらスポーツ音痴な私でも、98年フランス大会から12年もサッカーをテレビ観戦すれば、流石に「好み」とか「贔屓」というチームが出来てきます。それが僕の場合は「メキシコ」なのです。


前回・ドイツ大会の決勝トーナメントで、強豪アルゼンチンと激しい攻防の末延長戦に持ち込み、最後は大会ベストゴールと言われた、マキシ・ロドリゲス選手のミラクルシュートで惜しくも敗れ去ったメキシコですが、そのガッツに惚れ込んだのです。


今回のメキシコは、マルケス、ブランコなどベテラン勢に加え、ドスサントス、ベラという若手FWががっちり連携して良い試合を展開している・・・ようです。


ようです、なんて他人事のように言わなくてはいけないのは、テレビでは開幕戦の南アフリカ戦こそ生中継しましたが、次のフランス戦は放送してくれなかったのです。それでもネットやスポーツニュースである程度の様子は分かりましたが、なんと今夜のウルグアイ戦も生中継無し!


そりゃ、メキシコなんて地味な国、注目されてないのは解りますが、せめて録画でもいいから流して下さいよ!お○ラさんだって「今年のメキシコ、いいね~」なんて言ってくれちゃうし・・・


何とかしてよ、どらえも~ん・・・いや、Tsubasatchi !!

21st Keynote 100614オンエアリスト(蒲野)

昨日、四国地方も梅雨入りしたそうですが、今日はまたまたカラッと入れた良い天気。気象庁も「よし、今日は梅雨入りを発表するぞ」と思ったら、一週間くらいグッと我慢してみればいいのに・・・と思う、ここ数年。

そんな天の邪鬼な空模様にピッタリの「雨特集」。「ありきたりをありきたりでなくする」と、豪語した以上、まともな選曲じゃありませんよ、覚悟おし!

まず、一曲目は、懐かしい1972年の大ヒット曲、アルバート・ハモンドの「カリフォルニアの青い空」です。タイトル通り、一粒の雨も縁がなさそうな爽やかなサウンドが吹き渡ります。アルバート・ハモンドは、後にAORの名盤「風のララバイ」をリリースし、いよいよ爽やか路線を確立しますが、実はイギリス出身の人です。

Albert_hammond

さて、この曲、原題は「It Never Rains In Southern California」といい、直訳すると「南カリフォルニアでは雨はふらない」ということになりますが、単純に雨が降る・降らないという曲ではありません。冒頭、主人公の若者は「南カリフォルニアでは雨は降らないらしい」という言葉を信じて、映画やテレビで活躍する晴れやかな自分の未来と重ね合わせつつ、はやる気持ちを抑えながらジャンボジェットでカリフォルニアへ向かいます。

しかし、サビの所では「実際には誰も教えてくれないけど、ヒドイ土砂降りが降るんだぜ」と、恋人に愚痴をこぼします。どういうことか?

2コーラス以降では、仕事にあぶれてどん底の暮らしが歌われていきます。それでも母親には「成功までもうすぐだからと伝えておくれ」という、切ない歌だったりします。今ほど解説がありふれていない当時は、みんなこの曲を聴いて「南カリフォルニア」に憧れたようですが・・・

続いては、タイトルはおろか、歌詞にも雨が出てこない歌を2曲、続けて聞いて頂きました。まずは、通称「車」と呼ばれる、元ジェネシスのピーター・ガブリエルのソロ1stアルバム。続いて、ライ・クーダーの2ndアルバム「Into The Purple Valley」です。

一体、なぜそんな歌が「雨特集」に?という方は、コレを見て納得ください。

Petergabliel Rycooder

見事に、ジャケット写真の中に「雨」が降っておりますね~

ピーター・ガブリエルさんは、ジェネシス時代は、おどろおどろしい舞台衣装でプログレの音世界を表現していました。ソロになってからもイギリス人らしい屈折した音楽をやっていましたが、比較的分かり易いヒットナンバー「ソウルズベリー・ヒル」。

古いアメリカン・ルーツミュージックに新しい命を吹き込むのが得意のライ・クーダーさん。ファーストアルバムのヴァン・ダイク・パークスによるハデなアレンジを嫌い、第2作は一転して地味な音造り。ジャケットも非常にチープな出来となっておりますが、ボトルネックが指板にあたる「ゴロンゴロン」という音が聞こえるほどにシンプルなサウンドで、彼の卓越したギターを思う存分に楽しめる一枚です。この中から「オン・ア・マンディ」という曲をお送りしました。

続いて、タイトルも、歌詞も、ジャケット写真も雨と関係ない2曲を。

Chuckrainey

先にお聞き頂いたのは、モータウンの伝説的ベーシストと並ぶ偉大なベーシスト、チャック・レイニーさん。Steely Dan(SD)の御用達ベーシストとして有名な彼はスラップ奏法(又はチョッパーベース)の名手ですが、SDの2人は大の「スラップ嫌い」。スラップは、右手の構えを見たらすぐに解ってしまうため、スタジオでは壁に向かってこっそりスラップをやっていたそうです。

そんなことに気が付かないSDの2人ではないでしょうが、偉大な先達には敬意を払うことが出来る彼等は苦笑いしながら「全くしょーがねぇな」という感じだったのでしょうか?


サイドマンとしては膨大なクレジットを誇るチャック・レイニーさんですが、自分名義のソロとしてはホンの数えるほど。その一枚「The Chuck Rainey Coalition」から、How Long Will It Lastでした。

Rainbows

続いて、1965年のヒット曲「バラ・バラ」・・・こちら、何だか、日本のGS系バンドがふざけてやっていたのか?と思う程の音ですが、千津ちゃんみたいに「日本のGS系の逆カバー?」というのは考えすぎ。確かに「柳ジョージとレイニーウッド」なんていましたけど・・・

これは(西)ドイツのバンド、Rainbowsの演奏でした。そう言えば、この当時「マナ・マナ」なんて曲もヒットしましたが、そういうの流行だったんですかね?当時のヨーロッパでは。

で、なんでこの2曲が「雨」なんだ?と思った方は、アーティスト名にご注目。一方は「レイニーさん」、もう一方は「レインボウ」ということで・・・

さて、パート1最後の一曲は、世の中が「パンクだ、ニューウェイブだ・・・」と騒いでいた80年代後半、紅一点のエディー・リーダーをボーカルに、アコースティックでオシャレなサウンドで話題をかっさらったのが「Fairground Attraction」。ヴィレヴァンでもイチオシのアルバムだから、あなたもこのジャケット、見たことあるでしょう?

Fairgroundattraction

あっという間に解散してしまったので、伝説的バンドの一つですが、おかけした「Perfect」は、数え切れないほどのカバーを生んだ名曲ですが、タイトルも、歌詞も、ジャケ写も、グループ名も雨に関係ない・・・じゃ、一体何故だ?とお怒りになる前に、Youtubeにて彼等のプロモーションビデオをご覧ください。エディー・リーダー、土砂降りの中で歌っておりますね・・・

さて、パート2では、今回の「雨特集」をここまで捻るきっかけとなった曲をご紹介しましょう。

Blindmelon

こちら、オルタナティブ・ロックのバンドBlind Melonの、92年に大ヒットした楽曲「No Rain」です。当時、FMでも毎日かかっていましたし、筋金入りのロックマニアでもこの曲がかかると「なんや、この曲は?」と食いつきます。

ボーカルの、シャノン・フーンの、少しハスキーなのにハイトーンなボーカルが特徴で、今でもカルトな人気を誇っております。この後にもう一枚アルバムを出した後、シャノン・フーンはツアー中に「麻薬中毒」で亡くなってしまいました。バンドは新しいボーカルを迎えて存続中ですが、やっぱりシャノン・フーンの「キレ」たボーカルが好きです。

パート3では、久しぶりに「新譜」をご紹介しました。今や立派な中堅・ベテランシンガーソングライターに成長した感のある、John Mayerさんの4thアルバム「Buttle Studies」です。

Johnmayer

2002年にデビューした頃は、ポップなフォーク系シンガーソングライターだったJohn Mayerさん。No Sutch Thingは、ザクザクとしたアコースティックギターの音も心地よく、カラッと晴れた青空と白いTシャツが似合う男でしたが、今やちょっと悪さも覚えた「漢」に成長しましたね(笑)

先日、来日公演で東京3daysをこなしましたが、通い詰めるファンのために3日とも違うセットを用意したということでも、彼の「絶頂具合」がうかがい知れようというもの。その評判も相当良かったようです。

おかけしたHalf Of My Heartでは、先のグラミー賞で史上最年少ながら4冠を達成し話題をさらったカントリー系の歌手「Taylor Swift」をゲストに迎えた一曲です。

という訳で、超ひねくれた「雨特集」、如何でしたか?7月は、夏休み直前と言うことで「Sea Breeze」がよく似合うサワヤカ特集をお送りしますよ。お楽しみに!次回の放送は7月12日・月曜日、夜9時から!

☆☆(おまけ)☆☆

最初は、降参して普通の雨特集でもお送りしようか・・・と思っていた僕。それらの曲はBGMとして滑り込ませておりますので、簡単にご紹介。


Ccr


「Have You Ever Seen The Rain / Creedence Clearwater Revival(CCR)」・・・雨といえば定番の一曲ですが、ここで歌われている雨とは、ベトナム戦争の時にアメリカ軍が降らせた「ナパーム弾の雨」という説もあり、当時本国では放送禁止になったこともあるそうな。70年のアルバム「ペンデュラム」から。


Johnfogety


そのCCRのボーカルだった、John Fogertyのソロアルバム「Eye Of The Zombie」からは、Change In Weatherを。彼の顔を大胆に加工したジャケットですが、本当のJohn Fogertyは、なかなか優しい顔をした人なんですがねぇ。


Donaldfagen

そのほか、泣く子も黙る「Steely Dan」のDonald Fagen、82年の名作「The Nightfly」にも「Walk Between The Raindrops(雨に唄えば)」という、オールディーズ風の小作品も含まれておりますぞ。まるでフランク・シナトラが雨の中で歌い出しそうな雰囲気ですね。Donald Fagenの、偉大な先達に対するトリビュートが窺える一曲です。

では、感想お待ちしていま~す!

イベント、ダブル・ヘッダー(蒲野)

***(午前)*****


今日は、朝から「深海調査船・しんかい6500」が高松に来ているという新聞記事をみて、居ても立ってもいられなくなった下の子供をつれてサンポートへ。

彼は確かに乗り物は好きだが、どちらかというと、昨年広島の呉港に展示されていた「しんかい2000」を見たとき、左舷に書かれた名前が「いかんし」になるのが面白くて盛り上がったという理由も大きい。が、こういうものは大人も大好き。子供よりもはしゃいでいるお父さん多し。

11時ごろサンポートに着いたら、すでにディズニーランドの人気アトラクション並みの行列ができ、「1時間待ち」という。待っているうちに、数m前で「2000人目」がでたそうだ。

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しんかい2000よりも、遥かに「サイバー」な感じになったしんかい6500の雄姿はカッコよかったなぁ。

*****(午後)*****

午後は、友人から誘われて生島総合運動公園で「カマタマーレ讃岐VS徳島ヴォルティス2nd」との試合を観戦。体育の授業以外でサッカーの試合を生で観たのは初めて。

試合は、1-0。前半にPKで1点を挙げたカマタマーレが勝利し、前節をトップで終えたそうです。それにしても、PKって、あんなに近いところから蹴るのね?あれを止められるなんて相当すごい事だろう。先日のイングランド戦で見事PKを止めた川島選手の凄さがわかりました。


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テレビと違って、リプレイもないしゴール前のゴタゴタも遠目で見るしかないけれど、のんびりと芝生に寝そべってコーラを飲みつつ、応援団のお囃子をBGMに観戦するのも、悪くないねぇ。

*****(おまけ)*****

カマタマーレの試合が終わって駐車場に戻るとき、レクザム・スタジアムから聴きなれた「あの声」が!がんばってるねぇ tsubasatchi

たまには電車通勤(蒲野)

普段の通勤の足(バイク)が調子悪く修理中のため、今日は電車で通勤。

文庫本を用意して、団地下からコミュニティバスに乗ろうとすると、バス停でお隣のご主人と遭遇。お孫さんの顔を見にちょっとした小旅行とのこと。JR駅までのほんの10分程度ですが、旅行のこと・子供のことなど話しつつ・・・

高松駅に着いて高徳線に乗り換えようとしていたら、今度はアート関連の知人と遭遇。夏から秋への作品展の打ち合わせに行く途中とかで、相変わらず忙しそう。

ほとんど文庫本を読む時間はなかったけど、バイク通勤では朝から外部の誰かと話するなんて事はあり得ないから、久々に気分転換になりました。

たまには電車通勤もいいものですね。

自転車、自転車、自転車、漕いで、漕いで・・・♪(蒲野)

今日はゴールデンウィークの振り替えということで、友達と「島ツーリング」に行く約束でしたが、急遽キャンセルに。でもこんな天気のいい日にどこにもいかないなんて・・・ということで、塩江にソロツーリング。

内場池のまわりを周遊する約10Kmの道。基本は平坦ですが、多少のアップダウンはあって初心者にはもってこいのコース。NPO法人「セカンドステージ」さんに車を置かせていただき、勇んで乗り出すと、内場ダム・ヴィラ塩江を経由して、ものの10分程度でふじかわ牧場まで来てしまいました。
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滴るような緑をみながら休憩して、さらに玉の湯温泉下の「もみじや」さんまで走り、名物・しっぽくそば(\400)をいただきま~す。おばあちゃんがひっそりとやっている「もみじや」さん・・・甘辛い出汁が具にしっかりしみていいお味です。

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その後、セカンドステージさんまで戻って、車の中で野鳥の声など聴きながら読書・・・と洒落込みましたがすぐに睡魔に襲われ小一時間うとうと。さわやかな風に吹かれていいリラクゼーションになりました。

天文ショー(蒲野)

あまり新聞などでは話題になっていなかったので知らなかったのですが、何の気なしに空を見たら素晴らしい天文ショーの真っ只中でした。

爪の先のような月に寄り添う金星・・・夜8時ごろには、まだ月の真上くらいにあったのですが、見る見るうちに近づいて、山影に沈む前にはこんなにまで接近していました。

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思わず、ベランダに小さな天体望遠鏡を引っ張り出して、子供たちを呼び急遽天体観測会を開始。こういう場合はあまり倍率をあげず、同じ視野の中に月と金星が見えるようにしたほうが効果的です。クレーターもはっきり見えてなかなか感動的でした。

こうして同じ方向に見えるということは、金星も同じような形に見えているはずで、もっと倍率をあげると「ダブル三日月」が楽しめることでしょうが、そういうのはマニアにお任せして、僕ら一般の親子の会話には十分すぎるシチュエーションでした。

21st Keynote 100510オンエアリスト(蒲野)

今日は、風光る5月にピッタリな「アコースティックな曲」特集です。でも今日は冷たい雨のそぼ降る一日で、残念な限りです。

とはいっても5月は一年の内でも最も過ごしやすい季節。新緑も眩しく、まだヒンヤリとした風も心地よくて、ギターやピアノ、コーラスなど自然の響きがピッタリな感じ・・・でも、構成を考えているうちに、今回は「アコースティック風味な感じ」へとシフト・・・録音の時には気が付きませんでしたが、いまどきの言い方なら「オーガニックな」特集というところでしょうか?

90年代に入ってすぐ、忌野清志郎さんや高橋幸宏さん、高野寛さんなど多彩なロックミュージシャンが「フォークがロックに生まれ変わった頃」をイメージしたイベント「ロックの生まれた日」が東京・大阪で行われました。全員フォークギターを抱えて「ヘルプレス/CSN&Y」「ベートーベンをぶっ飛ばせ/ELO」などをカバーするという楽しいイベントでした。当時、新人パーソナリティだった僕にとって「フォークギターでロックが出来るんだ」と、軽い衝撃を受けたものです。

で、そんなイメージにピッタリなアルバムがこちら・・・

Manassas_3  

クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)のスティルスさんが、「サザンロック」を標榜して結成したバンド「マナサス」のデビューアルバムです。アナログでは2枚組4部構成の意欲作でしたが、CDでは1枚に入っちゃいました。フォーク・カントリー・ブルース・ラテンなど、スティルスさんらしい多彩な音楽性が楽しめます。ジャケット写真のイメージ通り、ザックリとした感触の音楽が一杯。この中からカントリーサイドである「荒野」から、コロラドという曲をお送りしました。

ところで、このアルバムのアウトトラックを集めた「新作」が、ここ最近発売になったそうです。なぜアウトトラックになったか解らないほどの秀作でした。ただでさえ2枚組で20曲以上も収録されているというのに、このころのスティルスさんお充実ぶりは尋常ではなかったのですね。

さて、コーラスも勿論「アコースティック」ですよね?CSN&Yもコーラスワークの美しさはピカイチでしたが、もっともっとコーラスをメインに聴きたいときは、「ロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ(SCOF)」を・・・。発売当時(1968年)には全く売れなかった彼等ですが、80年代の渋谷系ミュージシャンに絶大な支持を受けて、日本で初CD化が実現したという曰く付きのアルバムです。時は40年後の2007年、彼等は突如再結成しました。

Rogernichols

ロジャー・ニコスルさんは、カーペンターズなどに沢山の名曲を提供したソングライターで、マレー/メリンダ・マクレオド兄妹と組んだSCOFですが、40年の時を経て容貌は変わっても(中ジャケットの写真参照・涙)そのハーモニーは不変。古き良き「王道ポップス」をお楽しみ下さい。選曲はSCOF最後のシングルだったThe Drifterのセルフカバーナンバーです。

今回、この特集をするにあたってCDを捜していましたら、お誂え向きに「アコースティック・ソウルの名盤」シリーズが紙ジャケ復刻されましたので、この中から2枚程購入してみました。

まずは、アメリカ南部の名門レーベル「スタックス」のハウスバンド、ブッカーT.&MG'sのリーダーであり名ハモンド奏者ブッカー T.ジョーンズさんが、西海岸レコーディングしたソロアルバム「Evergreen」から、最近、キリン・午後の紅茶のCM曲で使われて話題になった「Jamaica Song」を・・・柔らかな潮騒の音と無邪気な子供たちの声がとても心地よいナンバーです。

Bookert

続いて、「Just The Two Of Us」とか「Lovely Day」が有名なビル・ウィザースさん。セカンドアルバム・Still Billでは、アフロヘアーに太いモモアゲ、ピチTをパンツにInという暑苦しいお姿がジャケットに満載されておりますが、その歌声はあくまでクールでオーガニック。このアルバムからは日産・ティーダのCM曲でお馴染みの「Use Me」と共に収められた、全米No1ヒット曲「Lean On Me」をお送りしました。

Billwithers

さてさて、Steely Danといいますと「ロック界の葵の御紋」、その名を出せばみんながへへ~とひれ伏す大御所ですが、「非常に嫌みな男達」としてもつとに有名です。インタビューなんかマトモに答えないし、逆にインタビュアーをやり込めてしまうなんて平気の平左。もし、そんな男達がイギリスで30年近く続く名盤組、「ジャズ盤・徹子の部屋」に出演してしまったら・・・

こちら、マリアン・マクパートランドという、一説では王室にも繋がりのある高貴な女性ピアニストが、気に入ったミュージシャンをスタジオに呼んでトークし、リハーサル無しで共演してしまうという度胸の良い番組。作りたいな、そんな番組・・・。

果たして、嫌みな男達は、大先輩と共に、大好きなジャズについて和気藹々とトークや演奏を繰り広げたのでした。そんな中から彼等のナンバー、Chain Lightning(Piano Jazz Version)を。

Pianojazz

さて、パート3では、今年高校生になったばかりの「新屋敷くん」からメッセージを頂きました。ありがとうございます。新屋敷くんは、将来ラジオ番組のディレクターになりたいとの事・・・ぜひ、この番組でかかるような「ロック・クラシック」を聞き込んで、個性を育てていってくださいね。そんなやる気のあるスタッフを、ラジオ業界は求めています。

僕達の高校時代について質問されましたが、僕・蒲野誠一にとって、高校生活は黒歴史・・・音楽とは無縁の、慌ただしい生活に流されていました。その為、今番組の取材で訪れる高校生達を見て羨ましいことしきり。新屋敷くんも、目的意識を持って勉強し、部活動に励んで良い仲間を作ったりして有意義に過ごすんだよ!

そんな暗黒時代に、唯一楽しみだったラジオの深夜番組で聴いたこの曲が、僕・蒲野誠一の洋楽原点です。エレクトリック・ライト・オーケストラのTwilightをプレゼント。そう言えば、名古屋のプレイガイドで「ELO」のチケット発売のインフォメーションを見て「エロ」読んだのも懐かしいなぁ・・・

Elo

因みに千津ちゃんの高校時代は、「胸が大きくなる」と誘われた弓道部で頑張っていたそうですが、どうもサボリ気味だった模様。

さて、来月は6月14日の放送・・・梅雨時ということで、雨特集。ありきたりにならないようにガンバりまッす!

自転車の季節(蒲野)

今日は朝からとてもいい天気でしたが、多少気温が低めで絶好の自転車日和。・・・てな訳で、市内の知り合いのカフェまで子供とツーリング。

片道5-6Km位で、往復13Km前後。シャカリキになって走るのでなければ汗もかかず非常に快適です。帰りは行きとは違う道を通って、琴電岡本駅裏の奈良須池でちょうどよい夕暮れになりました。

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来週は、友達と「島ツーリング」の予定です。

藤岡友香さんのコンサート(蒲野)

以前ご紹介した、仁尾町在住のシンガー・藤岡友香さんのコンサートに行ってきました。サンポートホール高松の第1小ホールとはいえ、「一杯になるかどうか心配です」と仰っていましたが、フタを開けると4月一杯でチケットはソールドアウトになっていたそうです。良かった良かった。

舞台は二部構成。第1部はオリジナルのナンバーに、オーディションで歌ったMisiaのカバーやT-SQUARTから贈られた曲を絡めた「J-Pop」サイド、第2部は本職(?)のオペラ・クラシック、ジャズといった「大人向け」サイド。第1部は少しカタくなってるかな?と思う部分もありましたが、歌声は後半に行くに従って冴えてきたようです。

第2部では、衣装も純白のシルクドレスに着替え、髪もキリッとまとめて、まるでまるでギリシアの女神のよう。マイクを置いて生声だけで聴かせたオペラの曲は圧巻でしたね。個人的にはEtta Jamesの「At Last」が迫力満点に聴かせて貰えたのがgoodでした。

当日は、ちょうど彼女の1stミニアルバムが出来たところ・・・という事で、一枚購入しました。4曲入りで、いずれもバラードですが、彼女のレンジの広く澄んだ歌声の魅力が十分に出たCDだと思います。

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香川発の大型ボーカリストとなるべく、着実に成長していってくださいね。

GW情報・・・間に合うかな?(蒲野)

GWは例年通り半分は仕事だったので、典型的な安近短で楽しみました。中でも良かったのはこちら「道の駅・源平の里むれ」

海の見える芝生公園と少々のアスレチック器具があるので、子供とキャッチボールなどして過ごすのは最高ですが、なんといっても「海鮮食堂じゃこや」が凄い。

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こちらの「鰤づけ丼」、分厚い鰤の切り身がご飯を覆い尽くし、真ん中には濃厚な卵が落とされた満足度の高い逸品です。これが\680円。大盛りもあり。

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こちら、30センチ級の大皿に鯛の頭の唐揚げが山盛りになって、なんと\530なり。その他、たこメシは200円台などなど・・・

産直コーナーも大充実でショッピングも出来たりなんかして、奥方も大喜び間違いなし。残されたGWも実質6時間程度。のんびり・おいしく・お財布に優しく過ごしてみては如何?(まぁ、普通の日でもお楽しみ頂けますが・・・)

富士山へ行こう!(蒲野)

今年も、「富士山」の季節がやってきます!なんと、コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーンは今年で10周年。そのシンボリックイベントとして2001から始まった富士山のクリーン・キャンペーン・・・何を隠そう、私・蒲野は過去8回(2003年は台風のためキャンセルでした)の内、7回まで参加している「日本最多参加パーソナリティ」なのです。

それはさておき、今年のコスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.Fujiの参加募集が今日から始まりました!

今年の実施日は7月24日(土)・25日(日)の二日間開催で、勿論、アルピニスト・野口健さんも一緒に参加しますよ!(詳しくは、こちら)

ここ数年は、青木ヶ原の廃棄物も少なくなってきたなぁ・・・と油断していたら、昨年の会場では「ドッカ」と捨てられたゴミの山を見て参加者一同、声を失いました。でもこれらのゴミを掘りだして、みんなで協力して運び出して・・・とやっていると、見知らぬ人たちなのに暖かい連帯感が生まれてくるから素敵です。

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でも、二日目の朝、まだ明け切らぬ空にそびえる姿を見たら、やはり富士山は美しい・・・

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3合目から5合目をトレッキングし終わったときには、前日の事や登山の苦しさも吹き飛んで、みんなこの笑顔!五合目のトレッキングコース出口を前に、手を富士山の形にして、はい、チ~ズ!

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ここ数年はコスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.Fujiの参加希望が増えてきて嬉しい限り。ぜひ今年はあなたも仲間になりませんか?

あ、そうそう・・・昨年、カップルでご参加頂いたKさん。先日のSanuki Rock Colosseumでも揃って参加していて声をかけられました。「いやぁ、相変わらず仲がよろしくて・・・」というと、「今年10月に結婚が決まりました!heart04」と嬉しいご報告もあった事をお知らせ致します。

今さらながら、池波正太郎と出会う。 (蒲野)

僕は、時々「猛烈に本が読みたくなる」衝動に駆られます。そんな時は文庫本でもコミックスでも何でも読むんですが、「知らない作家の作品」になかなか手が出なくて困ります。

僕が読書の面白さに気が付いたのは、五木寛之さんの「青年は荒野を目指す」。Jazzトランペッターの青年がヨーロッパを渡り歩き、絶体絶命の修羅場をくぐりながら成長していく物語。五木さんのハードボイルド系の作品はいつもスリリングです。

その後「塩野七生」さんにはまり、「コンスタンティノープルの陥落」の精密な歴史再現に舌を巻き、その後定番の「ローマ人の物語」も併せ、高校時代に大嫌いだった世界史の用語がジグソーパズルのようにパチッパチッと填っていく快感を覚えました。それは同時に読みあさった司馬遼太郎でも同様。

他にも何人かハマって読んだ作家はいますが、夕べ久しぶりに読書欲が高まって帰り道のBook ●ffに立ち寄ったとき、小一時間本が選べませんでした。ドラマや映画になっているようなベストセラーは嫌だし、聞いた事もないような作家の生ぬるそうな日常ドラマや、安っぽそうなハードボイルドも今ひとつ・・・

と、最後に\105コーナーで手に取ったのは大作家・池波正太郎の語りおろしエッセイ「男の作法」という文庫本。「この歳になっても、しっかりしてないよな~、俺・・・」と思ってパラパラ見てみると「刺身の食べ方」から始まって「持ち物」「男女関係」まで多岐にわたって池波正太郎的ダンディズムが語られている。しかも大作家の上から目線ではなく、「鮨も、カネがあるからと言ってトロばかり食べる様じゃ店に嫌われる」なんて、あなた、理由が分かりますか?

・・・という訳で、今読みふけっているのが、この本なのですが、そんな話をすると、知り合いからは「男のリズム」もいいですよ、とか「池波正太郎と司馬遼太郎を読んでおけば立派な男になれます」とおすすめが次々。暫くは池波正太郎先生とお付き合いが続きそうです。

「男の作法」は昭和50年代の本ですが、今でも十分通用する内容で「座右の書」としている人も多いベストセラーだとか。やっぱり迷うときはスタンダードがよろしいようです。、

缶コナ・コーヒー発見(蒲野)

2000年ごろ山弦の番組でハワイに行った時、毎朝、現地のABCストアで買った缶コーヒーとサンドウィッチを食べていましたが、その時の缶コーヒーがおいしかったの何の!

実はハワイもコーヒーの産地で、コーヒー好きの人にとって「KONA COFFEE」といえば超高級品として有名。\1,000 over/100gなんて当たり前で、家ではなかなか飲むことが出来ない逸品です。僕もお金に余裕があるときだけ、買ってきて飲んでいます。

で、先日近所のコンビニで「缶KONA COFFEE」発見!!
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通常より容量が少ない上に\150円・・・と、これまた高価な缶コーヒーですが、嬉しくてつい買ってしまいました。

牡丹桜 (蒲野)

先日、五色台山頂オレンジパークにお邪魔した際にお土産で頂いた牡丹桜の花が咲きました。

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結構ピンク色が濃いので、青空や青い海に良く映えるでしょうね。

五色台は、桜の国~♪ (蒲野)

先週の土曜日は、一人で県内ドライブを楽しんでおりました。天気も良いし見晴らしの良いところへ行きたいな・・・と言うことで、昨年の秋のコスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーンIn香川でお世話になった、五色台山上オレンジパークへ遊びに。

鬼無から上がっていく道のほぼ山頂近くに来ると、サンゴのように赤い色の木が一面に固まっている場所があって、「ソメイヨシノの花が散った後かな?」程度に思いながら通り過ぎたんですが、オレンジパークのおばちゃんに話を聞いてビックリ。

なんと、あれは全部「ボタン桜のつぼみ」なんだそうです。八重咲きの濃いピンク色の花が咲くとかで、あれが満開になったら瀬戸内海の青色をバックにさぞかし壮観でしょう。それ以外にも、山頂ではソメイヨシノ・大島桜が少し遅れて満開状態。オカメ桜なんてのもあるそうです。

名物のりんごジュースを頂きながら、思わぬ「お花見」に時間を忘れました。

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因みに、ボタン桜は、昨日にはポツポツと花が開いていました。今週末には満開でしょう。僕は、カメラ持っていくぞ!!

突然君からの手紙♪ (蒲野)

今朝、いつものようにデスクに座りメールチェックをすると、昔、FM香川の担当だったプロモーター・Aさんからメールが来ていました。Aさんとは10年来くらいのお付き合いでしたが、昨年とある大手レコードメーカーを退職し、それ以来音信不通でした。

ところが、今日届いたメールによれば、「京都で念願のカレー屋さんをオープンする」そうです。カウンター7席だけの小さなカレー屋さん・・・これを見た瞬間にこの店は成功するような気がしました。というのは・・・

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この写真は、僕の日記です(クリックすると多少大きくなってメモの一部も読めます)。この春、東京で10年ぶり位に知人とお会いして、「新橋で50年の歴史があるバー」に連れて行かれたときの印象が書かれています。古い雑居ビルに地味な看板。知らなければ絶対通り過ぎてしまう店です。

先代のマスター(故人)の奥様と若いバーテンダーの2人以外、カウンターの5席、4人掛けのテーブルに全員座れば肩をすくめなくては入れないような小さな空間・・・それでもお客さんはやってきて、ひとしきり喋って帰っていく・・・呑めない僕はジンジャーエールでしたが、凄く居心地の良いお店でした。Aさんの小さい店にも、そんな「身の丈にあったサイズで精一杯のサービスを」という気持ちを感じます。

多分、次回東京に行ったら、僕は誰かを誘ってあの店に行くでしょう。Aさんのカレー屋さんもそんな店になって欲しいと願って止みません。

オマケのくせに・・・(蒲野)

昨日の夜9時頃、残業のカロリー補給にコンビニに買い物に行きました。缶コーヒーを手に取ろうとすると、オモチャ付き。ほお、今度は4WD車のシリーズか・・・そう言えば下の子が「ハマー」が大好き、あるかな?・・・あった。

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というので、お土産代わりに買ってきてしまいました。なんと、オマケのチョロQのくせに、本当に4WD!デスクの上の文房具もガンガン踏み越えて走っていくじゃん!?

おもしろがってジャージャー走らせてたら、営業のO君から呆れたような顔で見られてしまった。

露天風呂はいいっすね~ (蒲野)

先日、友達と一緒に琴南の「ビレッジ美合館」でお風呂に入ってきました。なんと、ここは昔ながらの薪でお風呂を沸かしているのです。その事は、昨年、環境省のお仕事をさせて頂いたときに知りました。

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香川随一の森林地帯である琴南は、間伐材の処理に頭を悩ませていましたが、ビレッジ美合館がお風呂を沸かすための燃料に使い始めたため、一気に解決。それどころか、地球温暖化物質である二酸化炭素の排出を年間500トンも抑えられるし、遠赤外線効果かお湯から出ても湯冷めしにくいとイイコトずくめ。その上、駐車場に車を止めた瞬間からほのかに木を燃やす香りが漂い、既に気分が癒されたりなんかして・・・

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心地よい音を立てる小川沿いに「露天風呂」があり、目の前は桜の木!残念ながら既に花は散っていましたが、時期が合えば見事な桜を愛でながらゆっくりお湯につかれます。

気のせいか、お湯も何となく木の燃えた香ばしい香りがするようです。そしてお風呂を出た途端に心地よい眠気が襲ってきました。友達とコーヒー牛乳をグイッと飲み干し、畳の休憩室で小一時間眠りこけてしまい、極楽、ゴクラク・・・いや~この友達とは色々一緒に温泉に行っていますが、県内では1~2のお風呂です、ここは。

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実はペットといっしょに泊まれるコテージもあったりします。愛犬の目から放たれる「私を残して遊びに行くのね?sweat02」光線に耐えきれない方はぜひどうぞ。

21st Keynote100412 オンエアリスト(蒲野)

今月の21st Keynoteは「スワンプロック特集」です。

私、蒲野誠一、これまで色々なロックを聴いてきて、いわゆるAOR系やシンガーソングライター系と言われる人たちが好きだと思っていましたが、最近やっと自分の好みをハッキリと言えるようになりました。それが「スワンプロック」。

アメリカ南部の街で好まれるサザンロックの中でも、より泥臭く、よりブルージーなものを、南部の湿地帯の意味である「スワンプ」と呼んでいます。ニューオリンズのジャズや、メンフィスのブルースなどがロックンロールと融合して出来たスワンプロック・・・一度ハマルと、大阪弁のように染みついて抜けなくなりまっせ~

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先ずは、スワンプロックのギターと言えば、この人!といっても過言ではない、Jesse ”Ed” Davisのセカンドアルバム「ULuLu」から「White Line Fever」。下手くそと紙一重のボーカルが良い味を出していますが、やはり神髄はギター。少しギザギザした感のある音色とウェットさの欠片もないフレーズは、スワンプ系のCDを手に取ればあちこちで聴かれる筈。しかし、1988年、43歳の若さで「ドラッグ死」。本当に、ドラッグはどれだけの才能をつみ取ったのでしょうか?

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スワンプの聖地、アラバマ州・マッスルショールズサウンドスタジオ。そこに集うスタジオミュージシャン達は「マッスルショールズギャング」などと呼ばれることもあるようです。その中のとびきり活きが良かったのが「デュアン・オールマン」。そんな「ギャング達」がよってたかって盛り上げたのが、ドニー・フリッツのデビューアルバム「Prone To Lean」。その冒頭「Three Hundred Pound Of Hongry」・・・なぜか、スワンプ系の男はみんなヨレヨレのボーカルですが、彼の弾くディキシー風のピアノがとっても楽しいですね。

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その、マッスルショールズサウンドスタジオのレコーディングエンジニアであり、ハウスミュージシャンでもある「マーリン・グリーン」さんの奥様が、こちらJeanie Greeneさん。細身で背が高く、お嬢様のような姿からは想像も出来ないソウルフルな歌声がココロを捉えて離しません。おそらく唯一のリーダー作「Mary Called Jeanie Greene」からスワンプの要素の一つでもある「ゴスペルフィーリング」もタップリな「Put On Your Good On The Line」をお送りしました。

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ジャズ・ブルースの要素を下地にもつスワンプは、ココロに響く音楽だからでしょうか?アメリカ南部はイギリス人ミュージシャンにとって「憧れの地」だった様です。元トラフィックのDave Masonを始め、Eric CraptonやRod Stewartなど、錚々たる人たちがアメリカに渡っていきました。その窓口のようになっていたのが「デラニー&ボニー・ブラムレット」という白人夫婦。クリームでの人間関係に嫌気がさしていたEric Craptonは、2人のツアーに参加して本当に心癒される思いだったんでしょう・・・デラニー・アンド・ボニーのメンバーを引っこ抜いてDerek & The Dominosという覆面バンドを作ってしまいました。その代表曲がGeorge Harrisonの奥さんへの横恋慕を熱く歌った「レイラ」です。結局彼は彼女を奪ってしまう訳ですが、基本的にそういうのがお好きな人なんですね。若きデュアン・オールマンを全編にフィーチャーしている点でも注目のアルバムですが、この中から「I Looked Away」・・・

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その、奥さんをとられてしまった元ビートルズのGeorge Harisson。その後も彼との親友関係は続いたと言うんですから、どんだけいい人なんでしょうか?その彼も、スワンパーの一人に数えられます。なんていっても、Derek & The Dominosのメンバーも全員参加し、3枚組ながらも全英・全米No1を記録した「All Things Must Pass」を作ったんですから。その中の一曲「Wah Wah」・・・オープニングのギターフレーズなんかはモロにスワンプなんですが、音造りはサスガにフィル・スペクター・・・まるで「Let It Be」の様です。ちょっと今回の番組では浮いてたかな?

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パート1最後は再び本場に戻って、Bonnie Raittさんに締めて貰いましょう。3rdアルバム「Takin My Time」・・・23歳の時ながら、ドスの利いた声は既にアネキの貫禄。プロデューサーで参加していたLittle Featのローウェル・ジョージと喧嘩して追い出しちゃったなんて武勇伝のオマケ付き。とはいえ、自身の豪快なスライドギターや、その他のLittle Featの面々が作り出すグルーヴィーな雰囲気は絶品。この中からオープニングの「You've Been In Love Too Love(愛に魅せられて)」を・・・

パート2では、少し面白い聞き比べを。
Rodstewrt 60000000buffalo

先月ご紹介した、白人女性のブルースシンガーとしてはパイオニアと言われるJudy Roderickが率いる60,000,000Buffaloというバンド。その唯一のアルバム「Nevada Jukebox」の中の「Maid Of Constant Sorrow」が気に入って何回も繰り返し聞いていたら、Rod Stewartのソロ第1弾アルバム「The Rod Stewart Album」に同じ楽曲が収められているのを思い出しました。コチラのタイトルは「Man Of Constant Sorrow(いつも悲しい男)」。歌詞が一人称なので、Judyが歌う際に「Maid(女)」に変えたのでしょう。

少しケルティック風味のあるバックにしみじみ歌うロッドと、カサカサに乾ききったサザンロックに載せてシャウトしまくるジュディ・ロデリック。どちらがお好きですか?

パート3では、ギター職人ことJeff Beckさん、7年ぶりのスタジオアルバム「Emotion & Commotion」をお送りしました。特に今回発売されたのが、スワンプ系アルバムを多数発売してきたATCOレーベルから・・・という因縁もありましたしね。
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どれだけ成功しても、3枚同じ傾向のアルバムは作らないJeff Beckさん。今回はオーケストラと共演し、演奏曲もジャスのスタンダードからオペラの名曲まで・・・という驚きの内容。その中から、最近人気の女性R&Bシンガー「Joss Stone」をフィーチャーした「There's No Other Me」でした。

21st Keynote、5月の放送は5月10日、夜9時から。次回は「風光る5月は若葉萌えるころ・・・ということで、エヴァーグリーンなアコースティックナンバー」を特集します。お楽しみに!

環境意識がついにここまで・・・(蒲野)

近所のコンビニに買い物に行った時、入り口に並べられたごみ箱に、この前まで見かけなかったものがあった。

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PETボトルのキャップを入れるバスケットです。しかも、もうすでに沢山入っている。

今まで、恥ずかしながらPETボトルはそのまま捨てていました。キャップとラベルは剥がすのが本当だと知っていても、他の人がしていないんじゃ仕方ないし・・・ということで。

でも、近所のコンビニでさえこういう動きが出始めたということは、すでに水面下では環境意識はかなり進んでいたと言えるんじゃないでしょうか。

軽いショックを受けた、日曜日の午後でした。

香川って女性シンガーの宝庫かも? ☆★蒲野★☆

先月は、「ありがとうキャンペーン」で高松出身のシンガーソングライター「舞子」さんをPick Upしてご紹介しました。彼女のピュアな歌声にもとても感銘を受けたのも記憶に新しい中、今日は別の素敵な女性シンガーとお会いしました。

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彼女の名前は「藤岡友香(ふじおか・ともか)」さんといいます。仁尾町出身の彼女は小学4年生の時から歌手になるのを決心し、高校卒業と共に渡米して、6年半オペラを学んだそうです。その表現力をしてTVのオーディション番組で優勝し、あのT-SQUAREとのコラボレーション企画を、2000人のライバルから勝ち取ったほどの歌の上手さ。

しかしそれだけじゃなくて、実際にお会いした彼女は「大人のムード」と「子供の無邪気さ」も持ち合わせている気がしました。この短い間に2人も有能なシンガーに出会うとは、案外、香川は「女性シンガーの宝庫」なのかも?

その魅力はこの↓動画に全て集約されています。



そんな彼女は、5月4日(火)、サンポートホール高松第1小ホールでコンサートがあります。クラシック~ポップスという幅広いジャンルで楽しめるコンサートになりそうです。詳しくは彼女のブログをどうぞ・・・

時代は巡る ☆★蒲野★☆

最近、娘が手塚治虫のブラックジャックにハマッている様で、家に帰るたびに図書館で借りてきた単行本やら中古で買ってきた文庫本が増えています。きけば、今クラスで流行っているんだとか。

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考えてみると、僕も中学時代「のらくろ」だとか、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズがクラス中で大流行したことがあります。その時代その時代、リバイバルする作品は少しずつ新しくなって、今の子達には手塚治虫がしっくりくるのでしょうか?

僕は、手塚治虫作品では、鉄腕アトムより断然ブラックジャックの方が好きです。鉄腕アトムが近未来を題材にした「問題提起型」ストーリーなのに対して、ブラックジャックは「金に汚い無免許医」でありながら、その実、法外な報酬をあっさり返してしまったり、成り行き上無料で手術してしまったり、結果的に患者を死なせてしまったときには人知れず苦悩したり・・・と、必ず最後はホロッとさせて終わる「ヒューマンドラマ」だからでしょうか。

そういうところに感じ入ってブラックジャックを読んでいるとすれば、今時の若い子たちも大したモノですね。

「気分はもう吉村作治」 トリノ・エジプト展 ☆★蒲野★☆

3日、ツタンカーメンが神戸に来るというので、家族と行ってきました。

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ツタンカーメンと言えば、ルパン三世がかぶって取れなくなった黄金のマスク・・・それが見られるものと早とちりしたのは私の勝手ですが、本物のヒエログリフが描かれた陶板や精密に描かれた人型棺の模様を目の前で見られたのは、いい体験でした。特に展示のハイライトで、ポスターやパンフレットに載っている「アメン神とツタンカーメン王」の像は、見上げるようなサイズに圧倒され、その美しさにはしばし見とれました。

さて、今回の展示では子供達には簡単なパンフレットが配られ、見ているとそこそこ面白い。例えば、エジプト文字・ヒエログリフについての記述・・・
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これを見て思ったのは、「ローマ字と一緒なのね?」・・・

「は」と「か」の右側は、同じ大きな鳥、「く」「ぶ」「つ」では同じ小さな鳥の絵。つまり、母音の「a」は大きな鳥、「u」は小さな鳥と想像出来ます。また、「く」「か」の左の絵は同じ三日月のような形に、米粒がついたような絵・・・これが子音の「k」、となれば、ラーメン鉢の模様の出来損ないのような絵が「h」、足の絵が「b」、「ん」は波模様・・・と。

う~ん、19世紀、考古学者シャンポリオンが解読したヒエログリフは実はこんなに単純だったなんて初めて知りました(勿論、言語として意味が判るかどうかは別の問題ですが)。

恐るべし、子ども向けパンフレット!

21stKeynote 選曲中!☆★蒲野★☆

ただ今、蒲野の唯一のレギュラー番組「21stKeynote」選曲中。これまでオンエア情報を出すところがなかったので、Blogも出来たことだし、ここで書きますか?

2010年4月12日(月)21:00~21:55
テーマ:スワンプロック特集

オンエア予定アーティスト
Jesse ”Ed”Davis / Donnie Fritts / Jeanie Greene / 60,000,000Buffalo / Rita Coolidgeほか

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上のアルバムジャケットは、60年代、白人女性としてBlues、Swampを歌った先駆けと言われるJudy Roderick嬢が率いる60,000,000 Buffalo唯一のアルバム「Nevada Jukebox」です。最近、蒲野の室内・社内ヘビーローテーション中。

かなりレアな作品らしいですが、ここ数年「Collector's Choice Music」という復刻専門レーベルが出来まして、かなりその道のファンを喜ばせている様子。リスト中のJeanie Greeneもその一枚。

こんなレーベル出来てしまったら、お金がナンボあっても足らんがな!

初ブログは「食いモンネタ」から ☆★蒲野★☆

いよいよ、FM香川のパーソナリティ日記もBlog化されました。PCからも写真入りでごらん頂けるようになり、はりきってアップしていきますのでお楽しみに。

さて、楽しみにしていた・・・と言えば、ニジュウマルな放課後Xでご紹介したコンビニおむすび「豚Pカレー」!これは「第5回かがわの高校生ビジネスアイデアコンテスト」で優勝した飯山高校生の作品とサークルKサンクスさんがコラボレーションし商品化されたもので、お料理とは無縁の男子5人が試作に試作を重ねて作りました。

綾川町の建築会社の社長が地元素材にこだわって作った「焼き豚P」を大胆に使いつつも、若者の好きなカレー味を組み合わせて、他のコンビニおむすびとは一味違う商品が完成。

とにかく苦労したのは「コスト意識」だとかで、オカピと一緒に取材に行ったときも、いかにも今風の男子達が1円だの10円だので目をキラキラさせつつ語ってくれたのが印象的でした。(記事はコチラ)残念ながら取材時にはまだ発売されていませんでしたが、この程ついに食するときがやってきました。ジャーン!!

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食べてビックリ、真ん中から噂の豚Pがゴロゴロ・・・

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トロンと甘いタレを纏った豚Pと、鼻をくすぐるカレーの香り・・・食べた後も暫く残る甘辛い味。満足度の高い逸品ですよ~。期間限定なのでお急ぎあれ!

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